※この作品はR-18です。

ポケットモンスター Erotic Generation   作:破戒僧

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今回は一挙2話UPです。

もっとも、あんまり長くないのが2つなので、あんまり分量は変わらないと思いますが。

第15話とあわせてお楽しみください。


第14話 深まる謎

 

 

 ロケット団幹部、アテナのポケモンは2匹。ゴルバットとクサイハナ。

 

 どっちも最終進化を前にした段階のポケモンだったけど、幹部だけあってかなり鍛えられていた。少なくとも、そんじょそこらのポケモントレーナーやしたっぱ団員では勝負にならないであろうレベル。

 

 ……まあ、私とお姉ちゃんの前じゃ全然だったんだけどね。

 

 私とお姉ちゃんが合流してから僅か3分弱。

 すでに戦いは終わっていた。

 

 ダブルバトルとなったそのバトルは、私のヘルガーとお姉ちゃんのマニューラによって一瞬で終わったので。

 

 クサイハナは『はなびらのまい』で攻撃してきたものの、その花びらごと焼き尽くす勢いのヘルガーの『かえんほうしゃ』で一撃KO。

 

 ゴルバットは『かみつく』か何かでこっちに攻撃を仕掛けてこようとした……と思ったら、一瞬で接敵したマニューラの『シャドークロー』で打ち落とされてた。

 

 結果、速攻でポケモンを戦闘不能にさせられたアテナは、『こんな研究所もう必要ないわよ!』って見事なまでの負け犬の捨て台詞を残して逃げ、その後、私達は電波発生装置の電源を切ってこの事件を収束させた。

 

 

☆☆☆

 

 

「ところでアイカ? あなた、他の幹部につかまったって聞いてたんだけど……何であの時、あんなにすぐ脱出できたの? 突入してからそんなに時間たってなかったし、その間に捕まって犯られて脱走して……って随分早かったわよね?」

 

 と、お姉ちゃんが取ってるホテルで、お姉ちゃんと一緒にお風呂に入ってたとき、ふと思い出したようにそう聞かれた。

 

 ああ、それは確かにね……まあ、何せ私としても予想外な感じの展開をたどったからねー。

 

 実はあの後……ある人に助けられたんだよね。

 

 

 

 あの早ろ……もとい、幹部ラムダの相手をさせられ、そのまま放置された私だけど、その後ラムダの部屋に電話がかかってきた。どこかからの呼び出しだったらしいそれを受け取ったラムダは、いそいそと部屋を出て行ってしまった。

 

 その後すぐ、幹部しか開くことができないはずの扉(ラムダが出掛けに自慢してた)を開けて入ってきたのは……何と、あの赤髪に黒服の少年だった。

 

 ヒワダタウンで、ヤドンの井戸から出てきた所を見た。そしてエンジュシティの『やけたとう』で、誰かとバトルしてた……あの少年。

 

 彼が私の拘束もはずしてくれた上、ここからどう行けばお目当ての部屋に直行できるかも教えてくれた。

 

 さらにその上、『そこ行ったら中にある機械を止れば、電波は止まる。俺はここから、その部屋のロックを遠隔で解除しておくから。それと、部屋の前に幹部がいると思うが……まあ、大丈夫だろう』ってアドバイスまでくれたのだ。

 

 そういえば、部屋の扉を開けたとき、ロックされてるはずなのに……ってお姉ちゃんがびっくりしてたっけな。伝えるの忘れてたから。

 

 その後その少年はどこにもいなかった。ロックを解除するなり帰っちゃったらしくて……遅れて到着したナオヤやメイ、応援のジュンサーさん達も見つけられなかったって。

 

 仕方ないのでジュンサーさん達は、内部にまだ取り残されていたしたっぱ団員たちや研究者を逮捕していたそうだ。アジト内部の証拠や機械なんかは、また今度あらためて調べるとのこと。

 

 しかし……ホントに謎だな。あの少年、一体誰だったんだろう?

 

 あんな特徴的な赤い髪の毛、一度見たら忘れないと思うんだけどな……顔にしたって、言っちゃ悪いけど目つき悪いし…………ん?

 

 待てよ? あの悪い、っていうかどっちかっていうと『鋭い』って感じのあの目つき……前にどこかで見たような気もするけど……?

 

 ……だめだ、思い出せない。

 

 ま、いいか。 そのうち思い出すかもしれないし……思い出せなきゃ思い出せないで、今んとこ別に不都合もないしね。

 

 

☆☆☆

 

 

 お風呂から上がると、メイが駆け寄ってきた。あれ、何だろ?

 

「あ、お母さん、カリンおばさん、これ」

 

 そういいながら手渡してきたのは……うん? 何コレ? 紙袋……の中に、お菓子?

 

「……チョウジタウン名物・いかりまんじゅう?」

 

「あらすごい、しかもプレミアムエディションじゃない」

 

 と、後ろから覗き込んできたお姉ちゃん。え、何コレ、有名なお菓子なの?

 ああいや、有名っていうか、私もただの『いかりまんじゅう』なら一応知ってるけど……そこまで別に珍しいお菓子でもなかった気が。

 

 それに、『プレミアムエディション』って何? もしかして、それがすごいの?

 

「すごいわよー? 原材料の関係で一日何箱も発売されない上に、発売日そのものが不定期で全然手に入らないお菓子。でもすごく美味しいって話よ? 確か……1箱8000円だったかしら?」

 

 はっせんえん!? マジで!? すご!

 贈答用の高級フルーツみたいな値段だ……しかも8個入りでその値段ってことは、1個千円もするってことじゃない!

 

 千円もあったら無駄使いしなきゃ一日分の食費にはなるわよ!? それがおまんじゅう一個……高級和菓子だ……

 

「ていうか、こんなすごいお菓子どしたのメイ? メイが買ったの? それともナオヤ?」

 

 あいつなら色んな権力とか財力で根回しして手に入れるくらいのことは出来そうだし、8000円程度の出費なんてあってないようなもんだと思うけど……

 

 しかし、そのいずれも違うと首を振るメイ。

 

 ていうか、考えてみればさっきまでメイこんなの持ってなかったし、今の今まで隠しておく理由もないしね。じゃあ、誰が……

 

「さっき部屋に来た人から貰ったの」

 

「? 誰それ?」

 

「わかんない。赤い髪の毛で黒い服着てて、目つきちょっと怖い人。たぶん、お母さんと同じくらいの年だと思う」

 

 

 ――!! それって……

 

「その人、他に何か言ってた?」

 

「え? うん。えーと……『お母さんと一緒に食べてくれ』ってだけ」

 

 ……それだけか……。

 他には何も、彼が何者なのかわかりそうなことは言ってなかったんだそうな。

 

 何か、ますます気になるな……彼、一体何者なんだろう?

 

 なんであの時、私を助けて、しかもこれからの行動を手助けするようなこともしてくれたのか……?

 

 それに、ロケット団のアジトを、あのトラップだらけの地下の基地を、あっさりと攻略したり、ハッキング(だと思う)でロックシステムを簡単に解除したり……只者じゃない。

 

 ていうか、エンジュシティの時はともかく、彼を前に見たヤドンの井戸は……このチョウジタウンのアジトと同じでロケット団がらみの場所だ。関係あるのかな……?

 

 んー……わからん……

 

 思索にふけっていた私は、

 

「……あら? これ子供用のサイズちっちゃい方だわ。せいぜい5000円くらいね」

 

 というお姉ちゃんの呟きに、少し遅れて気付くことになった。

 

 ……いや、5000円でも十分高いですけどね。

 

 ……と、やれやれってな感じで思いつつ、考えても仕方ないからもうやめようと思った…………その時。

 

 

 

「あれ……? 痛、つっ……!?」

 

 

 

 私のお腹を……突如、激痛が襲った。

 

 

 

 

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