※この作品はR-18です。

ポケットモンスター Erotic Generation   作:破戒僧

53 / 167
後日談16 ホワイトフォレストの休日

特に何でもないある日、

 

私は……最近の、スケジュール的にも内容的にも結構ハードな日々の疲れを癒すべく……家族連れで、遊びに来ていた。

 

具体的には、電車で痴漢に犯されたり……バトルに負けて辱められたり……またポケモン出産したり……

……どれか一つでも大騒ぎになりそうなことをいくつも経験しといて、しっかり立ち直ってる私……今更だけど、どんどん普通じゃなくなってくわね……

 

そんな気分を忘れるための、今回の、ピクニック。

 

場所は……ブラックシティの近くにありながら、180度違う景観の自然の楽園……『ホワイトフォレスト』。

 

そこに……ナオヤ、メイ、そして……最近私達『一家』に加わった、メラルバも一緒に……自然の中、芝生にビニールシートしいて、ただいまリフレッシュ中……ってわけ。

 

ちなみにお母さんは……ホントは一緒に来る予定だったんだけど……何か、急な用事が入っちゃったらしく、来れないとのこと。

今更中止にすると、メイやメラルバがかわいそうなので……お母さんとは今度また遊びにいく、ってことで、今日は『親子水入らず』だ。

 

お弁当は手作りで持参。お母さん監修で、私とメイが早起きして作った(朝5時)。

 

昔からよく、お姉ちゃんと一緒にお母さんに教えられてたので、結構得意だし……遺伝なのか、メイも物覚えがよかったから、手間はかからなかった。

なので、無理しちゃって手が絆創膏だらけ……みたいなお約束はない。私もメイも。

 

出来たお弁当は……重箱で十段くらい。大量。

もちろん、私達3人だけでなく……それぞれのポケモンたちの分も作ったから。

 

それ持って、積載重量が大きくて力持ちなナオヤのゴルーグに乗って、ここまで飛んできた……というわけ。

 

「どう……おいしい? お父さん?」

「うん、美味しいよ? メイはお料理上手だね」

「えへへ……ありがとう!」

 

と、自分が作った鳥のから揚げを褒められて、嬉しそうにしてるメイ。顔をちょっぴり赤く染めてるその姿は……我が娘ながら可愛くてしょうがない。

 

……が、

何故かナオヤは……『おいしい』と言いつつも、何かちょっと言いたげな様子で……私とメイを交互に見ている。……どうかした?

 

「あの……アイカ?」

 

私にしか聞こえないように、声量に注意して話すナオヤ。

 

「えっと……このから揚げなんだけど……メイが?」

「え? うん、ホントよ? 美味しくなかった?」

「いや、すごく美味しいんだけど……揚げ物させたの? メイに? まだ子供だよ?」

 

ああ、そこね……。

 

まあ、油使うし……確かに、子供に揚げ物させるのは危ない。常識的に考えて。

けど、そこは私のDNA。メイはそんなやわな子じゃない。

私とお母さんで、しっかり教え込んであげたから。

 

「いや、それにしたって……メイまだ8歳か9歳くらいでしょ?」

「体はね? ホントのとこは……生後半年くらいね」

「ああ、そりゃそうだけど……って、それ余計ダメなんじゃ……」

 

ナオヤの心配も、まあもっともかもだけど……私だって、そのくらいの時からかなり本格的に料理仕込まれてたわよ?

 

さっきも言ったけど……お母さんが結構スパルタで、『男は胃袋から責める!』っていうのが持論らしく……ん? 字違わない?

 

それで、私もおねえちゃんも、小さい頃から仕込まれてたわけ。きっちり男の胃袋を満足させて、いい旦那をゲットできるように、って。

 

……違う角度からゲットしちゃった気もするけどね……私の場合。

 

そんなわけで、我が家的にはこのくらい全然普通です。

 

「大丈夫大丈夫、私とお母さんが教えてるんだから……来年の今頃には1人でコース料理作れるくらいまで鍛えてみせるしさ」

「何、その気合の入れよう……」

「……? お父さん、お母さん、どうかしたの?」

「ううん、なんでもない。お父さんが、メイの料理があんまり美味しくてびっくりしたんだってさ?」

 

まだちょっと納得してないナオヤは無視して、私達はお弁当をつつく。

どれもこれも、お母さんに見てもらっただけあり、自分で言うのも何だけど……最高の出来と言っていい。

 

無論、メラルバやヘルガー、ポリゴン……といった、ポケモンたちも一緒。

重箱ごとに、肉や野菜をわけて、ポケモンたちの好みに合わせたポケモン用料理(お母さん直伝)を作ってあげてるから、みんな美味しそうに食べてる。

 

残さず食べて、お腹がいっぱいになったら……今度は皆で遊ぶ。

ビニールのボールとかバドミントンとか、色んな遊び道具持ち込んで……広い芝生を一杯に使って駆け回る。メイと一緒に、親子&ポケモンで。

 

ナオヤは運動得意じゃないわけじゃないんだけど……私達は人一倍活発なので、ちょっと疲れるかも。メイ、やっぱり私の娘と言うか、あっちこっち走り回ってるのに全然疲れる気配ないし。

 

けどまあ……お父さんが家族サービスで妻と子供に尽くすのは当然よね?

なので、がんばってもらうことにしよう。最高の手料理をいっぱいご馳走してあげたんだし、文句あるまい。うん。

 

 

 

 

そんな感じで遊んでると、

草原の向こうから、どうやら……私達と同じように、ピクニックにでも来たらしい、家族連れっぽい人達が来た。

私達が遊んでるとこに来て、『よかったら一緒にどうですか?』って言ってきた。大勢の方が楽しく遊べる、とかで。

 

向こうも、お父さんとお母さん……そして女の子の3人。休日の家族サービスで、このホワイトフォレストにピクニックに来てたんだとか。

 

面白そうだったので……ご一緒させてもらうことにした。

うんうん、なるほど~……家族ぐるみで、他の家とこんな風に遊ぶっていうのも、けっこう楽しいもんなのね……新発見だわ。

 

相手の家族の人達には、『随分若いご夫婦ですね』って言われたけど……私とナオヤは、若く見られて喜んでるふりしておいた。

……実際に若いんだけどね……まあ、説明とか面倒だし。

 

そんな風に和やかな空気の中、私達は、その家族の皆さんと一緒に……色々遊んだ。

鬼ごっこやかくれんぼに……母&娘チームVS父親チームでバドミントンとか。

まあ、4対2だし……女チーム、私とメイがいるから……超圧勝だったけど。

 

バドミントンの時とか……割と本気でやったので、ナオヤと向こうのお父さん、私の剛速球に結構マジで怖がってた気がする。

けど、メイが面白がって楽しそうにしてたので問題なし。積極的に打ちました。

 

 

 

そして、今は……

 

 

「メラルバ、火の粉!」

「パチリス、かわせ!」

 

 

コートの上で……メイと、向こうのお子さんが……ポケモンバトルで遊んでる。

メイがメラルバ、向こうのお子さんは……パチリスを出して。1対1。

 

……ちなみに、メイが指示を出して戦わせてるメラルバは……私が産んだあのメラルバ。そう、彼女の弟です。

 

まあ、メラルバなんてちょっと珍しいポケモンだけど……まあ、子供のバトルだし、サイズが小さい彼らは見た感じもいい具合にほほえましいんじゃないかな、と思える。

 

……実際には、指示出してるトレーナーのうちの1人もポケモン(メタモン)なんだけど……指示出せるだけの知能も技量も、人間としての見た目も心もあるから問題ない、ってことでひとつ。

 

そんな風に、ほほえましくバトルする彼女達を、応援しながら見ているそれぞれの両親。

どちらが勝ってもいい経験になるだろうな……とか思いつつ。

 

「ほらほら、メイー、しっかりねー!」

「わかってるー!」

 

さすが私達の娘……常日頃から私達の様子を見てるだけあって、ポケモンバトルに関してのノウハウは目を見張るものがある……といっていいくらいだ。

メラルバも、種族としての能力もかなり高いし……相性もいい。

 

……2人とも、私がお腹を痛めて産んであげただけのことはある……かな。うん。

 

ほどなくして……パチリスもけっこう健闘したものの、私達が直々に鍛えてあげてるメイとメラルバにはさすがに適わず……5分くらいで決着はついた。

当然、我が娘と息子の勝利で。

 

相手の子、悔しそうにしてたけど……やっぱり子供だから立ち直りも切り替えも早い。

メイに『次は勝つね!』って宣言して、また遊びに戻っていた。

 

そしてそのまま、またしばらく家族で遊んで……西の空が赤くなってきたぐらいで、ピクニックはお開きにすることにした。

 

ちょっと名残惜しそうな、相手家族の皆さんと別れて……私達も家路につく。『また会えると良いですね』って、お互いに言っておいて。

 

久しぶりに、のんびりした感じの休日が過ごせたな……と思う。

 

……ほんとに……レイプやら何やら、エッチなことが絡んでこないことって、ここんとこまずなかったからな~……

 

 

☆☆☆

 

 

帰り道は……軽くなった荷物と一緒に……羽毛が柔らかいチルタリスで帰る。

 

バトルでがんばったメラルバは、今はモンスターボールの中で休憩中。

私は指示出すために一番前の方に乗ってて……遊び疲れて眠りそうなメイは、落ちないようにナオヤが抱いてくれてる。がんばれ、お父さん。

 

「しっかし、疲れたなぁ~……子供ってホント元気だよね……」

「なーに年寄りみたいな発言してんのよ、あんたまだ十代でしょ?」

「そうだけどさ……アイカもだし、メイも……あそこまで遊びまわるだけの体力がよくあるな~、って……僕もうへとへとなのにさ……さすが君の娘だよ……」

「どーいう意味よそれ……あ、チルタリス、前からスワンナの群れ来る。迂回しよ」

 

と、言われるままにチルタリスが大きく迂回して跳ぶと……その揺れでだろうか、

目を閉じて、寝る寸前だったメイが……目を開けた。

 

「あ、ごめんねメイ、起こしちゃった?」

「……ううん、だいじょぶ…………!」

 

と、何かに気付いたような様子のメイ。

 

そして……何故か『ぎくっ!』と効果音が聞こえそうな反応を返したナオヤ。……なんで?

 

すると、ナオヤに抱かれているメイの口から……思いもかけないセリフが。

 

「お父さん……おちんちん、おっきくなってる」

「「!?」」

 

……ええと?

 

あ、よく見ると……ホントだ。テント張ってる。

 

「……元気じゃない。少なくとも、娘に欲情して勃起できるくらいには」

「い、いや、その……」

 

……疲れマラ、って奴? 疲れた時とか、勃起しやすくなったり、性欲が却って強くなったりする……っていう?

 

……なんだかんだ言って、この人も私達の夫で父親なだけあるわね……しっかり元気じゃないの。いろんな意味で。

 

……そんなことを報告された以上、私達が次に何を言うかなんてのは決まってるわけで。

 

「お父さん……私、今日がんばったから……帰ったらご褒美ちょうだい?」

「あら、じゃあ私も、早起きして一緒にお弁当作ったご褒美もらおっかなー?」

「あ、あはは……了解」

 

と、いうわけで……夜の部、開催決定……ということで、いやおうなしに笑顔になっちゃうメイと私でした。

ふふん、疲れさせてもらおうじゃないの……旦那様♪

 

そんな、いろんな意味で明らかに普通じゃない私達親子の歓談に、私達を乗せてるチルタリスが、『しょうがないなこいつら』とでも言いたげに鳴いて、加速した。

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。