※この作品はR-18です。

ポケットモンスター Erotic Generation   作:破戒僧

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後日談10 悪夢の陵辱・ゲーチスの逆襲

「ふふふっ……動いてはいけませんよ、アイカ……この子に無事でいて欲しければ、ね……」

 

「……っ……この外道……!」

「お、お母……さん……!」

 

 うかつだった。

 

 休日に少し遠出して、その辺を散歩してた時のことだ。

 

 そこで、ちょっとの間だと思って、メイから目を離したのが……まずかった。

 

 ……まさか、こいつに……ゲーチスに、メイが捕まるなんて……!

 

 あの一件以来行方知れずだったこのだけど……今日、唐突に私は、見たくもなかったその顔をもう一度拝むこととなった。

 かつて私を陵辱し、恥辱のどん底に叩き落したこの男の顔を……。

 

 しかも……メイを人質にとられるという、最悪の状況下で。

 

 残党と思しき数人のプラズマ団を従えているゲーチスは、メイをしっかりと部下に捕まえさせておいて……にやりと笑みを浮かべ、私を見ている。

 

「ふふっ、久しぶりですね、アイカ……また会えて嬉しいですよ」

「あっそ……こっちは最悪の気分よ、エロオヤジ」

「おやおや、これは随分と嫌われてしまったものだ……まあ、いいですがね」

 

 相変わらずムダに飄々とした、つかみどころのない会話を好むようだ。

 そして、私のまなざしから……怒りと嫌悪、そして、『これ以上ムダ話はする気はない』……と、悟ったらしいゲーチスは、

 

「さて……アイカ、わかっていると思いますが……この子の命が惜しければ、私に従っていただきましょう。拒否も抵抗も、許されませんよ」

 

 やはりというか……メイを人質に、私を脅迫するつもりらしい。

 ……こいつ……ッ……この人非人っぷりは全然変わってないのね……。

 

「……何が望みよ?」

「ふふっ、何……簡単なことです……こちらへ」

 

 抑えられているメイに、視線で『大丈夫だから』と送ると……言われるままに、私は、ゲーチスの元へ歩み寄った。

 

 そして、ゲーチスはその私を、部下に命じて後ろ手に拘束し、ひざまずかせる。

 その際に、モンスターボールを含む荷物類も没収された。

 

 そして……ズボンとパンツを下ろし……私の目の前に、そのペニスを露出した。

 

「……っ!?」

「ほら、懐かしいでしょう……かつてあなたを虜にした私の肉棒ですよ?」

 

 ……っ……こいつ、メイが見てる前で……

 

「さて……もう何をしろなどと、言わなくてもお分かりでしょう?」

「……なら、せめて、メイが見てないところで……」

「それは無理な相談ですねえ……嫌なら……」

 

 ……やっぱり、だめか……まあ、ある程度は覚悟してたけど……

 

 ……こんなこと、メイの……娘の目の前で……!

 

「……わかった……でも、メイには手を出さないで……あなたも、あなたの部下達も」

「ええ、それはいいでしょう……では、どうぞ?」

「……っ……!」

 

 意を決して……私は、目の前に突き出された……ゲーチスのペニスをくわえた。

 

 メイが『ひっ……』と、息を飲む声がしたけど……聞こえないふりをして。

 

「ん、んぐ……ちゅる……ひゅ……」

「ううむ……懐かしいですねえ、あなたのフェラチオも……自分から腰を振って喜んで犯されていた、あの頃が思い出されますよ」

 

 

 卑猥なゲーチスの言葉責めも、なるべく聞こえないふりをする。

 ……それでも、どうしたって頭には届いてて……屈辱的なことこの上ないんだけど……。

 

 娘が見てる目の前で……ナオヤじゃない男の……しかも、こんな、加齢臭の漂ってくる老人のペニスをくわえて、舌を這わせてるなんて……。

 

 それでも……下手に抵抗はできない……メイに何があるかわかったもんじゃない以上、私に、こいつに従う以外の選択肢はないんだから……。

 

 私は、どんな目にあってもいい……辱められても、痛めつけられても……でも、メイだけは無事に……!

 

 私の頭をつかんで押さえ……時折乱暴にゆらし、私がフェラしているその光景を楽しんでいるゲーチス。

 そのペニスが、口の中で徐々に……さらに熱くなり、さらに膨らんできた。

 

「ふふっ、いい顔だ……くわえたくもない男のペニスを、愛する娘の目の前で愛でなければならない屈辱、そして憎悪……そそりますねえ」

「……だったら、さっさと終わらせてくれるとありがたいんだけど……?」

「ならば相応の働きをしなさい……っ、と……おぉ……そろそろ、出ますよ……!」

 

 ペニスがヒクヒクと震え始め……口を離せないように、私の頭が手で押さえられる。

 

 そして、腰ごとぶるっ、と震えたかと思うと……次の瞬間、口の中に、熱い白濁液がドバッと広がった。

 

 舌に、歯に、頬の裏に……雄の匂いを強烈に放つゲーチスの精液が絡みつく。

 その匂いが、口から喉を通り、鼻に抜ける。

 吐き気を催すような……しかし、女としての本能を刺激される匂い。

 

「んっ、ぐ……んぐっ……!!」

「ほら……一滴残らず飲み干すのですよ……」

 

 言われるまま……私は、喉を鳴らしてそれを飲み込んでいく。

 

 2、3度大きくびくびくと震え、そのあと小刻みに数回……ゲーチスは肉棒から、勢いよく口の中に精液を吐き出し……ようやく、おさまった。

 

 口の端から、僅かにこぼれ出た精液が、あごを伝ってぽとりと落ちる。

 

 そして、口の中に残った最後の一口をどうにか飲み下した途端、

 

「んく、っ……はぁ、はぁ…………きゃっ!?」

「ふふっ、美味しかったですか? 余韻に浸っているところ申し訳ありませんが……ふふっ、そろそろ……」

 

 私はいきなりうつぶせに押し倒された。

 

「さて……それでは本番、ですね……準備はよろしいですか、アイカ……?」

 

 返事を聞く気もないゲーチスの問いかけ。

 

 それが合図だったかのように、プラズマ団員が、私の服を剥ぎ取って全裸にした。

 わたしの胸が、お尻が、オマンコが……隠すもの全てを奪われ、冷たい空気にさらされる。

 

 そしてそのまま持ち上げて、四つんばいにさせる。

 

 プラズマ団員達の、ゲーチスの、そして……メイの視線が集中するのを感じる。

 

 そして……

 

「じゃあ、挿れますよ……っ!!」

「ん、くぅっ……!!」

 

 ずぷっ、と、

 ゲーチスの肉棒が、私の肉壷の入り口をこじ開け……中に入ってきた。

 

 怒張した熱いペニスが、肉ヒダをこすり上げながら、何の遠慮もなく、一気に奥まで突き抜けた。

 

 そのまま、欲望のままに、私の中で縦横無尽に暴れ回り始める。

 

「ふぅ、む……! 久しぶりですが、やはり名器ですよ、あなたの膣は……間違いなく、今まで抱いてきた中で最高の一品だ……!」

「……っ……んっ、ぐ、はあぁ……っ!!」

 

 腰をつかみ、年齢を感じさせない力強いピストンが……記憶の端に残っている、何度も私の中を行き来したそれが、今、再び私を辱めている。

 

 それを受け止めている私の膣は、フェラのときから濡れ始めていて……今はもう洪水のごとき有様だった。

 

 ゲーチスのペニスが出入りするたび、大量の愛液が水あめのようにからむ。

 そしてそれ以上の量のそれが、かき出されて地面に落ちる。

 

 傍から見たら……犯されながら、とろとろとオマンコから粘液を垂れ流す、淫靡な女の様子を見ることになるのだろう……。

 

 ふと、視界の左端にメイが映った。

 

 その顔は……ショックを受けたような、悲しんでいるような……複雑な顔になっている。

 怯えているのか、体は小刻みに震え……目の淵には、涙まで浮かんでいた。

 

 ……ごめんね……怖い思い、させちゃって……

 

 でも、あなたのことは……守るから……私は、いくら汚れてでも……!

 

 その一心で、私は、こらえきれない喘ぎ声を漏らしつつも……文句も言わず、ゲーチスのペニスを受け止め続ける。

 

 熱を持った切っ先が、子宮口をコツコツと突き上げ、体の中からじんじんと快感が広がり、頭をとろかしていく。

 

 何も考えられなくなりそうな……そう、あの頃……アジトで何度も味わった感覚。

 嫌なのに、気持ちよくて……もう、何も考えたくなくなる、あの感覚だ……。

 

 そのさなか、

 

「ふふふっ……メイちゃん、でしたか……見ていてどうですか? お母さんが、私のオチンチンを、美味しそうに受け止めていますよ……?」

「っ……い、いや……!」

「っ…………! メイは、関係な……んぐっ!?」

 

 ひときわ強く突き上げられ、声が途切れる。

 

 さらに文句を言いたくなったけど……言ってどうにかなるものでもないし……惨めに思えるだけだろう。

 そのまま、歯を食いしばって、陵辱に耐えた。

 

 そして……そのままゲーチスのピストンは続く。

 わざと、メイから横向きに見えるようにして……私とゲーチスがつながっているところを……私が犯されているところをよく見えるようにして。

 

 メイの、私が喘ぎ声を上げるたびに聞こえる『ひっ……』という声を聞きながら……ゲーチスは腰を振り、高まっていく。

 

 そして、ひときわ強く腰を振ると……再び、肉棒から子種汁を解き放ち、焼けるように熱いそれを膣内に溢れかえらせた。

 

「―――っ…………!!」

「……っ……ふぅ……相変わらずの名器でしたね。アイカ……ふふっ、見えますかメイ? あなたのお母さんのオマンコから、私の精液がこぼれ出ていますよ?」

「い、いや……ぁ……!」

 

 目の前で、自分の母が……フェラチオをさせられ、犯され、精液を注ぎこまれ……膣口からそれがこぼれ出る光景を見せられたメイの口から出た言葉は……それだけだった。

 

 ……その表情も……脱力で崩れ落ちている私には、見ることができないけれど。

 

 ……っ……私の娘を……こんな風に、怯えさせて……っ!!

 

 屈辱と憎悪に私が歯を食いしばった…………その時、

 

 

「いやぁ……やめて……んはぁっ!?」

 

 

「……!?」

 

 聞こえるはずのない声が聞こえて……私は、はっと顔を上げた。

 

 そこでは……プラズマ団員に、スカートの中に手を突っ込まれたメイが、おびえながら必死に抵抗しようとしていた。

 しかし、いかんせん子供と大人……抵抗になっていない。

 

「……っ……! ゲーチス! メイに手を出さないでって……っぐっ……言ったじゃ……!」

「ええ……ですから、別に私は手を出していませんよ?」

「あなたの部下も、って、んあぁっ!! 言った……でしょ……!?」

 

 勢いに任せて怒鳴りつける―――喘ぎ声のせいで途切れ途切れになるが―――と、ゲーチスはにやりと笑って、

 

「おや? ご存じないのですか? プラズマ団は解散したのですよ?」

「は……!?」

「ですから私はもう『七賢人』ではないし、彼らも私の『部下』ではありません。ただ私に協力してくれている……単なる『知り合い』ですよ」

「……っ……そんな屁理屈……んあぁあっ!?」

 

 またしても、快楽で言葉を封じられる。

 たった今射精したばかりの、ゲーチスのペニス……それがもう硬さを取り戻していた。そのまま、腰を動かし……快楽をむさぼる。

 

 そして、抵抗も何もできない私の目の前で……

 

 メイの小さな裸体が組み敷かれ、

 

 ズボンとパンツを下ろしたプラズマ団が、その上に覆いかぶさり……

 

 

 

「じゃあ、いくぞ……そらっ!」

「いや、やめて、いや……ぁあああぁぁっ!?」

 

 

 

 その小さな入り口を突き破り……名も知らぬ団員のペニスが、メイの膣内に深々と突き立てられた。

 

「ぁ……ぁ……い、いやぁ……」

「うあぁ……こりゃいいぜ、狭くて、きつい……!」

「嫌……痛……お母さん……いやあぁぁあっ!!」

 

「メイ……メイィ―――ッ!!」

 

 おそらく……今の私の絶叫も……これから始まる陵辱を彩るスパイスにされるんだろう……っていうのは、予想がつく。

 

 それでも……私は、叫ばずに入られなかった。

 

 とうとう……メイまで……こんな、ことに……っ……!

 

 私、母親なのに……守れなかった……!!

 

 私自身も、3度目の射精欲求に突き動かされるゲーチスによって嬲られ続け……喘ぎ声を上げ、震えながらも、目を離せない。

 

 その私の目の前で……メイは、プラズマ団員の男に陵辱されていく。

 

 ナオヤの件があるから、初めてではないとはいえ……セックスを経験するにはあまりにも早い、その小さな、つぼみのような膣口。

 そこがこじ開けられ……赤黒い肉棒が刺さっている。

 

 何の遠慮もなく、力強くピストンされ、小さな体がびくん、びくん、とはねる。

 

 明らかに、メイの体と、相手の男の体のサイズが不釣合い……そのせいで、刺さっている肉棒の形が、僅かながら、下腹部に浮き出て……変形させていた。

 

 押さえつけられ、好き勝手に犯されるのその様子は……よくできたラブドールのようにも見えた。

 

 ……失意の涙を浮かべ、恐怖と悲しみのに顔をゆがませ……助けを求めて泣き叫んでいなければ、本当にそう見えたんだろう……。

 

「嫌、嫌ぁっ!! 痛……あぐ……んあ……はひあぁあっ!?」

「お願い……やめて、やめてよぉ……っ!!」

 

 懇願するような私の声も届かない。陵辱は……本当に子供を相手にしているのかと思うほどの激しさで続けられる。

 

 そして……私の方の陵辱も、再びラストスパートに入りつつあった。

 

「お願い……やめて……メイに、手を出さないで……私が、代わりに、何でもするからぁ……っ……!!」

 

 無視して、ゲーチスの腰の動きが激しくなり……膣内でペニスが、またヒクヒクと震え始める。

 犯されている側の私の子宮が、期待するようにうずきだしたことからも……その時が近づきつつあるとわかった。

 

「おおぅ、で、出るぜ……もう、出る……」

「や、やだ……やめて、んぐっ……お母さん、怖いよ……お母さ……っく……うああ……」

 

 励まそうとしてか、慰めようとしてか……私が、メイに対して声を上げようとした……その時、

 

 

 プラズマ団員の腰が、ぶるっと震え……同時に、メイの目が、驚愕に見開かれた。

 続けて……涙が、その頬を伝う。

 

 

 それだけで……何が起きたか……想像するには十分だった。

 

「……ぅおぉ、おぉほぉ……っ!」

 

 薄気味の悪い声を上げながら、プラズマ団員の腰がびくっ、びくん、と脈打つように震え……そして、

 

 その、メイとの連結部から……収まりきらなかったのであろう、溢れかえった分の、白濁の液体が……とろりとこぼれ落ちた。

 

(そん……な……!!)

 

 直後、

 

 私の膣内でも……同じことが起きた。

 

 3度目となる射精が、ゲーチスのペニスの先端からほとばしり……私の子宮内に再び注ぎ込まれる。

 

 快楽に震え、喘ぎ声を上げることをこらえ切れなかったが……私の心の中には、そんなことはなく、

 ……失意と、絶望だけが、占めていた。

 

 ……それも、私だけの陵辱だったら……どれほど楽だったろう……。

 

 私は、以前のように、ゲーチスに犯され……子宮に精液を注がれた。

 

 さらには、メイまでも……名も知らぬプラズマ団員の男に犯され、同じように膣内射精された。

 

 ……こんな、ことって……

 

 ショックで嗚咽すらも出てこないらしいメイを視界の隅に捕えながら……私の体から、、いや……体だけでなく、心からも……急速に力が抜けていった……。

 

 

 ☆☆☆

 

 

 それから……ただひたすら、陵辱の繰り返しだった。

 

「うおぉっ……こいつのオマンコ、すげーいいぜ……細かくヒダが絡み付いてきてよぉ……こすり上げられる……」

「こっちのは小さいだけあってすげー締まりだ……こんなの初めてだぜ……」

「へへっ、ほらほら……お口がお留守だぜ、おじょーちゃん」

「お母さんもがんばれよ、娘に負けてんじゃねーよ、ははっ」

 

 私とメイ、2人並んで四つんばいにされ……オマンコと口にそれぞれ1本ずつ突き立てられ……そのまま、何人ものプラズマ団員の精液を、上下の口で受け止めさせられた。

 

 男が絶頂し……膣内に、もしくは口の中に精液を吐き出すと……その次の順番の男が、空いた穴に新しいペニスを挿入する。

 何度も何度も、ローテーションで私達を犯す。

 

 ……そんなのも、序の口だったけど。

 

 私は、お尻が真っ赤になるまで、何度も平手で叩かれ、失禁してしまったり……

 

 メイは、アナルにもペニスを突き立てられたり……結局、ゲーチスにも犯されたり……

 

 私を脅して、メイのオマンコを無理矢理舐めさせたり……その逆も……

 

 ひざまずかせて、2人がかりでゲーチスに奉仕させられたり……なんてことにもなった。

 

 私もメイも、数え切れないくらい犯され……精液を注ぎこまれ……

 オマンコが、当分閉じないくらいにゆるゆるになり……とろとろと、溢れた精液が流れ出る。

 

 

 

 数時間後……

 

 円を作って囲むように立つ、プラズマ団員達の見下ろすその視線の下で……

 私とメイは、犯されすぎてガニ股になり、それが直らない状態で……重なるようにして倒れていた。

 私が下、メイが上になって……

 

 膣口からといわず、肛門からも白濁液を垂れ流し……体中にしたたらせている。

 

 体は動かない……どころか、意識が朦朧として、もうどうにもならないその状態で……私達の耳に、薄気味悪く笑う、ゲーチスとプラズマ団員達の笑い声だけが届いていた。

 

 ちょっとだけ、視線を下にやると……瞳から光が消え、焦点の定まらない目になってしまっているメイがいる。

 

 私は……何も考えず……最後の力を振り絞るようにして……弱弱しく、ぴく、ぴくん、と震える、彼女の体を……抱きしめた。

 

 耳に入ってきた会話の内容からすると……おそらくこれから、私達は……どこかに監禁されるんだろう。

 プラズマ団員達に、恨みを晴らすかのように、毎日犯されるんだろう。

 

 それこそ、最後の時にゲーチスが言っていたようなこと―――だれともわからない人の子供を産むようなことに―――に、なってしまうのかもしれない……。

 

 ……しかも……そこに、メイまで巻き込むことになって……

 

 ……ごめんね、メイ…………

 

 お母さん、あなたのこと、守れなかった……

 あなたはあの時、私を助けてくれたのに……

 

 そんな、自分自身の失意をごまかすかのように、そして……これから、私達母娘を待ち受けるんであろう、過酷な運命から、少しでも目を背けるかのように……

 

 私は、ぎゅっ……と、メイを抱きしめた。母から娘への、せめてもの愛情表現だといわんばかりに。

 

 力の限り……ぎゅっ……と、

 

「……お……母……さん……」

 

 そうして……抱きしめた所で…………

 

 

「お母さん……」

 

 

 所で……

 

 

 

 

 

 

「……お、お母さん、痛いよ~……」

 

「……ん、え…………?」

 

 

 

 

 

 

 ――――――目が覚めた。

 

 

 

 

 

 ………………目が覚めた?

 

 

 

 

 

「…………あれ?」

 

 

「よい、しょっと……おはよう、お母さん。おばあちゃんが呼んでたよ、『疲れてるのはわかるけど、晩ご飯できたから、いいかげん起きてきなさい』って」

「…………は? え? ええ?」

 

 

「もう……起こしに来たらいきなり抱きしめられちゃうんだもん……びっくりしちゃったよ……お母さん、怖い夢でも見てたの?」

「……………………」

 

 

 目の前には……至極いつも通りの……明るくて元気で、相変わらず私にそっくりな……メイの顔。

 

 

 当然、陵辱の痕跡なんか、どこにもなくて……。

 

 

 ……もしかして……いや、そんな……まさか……

 

 

 

 

 

…………今の…………夢オチ……!?

 

 

 

 

 

 ☆☆☆

 

 

 …………後になって、メイに聞かされて知った……というか、思い出したんだけど……

 

 確か私、昼間……またナオヤが新しく、しかも珍しいポケモン捕まえてきたって言うから、ためしにバトルすることにしたんだっけ。

 ちょうど暇だったし、私の家の庭で。

 

 

 ……で、

 

 

 

 ナオヤが捕まえてきたのが『ダークライ』で…………って、またどっからそんな激レアポケモン捕まえてきたんだか……

 

 

 

 そして、『ダークホール』の流れ弾に私が当たって、眠っちゃって……

 

 

 

 その、ダークライの特性『ナイトメア』のせいで……私は悪夢を見た……と。

 

 

 で、そのままバトル中止になって、

 無理に起こすのもアレだからって、私はそのまま寝かせることにして、

 晩ご飯の仕度ができて、メイが呼びに来て……今に至ると。

 

 

 

 ……起こしてよ、悪夢見るの目に見えてんだから……。

 え、起こしても起きなかった? あ、そう……

 

 

 

 晩ご飯の席では、メイと、お母さんと、いつも通りお呼ばれしているナオヤと……ちょっと申し訳無さそうにしている(?)ダークライも一緒だった。

 

 ……まあ……わざとじゃないんだし……攻めるに攻められない……

 けど……当分こいつとバトルしたくない……と思ってしまう私に非はないはず。

 

 

 

 

 ……でも……夢でよかった……。

 

 

 

 

「ちなみにアイカ……どんな夢見たの? うなされたらしいけど」

「絶っ対言わない、誰にも」

「えー、教えてよー、お母さん」

「ダメ。特にメイには」

「え……何で?」

「でもほらアイカ、悪夢は人に話すと正夢にならない、って言うじゃない。ね?」

「だーめ、とにかく……っていうか、意地でも正夢にしないつもりだから安心して」

 

 

 

 

 

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