エドガー自身の会社であるオレゴヴナカンパニーに新たな新入社員が入ってくるという情報を部下から聞きつけ履歴書を受けとり見ていた
「ソフィーヤか…ロシア軍のころの部下だったかな、あの時は」
エドガーは一冊のアルバムを取り出してロシア軍の時代を思い返していた
「10年前だったか…ロシアの超能力部隊のリーダーとして俺が大佐になったのは…」
10年前のページを次から次へとめくっていく
「ソフィーヤと酒を飲んだ時の写真だ…アイツ、酔うとエロくなっちまったんだっけ」
10年前に酒を飲んだ時の写真を見て笑いながら当時を思い返している
「あのころは、実験とはいってもすぐに終わる奴ばかりだったんだよな…まだ非人道的なものは始まっていなかったな…」
当時の実験内容と過去を照らし合わせながら振り返っている
そしてアルバムを見終わる頃には夜が明けていた
☆ 朝
ソフィーヤと倉瑞の面接を間近に控えたエドガーと部署の部長たちは会社の会議室で打ち合わせをしていた
「人事部の皆さん、今日は二人の面接があります、この二人は我が社にとって即戦力でほしい逸材です、この二人を欲しい部署は名乗りを上げてください」
二人の履歴書をみて、部署の部長たちは話し合いを始める
そして第一に倉端を欲しいと風俗部の部長である蔵本が挙手した
「倉端さんは風俗部に任せるとして問題は…ソフィーヤだな…」
各部署の部長連中とエドガーはソフィーヤをどこの部署に置くか迷っていた
そして考えること10分
「よし!ソフィーヤは俺の秘書にする!」
「社長がそういうならしょうがないですね、さてそろそろ面接申込者が来ますので始めましょう。」
人事部の面接担当と社長であるエドガー以外は会議室を出てそれぞれの部署に戻った
それと入れ違えるかのように先にエントリーをした倉端が入って来た
「失礼しまぁす!」
気合い満タンで挨拶をし入場する
そして面接官に従うように席についた
「では、倉端さんで間違いないですね?」
「はい!」
「では、貴方が私たちの会社を志望した理由を教えてください」
面接官が質問をしてくる
「そ、その…私は…」
戸惑う倉端
この時、社長であるエドガーが大きな救いの一手を差し出した
「倉端君、君の本心をぶちまけてもらってもかまわない」
そのひと頃を聞いた倉端は自分の想いをそのままぶちまけた
「はい!私にはこの島に長期入院している友人がいます!その友人を近場で支えてあげればと思い、貴社を志望しました!それと…」
「それと?」
「俺はまだDTで、この会社の風俗なら社員割でなら卒業できると思ったからです!」
「・・・・へ?」
倉端の欲望がさらけ出されて面接官は目が点になる
「コイツは面白い…我が社には君のような欲深き人間が必要なのだ、で…学校はどうするのかね?」
「実は…その…訳あって退学にされまして…」
「その訳というものを詳しく話してくれないかね?」
倉端の退学にされた理由を聞く
「その、友人とここに遊びに来た時に人がさらわれて…それを助けようと警察に電話してうっかり本名をばらしてしまって、学生であることがばれて…そのあと、学校にも連絡が飛んだらしくて、学校の方に犯罪者ということで処理されて一発退学になってしまって…」
涙ぐむ倉端
「そうか…通報したのはやはり君だったか…君が望むのであれば月長に入るための手立てはしてやるよ。」
「ありがとうごぜぇまず!」
「これで面接は終了だ、我が社のホテルで翌朝までお休みになってくれ」
「はい!ありがとうございました!」
倉端はオレゴヴナカンパニーの経営するホテルへと戻って行った。
「さて、あとは俺の個人的な面接だ…人事部で出てくれた皆は休んでくれていい。」
「は、はい…」
人事部のメンバーは解散し帰宅していった。
「さて…入ってきていいぞ、ソフィーヤ。」
「はい…失礼します…エドガー大佐。」
入ってくるなりエドガーに敬礼をするソフィーヤ
「大佐という呼び方と敬礼はやめてくれ…エリナを救い出してアクアエデンに向かわせたときに追放に近い形でやめさせられたからな…。」
「そうですか…。」
「そういうことだ…どうだ?エリナの様子が気になるなら、俺のところで秘書をやりながら見守らないか?」
エドガーはソフィーヤに提案をする。
「え、いいのですか?」
「部下を信用していないわけじゃないが…昔の馴染みが秘書をやるとこっちも話しかけやすいからな。あと、俺のことはエドガー社長と呼んでくれ。」
「は、はい!よろしくお願いしますね、エドガー社長。」
「あぁ、こちらこそよろしく頼むよ、ソフィーヤくん。」
エドガーとソフィーヤは感動の再会を果たしていたが…その時、小夜から電話がかかって来た。
「あぁ、俺だ…」
「おぉ、急に電話をかけて悪いのぉエドガー、急なお願いなんじゃが、明日に政府高官との交渉があってのぉ…ワシの見た目じゃ嘗められるのが関の山じゃから助っ人に出てくれぬか?」
「構わねぇぞ、じゃあ、明日に会おう。」
「あぁ、よろしく頼むのぉ。」
通話終了後、小夜に交渉用のデータを送ってもらい秘書として採用したソフィーヤと交渉材料の整理を行った。