上弦の月が頭上に静かに輝いており、虫の音が耳に心地いい。
上半身だけ湯船から出して、何も考えずにただただ花鳥風月を楽しむ。
そこに月の光を反射して、銀色の髪がより美しく映える少女が一糸まとわぬ姿であなたの横に静かに滑り込む。
「おまたせ、司令官」
「いや、そんな待ってないから大丈夫」
長い髪が湯船に浸からないように緩く纏めている響。
慰安という程仰々しい訳ではないが、彼女とどこか出かけたくなり、この一週間ほぼ不眠不休で
仕事を処理して何とか3日分のまとまった休みを取れた。
まだ観光シーズンではないので旅館もいい部屋がとれて、旬の幸を楽しみ個人使用の露天に今二人で浸かる。
「ふぅ……あれだけ頑張った疲れがゆるやかに溶けていくみたいだ」
「うん。熱さもちょうどいいし、気持ちいいね」
「悪かったな、秘書艦だったからずいぶん無理を押し付けてしまって」
「ふふ、そんなこと気にしていたのかい? 出撃や遠征に大忙しで動き回って、入渠が終われば
すぐ別の海域に行ってたりするんだ。少し位の書類整理とかは全然苦にならないよ」
温泉で温まったのか、頬を赤く染めて微笑む響。湯船の中でそっと手を繋いで肩を触れ合わす。
彼女の吐息と虫が奏でる音のみが静かに響いて、露天に優しく月光が降り注ぐ。
「月が綺麗だな」
「……死んでもいいわって返すべきなのかな?」
「ん? ……ああ、そうか。響ならその言葉も似合うな」
けれど、と前置きしながら薄桃色の響の唇をそっと自分のでふさぐ。
ゆっくりと彼女は目を閉じてそのまま口づけを続ける。数秒か数分か、時が過ぎて名残惜しげに口を離す。
「こうやって態度で示す方が、響にも伝わりやすいかなって。ごめんな、奥ゆかしくなくて」
「ううん、そんな司令官も私は好きだよ」
●
温泉から上がって窓際に二人向い合せに座る。軽く水分補給をして火照った身体を少し覚ます。
「そうだ、いいものを手に入れたから一緒にどうだい?」
「いいもの?」
あなたが取り出した割れないよう緩衝材に包まれたもの。
包装を解くと独特の形状をした瓶の中に琥珀色の液体が揺れている。
瓶に貼られたラベルには、目の前の少女と同じ名が冠されている。
「ウィスキーか」
「しかも12年ものだ。大事にとって置くのもいいが、飲んでこそのお酒だと俺は思う。
響は飲めるんだよな」
「あまりいっぱいは飲めないけどね」
「ウィスキーはカパカパ飲むものじゃないし、気を付ければいいさ。俺はハーフロックにするけど響は?」
「司令官と同じでいいよ」
ロックグラスに大き目の氷を入れて、ウィスキーと同量のミネラル水を注ぐ。
軽くステアして氷と馴染ませたら、コースターを彼女の前に敷いてその上にグラスを置く。
「乾杯」
軽くグラスをぶつけて、ゆっくりと琥珀色の美酒を喉に送る。
ふわりと香る、どことなく甘いウィスキー特有の匂いが鼻を抜ける。
たった少量ですら、胃が熱くなるのを感じ、それが心地いい。
肴は目の前の少女で十分だ。
「司令官はウィスキーが好きだよね」
「ああ、いろいろ試したけれど、日本のが一番好きだ。山崎、白州が特にいい。
それ以外だと、グレンフィディックなんかも好みだな」
緩やかで穏やかな時間が流れる。グラスの中が空になって、しばらく軽い酩酊感を味わっていると響が口を開く。
「ありがとうね、司令官。旅行に連れてきてくれて」
「普通にデートでもよかったんだけど、ずっと響と触れ合っていたくてな、ちょっと奮発した」
「もう……」
くすくすと笑う響。ことりと手に持っていたグラスをコースターに戻す。
「結構豪華な旅館っぽいけど、司令官と一緒だから楽しいんだと思う。
暁や電たちと一緒に行くのも楽しいかもしれないけど……司令官だと、楽しいだけじゃなく
胸の内がぽかぽかするっていうか奥深くが暖かいもので満たされるような、特別を感じるんだ」
「響……」
「大好きだよ……司令官♥ 傍に行ってもいい?」
そっと腕を広げると、仄かに微笑んだ響があなたの膝上にちょこんと収まる。
石鹸の香りに混じって、響の汗の匂いが混じりアルコールとは違うもので少しくらくらしてしまいそう。
「司令官……、んっ、んんぅ……あっ、んん、ちゅ、ちゅ……ふぁ……っ、ん」
響の方からそっと迫っていき、唇を重ね合わす。口の中に舌を侵入させて積極的にこちらを求めてくる。
襟元を優しくはだけさせると、白い肌が露わになり小ぶりな乳房の先端にぷっくりとした桃色の蕾が。
キスを続けたままあまり強くしないよう、慎重に彼女の柔肌を撫で回し、きゅっきゅと胸を揉みしだく。
「ああぁ……♥ んあっ、ひく、んぅ……っ、もっと、もっとして……んんぅ、ちゅ、……んっ」
切なげに身をくねらせて、甘い吐息と喘ぎ声をあげる響。しっとりと汗をかいてより強く彼女の匂いを感じる。
おもむろに抱き上げて、布団の上にころんと仰向けに転がすと、完全に浴衣ははだけきって
腰帯で留められている部分以外は全部丸見えになる。
響に覆いかぶさると乳房の下からキスをしながら、舌先でぺろぺろと舐めあげる。
小さくすぼまった可愛らしいおへそを指でいじってやると
快感とくすぐったさできゅっと目蓋を閉じて、身体をよじってしまう響。
「ひぁぁ……っ、にゃっ、ん、あ、ああっ、あんっ、やだ……声が出ちゃう……」
「いいよ、もっと可愛く鳴いてほしい。響の声をもっと聴きたい」
「そんなこと言うのはずるいよ……♥ あ、あああっ! んくぅ! あっ、あっ!」
急に乳首を摘まれて背が反りかえり、ぷちゅりと粘ついた音がして響のショーツのクロッチが
だんだん色合いを濃くしていく。乱れた息を整えようともせず、あなたの腕を掴んで懇願する。
「わ、私も……司令官のこといっぱい気持ちよくさせたいんだよ? だから……ね?」
お願いされるまま、布団に横たわると響はあなたの上に覆いかぶさってくる。
目の前には小さく震えている彼女の可愛らしいお尻と、ぽたぽたと愛蜜を際限なく溢れさせる秘部に
時折きゅっと窄まるちょっとくすんだ色合いの菊門。
響の前にはびくんびくんと彼女の愛らしい姿に興奮して跳ね上がる鉄塊のような陰茎。
痛くならないよう優しく竿を手で包まれるだけで、じわりと快感が駆け上ってくる。
鈴口から少し玉のように膨れた先走り液をちろりと舌で舐めとると、ああ……と甘い声が出てしまう響。
「ん……♥ だめだ、この臭いを嗅ぐだけておかしくなってしまいそう……ちゅ、ちゅる」
「うう……っ、響っ」
「あああっ! き、気持ちいいよぉ……しれいかぁん♥」
淫核からお尻の穴まで舌全体を使って舐めあげると電流が走ったかのようにびくびくっと震える。
彼女の腰を抱えて、自分の目の前まで陰部を降ろしてくると、ひくひく動いているアナルを舌先で何度もくすぐる。
うぁっ、ひゃぁぁっ♥ と響は甘い声を漏らし、お尻が動いて逃げようとするも
しっかり抱え込まれているので無駄な抵抗になってしまう。
「し、司令官は本当に私のお尻いじめるの好きだよね……あああんっ♥」
「嫌だって言っても止めてあげないからね」
「もう……♥ あっ、あああっ……んんぅ!」
負けじと響も陰茎を責めたてる。何度も彼女の淫芯に突き込まれた事があるそれは
全体が浅黒く、先端の亀頭は熱した鋼のように赤くなって血管の筋が所々浮いている。
小さな口の中にかぷりと亀頭を咥えて、たっぷりと唾液を溜めてじゅるる……とはしたなく啜る。
円を描くように、カリ付近から鈴口までを舐めまわして、精がたっぷり積まっているだろう陰嚢を優しく揉みしだく。
「んん……、んぅ、む……ぅ、じゅ、ずず……っ、んく、あっ、ん、ぷは……っ♥ れろ……、んんっ」
念入りな響のフェラチオで腰辺りに甘い痺れのような快感が流れる。
互いに責めあうように、しかし慈しみあいながら睦み合い続ける。
締まっていた響のアナルは舌で入念にほぐされて、くぱくぱと小さく開閉を繰り返し
緩んだ時を見計らって指をつぷりと差し込むと、一番強く響の身体が跳ねた。
つるつるした直腸を指の腹で撫でまわすと何度も響は痙攣し
きゅっ、きゅっとちょっと痛いくらいにお尻の穴が指を締め付ける。
アナルに指が入った途端に更に愛液の零れる量が増え、花弁から直に甘露を啜りあげながら
皮を脱ぎ去った可愛らしくぷっくり膨らんだ彼女の淫蕾を舌でくりくりといじる。
「んあぁぁっ! だめっ、だめだよぉっ! わ、私、そんなにいじられたらっ、も……もうっイっちゃうぅ!!
はぷっ! んっんっ、んんっ!! じゅずずっ、んっ! んん! んんんっ!!」
限界が近くなった響はしっかり陰茎を握り締めて、ごしごしと強く上下にしごきあげながら
一番敏感なカリ部分まで咥えこみ、バキュームのように音を立てて吸引する。
そして、二人ともぶるりと身体を震わせると響の口内に飲み切れそうにない牡汁が瀑布のように放たれ
お漏らしでもしたかのような、大量の潮が響の姫割れからぶしゅぅと噴きこぼれる。
「んっ! あっ! ――あああぁぁぁぁッ!! あ……あぁ……っ、う、ぁ……ぁ」
軽く意識が飛んでしまった響は虚ろな目で、うわ言を零しつつあなたの上に横たわってしまう。
指を抜くと完全には締まりきらないお尻の穴がひくひくと蠢いていて、その周りから姫割れ部分の濡れそぼった所を
綺麗に舐めとると、彼女が自分を取り戻すまでそっと手を握っている。
「…………ん、ぁ……、あ、司令官。ひどいよ、私がいっぱい気持ちよくさせてあげるつもりだったのに」
「俺だって響をいっぱい気持ちよくさせたいもの。それに、これからまだ続きするし」
「うん……♥ 司令官のまだまだ元気だものね。きて……♥」
全てを脱ぎ去り、股を開き両手を開いて満面の笑みであなたを誘う響。
彼女に覆いかぶさって、軽く触れ合うだけのキスを交わして、まだ熱を保った肉の塊を響の淫花に押し当てる。
柔らかく解された蜜壺はその小さな身体とは裏腹に、ずぶずぶと容易く陰茎を奥へと飲み込んでいく。
「あっ、あああ……♥ しれいかんのが、わたしの中に入ってくるよ……ああっ、んっ、もっとぉ♥」
愛しい人のモノを受け入れていく悦びで蕩けた顔で喘ぐ響。
二人の股間がぴったり隙間なくくっついて、こつりと子宮の入り口を突かれると、あんっと甘い声が出てしまう。
響の身体に無理をかけないよう、彼女の手をしっかり握ってもう一方の空いてる手を使って身体を優しく撫でまわす。
しっとりと汗で濡れた響の身体を這いまわると、蕩けた表情で切なく身をくねらせる。
「あっ……あんっ、やぁ……ん♥ 司令官、もう落ち着いたから動いて……あっ、あっ!」
挿送を開始すると、元々準備の出来ていた膣は更に温かく熱を持ち、ねっとりとあなたの陰茎に絡みつく。
引き抜くたびに響の奥から蜜が溢れてお尻を伝って、染みを作るほど。
ゆっくりとした動きなのに、じゅぷっ、じゅぷっと音がたってしまうほど濡れそぼっている。
普段見せることのない、法悦に身をまかせてとろりとした淫らに喘ぐ銀色の妖精。
顔を近づけて、舌を絡ませて互いの唾液をすすり、首筋にキスの雨を降らす。
「はぁ……♥ 好き、大好き……もっと、もっといっぱいキスして、抱きしめて、激しく突き上げてほしいよ……っ。
ああっ! んっ! んぁぁっ! ひぁぁっ、やぁぁ……、も、もっとぉ」
「響っ、響っ! 望み通り激しくするからなっ!」
「いいよっ、壊れちゃうくらい、いっぱい愛してっ!」
お互いの身体をぎゅっと抱きしめて、激しい突き込みに切り替える。
ぱんっ、ぱんっと肉がぶつかり合う音が響くほどに彼女を求める。
響も腰に足を絡ませてより密着できるように。
乱暴にしても、彼女の膣内はそれを受け止めるようにぴったりと吸い付いて、淫らに蠢く。
「はぁはぁ……っ、んぁぁ! あああっ! だめっ、お腹の奥が痺れて、変になりそうだよっ、ああんっ!
気持ちいいっ、いいよぉっ! 好きぃ! 司令官、大好きっ! だから、私を、もっと……いじめてぇ!」
破裂寸前まで高まった響の官能は全身を甘い疼きで満たし、ついあなたの背に強くしがみついてしまう。
だが、その背中につけられる爪の痛みすら心地よく感じてそれだけ強く求めてくれることに嬉しくなる。
肉杭が突きこまれる際、一番深くなるようにくいっ、くいっと腰を持ち上げて子宮を押し上げられると
一瞬頭の中が白く染まる。
「はぁっ、あああっ、んく……ぅ、やっ、あ、ああっ♥ 声でちゃう……あんっ!」
普段の理知性な彼女からは想像できない歓喜の嗚咽に混じって妖艶な響きが混じる。
最後の追い込みとして猛然と腰を響に叩きつけるように押し込む。
「うぁぁ……♥ ひぅ、いいよ、おちんちんが奥グリグリって、赤ちゃんのへや、押し上げらるの、感じちゃうっ」
蕩けきった顔で口端からは止めどなく、唾液が伝っている。
一段と強く響の膣壁がうねり、触手が絡んだように陰茎全てを舐めるような快感に襲われ
二人とも身体がぶるりと震える。
「うっ、く……ぅぅ! 響ッ! も、もうでるっ!」
「ぁ、ぁんんっ! い、いいよっ……出してっ! わたしのなかに、ああん!
司令官のっ、いっぱい、出してっ! もぅ、らめ、らめだよっ! わたしも、イ、イっちゃうぅ――ッ!!
んっ、あっ、ああっ――――あああぁぁぁああああぁぁぁッ!!」
一際強く膣が収縮し、ぎゅぅぅと締め付けられた刺激でぱんぱんに膨れ上がった逸物が
破裂したかのように響のなかに滾る白熱の塊を注ぎ込む。
陰茎がびくん、びくんと跳ねて、何度も彼女の膣に精液を送り込み、それに合わせるよう響の腰も跳ねる。
止まらない絶頂のたびに軽い潮を噴き上げてしまい、あなたの下腹部を濡らすがその温かさがどこか心地よい。
収まりきらなかった分がどろりと姫割れから溢れ出し、お尻の下に水たまりを作る。
「司令官……大好き……」
そう呟くと、微笑みながら響はくったりと力が抜けて意識を失ってしまった。
「おはよう、司令官。いい朝だね」
目が覚めると朝日が差し込む中、隣で微笑んで手を握って添い寝している響の姿があった。
あの後、気がついた響ともう一回風呂に入り、ついそのまま3回もしてしまい、上がってきたら
お互い気を失うみたいに眠りについてしまった。
「おはよう、響」
「んっ♥ もう……」
おでこに軽くキスをすると、困ったように笑う。
朝食を食べて、帰るために荷物の纏めを始める。
「1泊だけだと何だかすぐに終わってしまう感じがするな」
「そうかな? 私はずっと司令官と一緒にいれて幸せだけど」
「そ、そうか……。ところで気が早いけど、次はどこか行きたい場所はあるかい?」
「どこでもいいよ。だって司令官が一緒にいてくれるなら、私はどこに行っても嬉しいよ」
少し顔を逸らして言う響。頬が若干ピンク色に染まっているのは見間違いではないはず。
頭を撫でてやると、銀色の手触りのいい髪がさらさらと指の間を抜ける。
「また、一緒に旅行に行こうな、響」
「うん……♥」