※この作品はR-18です。

ブロントさんがギルデンスターンを倒してしまったようです   作:よしむら

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第十四話「ナシュブロ馬鹿にする気?そうならあんたもうワインドウェッブ!」

 グルッペン城。

 実はこの城には賢王とその他一部の者しか知らない秘密の地下室が存在する。

 当然入れる者も限られるこの場所に…今、賢王の他、ラルス、ルヴィッサ、ブロントさんが入ってきていた。

 さらに…

 

「ラルスさん!無事で良かったです」

「おひさしぶりですね、ラルスさん、ブロントさん」

 

 どういうわけかハグロフスとその娘クリスティンの姿まである。

 

「なんでこの二人までいるの?」

「私が呼んだのだ。これからする事には優秀な魔導士が必要なのでな」

 

 当然の疑問を口にするルヴィッサだがそれには賢王があっさり答えた。

 

「これからする事って…」

 

 ルヴィッサは視線を地下室の中央の床に向ける。

 そこには…

 

「ここにあるコレと関係するわけ?」

 

 大きな魔方陣が床に描かれていたのだ。

 これを見たブロントさんはピンと思い当たる。

 

「ほむ。王様にとって痔は職業病だからよ。この魔方陣の治癒効果で痔を治しているんじゃにいのか?」

「どこの魔法陣グルグルよ!!あんたは黙ってなさい!!」

「…また喧嘩になるといけませんから早く説明お願いします」

「うむ…」

 

 ブロントさんとルヴィッサが喧嘩を始める前にハグロフスが賢王に話を進めるよう促した。

 

「これは夜の国へ行くための“魔法陣”だ」

「夜の国へ?」

「そうだ。ここまで深くこの世界に夜の国が入り込んでしまった以上、それを進めている最も魔力の高い夢魔…あのエストという夢魔を魔王の力で倒す他ない。それには我々が直に夜の国へ乗り込む必要があるのだ」

 

 そのためにハグロフスの魔術が必要になる、というわけである。

 しかしここでルヴィッサが疑問を投げかけた。

 

「でも、今寝ちゃってる人達はもう夜の国にいるんでしょう?私達も一緒に寝ちゃえばいいんじゃないの?」

「その方法で夜の国に行くには魔王の力を手放さなければならないので意味がない。それに眠りとは我々の精神が限りなく無防備になる世界。魔王の力どころか夢魔を倒すという意志すら保てるかあやしいだろう」

 

 そこまで言って賢王は魔法陣に目をやった。

 

「この魔法陣は夜の国とこの世界を魔力で繋げるためのもの。これを発動する事が出来れば覚醒した意識と力を持ったまま夜の国へ行く事が出来るのだ」

「なら早く行くべきそうするべき!」

「慌てるな。これから準備が必要だ。私とバーンズ卿(ハグロフスのこと)は魔法陣を発動させるための魔力を蓄える。ラルス、そしてブロント。二人には発動のための触媒となる秘薬を手に入れてきてほしい」

「ほう、ナイトにクエストの依頼とはお前はなかなかわかっているようだなジュースをおごってやろう」

「ち、ちょっと待って!?なんでこいつまで一緒に行くの!?」

 

 ブロントさんが同行する事にルヴィッサが猛反発するが、これに賢王は冷静に言い返す。

 

「ブロントよ。そなたが魔王城であのエストという夢魔と話していた事、私も聞いていた。夢魔に対して強い耐性を持つそなたはこの戦いにおいて頼もしい戦力となり得る」

「…そんな簡単に信用しちゃっていいの?」

「今何より優先すべきは夜の国の侵食を止める事だ。打てる手は全て打っておくべきだろう。ブロントよ、どうかラルスを手助けしてやってほしい」

「任せるべき。ナイトは最強の挑発の持ち主なので後衛にタゲが行く事はないので後衛も本気の力が出せる」

「…足だけは引っ張らないでちょうだいよね」

 

 ブロントさんの同行についてはしぶしぶだが納得した様子のルヴィッサ。

 しかしまだ言いたい事があるのか、今度は魔法陣の方に目を向ける。

 

「ところで…この魔法陣、随分古いものよね?なんでこんなものが準備してあるの?それにさっき説明してくれた事といいかけらの事といい…どうしてそんな事知ってるの?」

 

 ルヴィッサの質問に表情を曇らせる賢王。

 しばし沈黙した後、ゆっくりと賢王は口を開いた。

 

「…これを最後に使ったのは私と私の友だからだ」

 

 賢王はゆっくりと、重い口調で話し続ける。

 その雰囲気に一同も息を飲む。

 

「夢魔が最後にこの世界に現れたのは文献にあるような大昔ではない。つい最近…そう、十五年前のことだ。現れたのはごく僅かな数で気づく者もほとんどいなかった…だが奴らは友の恋人を犯し…そればかりか彼女を夜の国へ連れさらってしまった。私達は魔王とその力の事を調べ、ひとそろいで封印されていたかけらを手に入れ、この魔法陣を用い夜の国へと向かった…魔王の力で夢魔は倒され、この世界に入ってくることも出来なくなった。しかし…我が友もまた…人の姿で戻ってくる事はなかった…」

 

 そして、賢王はとんでもない事実を口にした。

 

 

 

「友の名はフランツ・ギルデンスターン」

 

 

 

 聞き覚えのある名前に全員が衝撃を受ける。

 なんとか口を開いたのはハグロフスだった。

 

「ギルデンスターン…まさか…」

「そうだ…魔王ギルデンスターンの…かつての姿だ……友は結局恋人を助ける事が出来なかった。奴はそれまで全てのかけらを手にしながらも人の姿と意識を保っていたが恋人を失った絶望が魔王の力を呼び覚まし…夢魔を消し去り同時に友を魔王にした…」

「おいィ…俺がバラバラに引き裂いた汚い魔王が拳王のフレだったとは…想像を絶する申し訳なささがブロントを襲った」

「それは構わぬ。むしろ変わり果ててしまった友を止めてくれて感謝しているよ」

 

 賢王はふっとラルスの方を振り向くと真剣な様子で話しかける。

 

「ラルス…似てるのだ。お前とギルデンスターンは。だからこの戦いにはお前を関わらせたくなかった。お前が第二のギルデンスターンになってしまうのではないか…私はそれを危惧していたのだ」

 

 ラルスも重い表情でその言葉を受け止める。

 かつて憎んだ魔王が今の自分と似た境遇だったと聞かされては無理もない。

 

「でも…それじゃやっぱり夢魔を倒すには誰かが魔王にならなきゃいけないんですか?」

「それはかけらを持つ者次第だ。ギルデンスターンが魔王と化したのは恋人を失った悲しみで心が魔王の力に負けてしまったからだ」

 

 クリスティンの質問に答えた賢王は魔王城でかけらを使おうとして失敗した事を思い出す。

 

「私はこのかけらの力を完全に引き出す事すら出来なかった…ギルデンスターンに嫌われてしまったのかもしれんな。そうだろう『使い魔』よ」

「なんで私にふるのよ?」

 

 唐突に話をふられてルヴィッサが困惑するも、賢王は話を進める。

 

「お前はギルデンスターンの意志の一部であるはずだ。自覚はないのか」

「わかんないわ、私…でも私は私よ」

「だがお前がラルスを選んだ事には意味があるはずだ」

「………」

 

 賢王の指摘に黙ってしまうルヴィッサ。

 自分でもどう答えていいかわからないのだろう。

 

「…ちょっとわずかに衝撃的な発言があったけどよ。ここまで来た以上ラルシは止まれない!止まりにくい!」

「…そうだな。もうこうなった以上は…賭けるしかない。ラルスに」

 

 ともかく、まずは夜の国に行くための準備をしないと話にならない。

 当初の予定通り、ラルスとブロントさんはこの魔法陣を使うために必要な触媒を取りに行く事となった。

 

 

 

 

 

 ロドヴィン火山。

 グルッペンの北に存在するこの場所に触媒を求めてやってきたブロントさん達。

 その道中でも夢魔が襲ってきたがこれはラルスが撃退する。

 

「ラルシ…一つ聞きたいんだが?」

 

 夢魔を撃退したラルスに一つ疑問を感じたブロントさんが話しかけた。

 

「おもえ以前俺に夢魔との戦いを見られるのは恥ずかしい系の話をしたはずなんだが…もうそれはいいんですかねぇ?えっ?『いつもルヴィッサに見られているし、魔導院に行く時はクリスティンにも見られてた。もう慣れた』?…お前…それでいいのか…」

 

 遠い目をしながらそう語るラルスにブロントさんはラルスの性癖がおかしな事になりはしないかと心配が鬼になった…

 

「そんな事言ってる場合じゃないでしょ!私達がここに来たのは『ビトルの炎』を手に入れるため!まずはこの山の中腹にある『火の池』で火種を手に入れなきゃいけないんだから!」

「ほむ。見事な説明セリフだと関心はするがどこもおかしくはない」

 

 そんな話をしながら、一行はまず『火の池』に到着。

 ここまでは順調な流れである。

 

「ラルス、『トネリコのたいまつ』をここで」

 

 ハグロフスから預かったアイテムをラルスが火の池にかざした。

 すると…

 

「ィヤッホォ!!」

 

 突然『火の池』の中から小柄な人型の生物が飛び出してきた!

 

「何いきなり話しかけてきてるわけ?」

「おいおいせっかく出てきたのにご挨拶だな!まぁいいや。オレはビトル!用件はわかってるぜ!夜の国へ行きてぇんだろ?じゃあ早速オレを山頂まで連れてってもらおうか!」

 

 ここでルヴィッサはグルッペンでハグロフスから聞いていた説明を思い出す。

 

「確か聞いた話では…あんたをここの山頂の火口に投げ込めばいいんだっけ?」

「あぁそうだ。だが時間が経つとオレの魔力も弱まっちまうから注意してくれよな!そうだな、山頂まで10分で着けばなんとか間に合うかな」

「9分でいい」

「減らすな!」

 

 

 10分以内に山頂へと向かう時間制限ミッションに挑むブロントさん達。

 当然急いで山頂へと向かうのだが、その途中の洞窟で…

 

「オゥオゥ!なんだかずいぶんたくさん夢魔がいるな!こっちから夜の国に行ってやろうってのにせっかちな奴らだぜ!」

 

 大勢の夢魔が待ち構えていたのだ!

 ラルスの今の実力なら勝てる夢魔ばかりだが…時間の限られたこの状況でこれはまずい!

 

「この急いでる時に…」

「ラルシ、ここは俺に任せてくれ」

 

 そこで前に出てきたのはブロントさん。

 一体何をする気なのかルヴィッサは怪訝な表情を浮かべる。

 

「何をする気?」

「あいつらは俺が引き付ける。その間にお前ら山頂にカカッっととんずらすろ。わかったな?」

「…大丈夫なんでしょうね…」

 

 不安になるルヴィッサだが賢王は信じて同行させたのだと思い、ここは任せてみる事に。

 

「敵のタゲ取りはメイン盾の役目。お前らそこでよく見ておくべき」

 

 ラルス達が一旦下がって物陰に隠れたのを確認したブロントさんは大勢の夢魔達に向かって思い切り叫んだ!!

 

 

「来いよ夢魔ども!衣服なんか捨ててかかって来い!!」

「野郎、イかせてやるー♪」

 

 

 ブロントさんの挑発にのって夢魔達がいっせいにブロントさんに向かってきた!

 すぐさまブロントさんはその場から逃走し、夢魔達もそれを追いかけていく!

 あっという間に大勢いた夢魔達はその場からいなくなってしまったのである。

 

「…助かったけど…何この納得いかない気持ち…あんなのに釣られる夢魔って…」

 

 ルヴィッサはすごく複雑な気分だが、ともかくこの隙にラルス達は山頂へと向かっていった。

 

 

 

「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

 山道を走り続けるブロントさん。

 その後ろからは大勢の夢魔達が追ってくる!

 

「とにかく今はこいつらをラルシから引き離すべき!」

 

 その思いでブロントさんは必死に走った。

 そして最終的にはどこかで夢魔達をまくつもりだった。

 以前魔王城から逃げた時は夢魔を振り切った経験がブロントさんに自信をつけていたのだ。

 だが…

 

「《ワインドウェッブ》」

「オウフ!」

 

 足に糸をひっかけられて転ばされてしまい、またしてもブロントさんは地面に顔をぶつけるハメに。

 

「おいィ!このパターンこれで3回目なんですがねぇ!?」

 

 起き上がると目の前には6本腕の金髪の夢魔の姿。

 ナシュと同じ蜘蛛系夢魔のシェロブ、ブロントさんを転ばせた張本人である。

 

「捕まえた…もう逃がさないわよ…」

 

 シェロブが6本の腕を伸ばしてブロントさんに襲い掛かろうとしたその時。

 

「私が相手になってあげるわ」

 

 ナシュがブロントさんをかばうようにシェロブの前に現れた!

 

「ブロントさん、助けてあげる~」

「力、貸してやるぜ?」

 

 続いてメローナとストゥーナも現れブロントさんの援護にまわる。

 

「きた!仲間きた!メイン仲間きた!これで助かる!」

「…ただ今回は大人数だよ~」

 

 シェロブ以外にも続々とブロントさんの元に集まってきている大勢の夢魔達。

 もはや逃げ場はどこにもない。

 

「さすがにこの状況から逃げるのは無理よね…」

「もう覚悟決めて相手をしてやるしかないなこりゃ」

「大丈夫よ~アタシ達も手伝うから~ブロントさん頑張ろう~」

「…hai」

 

 ブロントさんはどこにも逃げられないプレシャーを背負う事になった。

 

 

 

 

 

 カカッっと一時間後。

 

「こ、ここまで来たら大丈夫なんじゃないかな?(希望)」

「まぁ当分は追ってこないだろうな」

 

 なんとか全ての夢魔をイかせきったブロントさんは、イかされた夢魔達がまた起き上がってこないうちにあの場を離れてとりあえず安全な場所まで移動していた。

 

「ブロントさん…なんだかんだでレベル上がってんだな、オレ達も手伝ったとはいえあの人数相手に耐え切りやがった」

「それほどでもない」

 

 大勢の夢魔達を相手にするのは大変だったが、夢魔達のレベルがけっこうピンキリで比較的弱いのも混ざっていたのは幸いだった。

 仲間達も手伝ってくれたおかげもあって、なんとかこの局面を乗り切ったのである。

 大勢の夢魔達が一人残らずイかされてぐったり倒れる様はなかなかに壮観だったとストゥーナは思った。

 

「ブロントさん、ここでしばらく休んでいきな。オレ達もちょっと疲れたし、休ませてもらうぜ」

「また何かあったら呼んでね~」

 

 そう言ってストゥーナとメローナは姿を消す。

 だが…まだブロントさんのそばに残っている者がいた。

 

「おいィ?どうすたマシュ?お前は休憩しにいのか?」

「あぁ…休憩はするわよ。でも別にそばにいるくらいはいいでしょ?」

「いいぞ」

「やっと許しが出たか!」

 

 一人、ナシュだけは姿を消さずブロントさんの隣に座り込んだ。

 

「ねぇ…ブロントさん」

「何か用かな?」

「私…どう?あなたの役に立ってる?」

「おいィ?お前が何を言ってるのか理解不能状態」

 

 ブロントさんに話しかけてきたナシュ。

 しかしその態度はいつになく弱気だ。

 

「はっきり言うけど私達4人のメンバーの中で、一番レベルが低いのは私なの。さっきの大勢の夢魔の相手だって、みんなで手分けして夢魔をイかせたけど…イかせた人数、私が一番少なかったわ」

「別に人数を競ってたわけではにいんだが?」

「能力面にしたって…私は拘束技が得意だけどそれならストゥーナのペトラアイズの方が強力だし…」

「それならお前には6本腕という名実ともに唯一ぬにの特徴がある(リアル話)」

「その6本腕のせいで私どうしてもマニア向けの夢魔だし、体験版にしか出ないから知名度も低いし…」

「………」

「なんかね…もう私いらないんじゃないかなって…」

 

むにゅっ

 

「きゃっ!?」

「ネガは止めろと言っているクモ!!」

「えっ、なんでいきなり胸触ったの?」

「…本当はメガトンパンチにしたかったがお前らには攻撃効かないからこんな触り方しか出来ない感。それより…」

 

 珍しく本気で怒った様子でブロントさんはナシュと顔を向き合わせた。

 

「わがまま言って俺についてきたお前が今更何バカな事言ってるわけ?」

「そ、それは…」

「俺はよ、お前が役に立つから一緒にいるわけじゃにい。お前が俺の大事なフレだからなんですわ?お?」

「フレ…友達?」

「そうだ。フレと一緒にいたいと思うのは当然に決まっている」

「ブロントさん…」

 

 真剣にナシュを見つめるブロントさんの表情に、ナシュはしばし見とれ放心する。

 

「ナシュ?どうすた?俺の話聞いてるんですかねぇ?」

「えっ…あっ!大丈夫よ!!」

 

 ブロントさんの呼びかけで我に返ったナシュ。

 若干顔を赤くしながらも、元気は戻った様子だ。

 

「ごめんなさいブロントさん。私とした事がちょっと弱気になってたわ」

「ほむ。やはりネガよりやはりポジだな…今回のでそれが良くわかったよ>>ナシュ感謝」

「礼を言うのは私の方よ、ありがとうブロントさん」

「それほどでもない」

 

 いつもの調子を取り戻したナシュにほっと安心したブロントさん。

 そこにナシュが6本の腕を絡ませてブロントさんの体を抱き寄せる。

 

「おいィ?」

「ふふふ♪さっき胸触ってくれたお返し♪」

「おいィィィ!!俺は今休憩中なんだが!?」

「けどブロントさん、さっきあんな大勢の夢魔を相手にしたのに結局一度も出してないでしょ?まだ興奮おさまらなくて、けっこうつらいんじゃない?」

「…そんな事はにいぞ?」

「ふーん…ところでブロントさん」

「何か用かな?」

「もう落ち着きましたか?」

「すごく落ち着いた^^」

「そうですかありがとう大きいままおさまらないペニスすごいですね」

「それほどでもない…おいィ!?」

「やはりやせ我慢だった!しかもペニス大きくしたままなのに謙虚にそれほどでもないと言った!」

「いや今のハメでしょ?俺のシマじゃ今のノーカンだから」

「はいはい無理しないの。一回私の体で出しておきなさい♪」

 

 

 

 下半身の鎧を半脱ぎにして、ブロントさんのペニスを露出させる。

 いまだ勃起したままおさまらないペニスにナシュが手を伸ばしてきた。

 

「私の手でしごいてあげる」

 

 ナシュの手が優しくペニスを握り、ゆっくりと上下に動き始める。

 それだけでプロントさんは快感を感じていた。

 

「手でしごかれるのもけっこう気持ちいいでしょう?ほら、今度はこっちの手で…」

 

 ペニスをしごく手が離れたかと思うとナシュの別の手が新たにペニスを握ってくる。

 今度はさっきより少し強くしごいてきた。

 

「どう?さっきの手とどっちが気持ちいい?」

「それは…うぅっ…」

「ふふふ。まだ私の手は4本も残ってるわよ♪」

 

 しばらくしてまたペニスから手を離すと別の手でペニスをしごく。

 そんな事をご丁寧にもナシュは6つの手全てで繰り返した。

 しかも全ての手でしごき方を変えるという徹底振り。

 

「おいィ…」

「もう出したい?そうね…もうそろそろ…」

 

 ナシュは衣服の股間部分をずらしてアソコだけを露出させる。

 

「入れてあげる…♪」

 

 ブロントさんのアソコに腰をおろすナシュ。

 二人は対面座位の形でつながった。

 

「ぐぉぉぉ…」

「あんっ…ブロントさん…いつもより大きくなってない?私の手でしごかれて興奮しちゃった?」

「…むむむ」

 

 黙ってしまうブロントさんだが顔を少し赤くしてるあたり図星のようだ。

 

「あぁんっ!もう、また胸触って…」

 

 図星をつかれたお返しかブロントさんはナシュの胸を服の上から揉んできた。

 

「別にいいわよ。もっと触って…」

 

 そう言われて、ブロントさんの手がナシュの胸を続けて愛撫する。

 さらにナシュの体をぎゅっと抱き寄せて唇も重ねてきた。

 

「んちゅっ…んんっ…」

 

 キスされながら胸も愛撫され、ナシュは快感を感じている。

 さらなる快感を求めてナシュの腰がペニスをくわえたままいやらしく動き始めた。

 

「おいィ…」

「気持ちいいかしら?我慢なんてしなくていいのよ、私の中でイってちょうだい」

 

 ナシュのアソコにペニスをしごかれ、ブロントさんは大きな快感に悶えている。

 だがブロントさんも負けずに下から腰を突き上げてきた。

 

「んあぁっ!それっいいっ!あっ、あぁっ!!」

 

 連続で強く突き上げられ、同時に胸も愛撫されるナシュ。

 強い快感を受けてナシュは激しく喘ぎ始めた。

 

「気持ちいいっ!ブロントさん、また上手くなってるぅ」

「…ナシュも、初めて会った時よりレベルが上がってる感(リアル話)」

「ホントに?嬉しい…私頑張る…もっとレベル上げて…もっとブロントさんを気持ちよく出来るようになるから…」

 

 ナシュのアソコがさらにきゅっと締まり、腰の動きが激しくなった!

 

「ぐぅっ、おおっ、おおぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

 ブロントさんの腰の動きもさらに激しさを増し、胸を愛撫する手にも力が入る!

 互いに強い快感を送りあい、いよいよ二人に限界が近づいてきた!

 

「イっイくっ!私もうイっちゃう!!お願い!ブロントさんも!私の中で!いっぱいイってぇぇぇぇ!!」

「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

 ついにブロントさんは射精し、ナシュの中に精液を注ぎこむ。

 同時にナシュも絶頂に達し、満足そうな表情でブロントさんに抱きついてきた。

 

「はぁ…はぁ…ブロントさんをイかせてあげるつもりだったのに…私までイかされちゃったぁ…」

「ナシュが満足したなら俺も嬉しい(本望)」

「ふふふ…ありがとう、さすがにナイトは格が違ったわ」

「それほどでもない」

 

 

 

(最初は精が欲しいってわがまま言って強引についてきた私…)

 

(けれど…今は精が欲しいだけじゃない…本気でブロントさんの役に立ちたい…)

 

(こんな私を友達だと言ってくれたブロントさんのために…)

 

(私も…もっと強くなる!)

 

 

 

【ナシュのレベルが上がった!】

 

 

 

 

 

 お互い衣服の乱れを直したところでブロントさんが立ち上がった。

 

「さぁ、そろそろギルッペンに戻るべき。恐らくもうラルシ達は目的を果たして戻ってるんじゃないかな?まぁ一般論でね」

「そうね、じゃあ早速山を降りて…」

 

 ナシュがその言葉を最後まで言う事はなかった。

 

 歩き出そうとしたブロントさんが突然その場に倒れたからだ。

 

「ブロントさん!?」

「どうしたのブロントさん!?」

「何があった!?」

 

 この事態にメローナとストゥーナも慌てて姿を現す。

 倒れたブロントさんは起き上がろうとするが力が入らないのか上手くいかない。

 それどころか意識まで朦朧としてきた。

 

「おいィ…なんだ急に襲ってきた>>スイマー」

「睡魔…ブロントさん、眠いの?」

「それってまさか…」

 

 そう、今この世界は夜の国の侵食を受けている影響で、世界各地で次々と多くの人が突然眠らされ意識が夜の国に連れ去られている。

 夜の国に耐性のあるブロントさんは長く耐える事が出来たが…いよいよ限界が来たのだ。

 

「これ絶対忍者の仕業だろ…汚いなさすが忍者きたない……」

「ブロントさん!?ブロントさーん!!」

 

 仲間たちの呼びかけもむなしく、ブロントさんの意識はついに途絶えてしまった…




キャラ解説
【ハグロフス】
 リスヴェグ共和国の統主で同国一の魔術士。
 留守中に奥さんが魔王の攻撃で死んだ事が原因で娘のそばを離れたがらない。
 しかし作中での描写は親バカな一面が多く、ちょっとネタキャラっぽい気もする。
 十話の魔導院編ではストーリーの展開に悩んだんですが
 ハグロフスの存在を組み込む事でなんとか思いつきました。
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