ポケットモンスター Erotic Generation 作:破戒僧
「あ、がっ、やぁああっ!?」
……先に行われた9個の出産に、時間をかけすぎちゃったのか、
お腹の中で、卵から孵ってしまったメラルバが……外に出たい、と暴れだす。
暗闇の中、右も左もわからず……手当たり次第にぶつかっている。
芋虫の形の体を、ぐねぐねとうねらせ……いくつもの足を動かして、子宮内を動き回り……壁の向こうに出ようと。
生まれたばかりとはいえ、ポケモン……。体の中で暴れられるその感触は……経験したことないけど、多分、胎児がお腹の中で、胎盤を蹴っ飛ばすよりも……数段上の衝撃だと思う。
そしてもう1つ……炎タイプのポケモンであり、たいまつポケモンと呼ばれるだけあり……その体温がかなり高い。
腕で抱きしめて、暖かい。と感じる程度のそれでも……体内にそれが直接あるというのは、かなりの熱を感じる。
痛い……子宮の中で……暴れてる……!
熱い……子宮の中が……焼けそう……!
たまらず、私は崩れ落ちた。
それでも、とっさに肘を立ててお腹をかばい、メラルバに影響はないようにする。
そして……もう、四つんばいでいるだけのの体力も無いので、仰向けになった。
それでも……体力的に楽でも、お腹はちっとも楽じゃない。
「あっ……は、がぁ……お、おとなしく、してぇ……っ!!」
圧痛と熱感に、転げまわりたくなるけど……なんとか我慢して、お腹をさする。
……こうした方がいい、って、本能で感じる……私が、女だから……かな。
「……おちついて……慌てないで……大丈夫、だから……っ!!」
すりすり……と、さすっていくと……心なしか……少しずつ、メラルバが暴れるのが、治まっていくような気がした。
「大丈夫……ね……? 怖くないよ……ちゃんと、生まれられるから……」
不必要なほどに……私の口から出てくる言葉は、メラルバに優しかった。
苦痛を与えてたんだから、もうちょっと恨みがましくてもよかった……ううん、普通ならそうなるんだろうな、っていうことは、私も思うんだけど……
……それでも、こう思えるから……。
……生まれようとしてるだけのこの子に……罪はない……って。
……ふふっ、いつの間に、私……こんな、母親じみたこと言えるようになったんだろう……いや、まあ……実際母親だけど……。
そんな思いもあったけど……今はとにかく、私は……私のお腹の中で怖がってるこの子を、あやして……きちんと産んであげること。
それが……今、私がすべきことだと思えた。
「……大丈夫、焦らないで……ちゃんと、産んであげるからね……」
そして、私は……下腹部に手を当てて、少しだけ押す。
すると、中にいるメラルバが……そっちに意識を向けたような気がした。
「ほら……こっちだよ。こっちから、出られるよ……」
すると、お腹の中で、多数の足がうごめき……からだがうねり……メラルバが方向転換して、子宮口のあるほうを向いた……気がした。
そしてそのまま、体内でうごめく感触が……子宮口の入り口をこじ開けて、外に出た。
「……っ、ぅう……!?」
やっぱり、苦しい……
けど、先に9個産んでるから……子宮口が広がってて、少しは楽……かな……。
「……そう、そうよ……そのまま、進んで……っ、くぅ……!?」
そのままメラルバは……私の膣のぜん動運動のアシストを受けながら……今までと同じように、産道を通って外に向かっていく。
……違うのは……その感触。
今までの『卵』の状態とは……いや、人間の子供とすらも、比べ物にならないくらい生々しい感覚。
そりゃそうだ……だって、私今……メラルバを……芋虫を生んでるんだよ?
芋虫のウネウネした体が……赤ちゃんの通り道を、いっぱいある足をぐにぐに動かして、這って進んできてるんだよ?
芋虫の表皮が、肉壁を擦って、
芋虫の足が、とことこと肉壁を踏みしめて、
私の中を……我が物顔で歩いてるんだよ……信じられる……?
「あぁあっ、はぁ、はあっ、はぁ……!?」
そして、信じられないことに……
(私……感じてる……!?)
その刺激に……私は、性的な快感すら感じてるらしい。
……膣内での刺激とはいえ、出産の圧痛の中で気持ちいい、なんて思えるなんて……私、どれだけ変態なの……!?
そうこうしている間に……ついに、メラルバが……膣口の辺りまで来た。
そして、導くようにそのあたりをなでている私の手を追うように……ゆっくりと、その頭から外に出していく。
「うっ、ぐぅ……!!」
触覚や毛がひっかかって、ちょっと痛い……けど、我慢しなきゃ……!!
この子だって……暗くて怖いの我慢して、がんばって、ここまで来たんだ……!
仰向けだから……ちょっと下を見ると……その、生まれてくる様子が見える。
「はぁっ、はぁっ……ひっ……はぁああっ!?」
ラマーズ法……なんてのは、試す余裕すらなくて、
生まれようとするメラルバのために、とにかく私は……全身全霊を注いでいた。
……けど、私の体力も、もう限界に近いし……早く、終わらせなきゃ……!!
「はぁっ、はぁっ、は……っ……はぁっ、はぁっ、はぁっ……ぁっ……!!」
膣口が……ゆっくりと、内側から……こじ開けられる。
最初に……膣口から、ちゅるん、と、2本の触角が出てきた。
次いで……メラルバの頭。目は、閉じられてる。まだ開いていないのか……はたまた、膣内が狭すぎただけか……。
そして……芋虫を思わせる胴体が……ぐにぐにと、膣内からひり出てくる。絡みつく肉ヒダを、力ずくで振りほどきながら。
上下左右に体を揺らし、膣口をこじ開け、ずかずかと踏みしめて……肉の床から、砂の床へと、歩みを進めていた。
「はぅ……うぐう……! ん、あぁあ……!」
(頑張れ……あなたも、私も……! あと、ちょっとだから……早く……!!)
私も、歯を食いしばって、下腹部に力をこめ……ぜん動運動でメラルバを後押しする。
まるで、お腹の中身全部を持っていかれるような感触……子宮ごと引っこ抜かれそうな、強烈な引張感……それでも、なんとか耐えた。
そして、ついに……
「ああぁ、うぅぅうあぁぁああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ―――――っ!!!」
胴体の最後……一番太い部分と、その先の……急に細くなっている尻尾部分が、そしてその先が、ようやく、外に出た。
ちゅるん、という音と共に……膣口から、とろりと糸を引いて。
「はぁー……はぁー……はぁー……や、っと……う、生まれたぁ……」
女の子の膣から……太さにして腕ほどもありそうな巨大な芋虫が……体をうねらせながら、外に出てくるという……傍から見たらおぞましいにも程がある光景。
触覚のある……虫の頭が、長い胴体が出てくるその一部始終を……私は見ていた。
けど……気にはならなかった。
……何でだろう?
そんなの気にしてるほど、精神的に余裕ないから?
そんな風に言ったら、この子がかわいそうだから?
どうでもいいから?
……考えるのもめんどくさいや。
でも、まあ……
「……無事に……生まれられて……よかっ、たね……」
私の股間のところで、初めて踏みしめる砂の大地の感触に、若干戸惑っているように見える……生まれたてのメラルバ。
先に生まれた、9匹の兄弟たちと一緒に……戯れている。
そんな様子を見ながら……私の体力は、とうとう限界を迎えた。
視界がどんどん暗くなり、意識が薄れていく。
……私、コレ……死んじゃうのかな……
……死んでも、おかしくないな……何せ、メラルバ10匹も産んで、それにごっそり体力持っていかれたんだもんな……。
……どうにも、ならないかな……
……と、胸に違和感。
見ると……私が最後に産んだメラルバが……私の胸のてっぺん……乳首の辺りを甘噛みして、ちゅーちゅーと吸っている。
……もしかして、母乳……ほしいのかな……?
ははは……ごめん、出ないよ……私が妊娠したわけじゃないもん。そこにいる……ウルガモスの卵、産み付けられただけだもん……。
ていうか、何それ……なんか、人間みたいなことするんだね? 子宮の中で孵って、そのまま私が『産んだ』からかな?
そんな……ちょっとだけほほえましいかな、っていう感想を抱きながら……私の意識はブラックアウトした。
☆☆☆
生きていられたのは、奇跡だと思う。
意識を取り戻した私の周りには……ウルガモスが置いていったのだろう、大量の果物が積まれていた。
……お礼、のつもりかな? こんな、代理母じみたマネをしてくれたことへの。
ともかく、どうにかしてそれを食べようと手を伸ばそうとして……でも、手が動かなくて。
そしたら、なんと……1匹のメラルバが、それを口元まで運んでくれた。
私はお礼を言いながら……その果物を食べた。
……その繰り返しで……実に十数時間かけて、私は動けるだけの体力を取り戻した。
回復を待つ間に気付いたんだけど……
10匹ものメラルバを……内1匹は孵った後のを産んだ私のオマンコは……さすがにガバガバに広がってしまっていた。
ある程度閉じてきたみたいだけど……それでも、指5本くらいなら余裕で入っちゃうくらいに。
……これ、直るといいなぁ……
直らなきゃ……ナオヤに申し訳ないな……こんなんじゃ、気持ちよくしてあげらんないよ……
あと……ヘルガーとハリテヤマとゼブライカとオクタンとスリーパーも……
回復後、果物と一緒に置いてあった、私の服や荷物を回収し……体力がある程度戻ったとはいえ、おぼつかない足をなんとか動かして……砂の城を脱出する。
その時……しばらく『歩いて』なかったから……ちょっと練習が必要だった。……私のほうが赤ちゃんみたいじゃない……。
そして、いざ脱出しようとしたときになって……ようやく気付いた。
「……あなたは……皆と一緒に行かないの?」
後ろからついてくる……1匹のメラルバに。
しかも、この子……私が『産んだ』子だ……。何故か、わかる。
他のメラルバは……ある程度外の環境に慣れたあと……私を置いて、ウルガモスと一緒にどこかへ行ってしまった。
なのに……この子だけはそれについていかず……私についてきた。
というか……あの、果物を運んできてくれたあの時点で、もうウルガモスたち……いなかったし。
その時にもう、ウルガモス達に付いて行く気はない……として、この子は私にずっとよりそっていたことになる。
……もしかして……
「……一緒に……来たいの?」
その返事を……メラルバは、行動で示した。
私の足元に寄り……よじ登ってくる。膝、太もも、腰、お腹……そして胸まで来た。
思わず私がそこで抱きとめると、そのまま私の胸を……さっきと同じように、甘噛みして吸う。服の上から。
「あっ、やん……っ!」
だ、だから、おっぱいは出ないよ……?
……でも……何でかな……
……この子……ちょっと、かわいいかも……
そのまま……私は、そのメラルバを、ぎゅっ、と、抱きしめた。
……もう、放さない……とでも言いたげに。
「……これからよろしくね、メラルバ?」
返事は、やっぱり甘噛みだった。
その日、
私の家に……また新しい仲間が、家族が、加わることになった。
しかも、メイに続く……私の2番目の子供、という形で。
……あ、いや、正確には11番目か。先に卵9個産んだしね。
ちなみに、性別はオスだった。
メタモンのメイに、メラルバの弟ができたことになる。
……すごい家系図ができそうね……それ。
ふふっ、でも……
……、なんだかんだ言っても……やっぱりかわいい、かな……自分の子は、さ……