※この作品はR-18です。

ポケットモンスター Erotic Generation   作:破戒僧

4 / 167
第4話 ムシャーナの淫夢

 

 次の町、サンヨウシティに来るまでに……色々あった。

 

 まず、手持ちが増えた。

 

 ここまで来る途中で……どうやら群れからはぐれていたらしいシママに出会った。

 怪我もしてたし、ほっとけなかったから……近場のポケモンセンターに運んだ。

 

 そして、元気になったら……なんだか、なついちゃったみたい。そのまま、私についてきたので、ゲットした。

 

 これで、私の手持ちポケモンは……デルビルとシママの2匹だ。

 

 そして、

 

 

「シママ! でんげきは!」

 

 

 ごろごろどーん!

 

 そのシママの活躍で……サンヨウシティのジムリーダーにも勝利。

 こっちのタイプに合わせて誰が戦うかが変わるっていう嫌な戦い方だったけど、あいにく、シママはデルビルの弱点『みずタイプ』に強いのよね。

 

 と、いうわけで、ヒヤップをシママが一撃で倒して、私の勝ち。

 トライバッジ、げっとだぜ♪

 

 さて、がんばったシママには、あとでご褒美あげなきゃね……。

 

 

 あ、でもその前に、

 

 

 ☆☆☆

 

 

 その前に、この町にいるっていう……アララギ博士の知り合いのマコモさんから頼まれてた用事済ませないと。

 

 町のはずれにある『夢の跡地』っていう廃屋周辺にいる『ムンナ』とかいうポケモンが出す、『夢の煙』のサンプルをとってくる、っていう頼みだったんだけど……

 

 で、来たわけなんだけど……なんか、また変なことになってる……

 

 

「おらおら! さっさと夢の煙を出せ!」

「やめたげてよぉ!」

 

 

 目の前には……ムンナに『夢の煙』を出させようとして暴力を振るっている、相変わらず変態ちっくな制服のプラズマ団員。しかも2人。

 

 そして、私の隣には……幼馴染の1人が、悲痛な表情でそれを見ている。

 

 クリーム色の髪の毛に大きい帽子。名前はベル。

 

 この子、私やナオヤよりも少し早い時期に旅に出たはずなんだけど……まだここにいたのかしら? 道にでも迷ってたのか、はたまたジムリーダーに勝てなかったのか……

 

 まあ、それはともかく……この光景は私も見てていい気分じゃない。まだ子供(多分)のポケモンを、自分勝手な目的のために苛めてるなんて光景は。

 

 ……デルビルと私のあれは、まあ……ほら、合意の上だから。

 

 ともかく、見ててすごく気分が悪い。

 

 なので、ちょこっと挑発して、ポケモンバトルに持ち込んで、

 で、予想外に弱かったから、相手2人ともシママで負かして、

 なのに、まだやめようとしないから……これはいよいよトレーナー本人を黒焦げにしなきゃダメかな、とかあたしが思い始めたその時、

 

 

 広場を……一瞬にして、得体の知れないピンク色の煙が包んだ。

 

 

 何が起こったのかわからない私。すると、その次の瞬間……

 

 

 いきなり、ふっ、と……私の着ていた服が、全部消えた。

 

 

「……っ!?」

 

 

 荷物なんかも、帽子すらも一緒に消えてしまい、私は正真正銘の全裸で、広場の真ん中に立っていた。

 

 直後に突然煙が晴れ、そこには……ベルも、プラズマ団も、ムンナもいなかった。

 

 しかし、代わりに……

 

 

「なぁおい、何だアレ?」

「痴女だ、痴女がいるぜ」

「うわ、何アレ? こんなとこで裸になるなんて、ありえないって」

「マジキモイ」

 

 

「…………っ!?」

 

 

 さっきまで影も形もなかった、見ず知らずの大勢の人がいて……皆が私を見ていた。

 わけもわからぬままに裸にされ、野外にその裸体をさらしている私を。

 指差しては、口々に陰口を叩く。

 

「なぁなぁ、あれヤっちゃっていいの?」

「いいんじゃねーの? 野外露出なんてする変態なんだし」

 

 などというセリフまで聞こえてくる。

 

 まずい、本当にまずい。この状況は。

 

 見られている。隠されてもいない、私の胸を、お尻を、恥部を。

 子供から大人まで、大勢の男女に。顔も隠さない……私の裸を。

 

 一体何がどうなってこんな状況になっているのかはわからないけど、とにかく逃げなくちゃ……じゃないと、本当に大変なことになる。

 

 薄笑いを顔に浮かべ、じりじりとにじり寄ってくるように見えるギャラリー達。

 中には、携帯電話やデジタルカメラを構えている者もいる。カシャカシャ、と、シャッターの音が聞こえる。

 

 私は動こうとしない足を叩いて気付け、その場から一目散に逃げ出した。

 

 すると、

 

 

 少し走った所で……景色が、もとの工場に戻った。

 

 

「……えっ?」

 

 あんなにたくさんいた野次馬達が、まるで幻のようにふっと消え、消えたはずの服も元に戻っている。……汗でびっしょりだけど。

 

「……何だったの、今の……?」

 

 

 ☆☆☆

 

 

 後になって、ベルとマコモさんに聞いた。私が見たあの景色は、体験は……ムンナを助けるため、仲間の『ムシャーナ』が見せた『夢』だったのだ、ということを。

 

 どうやら、ムンナを虐げていたプラズマ団と一緒に……

 ……そこでたまたま(プラズマ団に対して)臨戦態勢にあった私のことも『敵』として認識して、一緒に催眠をかけてしまったらしい。

 

 ……私、巻き添えだったんだ……。

 

「ムンナは、その対象が『怖い』と思ってることを『夢』にして投影する力を持ってるのよ。何を見たのかは聞かないけど……大変だったわね」

 

 と、マコモさん。ほんとに。

 裸で野外に放置されて、それを大勢の人達になめるように見られる経験なんて……人によってはトラウマものだと思う。ムシャーナ、ちょっとえぐいよ?

 

 ………………でも、

 

 私の脳裏には……それに対しての恐怖と一緒に、別の感覚が残っていた。

 

 

 隠すものもなく、衆人環視の前にさらされる私の裸。

 私の裸体を見回す、何十人ものギャラリーの視線。

 いつ、暴徒化した彼らに犯されてもおかしくない……という、あの状況。

 なのに、股間はじゅくじゅくとうずいて……汗ばんだ体にあたる夜風が、やけに気持ちよかったのを覚えている。

 

 

 視線がそのまま手になり、舌になり、

 体中を触りまくられ、嘗め回されるかのような錯覚すら覚えた。

 

 あんな状況で……現実だったら、一歩間違えば一生ものの傷を負いかねないあんな状況で、

 

 私は、

 

 

 

「…………すごく……興奮しちゃった……」

 

 

 

 ……もし仮に、

 

 現実にあんな状況に放り込まれたら……私は、どうするんだろう。

 

 ……どう、してしまうんだろう?

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。