※この作品はR-18です。

ポケットモンスター Erotic Generation   作:破戒僧

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第9話 新たなる旅立ちはショタと共に

 

 

色々あったカイナシティを後にした私。

結局、いつも通り冒険の旅に出ることにして……カイナシティの造船所での用事が終わったタイミングで、博士とは別れることにした。

 

で、私は次の町……キンセツシティに行ったんだけど……そこで、意外な人物と再会することになった。

 

そこにいたのは、なんと……あの下半身ヌードショタこと、ミツル君だった。

 

トウカシティで、どうにか無事にラルトスをゲットした彼は、体のことを考えて、空気のきれいな街に引っ越したって聞いたんだけど……何でか、キンセツシティにいた。

 

……ホウエン地方でも1、2を争う近代都市。それがキンセツシティである。

町そのものがショッピングモールみたいに屋内に展開している形になっているここは、ちょっとそのー……お世辞にも、空気がきれいとは言えない場所だと思うんだけど……?

 

いやまあ、大気汚染が進んでるとかそういうことはなくて、ただほら……空気がいいとか、おいしいって表現って……たいていの場合、田舎とかを指して言ったりするじゃん? だからその……イメージと若干違うなー、っていうね?

 

で、ちょっと聞き耳を立ててみると……どうやら、私の思った通り、彼はここに住んでいるわけじゃなく、また別の……『シダケタウン』っていうところにいるらしい。

今日ここへは、休日だってことで買い物兼遊びに来たらしいんだけど……

 

「なんだそうなのか」と私が納得している前で……ミツル君、とんでもないことを言い出した。

 

「じゃあ、ミツル君、今日はどこへ行こうか? 自転車でも見に行くかい? ここの町の自転車屋さんは、いい自転車を作ってるんだよ」

 

「いえ! ジムに行こうと思います!」

 

「…………えっ?」

 

…………えっ?

 

「ジムに行って、力試しをするんです! 大丈夫です、僕とラルトスなら、きっと勝てます! じゃあ、行ってきます!」

 

たたたた……(去っていく足音)

 

「……はっ!? ちょ、ちょっとミツル君!?」

 

慌てて追っていく、彼の……おじさん、だっけ? 保護者さん。

唖然としてそれを見送る私。

 

……思いのほかアクティブになったわね、あの子。

 

 

 

なんか、すごくやる気満々、自信満々だったから、これはひょっとしたら……と思ってさ、私、何も言わずについていってみたんだよ。

ジム前でミツル君にあった時も、偶然今見つけました的な空気出して。

 

そしたら、何でか『僕とバトルしてください!』的な展開になった。

どうも、自分がどれだけ強くなったかを……もっと率直に言えば、ジムリーダーにだって挑戦できるくらい強いんだってことを、おじさんと私の両方に示したいらしい。

 

まあ……正直ちょっとめんどくさくは思ったんだけども、純粋にこのコがどのくらい強くなったのか、っていう点にも興味あったし、受けてあげた。

 

結果? まあ……お察しください。

 

「……おじさん、僕……シダケに帰ります」

 

「うん、そうだねミツル君……もっとゆっくり、焦らずに強くなるといいよ。君はまだ、小さいんだからね」

 

……まあ、いい線言ってると思うよ?

新米トレーナーにしては、戦略とかもしっかり考えてたし……才能ある方だと思う。

 

ただ、さすがに私も、ポッと出の新人に負ける気はないと言いますかね?

 

一応、手加減はしてあげたんだけど……うちの新入りのクチート相手に、残念ながら手も足も出なかった。

 

その結果、また鍛えなおすことを選んだミツル君は、シダケタウンに帰っていった。

 

その際、おじさんに『よかったら遊びに来て』とお誘いを受けてたり。

……うん、とりあえず、この町での用事を済ませたら行ってみようかな。

 

☆☆☆

 

そのあと私は、キンセツシティを思う存分堪能した後に――ジム含めて。ダイナモバッジゲットだぜ――お誘いの通りに、シダケタウンに行ってみた。

 

そこで私が見たのは……ちょっと不器用さを滲み出させつつも、一生懸命ポケモンたちとのトレーニングにいそしむミツル君の姿だった。

 

体が弱いって聞いてたけど、ここのきれいな空気で少しはマシな感じになっているらしい。こころなしか……トウカにいた時よりも、はつらつとしてるように見える。

 

……キンセツシティでのアレは、都会に来てジムに挑戦するっていう目標にハイになってただけってわけじゃなかったんだ。

 

今現在、空き地でポケモンたちと特訓しているミツル君を、私は端っこで見ている。

 

あれから、ポケモン増えたみたいだ。

ラルトス以外に……さらに2匹。

 

あれは……チルットとロゼリアか。どっちも、ホウエン地方の……しいて言えば、この辺りで見られるポケモンだ。頑張って自力でゲットしたみたいね。

 

まあ、それは素直に喜ばしいけれど……

 

(なんていうか……空回りしてる、わね)

 

いや、仕方ないことなんだろうとは思う。

何せ、彼はポケモントレーナーとしては新入りなわけだし……ポケモンを強く育てるためのノウハウなんて知らないだろう。

 

勉強家だって聞いてたから、本とか……トレーナースクールとかで多少習ってはいるかもしれない。

けど、ポケモンバトルにおいて……実践経験に勝る教科書はない。

 

個人的にはそう思う。私も、小さいころから……お姉ちゃんに指導されつつ、ポケモンバトルを繰り返して、そのたびにいろんなことを学んできたから。

 

(そこ行くと……ミツル君の今暮らしてるこの環境は、そういう経験をするのにあんまり向いてないのよね……)

 

このシダケタウンは、平和的というか、温厚で大人しい感じの性格の人たちが多い。

だからなのか……街中でポケモンバトルってものをほとんど見ない。トレーナースクールやポケモンセンターに併設されているバトルフィールドでもだ。

 

たまに、スクールの授業でやるポケモンバトルがあるくらいで……他は、農作業とかの手伝いをしたり、遊びの中で触れ合ったりしてる程度。

もちろんそれらを悪いとは言わないけど……

 

(ここの人たちは、ポケモンを鍛えて強くしよう、一緒にバトルを楽しもう、っていう気持ちとか発想に、あんまりならないのかも。それはそれで、平和的でよさそうだけど……上昇志向のトレーナーが育つには、ぶっちゃけ不向きな環境かもね……)

 

見る限り、ミツル君の育て方……トレーニングの内容にも、ちょっとばかり無駄が多い気がするし……しかも、コレを指摘・修正してくれる人が身近にいないっていうのは、ちょっと残念かも。

目の付け所自体はよさそうなのに……もったいないな。

 

さすがにいきなりジムは行き過ぎだけど……ミツル君の場合、ここを出て経験を積むのが一番強くなるのに近道だと思うんだけど……生まれつき体が弱い、ってのがなあ……

それをどうにかするためにここに来たんだから、本末転倒になっちゃうか。

 

……でもまてよ?

 

別にミツル君、病気ってわけじゃないのよね……?

ただ、今現在体が弱いってだけで……でもそれも、ひょっとしたらあの引っ込み思案な性格が悪影響を及ぼしてる可能性もあるかもしれない。病は気から、って言うし。

 

現に、キンセツシティで戦ったミツル君や、あそこでああしてポケモンたちとトレーニングに励んでいるミツル君は……すごく楽しそうだし、元気そうだ。

 

(となると……荒療治だけど、旅しながら、ミツル君自身がポケモンたちと一緒に成長していく、っていうのもあり、なのかも……?)

 

そんなことを考えつつも……私は正直、難しいだろうな、と思っていた。

 

旅とか簡単に言っても、実際にやるのは結構大変だし……慣れてないと、どうしていいかよくわからなくなることもたくさんあるからね。

それは……ちょっと、今の時点のミツル君には、荷が重い部類に入るだろうし。

 

やっぱり、こうしてコツコツ成長していくのが一番なのかな……と、私は思っていた。

 

 

 

……その日の夜、お呼ばれしたミツル君ちでの夕食の席で……とある『お願い』をされるまでは。

 

 

 

「え? わ、私がミツル君を連れて……ですか?」

 

「ああ。お願い……できないかな? アイカちゃん」

 

どうも、おじさんたちも、ミツル君が『ただ体が弱いだけの子じゃない』ってことにはうすうす気づいていたらしく……ここでただゆったりのんびり暮らしてるだけでいいんだろうか、この子にはまだ別な未来があるんじゃないか……と思ってたらしい。

 

そこにちょうど、私という、ミツル君自身とも仲が良く、ポケモントレーナーとしてもベテランの部類に入る存在が来たことで……1つの考えが浮かんだんだとか。

 

要は、私の旅に……ミツル君も、連れて行ってくれないかと。

一緒に旅をする中で、彼を成長させてやってくれないか、と。

 

見れば、ミツル君は……何も言わないが、それ以上に目で雄弁に自己主張していた。

あの、やる気に満ちた目を見れば……おのずと言いたいこともわかるってもんだ。

 

……なるほど、面白い……!

 

「そうですね……わかりました! 私でよければ、協力させてください!」

 

「本当かい! それはよかった……ありがとう、アイカちゃん!」

 

「ありがとうございます、アイカさん!」

 

「いえいえ、こちらこそごちそう様……じゃなくて、よろしくねミツル君!」

 

「? はいっ!」

 

おっといけない、つい本音……じゃなくて、本能……でもなくて、素の欲求が。

 

こうして、早速明日から発つことに決めたミツル君……しばらくの間、私が面倒を見てあげながら、ホウエン地方を自分の足で歩いて回る旅に出るのだった。

 

……いや、変な下心はないよ?

ただ、先輩として若人を導いてあげようとしてるだけだよ? ……色々と。

 

ホントにね? なるべく我慢はするけどね?

 

……何か、ハプニングとかでもなければね?

 

まあ、アレだ。少なくとも……道中何が起ころうとも、彼を立派なポケモントレーナーにしてあげるっていう使命は、きちんと果たしてみせる。

さて……まずは、トレーニングメニューきちんと考えてあげないとね。

 

 

 

だから……他色々は、何か起こっても極力多めに見てください。

 

 

 

 

 

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