ポケットモンスター Erotic Generation 作:破戒僧
「絵のモデル……ですか?」
「ああ……君に、どうしても頼みたくてね……」
アーティさんから告げられたのは、そんな内容。
ちなみに今、どういう状況かというと……
ヒウンシティのアーティさんのジムに挑戦して、私が勝利。デルビルありがと。
その後、アーティさんから『ちょっと話があるんだけど』と言われて連れ出されて……今、とある喫茶店。
そこで私は、アーティさんに……『絵のモデルになってほしい』という話を聞かされていた。バイト代も出すって。
……あぁ、そういえば……この人、副業が芸術家なんだっけ……。
……なんだか、光栄かもしれない。
アーティさんって、芸術家としてもかなり一流で、有名だったはず。
そんな人に、絵のモデルを頼まれるなんて……私をモデルにした絵を描いてもらえるなんて、そうそうないんじゃ……
「あぁ、もちろん……そんなに大げさなものじゃなくてね? ほら、こう……普段からの練習とかでも、どうせなら魅力的なモデルで描いてみたいじゃない?」
……あ、練習? 作品とかじゃないんだ……別に……。
ま、まあ……いいけどね……。過剰に期待してた私が悪いんだし……
……それに……練習のモデルとしてでも、魅力的だって思ってくれてるのは本当みたいだし……
それに、アーティさんには……プラズマ団の連中に奪われたポケモン達を取り返してもらったっていう、大きな恩があるからね……。
「わ、私なんかでよければ、喜んでお受けします!」
「本当? よかった……じゃあ、明日、アトリエに来てもらえるかな?」
明日早速それを引き受ける約束をして、その日は帰った。
☆☆☆
アトリエでは、アーティさんが用意してくれた衣装を着て、デッサンの練習のモデルをやらせてもらっていた。
普段着っぽいのから、ドレスだったり、ジャージだったりと、色々な服を着て、色々なポーズで、アーティさんの前に立つ(もしくは座る、寝る)。
その度に、アーティさんはすごい速さで鉛筆を動かして絵を描く。……芸術家ってすごいのね。
そして、朝10時過ぎから始めて、何回かの休憩を挟みつつ……時刻はそろそろ午後3時。
5時間近くもやってたんだから、そろそろ終わりか、と思ったら……アーティさんが気まずそうにして、休憩中の私のところに近づいてきた。
聞けば、最後に、前々から考えていた新しいジャンルに挑戦したいらしい。
私は構わないですけど、と返すと……アーティさん、何故かまたも気まずそうに。
そして、
「えっと……裸婦画、なんだけど……」
「…………えぇえっ!?」
☆☆☆
恩のこともあり、断れなかった私は……今、モデル用の台の上で、一糸纏わぬ裸になって立っている。
その様子を……真面目な表情で見ながら、白いスケッチブックに鉛筆を走らせるアーティさん。
……っ……こ、これ……予想はしてたけど、やっぱりすごく恥ずかしい……!
今の私のポーズは……全裸の上、足を肩幅に開いて、両手は腰。正面向き。
つまり……どこも隠さない状態で……アーティさんにすべてを見られている状態。
胸も、恥部も……何もかも、さらけ出している。
アーティさんは、スケッチブックと私を交互に見ながら筆を走らせ……筆を止めてこっちを見るたびに、私の心臓がどくんと跳ね上がる。
今、どこを見てるんだろう?
凝視してるのかな? ……してるんだろうな……画家だもん。
普段誰にも見せないようなところ……全部、じっくり見られちゃってる……!
じっくり見られて……どんな形か覚えられてる……! アーティさんの頭の中に、私の裸が鮮明にインプットされていく……!
ひょっとして……やわらかいのかな、とか、考えてるのかな……?
顔から火が吹き出そうで……それに、おそらく汗も結構かいてると思う。
そして……いつ、興奮してあそこが濡れ始めるんじゃないか、って……すごく不安。
プラズマ団の辱めの時とは、また違った不安感が私を襲う。
……唯一の救いは……アーティさんがいわゆる……生粋の芸術家ってやつで、目の前で女の子が裸になってるって言うのに、劣情なんて欠片も見せず、絵に集中してるとこか。
目は完全に真面目。卑猥さ0。
……けど、
もしも……あの目が、淫らな女を見る目に変わってしまったら、って思ったりすると……それだけで股間が熱くなって……!
「いや~……ごめんねアイカちゃん、こんな恥ずかしいこと頼んで……」
「あ、いえ……このくらい、何でもないです」
「強がらなくていいって」
ははっ、と笑うアーティさん。
……今のこの絵面に、これでもかってくらいに似合わない気が……。
「でも、正直助かったよ……アイカちゃんみたいなかわいい子は描いてて楽しいからね、筆が進んで、練習にはもってこいだし、インスピレーションも高まるよ」
「も、もったいないお言葉です……」
そ、そう言ってもらえると……こんな恥ずかしい思いした甲斐もあるかも……
しばらくすると、アーティさんは筆を止め、スケッチブックを台座から取った。
……終わったみたいね……よかった……。
恥ずかしくて、変になっちゃいそうだったから……。
……と、思ったら……
「……あのさ、アイカちゃん……もう1回お願いしてもいいかな……?」
「え?」
「んと、なんていうか……こう、満足行く出来じゃなくてさ……何か足りないんだよ。もう少しでつかめそうな気がするから……ごめん、もう1回!」
「…………裸婦で……ですか?」
「あー……うん、ごめんね」
断れなかった。
☆☆☆
その後、ポーズを変えながら……アーティさんが『満足する』まで付き合うことになったんだけど……。
うつ伏せに寝てみる……こ、これも恥ずかしい……
仰向けに寝てみる……もっと恥ずかしい! 丸見えじゃない!?
胸と恥部を手で隠したポーズ……って、恥ずかしがってるの丸わかりみたいで、余計に恥ずかしいような……?
あえてシーツで体を隠してみる……ポ、ポルノ写真みたい……
四つんばい……って、な、なんか……おねだりしてるみたい……?
体育座り……って、こ、これ……しょ、正面から丸見えなんじゃ……!?
そんな感じで……すごく恥ずかしくて、それでも、アーティさん満足できなくて、
時刻は……なんと午後8時。
結局……私はオーバーヒート、アーティさんは不完全燃焼……という変な状態のまま……その日は終わってしまった。
……私も、まあ……実に5時間もの間、裸で羞恥プレイさせられてた……っていう意味では、不完全燃焼だけど……。
「……ごめんね、こんな遅くまでつき合わせちゃって……バイト代、はずむからさ」
「い、いえ、そんな……とんでもないです……」
その夜はアーティさんにおごってもらって、送ってもらうことになった。
……それと、
「あのさ……もしよかったら……っていうか、機会があったら、でいいから……今後も、モデル頼んでいいかな? 裸婦に限らず……色々。もちろん、バイト代出すよ?」
「えっ、あ……はい、私でよければ……いつでも……」
……そんな約束を、別れ際にかわしちゃったりもした。
……とりあえず……今日は、この、羞恥プレイで高まっちゃった不完全燃焼の下半身は……デルビル達にお世話になることは、間違いないかな……。