『乱れる若者の性風俗……ここ○○町では、今日も背後に闇を背負う若者達に連れられた若者たちが、その身を粗末にするような店での、労働とも呼べない労働を強要されている……警察の手が及ばないよう、正しくない方面に知恵をつけつつある彼らの間の手から、前途有望な若者達を救い出すべく、今日も日本の警察の戦いは続いている!』
「……ほああぁ……」
と、
不祥事とも呼べない規模の不祥事の後始末のため、やむなく残業している安錠春樹は……同じく残っている音無キルコが、署の休憩スペースに備え付けのテレビを食い入るように見つめているその光景を見て……何か背筋に薄ら寒いものを感じていた。
なぜなら、
……そこに表示されている、警察の『捜査』とやらが……『潜入捜査』だったから。
☆☆☆
『怪しい風俗店に潜入』
→
『不正な営業を暴く』
→
『組織壊滅』
→
『お手柄』
→
『先輩に褒められる』
このフローチャートが脳内で完成していたキルコは、翌日にはもう動き出していた。
そして、
「いやぁ~ホントに運がいいようちの店は。まさか君みたいな可愛い娘が入ってきてくれるなんて……今日び、デリバリーにもレベルの低い娘しか志願者いなくってさあ」
と、
いかにもこういった店の店主っぽい格好の、軽い感じの男は……自主的に(無断で)潜入捜査を行うために履歴書を提出したキルコ(私服)に、そう言っていた。
『流島署』も、最果てでも一応警察ではあるため、警視庁のデータベースへのアクセス権は持っている。その署のパソコンから入手したデータで、近くで風俗営業をしている店を検索したのだ。
一応、眼帯を覗けば見た目的には普通以上であるキルコは、面接を始めるなり、店長にベタ褒めされていた。
「うんうん、レベルも高いしおっぱいも大きいし、いうこと無しだよ!」
(っ……女の子に対して、低俗なセリフを簡単に……これは絶対怪しいっ!)
いつもなら……ここでトンファブレイドその他を取り出して暴れてもおかしくないキルコであるが……資料(海外ドラマ)で見た、『なるべく深いところまでもぐりこみ、確実に組織を一網打尽に出来る証拠を揃える』という潜入捜査の鉄則が頭に浮かぶ。
「ところで、その眼帯は? まあ、ちょっと変わった感じで可愛いけど……」
「えっ、あ、これですか? これはその~……ちょっと、結膜炎で……」
「あ、そうなんだ? まあ、それ差し引いても文句なしのレベルだから、別にいいけどね。むしろ、アクセントになって人気出るかも……うん、採用かな!」
(よし! 潜入成功!)
小さくガッツポーズするキルコ。
すると、店長は……色々と準備がある、と言って……キルコを、事務所の、更に奥の部屋へと連れて行った。
履歴書は要らないというので、それを置いてキルコはついていく。
すると、そこは……
……どう見ても、客の『相手』をする時に使われそうな……大き目のベッドと、色々な器具が置いてある部屋だった。
どきっとするキルコに、店長は軽口で、
「じゃあ、『お仕事』してもらうにあたって……キルコちゃんが、どのくらい『できる』のか見させてもらおうかな? いいよね?」
「えっ……は、はい……」
一瞬、ぎょっとしたキルコだが……よくよく考えれば、こういう所に潜入捜査を行う以上、こういうことになるかもしれない、というのは……予想できたこと。
当然、女としてためらう部分もあるが……これも正義の、手柄の、そして先輩のため、と自分の中で割り切り……首を縦に振る。
それを確認すると……その店長は、満足げに頷いた。
☆☆☆
『仕事』として、どのくらい『できる』か。
こういう場所で、それが何を意味するか……繰り返すが、想像するまでもない。
首肯の数十秒後……キルコは、店長に言われるがまま……裸になって、床にひざまずいていた。
そして……おそるおそる、といった感じで……下半身裸で、ベッドに腰掛けている店長のペニスを、手でつまんで……舌を這わせている。
おそらく、こういったことは日常茶飯事レベルなのだろう……使い込まれたような、黒光りするその肉棒。それを相手に……百戦錬磨の元傭兵も、若干腰が引けている。
「あ、む……ん……ふぅ……」
「ふぅん……なるほど、まあ筋は悪くないけど……ちょっと不慣れなのかな? こういう仕事って初めてなんだっけ?」
「んむ……えっ? あ、その……はい……」
「そっかそっか、まあ、最初はだいたいそうだしね、だんだん慣れていくしかないかな」
やっていることにつりあわない冷静さで、かなり長め・大きめの肉棒を立てている店長は……キルコの頭をぽんぽんと叩きながら、その不慣れなフェラチオを堪能していた。
一応、男性の喜んでくれそうなスポットは……職場の先輩が、隠れて買っている資料(エロ本)をこっそり見たお陰で、いくつか知っている。
それを参考に、キルコは舌を動かす。
肉棒の先端部分から、傘の部分にかけて重点的に……色々な方向から。
裏筋の部分も忘れずに、舌を走らせた。
「う~ん……なるほど……。まあ、一応知識はあるんだねえ……でも、何ていうかこう、教科書どおり、って感じが否めないなあ……。まあ、よくなくはないんだけど……」
すると、店長はキルコの頭をつかみ……
「ぐむっ!?」
「ほら、こんなふうにね……ちょっとオーバーに頭ごと動かしてみたり……よっ、と……こんな風に、頬の裏側とか、歯とかも使ってあげると、お客さん喜ぶよ?」
「う、んむ……ぐぅっ……はぁっ、けほっ……」
いきなり、何の前触れもなく……無理矢理に近い形で頭を動かされ、むせ返りそうになるキルコ。その口の中で、ペニスが暴れ……頬の裏や歯に当たっていた。
そして……激しく動かされた分、より口いっぱいに、肉棒の匂いがひろがり……鼻にも、よりいっそう強く届く。
その匂いに……こういったことに無頓着な、彼女の女の部分が、無意識的に興奮するのを感じた。
しかし、ほっとしたのもつかの間……
「あとね……こんな風に……」
「んぐぅっ!?」
「喉の奥くらいまで、目一杯深くくわえ込んで欲しいようなお客さんもいるんだ」
またしても……しかも、今度は肉棒を根元まで突きこまれ……のどのおくにごつごつとあたり……深いところから、そのにおいと衝撃の両方が叩き込まれる。息も苦しい。
目の端には……涙すら浮かんでいる。
鍛え上げた体と、戦場での経験を持っている彼女でも……普段、脅威にさらされることのまずない……『口の中』という無防備な部分を嬲られるのは、さすがにこたえた。
そのまま、一通り……口でする際の注意点などを、実演を交えて説明した店長は……今度は、キルコの、その……先輩も絶賛する胸を指差した。
「じゃあ……今度は、それも使ってみようか? せっかくいい武器なんだしさ」
「けほっ、ぇおっ……は、はい……!」
(こ、これも潜入のため……潜入のため……!)
息苦しいのをこらえつつ……同じく、資料(エロ本)で、ちらっとだが見たとおりに……店長の肉棒を、自分の巨乳で挟み……擦り上げる。
零れ落ちないように、全体を包むように注意しつつ……熱い肉棒に、母性の象徴を使って奉仕する。
「おっ……これはいいねえ、キルコちゃん! 大きさもそうだけど、やわらかくて張りもあるし……これはかなりお客さんにも喜んでもらえるよ!」
店長は、今度は手出しすることはなく……キルコに任せて、客のようにじっとしている。
若干戸惑いながらも……キルコは、その大きな乳房での奉仕を続ける。
時折、店長から出される指示は守りつつ……これは捜査のためだ、と割り切って。
「うんうん……ああ、もうちょっと……単調にじゃなくてね、カリの部分を追いかけるようにやってみて。左右不均等に。強さも、部分によって変えてみる感じで」
「は、はい……」
言われたとおり……先端部分を追うように、乳房を左右動かし……乳圧も、直感でだが……アクセントをつける要領で、変えながら続ける。
「おっ、いいねえ……なるほど、キルコちゃん飲み込みもいいんだね」
そのまま続けていくと……だんだんと、肉棒が厚くなっていって……匂いも、より強くなってきているのが、キルコには感じられた。
挟んでいる乳房から、熱が伝わり……匂いが漏れ出す。
それは……動かしているうちに、断続的に揉んでいるような感覚を味わっていて、かなり自分でも気分が高揚し始めているキルコの精神を追い詰めていった。
胸だけでなく……他の部分まで熱くなり、反応し始める。
そして、その脳裏には……以前、電車で痴漢にあった時のような興奮が蘇りつつあった。
すると、
それを察したのかどうかはわからないが……店長は、『もういいよ』とキルコの法師を止めると……
「じゃ、最後のテストだね。ベッドに乗って、四つんばいになってみて?」
「えっ……そ、それって……そ、その……」
「まあ、こういうお店だからねえ……」
「……っ!」
これから、何をされるかわかっているのに……断ることも、抵抗することも出来ない。
でも、それはわかっていたこと。潜入捜査のため……多少、こういうことになる覚悟は、最初からしていた。
……していた、のだが……女である以上、どうしてもキルコにはためらいが生じる。
だが、再度店長に促され……それを押し殺して、どうにか言われたとおり……ベッドに乗り、四つんばいになって……下半身を、店長の方に向けた。
菊門が、恥部が、よく見えるように……。
耐え難い恥ずかしさを、どうにかこらえて……顔を赤くして。
「あれっ? なんだ、もうびしょびしょじゃない、パイズリのフェラの最中から、もう興奮してたんだ? エッチなんだねえ、キルコちゃん」
「っ……!?」
「あははっ、これなら、うん、お客さんにも人気出るよ。でも、一応……」
直後、
秘裂の入り口に……熱くて硬い感触を、キルコは感じた。
そして……
ずぶっ、と、
肉壁を押しのけて……膣内に、一気に挿入される。
「―――っっっ!!」
先ほどまでの奉仕で、精神的に興奮していたキルコは……その刺激で、一気に追い詰められる。
愛液が潤滑油にはなっているものの……それももはや申し訳程度でしかないほどに、彼女の肉壁は、貪欲に、肉棒との摩擦による快楽をむさぼる。
店長も……挿入直後に、同じようにキルコを褒めた後……よほど気に入ったのだろうか、一心不乱といった様子で腰を振り、その膣内を堪能していた。
電車の中と違って、あからさまに……しかも、自分からお膳立てした上で挿入を待ってこの状態になった……その事実が、さらにキルコを興奮させる。
潜入捜査とはいえ、こんなにも簡単に女を差し出した自分に。
自分は、警察官だというのに……皆から尊敬される、優しい婦人警官になって、可愛い制服を着て、世の中の役に立つことが目標だったと言うのに。
今、こうして、男にいいようにされている……そう考えると、どうしようもなく、心が追いつめられ……思考がせばまって、何が何だかわからなくなっていく。
その隙間をぬって、快感が這い上がっていく。
まるで、しみこむ水のようにじわじわと……それでいて、電流のように鮮烈に、確実にキルコの心と体を蝕んでいく。
そんなキルコは……先ほどから、正真正銘、演技でもなんでもない喘ぎ声が口から漏れ出していることに気付かない。
「いやあ、キルコちゃんホントに素質あるよ! 体つきも、濡れ具合もすごくHだし……これならガンガン指名とれるよ。ホント、こんな娘が来てくれるなんてラッキーだ!」
「まだまだ不慣れな部分も多いけど……これなら、磨けばまだまだ光るなあ。キルコちゃんが一流になれるように、店側からも全力で応援するからね!」
「どうかな? 店でだけじゃなく……デリバリーの方にも顔出してみない? こっちの仕事もお給料いいから、一杯稼げるよ?」
そんな風に聞こえてくる、店長の声にも……いちいち考えて答える余裕が無いキルコは……あいまいに『はいっ……』『ひあっ、うんっ!』という答えしか返せていないが……その様子にもむしろ満足しているらしい店長は、何も言わない。
そして、
次第に、店長が腰を振るペースが速くなっていき……その頃には、キルコの体の中も、他に何も入り込むよりが無いほどに、快感と羞恥でいっぱいになっていて、
そこに……
―――どくんっ、と、
こらえにこらえた上で、店長が放った白濁液が……遠慮容赦なく、その膣内に……そして、子宮の中に流れ込んだ。
「――――――っ!!!」
声にならない声を上げて絶頂したキルコは……びくびくと大きく体を震えさせると、そのまま脱力し……息を荒くして這いつくばった。
その耳に……店長が、ふぅ、と息をつくのが聞こえて……直後、自分の膣内から、肉棒が抜き取られるのを感じた。
その刺激にすらも軽くイってしまったキルコに構わず、店長は肉棒をしまい……カチャカチャと音を立ててズボンをはき、ベルトをとめる。
「いやあ、よかったよキルコちゃん。これなら文句なしの合格だ、明日からよろしくね」
「はぁっ、はぁっ……は、は……い……」
やはり、そんな答えしか返せないキルコを、『今日はもう終わりでいいけど、ゆっくり休んでから帰っていいよ』と放置して……店長は店に戻っていった。