※この作品はR-18です。

ポケットモンスター Erotic Generation   作:破戒僧

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第16話 お見合いと草花の淑女(ナオヤ視点)

○Side ナオヤ

 

……父さんが組んだお見合い。いろんな所の、いろんな名家のお嬢さんやら、有名人やら、実力者やら……何人どころじゃなく、相当な多さ。

それらを、ちょっとずつ処理していく……あーもう、なんて陰鬱な作業だ……。

 

僕はアイカが好きなんだ、って……父さんにはきっちり伝えたのにな……。

 

まあ……父さんにとっても、小さい頃から家族ぐるみで、アイカの家とは交流があったし……僕らのみならず、家同士の仲もよかった。

だから当然、アイカのことも、父さんはよく知ってるし……アイカ個人に対して、否定的な印象を持ってるってことは……まずない。

 

けど……まあ、仮にも僕は、天下に名を轟かせる『シルフ』の御曹司。

父さんからすれば、様々な面で実力者といえる、それなりの相手と結婚してほしい……っていう願望はあるだろう。社長としても……親としても。それは……わかる。

 

それでも……僕は、アイカのことを諦めるつもりはないけど……っと……?

 

……どうやら、相手が来たみたいだ。

 

 

 

今、僕は……お見合いの場所に設定された、和風の旅館にいる。

一応正装して、畳に敷かれた座布団に座り……お見合いの相手を待っていた。

 

……その相手が、今しがた到着したらしい。

……予定の時間より、ちょっと遅れたな……ま、話を断るのにはいい材料か。

 

そして、

部屋の、向かい側のふすまが開いて……その相手が、ゆったりとした、しかし礼儀正しさと気品を感じる動作と共に、部屋に入ってきた。

 

一歩部屋に踏み入ると……足をそろえて、きれいなフォームでぺこりと一礼し、

 

 

「お待たせしてごめんなさい、ナオヤさん……急遽、ジムの方が忙しくなりまして、お約束の時間に遅れてしまいました。どうぞ、ご容赦ください」

 

 

今日のお見合い相手……タマムシジムのジムリーダー・エリカは、そう言うと……また、ゆったりとした動作で……向かいの席に座った。

 

 

☆☆☆

 

 

エリカさんとは、子供の頃……何度か会ったことがある。

彼女の親が地元の名士で、『シルフ』ともそれなりに交流があった。その関係でだ。

 

もっとも……アイカみたいな、特に仲のいい幼馴染……ってレベルじゃない。せいぜい、知り合いか、昔の友達程度……そういって過言じゃない関係だ。

 

それでも、昔話に花が咲くのは、多少は仕方のないこと、でもあった。

久しぶりに会う旧友同士、僕もエリカさんも、お見合いとか関係なく……その部分については、楽しく語り合えたと思う。

 

……これが、ただの食事会だったらどれだけいいか……

 

最初から若い者同士に任せる方針だったらしいこのお見合いは、仲介人の介入もなく、幼馴染2人だけで、つつがなく、ほころびなく進められた。

 

……さて、

あとは……この話を断れば、それで終了なんだけど……このまま、何も起こらずにすんなり終わって欲しいもんだな……。

 

 

☆☆☆

 

 

○Side アイカ

 

「……無理ね。絶対無理」

『あ、やっぱりそう思う?』

 

私は、セキチクシティの喫茶店で『忍者食』という名の普通のお団子を食べながら……そんな会話を、ライブキャスターの向こうのアララギ博士としていた。

 

そして今のは……『ナオヤが今日、タマムシジムのエリカとお見合いする』って情報を博士から聞いて、無事に終わるか、って尋ねられたことに対しての私の返答。

 

『何と言ってもナオヤ君だものね……今回もソッチ系の展開になっちゃうかな?』

「十中八九、ね……あいつと女の子が絡むと大体そうなるもん。特にジムリーダー」

 

カミツレさんやフウロちゃんがいい例。

こっち来てからも……カスミとだって、あのまま流されてたらどうなってたか。

 

『まあまあ。英雄色を好む、って言うじゃない? それに、アイカだって……多少はそういうところにも目をつむることにしてるんでしょ?』

「ま……難儀な性格や宿命背負ってるからね……うちの旦那様は」

『わかってるならいいじゃない。彼の気持ちはあくまであなたが独り占め出来てる自信があるんだから……ちょっとの浮気心くらい多目に見てあげてもいいでしょう?』

 

……まあ、そうなんだけどね……。

 

……私が、今回のお見合いで、何も起こらないはずない、ってのは……その、ナオヤのスケベ心だけが理由じゃないのよ、

 

『? どういうこと?』

「んー……ナオヤの方じゃなく……エリカがね……」

『……? エリカちゃんが……どうかしたの? 清楚でおしとやか……絵に書いたような大和撫子で、女性の鑑……って、雑誌で読んだけど……?』

 

あー……大和撫子、ね……

いや、まあ……それも、まちがってはないのよね……

 

昔からあの子、基本はおしとやかで大人しくて……清楚なイメージもあって、男の子に人気だったし……親連中もこぞって、将来が楽しみ、なんて言ってた。

 

……ただ、彼らは……知らない。

 

エリカという人間には……そこからは想像しがたい裏の顔があるのだと……。

 

いや、別にあのおしとやかなエリカの態度が演技だとか、そういう意味で言ってるんじゃない。あれも間違いなく、エリカの本当の顔だ。

 

……が、

彼女には……世間に知られてない、内面がある……ってだけだ。

 

そしてそれは……数年経った今も、変わっていなかった。

 

この前……タマムシジムに挑戦した時、エリカと再会して……私は、それを目の当たりにした。だから……間違いない。

 

ホント……変わってなかったな……

あいつの、笑顔と、大人しさと、清楚さと…………それに……

 

 

(……腹黒さと、貪欲さは……)

 

 

私にとって、敵に回したくない人物No.3である彼女のことを思い出しながら……私は、はぁ、とため息をついた。

 

 

☆☆☆

 

 

○Side ナオヤ

 

……えーと……

 

……どうしてこうなったんだっけ……?

 

たしか……部屋の中でばっかり話すのもあれだったから……2人で、日本庭園風の庭に出て歩いてたんだけど……

 

……池の上にかかってる石橋の上で、エリカさんが、足を踏み外して……

それに巻き込まれて……僕も一緒に落ちて……。

 

で、幸いにも、お風呂が用意されてる旅館だったから……そのままだったら風邪引いちゃうし、旅館の人のお言葉に甘えて、お風呂に入らせてもらって……

 

いや、ここまではギリギリわかるんだ。池に落ちたのは事故で、風邪引かないためにも、せっかく旅館なんだから、お風呂に入るのは得策……って言ってもいいわけだし。

 

……しかし、部屋に戻ってきたら……

 

なぜか、さっきまでいた部屋に……布団が敷いてあって……

しかも、

 

「お待ちしておりました、ナオヤさん」

 

その、敷かれた布団の上で……一足先にお風呂(女湯)から上がっていたらしいエリカさんが、浴衣に身を包んで……三つ指ついて出迎えてくれた。

 

 

……うん、このへんだ。このへんから色々と狂い始めた。

 

 

その後、いろいろ会った後……今、僕は……『ご迷惑かけてしまったお詫びに……』って、エリカさんにマッサージしてもらってる。

 

……いや、その……怪しいとは思ったんだけど……あんなに澄んだ瞳で見られながらだから……断れなかった。

うつぶせになって……マッサージしてもらうことになったわけだ。

 

それに、その……一緒にいたのだいぶ昔だから、よく覚えてないけど……

ほら、エリカさん昔からおしとやかな大和撫子だったし……そんな、他のお見合い相手連中みたいな、腹黒かったりそういう真似には及ばないだろうと……

 

「ふふっ……やっぱり、殿方の背中って大きいんですのね……♪」

 

……思っていた時期が僕にもありました。

 

いや、あの……エリカさん? 何してんの?

 

さっきまで、その……うつ伏せの僕の体の横に膝をついて、ごく普通に、腰とかを指圧してくれてたんだけど……

 

今はその……明らかに、手じゃない、やわらかくて温かい感触が背中に……

 

背中を振り返ってみると……やっぱりというか、エリカさんは……横になっている僕の体に、覆いかぶさるように体を預けていた。僕の背中に……胸を押し付ける形で。

 

「あ、あのー……え、エリカさん? ま、マッサージは……?」

「うふふっ、だってナオヤさん……あんなに失礼なことをしてしまったのに……普通のマッサージ程度で済ませていいはずがないでしょう……? ちゃんと誠意を持ってお詫びしないと……ジムリーダーの名折れですもの」

「い、いや、その……別にそんな、僕は何も気にしては……」

 

そんな僕のセリフを絶対聞いてないエリカさんは……そのまま、風俗嬢のごとき手つきで……首筋や腕といった、僕の体の、浴衣から露出している部分を撫でる。

 

このへんでもう、とっくに僕としては……魂胆は見えた。

多分、前の……カミツレさんとか、フウロさん的な展開になるであろうことは。

 

いや、別に……既成事実ができたからっていっても……お見合いが強引に成立するわけじゃない。自慢したくはないけど、そのくらいの力はある家柄だし。

むしろ、こういう世界では……それなりに力のある家柄の場合、相手を何人かつまみ食いしてから決める……っていうやり方もよくあると言えばよくある。

 

だからって、僕はそういうのをよしとするわけじゃないので……今回も、これからなさろうとしてること含めて丁重にお断りしようとしたんだけど……

 

なぜだか……体が、動こうとしない。

背中に感じる……エリカさんの温もりに甘えたまま、それを振り払えない。

 

いや……ちゃんと頭ではわかってるし……別に、痺れ薬とかで、体がしびれて自由が利かないとか、そういう感じじゃなくて……

 

その……言ってみれば、体が欲望に正直になりすぎてる、って感じかな……?

頭ではダメだってわかってるのに、この気持ちよさをもっと味わってたいっていう欲望の方を、体が勝手に優先しちゃってる、って感じで……

 

すると……エリカさん、くすっと笑って……戸口のところを指差した。

その先を見ると……ん?

 

あれって……ラフレシア? ……エリカさんのポケモン?

そして、花の部分から、花粉みたいな『何か』が…………って、まさか!?

 

「うふふっ、素敵でしょう? あのコの花粉、色々と性質を変化させられるんですよ?」

「……例えば?」

「例えば、そうですね……しばらく体を麻痺させて、動けなくしたりとか……殿方のあれを元気にしてあげたり、とか♪」

 

……やっぱし……こうなるのか……っ……

 

「ああ、それと……安心してくださいね? 麻痺する、っていっても……感覚までは麻痺しませんし……きちんと感じますから♪」

 

あ、もう隠そうともしないのね。

 

 

☆☆☆

 

 

なし崩し的に、布団に寝かせられ……仰向けになっている状態の僕。

その、風呂上りの浴衣の前をはだけて……エリカさんは、僕の、すでに半勃ち状態の肉棒を取り出した。

 

しかも、エリカさん自身の浴衣も……帯を解いて、前をはだけている。

脱ぎ捨ててはいないものの……上下の下着を着けていなかったらしく、左右に広げている浴衣の間から……彼女の裸体がモロに見えている。

 

その光景は……僕の、半勃ちだった肉棒を興奮させるのには……十分だった。

 

しかし……血流が集まり、硬くなるより先に……彼女の柔らかい手が、僕のそれを包み込み……いたわるように、なで、さすり始める。

 

「ふふっ……しばらく会わない内に、こちらも立派になったんですね……。前は、可愛いくらいだったのに」

「なっ、ちょ……いつの話してるんですか!?」

「ふふっ、怒らないで下さい。まだ小さい頃……それこそ、一緒にお風呂に入ってた頃の話ですしね」

 

悪気もなく、そんな風に……あくまで穏やかな口調のエリカさん。……ホントに、何年前の話だろうね……会うだけ、話すだけならまだしも……一緒に風呂とか……。

 

まあ、その時は……ほぼ例外なく、アイカとかも一緒だったけど。

 

すると、エリカさんは……すっ、と身をかがめて……ほとんど完全に勃起してしまっている、僕のペニスに……それこそ、匂いでも嗅げそうなくらいにまで、その顔を近づけた。

 

露出した亀頭に、彼女の息が当たるのを感じる。……ちょっとくすぐったくて……それでも、その暖かい感触に、反応してしまう。

 

……それだけで、興奮して……さらに、その先を期待してしまう自分が居る。

 

すると……『できそうな』ではなく、実際に『すぅ~っ』……と、僕のペニスの匂いを……恥ずかしがる様子もなく、普通に堪能していた。

 

「ふふっ……さぁて、コレで一体、何人の女の人を泣かせてきたんですか?」

「い゛っ!?」

ちょっ……な、何で知ってるの!? 

 

「ふふっ、聞いてますよ? イッシュ地方では、カミツレさんとか、フウロさんとか……」

「!? !!? な、何でそんな……!?」

「ご存知ありません? ジムリーダー……特に女の子のそれ同士のネットワークって……けっこうあなどれないんですよ? ナオヤさんのことは、フウロさんから聞きました」

「……あー……」

「すっっっごく、よくしていただいた……って♪」

 

私も期待していいんですよね? と言いつつ……彼女はどうやら、次のステップへ。

 

順序だてて考えるに、次はフェラあたりかな……と思ったんだけど……エリカさんは、そのまま顔を上げると……僕の腰の上にまたがった。

 

見ると……まるで、今まで触っていたみたいに、彼女の恥部が濡れて……ぽたぽたとしずくが零れ落ちているのを見ることが出来た。

 

……さっきまで、彼女の手は両方とも、僕の肉棒に添えられてたから……そうじゃない、ってわかってるんだけど。

 

となると……この先のことを創造して、独りでに濡れちゃったのか……それとも、お風呂であらかじめほぐしておいていたのか……

 

「はしたない女だって、思いますか……? ……でも……これでも、随分我慢させていただいたんですよ……?」

 

その姿勢のまま……ゆっくりと、僕の胸板の方に上体を倒してくる。

……その過程で……ほとんど羽織っている状態だった浴衣は、今度こそ脱ぎ捨てられた。

 

「それこそ……ナオヤさんが、カントーからいなくなってから、今まで……何年も」

 

いまや、僕のペニスの真上に一度っている、彼女の秘裂からは……ぽたぽたと、愛液が滴り落ちて……挿れてもいない、僕のペニスをぬらす。

 

彼女の体温が、ほんの少し残っているそれが……僕のモノの匂いと混じって、何とも形容しづらい匂いになっているそれが……僕の、残っている理性を……どんどん突き崩していく。

 

そんな、最後の頼りない理性を残した僕の目の前で……エリカさんは、状態を完全に僕の胸に乗せた。

 

彼女の……それほど大きくはないけど、形のいい……美乳、といっていいそれが、ぷにょん、と、僕の胸板の上で変形する。

マシュマロみたいに、上質で上品な感触が……股間のそれとは別の、さらに理性を追い詰める匂いが、僕の鼻をくすぐる。

 

……そんな、状況の中で……

 

胸は、下ろして、押し付けたのに……エリカさんは、いつまでたっても……下半身だけは、微妙に浮かせた状態のまま……僕の下半身と合わせようとしない。

 

あいかわらず……愛液はしたたり続けている。

このまま、十数センチ下に下ろすだけで……僕の肉棒は、彼女の秘裂のなかに、いとも簡単にうずまるだろう。……これだけ濡れてれば、本当に簡単に。

 

でも……そうしない。

ただ……何かを訴えかけるような、少し潤んだ目で……僕の方を見つめてくるだけ。

 

 

……なるほど、そういうこと。

 

 

似たような状況が……フウロさんの時にもあったな……。

 

あくまで、シチュエーションだけ整えて……最後の最後、もう実行できる……てとこで、彼女達が足踏みになる……っていう、この状況。

 

……つまり、

 

ここから先は……僕の意思で、僕がやれ……ってこと、ね。

 

……ふぅ、と、ため息のように浅く息を吐いて……僕は、腕に力をこめた。

 

まるで、こうなるタイミングを計算していたかのように―――いや、実際してたんだろう―――僕の、さっきまであったからだの痺れは……すっかりとれていた。

 

つまり……エリカさんを押しのけて拒絶し、帰ろうと思えば……できてしまう。

 

……そうするだけの精神力が、あったら……そうしたんだろうけど……。

 

「……ふ……っ!」

 

僕は、そうせずに……エリカさんの腰に手を添えて、ゆっくり、しかし確実に……僕の腰の上に……引き下ろした。

 

 

…………必然、

 

僕の、いきり立った肉棒は……先端……カサ……そり返し……

そして……根元、と……肉壷の中に、その姿を隠していった。

 

「…………っ……ぁ……!!」

 

その感触を……今まさにペニスをしごき上げている、膣内の肉ヒダで感じたんであろう、エリカさんは……何か、声が出そうになっているのを押し殺すように、下唇を噛んでいた。

 

何だろう……嬌声とは、少し違うような……いや、それも混じってるっぽいんだけど……。

 

……その答えは、

少しして……ちょっとだけ、結合部に滲んできた……赤い鮮血が教えてくれた。

 

驚いたし……そのことを、口に出してエリカさんに訪ねちゃいそうになったけど……よくよく考えれば、わざわざたずねなくても、明白なことだろう。

 

それを……わざわざたずね返す必要性も、ちょっと見当たらないし……逆に、横道に逸らすようなことになる気もする。いい気はしない。

 

……だったら……このまま続けて……彼女の、そのままの気持ちを、このまま受け止めるのが……一番いいような気もする。

 

……彼女の……痛みをこらえる中で、一生懸命浮かべたような……しかし、本当に嬉しそうな……この笑顔を見てると、余計に。

 

……やれやれ……

知らなかったとはいえ……ホントに長いこと待たせちゃったらしいな……

 

 

……まさか……僕のために(多分)、処女、とっといてもらってたとはね……

 

 

当のエリカさんはというと……彼女は彼女で、少し大変そうだ。

 

嬉しそうなのはそうなんだけど……破瓜の痛みもあるだろうし……それを除いても、実際、初めての膣の中に……完全に勃起した状態のペニスが入ってるんだから……そこからくる、単純な圧迫感だって、バカに出来ないものだろうと思う。

 

そして、見た感じ……それと同じくらい、快感も湧きあがってきてるっぽい。

 

なんかもう色々いっぱいいっぱいで、声も出せない状況……って感じだな。

 

その証拠に、僕の肩を痛いくらいの力でつかんでるけど……肌に爪立てて引っかかないように気をつけてるだけでも、よくやってる方だと思う。

 

……でも、多分……ここで僕が、気を使って何か話しかけた所で……帰ってくる言葉は予想できる。

 

だったら……

 

「……ん……っ!? あ、ぁ……ひあぁ、くぁっ……!!」

 

ずずっ……と、

ゆっくり、あくまでゆっくり……僕が、彼女の膣内で肉棒を出し入れし始めたことで……こらえきれない分の声が、口から漏れ出ていた。

 

少しでも、安心させられれば……と思って、僕の手は、彼女の背中に回る。

背中に回して……極力優しく、抱きしめる。

 

腰は……気を使ってることを気取らせないように、ゆっくり動かし続けて。

 

じゅぷっ、じゅぷっ……と、淫らな水音とともに、おさまりきらない愛液が、結合部からあふれ出て……僕のペニスを伝って流れ落ちていく。

布団の上に、おねしょかってくらいに大きな染みが広がっていく。

 

それにもかまわず、僕と彼女の営みは続く。

 

「んっ……ん……んんっ……っ、くぅ……!!」

 

圧痛も快楽も同時に襲ってきてるであろうエリカさんは……それでも、ムードを壊さないよう気を使って、僕の体にしがみついて耐える。

 

……けど、どうやらそれも……少しずつ、和らいできてると見た。

 

息が詰まってるような声が、だんだん……長く響く、つやのある感じの声に変わってきて……

それと同時に、必死に肩をつかんでた手も……僕の首回りに回されたりなんかして、そのへん余裕が生まれてきたと見える。

 

膣内の締め付けとかにも……変化が出てきた。

貫通したてで、ひたすら締め付けるばかりだった肉壁が……刺激だけでなく、より純粋に快感を求めて、僕の肉棒の表面でうねってきてるのを感じた。

 

それに呼応するように……僕の腰の方も、だんだん乱暴になってきた。

 

処女を捨てて間もないエリカさんに気を使って、ゆったりしてた腰使いが……どんどん乱暴になっていって、

やがて……騎上位で、下から叩きつけるような力強さになっていく。

早さも……どんどん早くなる。

 

しかし、一度慣れててきたからか……エリカさんの方も、それほどキツいとは感じないようで……嬌声をあげながら、僕にしがみついて放さない。

 

そのせいでより近くに感じる、彼女の呼吸が、匂いが……余計に僕を興奮させた。

 

徐々に、腰の……下半身の奥底から、熱いものがこみあげてきて……そして……

 

「あ……もう……出…………っ!!」

「―――っ!!」

 

どくんっ、と、

 

勢いよく……エリカさんの膣内に、白濁の液をぶちまけて……ただでさえ狭くて隙間のない膣内が、愛液を押しのけて、精液でほとんどいっぱいになった。

 

さすがにこらえ切れなかったらしいエリカさんは……同時に達してしまったらしく……口から声を漏らしながら、ビクビクと体を震わせて……数秒後、脱力し……崩れおちた。

最初と同じに……僕の胸板の上に。

 

そこにあたる、エリカさんの肌……というか、胸の感触が……射精の余韻の中で、生々しく、心地よく感じられた。

 

……はぁ……。でも、またやっちゃったなあ……

これで……博士に、マコモさん……カミツレさんに、フウロさんに、今回のエリカさん…………あ、メイ入れるとこれでもう6人だ。アイカ、ごめん……気の多い、そのくせ精神力の弱い僕で……。

 

そのまま、力を抜いてもう休もうと……したんだけど、

 

「あら? もう……満足なんですか、ナオヤさん?」

 

と、いたずらっぽい声と共に……どうにか回復したらしいエリカさんが……例の、大和撫子と小悪魔的を足して2でわったような笑顔で、僕の顔を覗き込んでいた。

 

「まだ、ナオヤさんのここは、ぜんぜん大丈夫そうですけど……私に気を使っていただけるんでしたら、平気ですよ? それに……」

 

そして、そのまま後ろを向いて……

 

「今日は、こっちもキレイにしてきたんですけど……味見してみませんか?」

 

と、

後ろの……菊門を広げるように見せながらの、彼女の一言。

 

……あー……アイカ、も1つごめん、かも。

 

 

……結局その後……誘われるまま、満足するまで……隅々まで、彼女の体で楽しんでしまった。

 

 

☆☆☆

 

 

そのまま、夜。

 

なんと、こうなることを見越して……エリカさんは、この、お見合いの席に用意された客室……『宿泊』で、今日明日予約してあったらしい。

……ホント、よくやるよ……この子は。

 

昔から要領がいいというか、抜け目ない感じだったからな……。

 

とまあ、そんなことを……結局あのまま続けて、体力が尽きたから休憩してる……布団の中で聞いた。

 

「ふふっ、噂どおり……とってもよかったです……ナオヤさんの……♪」

「ははは……そりゃどうも……」

 

それでも……嬉しい、っていう気持ちは、ホントにホントだとわかる、彼女の笑顔。

そういう顔してもらえるのは、僕としても嬉しいんだけど……でも……

 

「でも……その……エリカさん……。この、お見合いは、その……」

「わかってます。断りたいんですよね?」

「え?」

 

知ってたの?

 

「はい」

 

聞けば……最初から全部承知だったんだそうだ。

 

僕が、彼女との共通の幼馴染……アイカのことを好きだ、ってことも、

そのために、お見合いを片っ端から全部断ってる、ってことも、

 

それ全部承知した上で……それでも貫き通したかった、ってわけだ。自分の気持ちを。

たとえ……これっきりでも。

 

「お見合いじゃなくても、アプローチはさせてもらうつもりでしたから。まあでも……多分、アイカちゃんには勝てそうにないな……ってのも、なんとなくわかりますし……安心してくださいね。お見合いの話は、わかってます」

「……そう……」

「はい。私は、ナオヤさんも、そのつもりのようですし……私は身を引きますね。アイカちゃんと、お幸せに」

 

……そっか。

そういってもらえるのは……うん、よかった。助かった。

 

……隅々まで堪能させといてもらって、都合いい話だけど……僕が、アイカと将来、結婚するつもりだ、っていうのは……ホントに変わりない事実だし。

それを、彼女の方から理解してもらえてる、ってのは……ちょっと不謹慎だけど、よかった……

 

 

「あ、でも、私は全然愛人でも構いませんから、そのへんはこれからもよろしくお願いしますね?」

 

 

と、思ったのは甘かった。

 

え、ちょ……身を引いてくれるんじゃないの!?

 

「ええ、お見合いや婚約者の件に関しては、潔く。でも、あなたを好きな気持ちだけは、どうにもごまかしが効きそうにないもので……一歩引いて、妾か愛人で」

「いや、ちょ……いいのそれで?」

「よく言うじゃないですか、上半身と下半身は別の生き物だ……って♪」

「それ、普通男に言うセリフ……」

 

……はぁ、甘かった……

 

この娘、こういう娘だっけな……若干パワーアップしてるけど……。

 

そんなこんなで……

お見合い候補は一人減ったものの……愛人候補なんていう新しいジャンルが、今日、開拓されてしまった……タマムシシティの夜だった。

 

「別に今日じゃないですよ? カミツレさんもフウロさんも、愛人なら立候補しようかな、って言ってましたから」

「何それ……」

 

 

 

ホント、何なのさ……

 

 

 

 

 

「それと……ナオヤさん」

「ん?」

「私は、愛人という形で身を引かせていただきましたし……他のお見合い相手の方に関しても、ナオヤさんは断っていくつもりなんでしょうけど……」

「うん」

「……私や、その他の皆さんはいいとしても……『彼女』は、それじゃ多分、納得しないと思いますよ?」

「…………『彼女』?」

 

 

え? 誰、『彼女』って……?

納得しない……ってどういうこと?

 

 

「彼女は、まあ……クールとはいえ、私と違って、性格は普通に純粋な娘ですし……印象もかなりいい子ですけど……その分、ナオヤさんに関しては本気ですからね……」

「えっと……その……あ~……?」

「……思い出せませんか? ホラ、あの子ですよ……2人がまだカントーにいた頃……私は時々でしたけど、ナオヤ君とアイカちゃんと、よく一緒に遊んでた……」

 

 

……ええと……

 

僕らがまだカントーにいた頃……一緒に遊んだ……?

ってことは、アイカと僕に、さらにはエリカさんにも共通の……付き合いの古くて長い幼馴染……

 

ってことは…………

 

 

 

……え? 『彼女』って……あの娘?

 

 

 

 

 

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