※この作品はR-18です。

ブロントさんがギルデンスターンを倒してしまったようです   作:よしむら

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第十六話「ストゥーナのテンションが有頂天になった。このテンションはしばらくおさまる事を知らない」

 ニョールの町。

 夜の国の中でも特に深い場所にある町。

 

「ついにここまで来たな。来たくて来るんじゃない来てしまう者がナイト」

 

 ブロントさんはなんとかこの町までたどり着き、休息をとっていた。

 そこで今一度、オーリョースの町で見つけた手紙を取り出し、文章を再確認。

 手紙にはこう書かれている。

 

 

 

『アタシは夜の国の奥で待っているわ。ブロントさんにその気があるならいらっしゃい。そこで魔王城での続きをしましょう。 ―エスト』

 

 

 

「エsyト…!」

 

 手紙の送り主はエストで内容は実に挑発的だったが、向こうから居場所を教えてきたのはある意味でラッキーだった。

 そうしてブロントさんはエストのいる場所を目指して、この町までやってきたのだ。

 ここまで来ればもうあと少しでエストに会える。

 

「むむむ…落ち着かにい…」

 

 いよいよエストとの決着の時が近づいているのを感じて、どうにも落ち着かないブロントさん。

 気を紛らわせようと町中に散歩に出かけていった。

 

 

 

 

 

「はぁ…」

 

 一方その頃。

 別の場所でストゥーナは物思いにふけって、ため息をついていた。

 

「オレは…結局どうしたいんだろうな…」

 

 

 

『ブロントさんをアタシ達の仲間にして…いっぱい、いっぱい、楽しめばいいじゃない…』

 

 

 

 魔王城でかつてエストに言われた事…それがいまだにストゥーナの心に残っていた。

 

(ブロントさんは…友達。よし、そこはもうはっきりしてる)

 

 だが…最終的にブロントさんをどうしたいのか…

 

(エストの言った通り…ブロントさんをオレ達の仲間にする…?)

 

 確かに夢魔的には悪くない選択肢ではある、しかし…

 

(何か…はっきりとはわかんねぇけど何かが違う気がする…でもそれがわかんねぇ…)

 

 ストゥーナは心に何かがひっかかり、心に迷いが生じていた。

 

(ステラとヤりあうって時…オレは迷っちまった。オレより格上のあいつを相手にしてまでオレは何をしたいのか…わからなかった)

 

 だからステラへの責めが他の二人より少し遅れてしまったのだ。

 

(メローナとナシュは全く迷わなかった。きっとあいつらはもう答えを出したんだ)

 

 ステラ戦における仲間二人の迷いのない行動からストゥーナはそう感じていた。

 

(オレだけか…まだ覚悟が決まってねぇのは…)

 

 そして現時点での自分の状況にストゥーナの気持ちは落ち込んでしまう。

 

(今のオレじゃエストの相手はできねぇ…また足を引っ張っちまうのがオチだ…)

 

 いっそ後はメローナとナシュに任せてしまおうか…そんな風に考えていたその時。

 

「ニャ?あいつは…」

「こんな所で何してるのかしら?」

「ガゥゥ?」

 

 物陰から何者かの声が聞こえてきた。

 

「誰だっ!?」

 

 すぐにストゥーナは声のした方に振り返る。

 するとそこにいたのは…

 

「ニャ!?見つかったニャ!?」

「いや、別に隠れてたわけでもないんだけどね…」

「ガゥゥゥゥ!!」

「なんだ、お前らかよ…」

 

 エルヴィンの仲間の夢魔。

 バンダースナッチ、ジャブジャブ、ジャバウォックの3人だった。

 

 

 

「お前らなんでこんな所にいるんだよ?」

「あたしらも夢魔だニャ。夜の国にいたって何もおかしくないニャ」

「ご主人様がこっちに飛ばされたからね、追いかけてきたのよ」

「ガォン!」

「ご主人様っつーと…魔王城でお前らをけしかけてきたあの槍男か?」

 

 こくこくと頷く3人。

 そこでふとストゥーナは気になった事を3人に聞いてみた。

 

「なぁ…お前らとそのご主人様ってどういう関係なんだ?」

「なんでそんな事聞くのよ?」

「いいじゃねぇか。減るもんじゃねぇし教えてくれよ」

「ふぅん、まぁいいけど」

 

 3人の話した内容は以下の通りだった。

 エルヴィンは魔王のかけらの一つ、『槍』のグングニルの力で彼女達3人を支配していた。

 悪い言い方をするならぶっちゃけ洗脳していたのである。

 そして魔王城でブロントさんと会った後、今度はラルスと遭遇。

 ラルスの持ってる魔王のかけらを奪おうと3人をけしかけたが…結果は敗北。

 しかもラルスのもってる魔王のかけらの影響で3人は一度完全消滅しかけた。

 だがそこでラルスはかけらの力をあえて弱めて3人を助けるという行動に出る。

 敵の命まで救ったラルスにエルヴィンは敗北を認め、グングニルをラルスに渡した。

 その時点で3人の洗脳は解除され、エルヴィンに襲い掛かる…かと思いきや、彼女達はそれまで同様にエルヴィンを「ご主人様」と慕い続けた。

 そうしてそれ以後も彼に従い続け…現在に至る。

 

「…ちょっと待て。なんでお前らその…かけらの影響がなくなっても…あの男に従ってんだ?」

 

 やはりそこが一番気になったストゥーナ。

 率直にその疑問を3人にぶつけてみた。

 

「かけらの力がなくなっても、ご主人様が大好きだって気持ちは変わらなかったのニャ」

「つまりこの気持ちは紛れもないアタシ達の本心。だからアタシ達はその思いのままに行動するのみよ」

「ガウッ!!」

 

 3人はそう迷いなく言い切る。

 その堂々とした姿がストゥーナには少し眩しく見えた。

 

「…そうか…すげぇな、お前ら…」

「さぁ!次はあんたが話す番だニャ!」

「えっ」

「あんたとあのナイトはどういう関係なのよ!!話しなさい!!」

「ちょ、ちょっと待て。なんでオレがそんな事を…」

「アタシ達は話したわよ!!あんたも話さないと不公平でしょ!!」

「ガウウウウウッ!!」

 

 3人の剣幕に押されてストゥーナはとても断れない。

 

「わ、わかったよ…ただあんまり期待すんなよ?」

 

 

 ストゥーナ説明中…

 

 

「…ってわけだ」

 

 ブロントさんと出会い、ここまで来た経緯を話したストゥーナ。

 3人はその話を聞き終わると、真剣な表情でストゥーナに話しかけてきた。

 

「…あんた達…もうすぐエストの所に行くのよね?」

「あぁ、そうだけどよ…」

「お願いニャ!なんとかして…エストを止めてほしいニャ!」

「はぁ!?なんでそんな事を…」

「さっきも言ったけど…ご主人様も眠った状態でこの夜の国に来ているの」

「…ってことは…」

 

 そう言われてストゥーナはピンときた。

 夜の国では普通の人間は現実と同じ精神状態を保てない。

 恐らく今エルヴィンもそういう状態なのだろう。

 ブロントさんは本当に例外なのだ。

 

「あんた達がエストをなんとかしてくれればご主人様も元に戻るわ!」

「頼むニャ~あんた達が頼りニャ~」

「なんでオレ達に頼むんだよ…そういう話は勇者にしろよ。勇者はお前らのご主人様の友達なんだろ?」

「勇者はともかく、勇者の仲間の女の子は夢魔嫌いだから話になりそうもないニャ…」

「その点あんた達なら、人間と夢魔のPT同士、話がわかると思って…」

「…確かにそれはちょっとあるけどよ」

 

 だが迷いを抱えた今のストゥーナはなんと答えていいかわからない…

 そこでストゥーナは…

 

「なぁ…お前らは…そのご主人様を夜の国に引き込んで…ずっと一緒にって…考えた事はあるか?」

 

 かつて自身がエストに言われたのと似た言葉を、今度は彼女達3人に言ってみた。

 その言葉に彼女達は…

 

「うにゃ?そんなの考えた事もなかったニャ」

「アタシ達は大好きなご主人様のお役に立ちたい、それだけよ」

「ガウッ!!」

 

 これもまた迷いなく言い切った。

 ここまで言い切られるともはや感心するしかない。

 

「…いいな、お前らは。はっきりしてて」

「おかしな事聞くわね?あんたはあのナイトとそうしたいの?」

「…わかんねぇ」

「あたしは元のご主人様の方がいいニャ~」

「ガウウ…」

 

 

 

(………元の?)

 

 

 

 バンダースナッチが何気なく言ったその言葉。

 それがストゥーナの心にひっかかった。

 

(もしかして……そうか…!)

 

 ストゥーナの表情に笑みが広がっていく。

 

「わかったぜっ!!そう言う事かっ!!」

「ど、どうしたニャ!?」

「いきなり何叫んでるのよ!?」

「ガウウッ!?」

「あ、悪い…おい、お前!」

「ニャ!?あたし!?」

「感謝するぜ!おかげでやっとわかったからな!!」

「な、何がニャ?」

「後は任せな!オレ達でエストをギャフンと言わせてよ!ついでにお前らのご主人様も元の世界に返してやるぜ!!」

「ほ、ホントに!?」

「あぁ…もうオレは迷わねぇ!!」

 

 堂々と言い放つストゥーナ。

 その表情からははっきりとした「覚悟」が伝わってきた。

 

 

 

 

 

「アタシ達はそろそろご主人様のそばに行くわ」

「あとは頼んだニャ~」

「ガウウゥ」

 

 しばらく後、3人はそう言って去っていった。

 ストゥーナの覚悟に安心したのだろう。

 

「さて、と。それじゃ…」

「おいィ?シトゥーナこんな所にいたのかと驚きが鬼なる」

 

 この場から離れようとしていたストゥーナの前に突然、ブロントさんが現れた。

 

「ブロントさん!?なんでここに!?」

「いや、俺は落ち着かにいからちょっと散歩してただけなんですがねぇ…」

「そ、そうか…それならちょうどいいか」

「hai?」

「ブロントさん」

「何か用かな?」

「ヤらせろ」

「おいィィィィィィィィィィ!?まただよ(豪速球)!!」

 

 叫ぶブロントさんだったが速攻でペトラアイズで動きを封じられその場で押し倒される。

 

「安心しろ。この後エストとやりあうんだからな。影響は残さねぇよ」

「だからってなんでこうなるのか理解不能状態!!」

「単なる景気づけだ。細かい事は気にせず、お前はただ気持ちよくなれ」

 

 乱暴にブロントさんの下半身から鎧を引っぺがすと、ストゥーナは地面から少し浮き上がって、足をブロントさんのペニスに近づけた。

 

「そういや足コキはまだやった事なかったよな?」

「おいィ!?」

「悪いようにはしねぇよ、ほら」

 

 ストゥーナの足がぐにぐにとブロントさんのペニスを踏みつける。

 あくまで軽く踏みつける程度なので、痛みは感じずむしろ心地よくすらあった。

 

「うっ…」

「気持ちいいだろ…この足コキでいろんな世界の多くの男をイかせて来たんだぜ?」

 

 次第にむくむくと大きくなってきたブロントさんのペニス。

 それに合わせてストゥーナの足も、踏みつける動きからペニスを挟んでしごく動きに変わっていった。

 

「こうやって、挟んで…先から根元までしごいてやる…」

「うぉぉぉ…」

 

 ストゥーナの足の動きはだんだん早くなっていく。

 あまり早くすると痛くなりそうなものだが、そこは夢魔。

 器用な足さばきで、痛みなど微塵も感じさせない。

 

「うぅっ、うぁぁっ、がぁぁ…」

「おっと、これ以上ヤったらイかせちまうな」

「おいィ…?」

 

 ブロントさんがイきそうになったのを見て、ストゥーナはペニスから足を離した。

 いい所で快感が途切れ、ブロントさんが少し切なそうにストゥーナを見つめる。

 

「焦るな、こっちでちゃんとイかせてやるぜ」

 

 ブロントさんのペニスめがけてストゥーナが腰をおろしてきた。

 ストゥーナも興奮していたのだろう、すでにストゥーナのアソコは濡れていて、スムーズにペニスが挿入される。

 

「へへっ…遠慮なく出していいからな…」

 

 いやらしい音をたてながら、ストゥーナの腰が動き始めた。

 今にも射精してしまいそうな程ギンギンに大きくなったペニスがストゥーナのアソコで思い切りしごかれる。

 

「うおぁぁぁ…」

「んあぁっ…オレも…気持ちいいぜ…」

「…お…俺からもお返しなんだが?」

 

 そう言いながらブロントさんはストゥーナの体を抱き寄せ、口づけをかわす。

 

「んっ…ぷはっ。なんだよブロントさん、もう動けるようになったのか。だんだんペトラアイズからの復帰が早くなってねぇか?」

「それほどでもない」

 

 ブロントさんは腰を振ってストゥーナのアソコを突き始めた。

 すでにイきかけてるせいか、最初からけっこうハイペースだ。

 

「うあっ、あぁぁっ、そんなに、イきてぇか?ブロントさんよ」

 

 突かれながらも、どこか余裕のある態度を見せるストゥーナ。

 それを見てブロントさんは…ちょっとわずかにイタズラ心が芽生えた。

 

「えっ?ちょっ…」

 

 ブロントさんはストゥーナと繋がったまま、ストゥーナの体勢を強引に変えさせる。

 そうして先ほどまでの騎乗位から、後背位へと変えて後ろからストゥーナを突き始めた。

 

「おぃテメェ!何勝手に体位変えて…んあっ!」

 

 後ろから激しく突かれて、ストゥーナは快感に悶える。

 ストゥーナは基本的に責めるのが好きなので受けにまわるのは苦手なのだ。

 

「ふぁぁぁ!!バカ、乳首までいじんなって、あぁぁん!!」

 

 さらに後ろから伸びたブロントさんの手がストゥーナの乳首までつまんでくる。

 ただでさえ胸が弱いストゥーナにこれは効く。

 

「この…調子にのんな!!」

 

 しかしストゥーナもお返しにアソコの締め付けを強くした。

 当然快感も強くなりブロントさんはイきそうになったが、ここはぐっとこらえてストゥーナを責める!

 

「何我慢してんだよ、さっさとイけよ…んあぁっ!!」

 

 ブロントさんの責めでストゥーナもだんだん余裕がなくなってきた。

 

「はぁ、はぁん、早く、出せよ、オレの中で、出してぇんだろ?あぁぁぁん!!」

 

 なんとかブロントさんをイかせてやろうと、ストゥーナもアソコをぎゅうぎゅうと締め付けるが、ブロントさんは必死にこらえている!

 そうしているうちに、いよいよストゥーナが限界を迎えた!

 

「も、もうイくっ、オ、オレだけイかされてたまるかよっ、意地でも、テメェも、イかせてやるっ!!」

 

 イかされる直前、ストゥーナは尻尾をブロントさんの腰に巻きつけて引き寄せ、強引にペニスを中に突き入れさせた!

 そして完全にペニスがアソコに入った状態で思い切り腰を振るッ!!

 

「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

「イくぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」

 

 これが決定打となり、ついにブロントさんはストゥーナの中で大量に精液を噴出。

 それと同時にストゥーナも絶頂に達した。

 

「はぁ…はぁぁぁ…やっとイきやがった…お前、足コキでイきそうになってたくせに、なんで我慢なんてしたんだよ…」

「…これは景気づけ系の話だった感。ならストゥーナもイけば俺とお前の絶頂が両方備わり最強に見える」

「意味わかんねぇよ!…まぁいいけど」

 

 相変わらずツッコミが強いストゥーナ。

 だがその表情からはなんだかんだで楽しそうな様子が伺えた。

 

「さぁ、オレの用はこれだけだ。もうすぐ決着をつける時がくる…あとは出発までゆっくり休みな」

 

 ストゥーナそう言ってその場から立ち去ろうとする。

 そこへブロントさんは声をかけてきた。

 

「ストゥーナ…何かあったか?ちょっとわずかに見ない間にお前変わったような気がするんですがねぇ?」

「…さぁて、な」

「おいィ?」

 

 ブロントさんの問いをはぐらかしてストゥーナは姿を消す。

 その態度にブロントさんは首をかしげていた。

 

「むむむ。何故だかミステリーを残された感」

 

 

 

 

 

(最初は単にメローナに付き合ってやっただけが…)

 

(いつの間にか友達だって言えるくらい大きな存在になりやがった…)

 

(もう答えは出た。あとはエストを止めるだけ)

 

(悪く思うなよエスト。今回ばかりはお前の邪魔をさせてもらうぜ!)

 

 

 

 

 

【ストゥーナはレベルが上がった!】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 夜の国、最深部。

 その場所で、一人待ち続けている夢魔がいる。

 言うまでもなく、エストの事だ。

 

「……来たわね」

 

 エストが妖しい笑みを浮かべる。

 たった今、エストの前に待っていた人物が現れたのだ。

 

「俺、参上!なんだが?」

「待ってたわ、ブロントさん」




キャラ解説
【バンダースナッチ・ジャブジャブ・ジャバウォック】
 猫系夢魔のバンダースナッチ、鳥系夢魔のジャブジャブ、狼系夢魔のジャバウォックの3人組。
 エルヴィンの持つ魔王のかけら「グングニル」に支配され、しもべとなって働いていた。
 しかしラルスに敗れ、グングニルをラルスに譲渡してからもエルヴィンに従う健気な連中。
 こんな可愛い奴らに愛されているエルヴィンはなんだかんだで幸せ者だと思う。ちくしょうエルヴィンもげろ。
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