ブロントさんがギルデンスターンを倒してしまったようです 作:よしむら
夜の国、最深部。
ついにブロントさんはエストの元へとたどり着いていた。
「ブロントさん、やっぱり来てくれたのね」
「果たし状を送られて無視する不良はいない」
「いやぁね。ラブレターって言ってよ」
待ち構えていたエストは、やはりこの場でも余裕ある態度だ。
「ブロントさんだけじゃないわ!」
「アタシ達もいるよ~」
「オレ達も相手になってやるぜ!」
ブロントさんのそばに仲間の夢魔3人も姿を現す。
「メローナ、ストゥーナ、それと……………………あなた達も来たのね」
「私の名前覚えられてない!?」
エストはさりげにひどかった。
「…思い返せば、俺がギルッペンに来て最初に出会った夢魔がエsyト、お前だったな。あの時はまさかこんな事になるなんて微塵も思ってなかった(リアル話)。…もうここで決着つけるべきそうするべき」
「ふふふ…本当にブロントさんはすごいわね。この夜の国に来てもいつも通り」
「それほどでもない」
「それこそあなたがアタシ達と似た存在だという証明よ。ますますあなたをアタシ達の仲間にしたくなったわ」
「まただよ(笑)」
「ねぇブロントさん…もう一度聞くわ。アタシ達の仲間にならない?」
魔王城でされたのと同じ誘い、これにブロントさんは…
「【せっかくだけど遠慮します。】」
やはりあの時と同じ答えを返した。
「そう…やっぱりアタシ達を、夢魔を、あの世界から追い出す気?」
「いや、そういうわけでもないんだが?」
「えっ」
意外な言葉にエストが少し驚いているが、ブロントさんは構わず話を続ける。
「夢魔はちょっとわずかにドスケベだけどよ、心が通じれば意外と話せばわかってくれる事はまれによくある。その実例系の話がここには少なくとも3人いるんですわ?お?」
「槍男の仲間含めりゃ6人だぜ!」
「だからよ、俺は夢魔自体は追放しなきゃならないほどの悪とは思ってない(リアル話)」
「へぇ…信頼してるのね、その娘たちを」
「問題は…エsyト、お前なんだが?夢魔ぜいいんが迷惑なわけじゃないがエsyトは平気で迷惑をかけるので夢魔のイメージが悪くなっている」
「えっ、そこでアタシのせい?」
唐突に話をふられてエストは困惑した。
「お前にオルビアを連れて行かれてラルシは深い悲しみに包まれた。このままお前の好きにさせてたら同じような悲しみ背負う奴がぽこじゃかPOPするのは確定的に明らか。そんな事、メイン盾のナイトが見過ごせるはずがないんだが?いい加減そのはずべきこういを治さないとおれのぎゃくりんに触れてしまうから注意」
「…夢魔を追放する気はない。あくまでもアタシを止めるだけと、そう言いたいわけ?」
「hai!」
エストもこの返答は予想外だったのか、しばし呆然。
そして…エストの顔が妖しく笑った。
「…本当に、本当にブロントさんは面白いわ。アタシ達夢魔を拒まない、しかし夢魔に捕らわれない。あくまで自分を貫く。初めてよ、そんな風に言われたのは」
そう言いながらエストは、衣服を静かに脱ぎ捨てる。
裸になったエストはいやらしい笑みでブロントさんを見つめていた。
「けれど…忘れたとは言わせないわよ?魔王城ではろくに抵抗も出来ずアタシに精を搾られた事を」
「あれはお前の汚いネガキャンのせいであって実力とは無関係。迷いを振り切った俺にスキはなかった」
「そう、それじゃ…」
エストの目が一瞬、妖しく光る!
「あなたがどこまで自分を貫けるか、試してあげる…《ナイトメア》」
「うおわー!?」
ブロントさんの視界がかき乱され、目の前にいるはずのエストの姿を見失った!
そして代わりに何者かがブロントさんの目の前に現れる!
「だ、誰なんですかねぇ…?」
しばらくして視界が正常に戻り、ブロントさんは突然現れた何者かの姿を確かめた。
するとそこにいたのは…
「ご主人様、ご奉仕させていただきます」
「おいィィィィィィィィィィィィィィィィ!!?」
魔導院でブロントさんをひどい目にあわしたクララだった。
ブロントさんはすぐさま尻を押さえてバックステッポする。
「こんな恐ろしいい敵を作りたくないので僕はあやまりますごめんなさい」
もうヘタレたのか!はやい!
「ブロントさん落ち着いテ!」
「そいつの弱点はもうわかってるだろ!!」
「大丈夫!私達がついてる!」
「そ、そうだったあn」
仲間達の声でなんとか落ち着きを取り戻したブロントさん。
アイテムを取り出し、クララに使用した!
「ミスリルアイアンをおごってやろう!!」
効果は相手をバインド状態にする。
これでクララは動けない!
「よし!あとはさっさとイかせてやるだけだぜブロントさん!」
「調子にのるなよ本気出すぞぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
シェイシェイハ!!シェイハッ!!シェシェイ!!ハァーッシェイ!!
まさに理想のテンポとも言える責めで、ブロントさんは速攻でクララの撃退に成功した。
「あら、お目覚め?ふふふふ…」
クララを撃退した直後、再び視界が歪む。
そして元に戻るとブロントさんの前にエストの姿が帰ってきていた。
「いい加減にしろよ人のトラウマに触れるのは犯罪だぞ!!」
なんとか撃退できたものの、やはりクララを相手にするのは生きた心地がしなかったらしい。
「そんな調子で大丈夫かしら?」
「大丈夫だ、問題にい!」
いきなりクララの相手をさせられて、いろんな意味で疲れさせられたブロントさん。
だがまだまだ戦意の喪失には至っていない様子を見てエストは楽しそうに笑みを浮かべる。
「いいわ、それじゃ…今度はアタシが相手してあげる…《ユビキタス・ラヴ》」
エストが魔法で芳香をふりまいてきた。
途端にあたりは官能的な香りに包まれ、それだけでブロントさんはわずかだが快感を感じてしまう。
「ぐっ…」
「さぁ、始めましょう…」
そう言って裸のエストが、ブロントさんに近づいてきた。
そしてブロントさんの唇を奪おうとした時、
「んっ…」
近づいてきたエストをブロントさんが引き寄せ、ブロントさんの方から口づけをかわしてきた。
「ふふ…積極的で嬉しい…」
「ここまで来た時点でこうなることはわかってた(確信)。ならば受けにまわってもしょうがないからな」
「あら、楽しみ…」
エストがブロントさんの鎧を脱がしていく。
それにブロントさんも特に抵抗をしない。
「さぁ…ブロントさん。今度こそあなたを夢の世界に導いてあげる…」
「エスト~、アタシ達の事、忘れちゃダメよ~?」
エストが再度ブロントさんと唇を重ねようとしたその時、横から割りこんで来たメローナがやや強引にエストの唇を奪った。
「んむっ…ちゅうっ…」
「んんっ…んふっ…はぁん…メローナったら…しばらく会わないうちにキスが上手くなったじゃない…」
「ステラにも同じ事言われたよ~」
「でもいいのかしら?前にも言ったはずよ。ブロントさんの精が欲しいだけならアタシ達の仲間にするべきじゃないの?」
魔王城で仲間達の心を乱したこの言葉。
しかしメローナはいつも通りのペースではっきり答えた。
「その必要はないよ~、アタシはもう精が欲しいだけじゃないから♪」
「ふぅん、教えて欲しいわ。これ以上にメローナは何を望んでいるのかしら」
「それはね、ブロントさんの力になってあげる事♪だってアタシはもうブロントさんの仲間だもん♪」
「あら、ひどいわ。メローナったらアタシは仲間じゃないって?」
「そんな事はないよ~でも今回はブロントさんの味方♪ブロントさんは夜の国側に付く気はないみたいだからね~ごめんね~」
「もう、メローナったらアタシよりブロントさんを選ぶのね?ちょっと妬けちゃうわ」
付き合いの長いエストよりも、最近知り合ったばかりのブロントさん側に付く事を決めたメローナ。
その事にエストは少し驚きつつも、逆に言えばそれだけの魅力がブロントさんにあるのだと思って感心していた。
「ほぉら♪」
「あんっ♪」
エストの後ろからナシュが手を伸ばしてくる。
二つの手で胸を揉まれながら、同時にもう二つの手で乳首を摘まれ、思わずエストも声を上げた。
「なかなか気持ちいいわよ、あなたの手♪」
「意外だったかしら?…私はあなたよりずっと格下の夢魔。私の技が通じるか私自身も少し不安だったわ」
「それを自覚しているのなら…何故?」
「決まってるじゃない。私だってブロントさんの仲間よ。仲間の役に立ちたいと思うのは当たり前よ」
「…すごいわね、そこまでブロントさんを想っているのね」
「そう言う事よ。だから私だって頑張るわ。私の6本腕は飾りじゃないって所を見せてあげる」
「楽しみね…期待させてもらうわ」
実の所、エストは気づいていた。
ナシュは確かにエストより格下だが、本人が言うほど大きなレベル差ではない事を。
初めて会ったのは魔王城でだが、その時より確実にナシュはレベルがあがっている。
意外と侮れない…そう思っていたエストのそばに、
「エスト、悪いがオレもブロントさん側につかせてもらうぜ」
ストゥーナが笑みを浮かべて近づいてきていた。
「…一番意外なのはストゥーナ、あなたよ。いつものあなたらしくもない」
「そうだな、オレもそう思う。でもよ、もうブロントさんは友達だからな、お前の好きにさせてやるわけにはいかなくなったんだよ」
「友達付き合いなら、彼をアタシ達の仲間にしたって出来るんじゃないの?」
「もうその手にゃのらないぜ、エスト。それじゃダメだって気づいたからな」
「何がダメなのかしら?」
「そんな事をしたらブロントさんはブロントさんじゃなくなる。別の何かになっちまうんだ。そんなの嫌だ。だってオレが友達だと認めたのは「今の」ブロントさんなんだからよ」
「…意味がよくわからないわ」
「だろうな。オレだってこの事に気づいたのはごく最近だけどな。そしてこうも思ったんだ。お前のやろうとしてる事は…オレから友達を奪い取るって事なんだってな。そしたら…なんかすげぇムカついてきたんだ!」
「えっ」
「だからオレはお前の邪魔をしてやるんだ!つまりオレは結局自分のためにヤってるだけなんだよ!!」
「…訂正するわ。あなたはやっぱりいつも通りだったわ」
あまりにはっきり言われて、エストもちょっと苦笑い。
しかし余裕ぶった態度は崩さないでいる。
「それで、ストゥーナは何をしてくれるの?ペトラアイズ?」
「なめんな。テメェにペトラアイズが効かねぇ事くらいわかってんだよ。別の手使わせてもらうぜ」
ストゥーナは一瞬ニヤリと笑ったかと思うと、その手に魔力を集中させた。
そして魔力の放出と同時に大きな声で叫ぶ!
「《魔封じの壁》っ!!」
すると突然あたりに石壁が出現し、この場にいる5人を取り囲んできた!
これにはエストも本気で予想外だったのか驚きの色を隠せない!
「ちょ…ちょっと待って!?これって確か短編用の技じゃない!?このストーリーは長編準拠だから短編のネタは出さないつもりだったんじゃないの!?」
「おいィ?お前らは今の言葉聞こえたか?」
「聞こえてない」
「何か言ったの~?」
「オレのログには何もないぜ!」
新しい技が成功し、嬉しそうなストゥーナ。
魔法を封じる効果のあるこの技こそ、ストゥーナの秘策であった。
「これでエストは魔法を使えない。あとはブロントさん次第だぜ」
「hai!」
そして、ここまで静観していたブロントさんがいよいよエストの体に触れ愛撫を始める。
「あんっ…ふふふ、気持ちいいわよ、ブロントさん。それじゃアタシからも…」
「うぐっ…」
エストの手がブロントさんのペニスをしごいてきた。
これだけで強い快感を感じてしまうあたり、やはりエストは手ごわい。
「ふふふ、《リスティル》が使えないのは残念だけど…使わなくたって、とっても気持ちいいでしょ?アタシのカラダは」
さらに追い討ちをかけるようにブロントさんのペニスをくわえて激しく舌で舐め回してきた!
舌の動きと唇の締め付けがブロントさんに蕩けるような快感を送り込む!
「ぐぁぁぁぁぁ!!」
「じゅるっじゅるるっ、ちゅ~っ♪ふふふ、相変わらず大きいわね」
「エストの乳首だって大きくなってるクセに~」
しかしそこでメローナがエストの乳首に吸い付いてきた。
「あぁんっ♪」
乳首をメローナの舌で舐められ、エストは強い快感を受ける。
さらにもう片方の胸にナシュの手が伸びて来た。
「ほらほら、こっちの乳首もいじってあげる♪」
「やぁん♪」
ナシュの手で乳首をいじられ、これもまた大きな快感となる。
そしてこの隙にブロントさんはペニスをエストの口から抜き、続いてアイテムを取り出した。
「ローションをおごってやろう」
「これって…あの時の…」
エーテルローションをエストの体にかけるブロントさん。
その効果でエストの体は感じやすくなり、快感はさらに強くなる。
「さっきのお返しなんだが?」
そうしてエストの感度が上がった所で、ブロントさんはエストのアソコに顔を寄せた。
すでに濡れていた上に、ローションまで混ざったアソコを丁寧に舌で愛撫する。
「あぁぁぁぁぁん♪それすごぉい♪」
ブロントさんにアソコを舐められ、快感に悶えるエスト。
メローナとナシュの愛撫と組み合わさって、エストが受ける快感は非常に大きい!
「ねぇ、もっとよ♪もっとしてちょうだい♪」
だが、このくらいではまだまだエストは止まらない。
エストはアソコをブロントさんの顔に押し付けるかのように腰を動かした。
途端にアソコから漂ういやらしい香りがブロントさんの意識を乱す。
「むぅっ…」
「ふふふ、とっても気持ちいいわ。もっと、もっとみんなでアタシを楽しませて♪」
ストゥーナに魔法を封じられ、ブロントさん、メローナ、ナシュの3人に責められながらも、まだまだエストは余裕たっぷりだった。
「ふん、言われなくても、ナイトの力はまだまだこれからなんですわ?お?」
「いいよ~、アタシの舌でトロトロにしてあげる~♪」
「もちろん、私の手でも気持ちよくしてあげるわ」
しかし対する3人もまだまだやる気はじゅうぶん。
エストをイかせてやろうと、気持ちを一つにしてエストへの責めをさらに強くしていった。
それから数分が経過。
エストはナシュとメローナに責められながらも、ブロントさんのペニスを胸に挟んでしごいている。
当然、ブロントさんは強い快感に襲われるが、それでもなんとか耐えていた。
(…おかしいわね…なんだかいつもより調子が出ない気が…)
だがこの光景にエストは少し違和感を感じていた。
そういえばパイズリは魔王城でもやったがその時はもっとブロントさんを感じさせたはず…
「エスト~♪」
「んっ…♪」
そこにメローナがエストに唇を重ねてきた。
メローナのキスは体が蕩けそうな快感を感じる。
まさに全身から力が抜けるような…
(…まさか)
そこでようやくエストは気づいた。
メローナのキスで自身の能力が弱体化されていた事を。
一度のキスではさほどの効果はないが、ここまでに何度もキスされたり、体のあちこちを舐められたりしている。
それが重なっていつの間にかエストの能力はかなり弱まっていたのだ。
(…まぁそれなら《イーサフニ》で解除すれば………!?)
しかしここでエストはもう一つ大変な事実に気づく。
イーサフニは能力弱体をキャンセルし、通常状態に戻す「魔法」なのだ。
だが今はストゥーナに魔法を封じられていて使えない!
(まさか…アタシの魔法を封じたのは《リスティル》を封じるだけじゃなくて…)
「ほらよ」
「あぁんっ♪」
エストのパイズリから脱出し、ブロントさんはエストの胸を揉んで反撃する。
「《織り手の手練》っ♪」
「あぁぁん♪」
さらにナシュの6つの手による愛撫まで受けてさらに快感は強くなった。
ナシュとエストはレベル差が空いていたはずだが、それを感じさせない強い快感だ。
(わかった、そう言う事だったのね)
エストはようやく理解した。
ストゥーナが真に封じたかった魔法はイーサフニだ。
これでエストは自身の弱体を解除できない。
その上でメローナにエストの弱体化を任せたのだ。
そうしてエストを弱体化させた所へブロントさんが責める。
そこにナシュも援護に回る事で快感はさらに加速した。
(…やられたわ、これは読めなかった)
見事に策にはまってしまったと感じたエスト。
こうしている間にもメローナにじわじわ能力を削られ、ブロントさんとナシュがエストを責め立てている。
もちろんエストもブロントさんを責めるが弱体化した今では本来の実力を発揮しきれないでいた。
(…このままだとイかされちゃうのは時間の問題ね…)
さすがのエストもそろそろEPが残り少なくなってきている。
だが…エストの方もこれでは終わらない。
「ブロントさん…そろそろアタシの中に…入れてみたくない?」
「おいィ?」
「魔王城では入れただけで終わっちゃったわよね…今度こそ、中でたっぷりと、ね♪」
エストはブロントさんの体を押し倒す。
そしてぴくぴくといやらしく震えているアソコで…ペニスをぱっくりとくわえ込んできた!
「ぐぅっ…!!」
エストに犯され、強い快感を受けるブロントさん。
とはいえ今のエストは弱体化した状態。
このくらいの快感なら、まだ耐えられる…と思っていたその時。
「気持ちいいのはこれからよ…《エナジードレイン》」
「おいィィィィィィィ!?」
エストが強く、腰を一回振ってきた!
それだけでブロントさんの体から「精力」が吸い取られる!!
「なにっ!?まだそんなのが!?」
「くすくす…これは魔法じゃないから封じる事は出来ないわね?」
「ちっ…!」
ストゥーナが「しまった…!」と表情を歪ませる。
さらにエストは腰を連続で振ってきた!
ブロントさんの精力がどんどんエストに吸い取られていく!
「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「ふふふふ…腰を振れば振るほど、アタシの中はどんどん気持ちよくなっていくわよ」
もちろんこの状況をメローナとナシュは黙っていない。
エストを責めてブロントさんをサポートする。
…が、いくら責めてもエストのエナジードレインは止まらない!!
「さぁ、出して♪あなたの熱いのを、アタシの中に注いで♪」
「く、くそぉっ…!」
エストのアソコから送られてくる快感はどんどん強くなっていく!
このままではエストに全精力を吸い取られてしまう!
そうなったらもう勝ち目はない!
「…こうなったら、俺も奥の手を出してやるんだが?」
「えっ」
ブロントさんの発言にドキッとするエスト。
この状況でブロントさんはまだ諦めてない上に、何か対抗手段があるとは思ってなかったのだ。
「いままでナイトの強さは神秘のベールに隠されてきたがついにそのカーテンが開かれる」
真剣な表情を浮かべるブロントさん。
ここまで取っておいた奥の手を、ついに発動させた!!
「《ダークパワー》!!」
突如、ブロントさんの全身が強大な闇の力で包まれる!!
「うそっ!?何これ…なんて強い闇の力…」
その力の大きさにさすがのエストも本気で驚いていた。
「ブロントさんすごい…」
「びっくりしちゃったぁ~」
「マジかよ…まだこんなの隠してたのか」
仲間の夢魔達3人も初めて見たブロントさんの姿に度肝を抜かれている。
「ダークパワーっぽいのはナイトが持つと光と闇が両方そなわり最強に見える」
そう言ってエストの腰をがしっと掴むブロントさん、そして…
「あぁぁぁぁぁぁぁん♪」
「暗黒が持つと逆に頭がおかしくなって死ぬ!」
思い切り腰を振ってエストの中を突いてきた!
ダークパワーによる強化のせいか、エストはこれまでにない強烈な快感に襲われる!
「ふぁぁぁぁぁぁぁ♪まさか、これで一気に押し切るつもり?」
「ヨミヨミですよ?お前の強がりは。余裕ぶっててもエsyトももう限界が近いのはバレバレで」
話しながらも腰を激しく振り続けるブロントさん。
連続で強い快感に襲われて、さすがのエストもいよいよイきそうになってきた!
「やぁぁぁん…《エナジードレイン》…!」
もちろんエストも精力を吸収して反撃を図る、しかし…
「あぁぁぁぁぁん、ダメぇ♪いくら吸っても追いつかなぁい♪」
強化された今のブロントさんから精力を吸収しきれないエスト。
少々吸ったところでこの強烈な快感はちっとも弱くなりはしないのだ。
「あんっ、あぁんっ♪あぁぁぁぁぁ♪もう、それ以上されたら、アタシイくっ、イっちゃうぅ♪」
「エストぉ♪イかせてあげるぅ♪」
「このままブロントさんにイかされちゃいなさぁい♪」
メローナとナシュもエストへの責めに加わる。
もうここまでされたら…エストに反撃の機会も手段も残ってはいなかった。
「イっちゃう♪イっちゃうぅ♪あぁっ…あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん♪」
こうして…
夜の国のリーダーで、エルダーサキュバスのエストは、ブロントさん達の手でとうとう絶頂に達したのであった。
「はぁ…はぁ…気持ち…よかったわぁ…♪」
激しい絶頂の余韻にひたるエスト。
全身からすっかり力が抜けてしまっているが、本人はそれでも満足そうだ。
「ふふ…イかされちゃった…」
「エsyトを止めるというミッションは成功に終わった夜の国には安心とかだけがのこったちなみにこの話は実際にあった内容で四字熟語でいうと有言実行」
「まさか、魔王のかけらも持ってないあなたにイかされるとは思ってなかったわ…さすがにナイトは格が違ったわ」
「それほどでもない」
見事にエストを止めて見せたブロントさん、言葉とは裏腹に得意げだ。
その様子にエストはふぅ、とため息をついて静かにつぶやく。
「…アタシという“夢”は…ブロントさんという“現実”を崩せなかったのね…残念…」
「…お前頭悪ぃな。そんなので崩せるわけがないのは確定的に明らか」
しかしその言葉にブロントさんは強い口調で言い返した。
「どういうこと…?」
「いくら光と闇が両方そなわり最強に見えるナイトでも一人では絶対お前を止められなかった感。俺の大切なフレ3人と力を合わせて頑張った結果だよ?」
「…本当に、信頼してるのね、仲間を」
「ナイトが仲間を信頼するのは当然に決まっている。いくらこいつらが夢魔で、夢の存在とか言っても、俺にとっては立派なリアル話なんですわ?お?」
「…いいわね、そこまでブロントさんに信頼されてるなんて、ちょっとうらやましい…」
ブロントさんを見つめながら、そうつぶやくエストの目は少し寂しそうに見えた。
「ねぇブロントさん…一つ聞かせて」
「何か用かな?」
「あなた達、人間は何のために生きてるの?幸せになるためじゃないの?アタシたちに身を任せれば、全ての幸せが手に入るのよ。疲れや虚しさなんて、感じるヒマも与えないわ。永遠の、究極の快楽…まさにリアル世界よりも充実した夜の国生活が認可されるのよ…どうしてそれを拒むの?どうして…ずっと夢を見ていたいと思わないの?」
「…別に夢を見る事自体は何も悪くにい。ただ俺は…夢は見るだけじゃ満足できない!できにくい!」
「じゃあ…どうしたいの?」
エストのその質問に…ブロントさんはこう答えた。
「夢はかなえるもんだ」
「えっ」
「夢を叶えれば夢と現実が両方そなわり最強に見える!!」
言い切った。
迷いもなくブロントさんはそう言い切った。
その言葉にしばし呆然とするエスト。
そして…
「あはっ…あははっ、はは、あははははははははははははははははははは!!」
エストは思い切り笑い出した。
いつもの誘惑するような妖しい笑みではない。
腹の底からの大爆笑だ。
「おいィ!?何いきなり笑い出してるわけ!?」
「あはははは!!だって、まさか、そんな、あははははははははは!!」
笑いすぎてお腹が痛くなっているエストの姿にメローナとストゥーナが呆気にとられている。
「エストがこんな笑い方してるの初めて見たね~」
「滅茶苦茶レアな光景だぞ。ブロントさん、これはマジで自慢できるぜ?」
「はぁ…はぁ…あぁ、すごい笑っちゃった…」
数分後、ようやく笑い終わったエスト。
笑いすぎて疲れた様子ながらも、むしろ何か吹っ切れたのか晴れやかな表情だ。
「なんとなくわかったわ…アタシがブロントさんに勝てなかったホントの理由…」
「おいィ?」
「ふふふ、別に気にしなくていいわよ。それより…そろそろ向こうも終わってるはず。見に行きましょうか」
まだ少しふらつきながらも、エストは立ち上がった。
「見に行くって何をなんですかねぇ?」
「オリビアと…あの勇者君よ」
夜の国にある教会。
この場所で再会したラルスとオリビアは互いの思いを告げ、SEXをし始め…つい先ほど終わった所である。
「ラルス!もう離れない…ずっと一緒よ!」
ラルスの体を抱きしめるオリビア。
その背中には、ラウムで見たときにはあったはずの翼はもうない。
夢魔になってから時間の経ちすぎていたオリビアは、ラルスにイかされたら他の夢魔同様消えてしまうはずだった。
だがラルスの持っていた魔王のかけらが真の力を発揮し、無事にオリビアは人間に戻ったのだ。
ようやく取り戻したオリビアの体をラルスは強く抱きしめ返す。
そんな所に…
「あら…お邪魔だった?」
「ラルシ!お前も無事だったかと安心が鬼なった」
エストとブロントさんが揃って姿を現し、二人は驚く。
何故この二人が一緒に?と思うラルスにブロントさんが近づいてきた。
「その様子だと…オルビアはもう大丈夫なんですかねぇ?」
ブロントさんの言葉にラルスは力強く頷く。
その一方でオリビアはブロントさんを何にも知らないのでどうしていいか困っていた。
「あ、あなたは…いつかラルスと一緒にいたエルフさん…ですよね」
「俺はブロント。謙虚だからさん付けでいい。それより、エsyトがお前に話があるらしいんだが?」
「エスト…」
ブロントさんの後ろに目を向けると、エストがオリビアを見つめているのがわかる。
オリビアも警戒しながらエストを見つめ返すと、エストが静かに話しかけてきた。
「オリビア…あなたに聞きたいことがあるわ」
「…なぁに?」
「あなたの夢は叶ったのかしら?」
「えっ?…そうよ。あたしの夢は叶ったわ。だから、もうあたしはあなたたちの誘惑には負けない。やっと見つける事ができたの。あたしがあたしでいられる術」
「ふうん…?」
「…あなたにはきっとわからないわ。あたしは夢の中にはいない。あたしの立っている場所はもう、現実よ」
強い態度で言い切るオリビア。
だがそれにエストは優しい口調で返してきた。
「…なるほど。確かに最強に見えるわ」
「…何の事?」
「こっちの話よ……良かったじゃない。オリビア」
「えっ?どういうこと…」
「もうあなた達の好きにしなさい、って事よ」
「…どうしたの?エスト?」
「アタシはアタシでいろいろあったのよ」
ちょっと様子の変わったエストにオリビアはちょっと困惑している。
オリビアにしてみれば拍子抜けさせられた形だが、ともかくエストはもうオリビアとラルスに手を出す気はないようだ。
これでやっと一段落…
かと思いきや。
「ラルス!何をぼーっとしているの!!」
ラルスの横にルヴィッサが姿を現した!
「今ならグラムで夢魔を斬れるはずよ!今すぐ目の前にいるその夢魔を斬って!!」
真の力を発揮した魔王のかけらは、ついに夢魔を物理的に倒せるようになっていたのだ。
「さぁ、早く!!」
ラルスを急かすように声を上げるルヴィッサ。
だがそれにブロントさんが割り込んでくる。
「おいィ…お前マジで空気読んでくれませんかねぇ…」
「またあんた…!関係ないでしょ!余計な口を挟まないで!」
「もうラルシとオルビアの問題は怪傑したんだが?エsyトももうお前らにちょっかい出す気はないから全力で安心していいぞ」
もう問題は解決したというブロントさんだが、これにルヴィッサは猛反発した。
「ダメよ!眠らされてこっちに来ている人だって助けなきゃいけないし、夜の国の侵食も止めなきゃ!」
「あぁ、眠ってこっちに来た人ならもういいわよ、返してあげるわ」
「えっ」
しかしエストの予想外の発言にルヴィッサは思わず気の抜けた声を出してしまう。
「ちょ、ちょっと待ちなさい…あなた…あれだけ好き放題やって…今更…」
「だってもうどうでもよくなっちゃったもの。侵食の方ももう止めてるわ。時間が経てばそのうち元に戻るわ」
「な…何よそれ!?」
信じられないような展開にルヴィッサはもはやわけがわからない。
「完全に論破して終了したのでこの問題は終了。したがってレス不要です」
話を終わらせようとするブロントさん。
しかし…ルヴィッサはまだあきらめていない!
「ダメよ!私達は…夢魔を倒しにきたのよ!ラルス!惑わされないで早く夢魔を斬って!」
「おいィ?何か粘着がいつまで立っても鬼の首みたいに粘着してるが時代は進んでる。前歯へし折られたいのかおまえ」
「夢魔の言う事なんて…信用できるもんですか!!」
「いや…エsyトは確かにちょっとわずかにお前らに迷惑かけたけどよ、少なくとも自分で言った事を保護にするような汚い夢魔ではにい。俺は…信じていいと思うぞ(リアル話)」
「なんであんたにそんな事言えるのよ!?」
「不良の世界ではタイマンの末に信頼が芽生える事はまれによくある」
やった事は喧嘩じゃなくてSEXだったけどこまけぇことはいいんだよ!
「…いいえ、私は信じないわ!ラルス!夢魔を斬るのよ!」
「ラルシ!もういい!全部終わったんだから、戦いはやめるべきそうするべき!!」
「こんな奴の話に耳を貸しちゃダメよラルス!」
「ネガキャンは氏ねマジ氏ね!ラルシ、お前ならこれ以上の争いは無意味なのがわかるはず!」
夢魔を斬れと迫るルヴィッサ。
もうやめろと言うブロントさん。
双方の全く異なる言い分に、ラルスは…
「ラルス!?」
「まぁわかってた(予知夢)」
魔王のかけらをそっとしまいこんだ。
戦いをやめる事を選んだのだ。
「ラルス…どうして!?」
ルヴィッサの悲痛な叫びにラルスはただ黙って首を横にふる。
「ラルシの心に広さが怖い。最高の勇者はヴァージョンアップして至高の勇者に進化した」
ブロントさんはラルスの行動に感心して頷いていた。
「素晴らしい結末だすばらしい。これでこの冒険も完 全 終 了」
長く、つらい戦いだったが…それが、ようやくこれで…
「認めないわ…こんな結末認めないわ!!」
終わると思ったか!?まだだよ(笑)
「おいィ!?」
突然、ルヴィッサが飛び上がり、ブロントさん達を見下ろすように空中に浮かんだ!!
「お前しつこすぐるでしょう!?お前絶対忍者だろ…汚いなさすが忍者きたない!!」
「待って!ブロントさん、あの娘の背後に…うっすらとだけど影が見える…」
エストの声を聞いたブロントさんはルヴィッサの背後を見てみると、確かに何か大きな影が見える。
よく見ると…その影の姿にブロントさんは見覚えがあった。
エストも影の正体に気づいて、思わず叫ぶ!
「まさか…あれは…」
「魔王ギルデンスターン!?」
キャラ解説
【ルヴィッサ】
ラルスの仲間の少女。
魔王のかけらの意志が具現化した存在でストーリー的にも非常に重要なキャラ。
このSSではブロントさんと仲が悪いなど、少しきつめの言動が多いですが
彼女の行動原理は「夢魔への憎しみ」だと僕は解釈しましたので
夢魔が絡む問題ではきつめに反応するようになっています。