ポケットモンスター Erotic Generation 作:破戒僧
アジト突入後、アイカと別行動を取っていたカリンは、基地の内部構造を大まかに把握してきていた。
このロケット団・チョウジアジトは、拠点であると同時に特殊な電波を発生させるための大掛かりな装置を駆動させるための基地。その電波によってポケモンの……いかりの湖に生息するコイキングの成長を強制的に早め、無理矢理ギャラドスに進化させる。
そしてそれをどうするかといえば、ポケモンブローカーなどを通じて売りさばく。
カントーで猛威を振るっていた頃と動揺、まっとうなポケモンと人との関係に後ろ足で砂をかけるやり口。それを認識し、カリンはため息をついていた。
しかし、この数十分の間に、アジトの見取り図を手に入れ、自分の目で見て、足で歩いて調べた情報から、カリンはこのアジトを無力化する方法をすでに思いついていた。
アジトの地下2階に装置を動かすための電源装置があり、それには電源用のポケモン……おそらくはマルマインか何かが鎮座している。その装置を止めるか、最悪その電源になっているポケモンを気絶させれば、電力供給は止まり、電波も止まる。
電源装置が大きいために隠せるようなものではなかったためか、または自分達アジトの中であるために隠すつもりがそもそもなかったのか、その場所自体はすぐに見つかった。
しかし、その扉はパスワードでロックされており、カリンは現在、それを探している最中だった。
扉やその周囲の壁は相当頑丈に作られていることが見ただけでわかるもので、壊すことは難しい。可能かもしれないが、その場合は手加減ができず、その向こうの機械まで全て壊して爆発させてしまい、アジトごと崩れる、というようなことにもなりかねない。
そのためカリンは、コンピュータの端末を覗きいたりしてどうにかパスワードを探していたのだが……その最中のことだった。
思わぬ障害、そして思わぬ人物に出くわしたのは……。
☆☆☆
おそらく幹部級の団員がいると思われる、大きな部屋。
そこに入ったカリンは……侵入者を待ち構えていた複数のロケット団員にすぐさま取り囲まれた。
その状況でも、カリンは特に慌てる様子などは見せなかったが……その中の1人、真ん中に立って全員を統率しているらしい赤い髪の女を目にした途端、驚きにわずかに目が見開かれる。
その反応には、相手の女幹部も気付いたらしく、おかしそうににやりと笑った。
「あらあら、誰かと思えばカリンじゃない、久しぶりねえ?」
「ええ、そうね……アテナ」
アテナ。それが、この女幹部の名前。
名乗られるより前にその名を呼んだカリン。彼女は……この女性を知っていた。
「懐かしいわね……何年ぶりかしら?」
「大学……ポケモンカレッジを出て以来だから、6、7年ぶりってとこじゃない? あなた、変わってないわね。服が独特だから、最初一瞬誰かわからなかったけど」
「そういうあなたはだいぶ『変わった』みたいねカリン」
おかしそうに言う両者。しかし、どちらも目は笑っていなかった。
それは、今のこの状況がそうさせるのか……それともそれ以前に、2人の間に浅からぬ何かしらの因縁があるのか……それは定かでは無い。
しかし少なくとも、カリンの方には今、昔を懐かしむよりも優先すべきことがあるのはたしかであり、それを忘れることはないようだった。
「昔話も結構楽しいんだけど、悪いわねアテナ、私急いでるの。こいつらどけてくれる? あと、あのでかい部屋の入り口のパスワードとか、知ってたら教えてくれるとありがたいわね」
「うふふっ、冗談が下手ねえあなた、相変わらず。そうなるとも思ってないようなことは言わないことよ」
簡潔に述べられたカリンの用件に、これまた簡潔に返答を返すアテナ。あらかじめ台本を用意していたかのようにさらりと、拒絶の返答を。
しかし、カリンはカリンでその様子を半ば予想していた。そのため、特に焦りもいらだちも見せることはなく……無言で腰のベルトに手を伸ばす。
そこに取り付けられているモンスターボールのうちの1つに手を伸ばそうとしたその時、アテナがにやりと笑って、
「あら、いいのかしらそんなことして……あなたの大切な宝物がどうにかなっちゃうかも知れないわよ?」
「……? 何ですって?」
「わかりやすく言ってほしい? あなたの妹ちゃんねえ……今、私たちが捕えてるわ」
「……!!」
今度の反応は、カリンもさすがに予想できていなかったものだった。
そこにさらにアテナが追い討ちをかける。
部下の一人が手渡したタブレット端末を何やら操作すると、カリンに見せた。
そこには、捕獲して手足を縛り、床に転がされているアイカが映っていた。どうやら気絶しているらしいが、怪我などは見られない様子だ。
しかしカリンはそれを見てもパニックになったりすることはなく、今告げられた事実をはっきりと理解し、飲み込み……自らに必要な対応を分析する。
そしてすぐにそれに行き着くと、無言で実行した。
モンスターボール用のホルスターになっているベルト。それを外し、アテナの足元に投げて捨てる。そして自分は両手を上げ、無抵抗をアピールした。
アテナはそれを部下に命じて回収させ……しかし、それで終わらなかった。
「お利口さんね。でも、ベルトだけじゃだめよ?」
「……ボールを取り上げただけじゃ不満なの? 怖いのかしら」
「ええ不満ね。服の下に何か隠し持ってるかも知れないでしょ? ぜぇんぶ、脱いで見せてもらわないとね」
ふふふっ、と笑いながら、優位な立場からあざけるように言うアテナ。
しかしカリンも、弱気な様子は見せず、同様にアテナを鼻で笑ってみせた。
「ふふっ、変わってないって言ったけど訂正が必要みたいね。あなた、昔に比べて随分と臆病になったみたい。そんなに私が怖いの? 学生時代、ポケモンバトルの公式試合で一度も勝てなかったこの私が、さ」
その言葉に、アテナの眉がぴくっと動き、唇が真一文字に近くなり、顔に感情が表れそうになったかと思うと……しかしそれはすぐに引っ込み、また笑みが浮かぶ。
「挑発するのは勝手だけど……わたくし、あんまり気が長い方じゃないわよ? あんまり怒らせると……かわいいかわいいアイカちゃんに何か在るかもねえ……ムダ口はもういいから、さっさとヌードになりなさいな」
「わかってるわよ……まったく、急かさないでよね」
言いながら、カリンは着ている服に手をかける。
肩とヘソの出ているキャミソールのような服。その下……お腹の所の端部分に両手をかけ、上に向かって一気に脱ぐ。
その下からは、色白でありながら健康的であるとわかる滑らかな肌が現れ、アテナとカリン以外の下っ端たちが、無言ではあるが色めきたち、視線に下品なものが混じったのが見て取れる。
気にした様子もなく、さらにカリンはベルトの止め具を外すと、すとんとズボンも下に落とした。上半身と同様、下半身もまた、たった一枚の布だけで隠されている状態になる。
カリンは足を上げてズボンを外すと、今脱いだ上の服と一緒に横にのけた。
「ふふふふっ……愉快なものね。めったに見れるもんじゃないわ……ポケモンチャンピオン主演のストリップショーなんて」
ふと見渡すと、カリンの目には、自らを取り囲むしたっぱ構成員達の股間の制服が、中から押し上げられてテントを張っているのが見えた。
息も心なしか荒い。何が起こっているのか、何を考えているのか、予想するまでもない光景。
「あらどうも。そう言ってもらえると私も女としてまだまだイケるって思えて自信につながるわね。同い年とは思えない、どこぞのけばいおばさんと違ってね」
「……ムダ口はもういいって言ったはずよ」
「わかってるっての。がっつくんじゃないわよ、童貞のぼーやじゃないんだから」
ため息こそあれど、ここにいたってもやはりカリンに弱気な仕草は見られなかった。
至極当たり前のように、自らの裸身を隠す最後の薄布に手をかける。
フロントホック……前に止め具があり、胸の中心で左右に開いて外すタイプのブラジャーを何のためらいもなくはずし、ぽいと投げ捨てた。
先端に桃色の突起がついた、柔らかそうな双丘があらわになるも、すぐに今度は下の布に手をかけ、これまた一気に引き下ろす。
髪の毛と同色の、少し薄めの陰毛の茂み、その向こうにうっすら見える縦一本の筋。
桃のように張りのあって乳房と同様にやわらかそうな臀部。
目の前のご馳走とも呼ぶべき光景に思わずそうなったか、今更下半身のテントを隠すためなのか、アテナ以外の団員が前のめりになる。
天地がひっくり返っても決して見ることなど適わないはずの、ジョウトリーグチャンピオンにして誰もが憧れる才女・カリンの全裸姿。それが、手を伸ばせば触れられそうな、それどころかそのまま犯せそうな近くにあるというのだから、無理もない。
染み一つない色白の肌にはハリがあり、形のいい乳房と臀部はわしづかみにしたくなるような健康的かつ魅惑的な色気を放っている。元々本人が纏っているクールにして妖艶な雰囲気もあいまって、その姿は男をたぎらせるのに十分だった。
そんな裸体をさらしてなお堂々とし、微塵も恥ずかしがったりする様子を見せないカリンに対し、アテナは先ほどまでと変わらぬ笑みを浮かべる。
「あら、どうしたのアテナ? この瑞々しいお肌がうらやましくなっちゃったかしら?」
「全く、何度注意しても口が減らない女だこと……でも、まあいいわ。それよりもまあ、裸に剥かれても微塵も動じずに堂々としてるその様……さすがはチャンピオンね。見習いたいわ」
「そりゃあね? 進んで見せるほど安っぽく無いとは言え、見られて恥ずかしい体はしてないもの」
「ふふっ、あらご立派。その豪胆さどこから来るのかしらねえ……やっぱりジョウトリーグの頂点に立ってるって言う自負? それとも……あなたもやっぱり昔のままだったのかしら」
ぴくっ、と、
アテナのその言葉に……ほんの僅かに、注視していてもわかるかどうかといったレベルで、カリンの眉毛がひくついた。
「何せあなた……学生時代は手の付けられないビッチだったものねえ?」
「あらぁ……ビッチだなんて言葉が汚いわね。やんちゃだったって言ってよ」
「変わりないでしょ? 私とならんでカレッジの2大お姉さまなんて呼ばれてた時代も会ったんだし……もっとも、裏では2大ビッチとも呼ばれてたケド」
肯定も否定もしないカリン。笑みが更に深まるアテナ。
カリンの返答には別に何か期待していたわけではなかったのか、アテナは気にせず続ける。心なしか、昔を思い出して話すさまは楽しそうに見えた。
もっとも……思い出を語るに際して、さわやかさとは無縁であるが。
「見境なし、ってわけじゃないし、好みの枠はどっちかといえばせまかったけど……気に入った男の子、特に年下の童貞の子なんか、あなた何人食ったのかしらね。それなのに表のイメージは男を寄せ付けないクールビューティー。よく言ったもんだわ」
「あら、うらやましいの? 確かにあなた、表のイメージもエロお姉さんだったもんね」
「まさか。勘違いされて的外れな評価を貰ってるあなたがこっけいだっただけよ。いや、むしをかわいそうだったかもね……。だって……」
言いながら、アテナはすたすたとカリンに近づき……その裸体を見下ろすようにしてみながら、ゆっくりと歩いて後ろに回りこみ……
むんずっ、と、
後ろからその形のいい乳房を乱暴に左手でわしづかみにした。
「ん、っ―――!」
さらに間髪をいれず、もう片方の手は、同じくむき出しの恥部に伸び……指2本を引っ掛けるようにして入れ、やはり乱暴にまさぐり始めた。
「本当の自分を見て、評価してもらえないなんてね……冷静沈着な才女、男に興味のないクールビューティー……ふふっ、あなたの表の評判なんて、ほとんどが周りの男たちからの勝手な理想や妄想の押し付けだったんだもの」
「それも別に気にしてないし、そもそも隠してるつもりはなかったんだけどね……んっ、もう、あなたは相変わらずがっつく感じなのね。」
目の前でいきなりに展開し始めた、まさにストリップショーのような光景に、下っ端たちの顔がにやけていく。
「それで? こんな風に体をまさぐられた後は、私は今度はどんな辱めを受けるのかしら? ひょっとして、そこにいる彼らの相手をさせられ――」
カリンが言い終わらないうちに、
アテナが『そうだと言ったら何のためらいもなくやりそうね』と頭の片隅で思っていたその時、ふいにアテナが腰に提げていた通信機が鳴った。
カリンの体から手を離し、それを目の前に持ってきたアテナ。
ただの無線機やトランシーバーのようにも見えるが、モニターに映像やテキストを表示する機能もついているらしい。画面を見るなり眉をひそめる。
「……それも面白そうだけど、今日はこのくらいにしとこうかしら」
「あら、もうおしまいなの?」
「ええ……でも勘違いしないで、あなたをこのまま解放するわけじゃないから。とりあえず拘束させてもらうわね? 後で色々聞きたいこともあるし……わかってるとは思うけど、抵抗しないでちょうだいね」
そう言ってアテナは部下に指示を出し、カリンから離れた。
それと入れ違いになるように、手錠と足枷のような拘束具を持った部下がカリンに歩み寄っていく。下卑た笑みを顔に貼り付けて。
それにもカリンは、うっとうしそうな視線こそ向けたものの、抵抗する様子は見せない。
……その時、
「ちょぉおぉっと待った―――っ!!!」
背後にあったドアが蹴破られ……その勢いのまま飛び込んできたアイカが、カリンに近づこうとしていた下っ端にドロップキックを食らわせる。
同時に、すでにボールから出た状態だったアイカのヘルガーが周囲全方向に『あくのはどう』を放ち、残りの下っ端も全員吹き飛ばして気絶させる。
アテナは、素早くしゃがんでそれをかわしていた。さすが幹部クラス、とでも評価すべきなのだろうか。
「あら、妹ちゃん。お早いご到着ね……脱走したって、今連絡来たとこなのに」
「そりゃどうも! お姉ちゃん、大丈夫!? 無事!?」
「心配してくれてありがとアイカ。でも大丈夫よ、まだ何もされてないから」
今の数秒の間に、カリンは素早く下着を上下身につけていた。さらにアイカに話しながら、ズボンを上げてベルトを止める。
「そういうアイカも……大丈夫そうね」
「まあ大丈夫よ別に。……何もされなかったわけじゃないけど」
「え?」
「ホラ」
するとアイカは、カリンとアテナ――いずれも女性――以外に立っている者の居なくなったその部屋で、片手でスカートの前をめくり、もう片方の手でパンツを下に少し擦り下ろす。
「――っ! アイカ、あなた、それ……」
「このとおりよ。ま、たった一回だけだからどーってことないわ、気にしなきゃOK」
下にずらされ、秘裂が見える形になったアイカの股間……そこから下の布地まで、白濁の粘液が糸を引いていた。
アイカの膣内に吐き出されたと思しき、精液が。
「それ、ラムダの? 全く、手出してもいいけど逃がすなって言ったのに……使えない」
と、そのアテナのセリフを聞いた途端、今までどんな辱めにも顔色一つ変えなかったカリンの目が……うっすらと細まった。
同時に、まとう威圧感が先ほどに比べて明らかに増す。殺気、とすら呼べそうなそれに。
「ふぅん……じゃああなた、どのみち私の妹を酷い目にあわせるつもりだったわけ……」
「あらごめんなさい。私は酷い目にはあわせるつもりは無いんだけど、他のロケット団員たちまでは何も言い含めてなかったものだから」
「あっそう……まあいいわ。アイカも何も気にしてないみたいだし、私の考えが甘かったのもあるし。……ってことで……」
一拍、
「ここからは私のターン、ってことでいいわよね?」