※この作品はR-18です。

DRACU-RIOT 裏の王の物語   作:海王

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第4話 大捕物

妹であるエリナと水入らずの日々を過ごした翌日

エリナを寮まで送迎すると行きつけのファミレスで朝食をとっていた

 

その時、会社の諜報部からエドガーのiPhoneに連絡が入った

 

「ふぁい、もひもひ」

 

「あっ、社長!お疲れ様です」

 

「おう、電話が来たということは…」

 

「はい、諜報部の方から失踪事件に関する超有力な情報が手に入りました!」

 

「ほぉ、早速だが俺のノートPCにデータを送信してくれ、大蔵クン」

 

「分かりました、送信させていただきます」

 

大蔵から失踪事件のデータを送信してもらい受け取る

 

「たしかに受け取った…引き続き、諜報部にはアクアエデンや本土の情報を収集させろ」

 

「分かりました、その様に指示を出しておきます、それと、闇市場は如何なさいますか?」

 

「今日か明日あたりに、そのグループと接触する、その時に、会社の実働部隊と俺と陰陽局で完全に制圧する」

 

「了解です、社長…あまり無理はしないで下さいよ」

 

「分かってる、心配かけてすまない」

 

「分かっているなら、いいんですよ」

 

通話を終了する

 

「部下に心配をかけすぎるわけにもいかないな…」

 

食事を済ませると愛車であるBNR34に乗り込み、陰陽局風紀班の拠点へと向かった

 

☆陰陽局風紀班拠点

 

吸血鬼失踪事件のデータを手に入れたエドガーは布良達に情報を提供するためにノートPCを持ち込んだ

 

「ようやく来たか」

 

「エドガーさん、今日はどうなされたのですか?」

 

「どうなされたって…どうもこうも、吸血鬼失踪事件を解決するためのデータと作戦を持ってきたんだ」

 

「えっ、もう手に入ったのですか?風紀班の方はまだかかっているのですけど…どんな方法を…」

 

「俺の会社のある部署が動けば数日で集まっただけだがな…それより矢来もいるんだろ?アイツも呼んでくれ、今から作戦会議を始めようか」

 

「は、はい!」

 

「呼んだかしら?」

 

「矢来…お前いつの間に来てたのか!」

 

「あのねぇ…今は学園寮のメンバーは仕事をしている時間なのよ、佑斗や布良さんや私がいて当然なの」

 

「そうだったな…それより、今日中に例の事件を解決する手立てを立てたんだ」

 

「えっ、もうですか!?」

 

「流石に早すぎるわよ!」

 

エドガーの行動力に驚かされる布良と矢来

 

「あっ、そうそう、一つだけ布良に忠告しとかなければならないことがあるんだった」

 

「え?なんですか?」

 

「お前に凄い言いづらいのだが…女の際どい衣装やアウト寸前の姿を見てしまっても…その…騒ぐなよ?」

 

「わ、分かってますよぉ!私だって大人なのですからバカにしないでください!」

 

「それで、作戦の方はどうするのかしら?」

 

「相手のデータは殆どといっていいほどこちらが掌握している、そのデータの情報だと例の失踪した吸血鬼13人を3億で取引するらしい、そこで俺はこうしようと思う」

 

「こうってどうなのですか?」

 

「まず最初に俺が電話するからその後に説明しよう」

 

「分かったわ、布良さん、作戦にかかわる重要な電話だから出るわよ」

 

「は、はい!」

 

布良と矢来は一度、部屋の外に出た

 

「出たようだな、さて、始めるか」

 

trrrrrrrrr

 

エドガーは闇組織に電話をかけ始める

 

そして5コール位して闇組織の人間が電話に出た

 

「貴様は誰だ?」

 

「いやはや、例の吸血鬼を現在の最高取引価格の倍額で即決させていただきたいものだが」

 

「倍額!?待て、ボスと少し話し合わせていただきたい」

 

「分かった、いつでも待ってるからな」

 

☆ 闇組織アジト

 

「ボス、どどど、どうしましょう…今日の娘達を倍額で取引で即決したいという企業が」

 

倍額という言葉が印象に残っているせいかかなり慌てる構成員

 

「倍額ゥ!?よかろう、即決させていただこうか、先約には取引中断させていただこう」

 

「わ、分かりましたァ!」

 

「お待たせしました、即決でよろしいようです、取引場所はこの島の無人港でいかがしましょう」

 

「助かるよ、では今夜23時に、無人港で」

 

「は、はいィ!」

 

何とか取引を成立させた

 

☆陰陽局風紀班拠点

 

取引の電話を終了させたエドガーは再び布良と矢来を部屋に呼び寄せた

 

「お、終わりましたか?」

 

「あぁ、取引時刻は今夜23時」

 

「23時…悪くない時間ね」

 

「作戦としては、まず俺と俺の会社の実働部隊が取引をする」

 

「ふーん」

 

「ここからが重要だ、取引をすると見せかけて相手をぶちのめす、それで俺らがぶちのめしたところを布良達、陰陽局風紀班がぶちのめされた相手を逮捕する。」

 

「つまり、私たちは第三勢力ってわけですね」

 

「そういうところだ、あと、吸血要因を一人、陰陽局の方でも連れてきておいてくれ。相手は一筋縄でいかない相手だ、能力を使った制圧も想定しておかなければならない」

 

「それは安心しなさい、すぐそこにいるわよ」

 

矢来は布良の方を流し眼で見る

 

「ふぇ!わ、私ですか!?」

 

(貴方しかいないわよ、布良さん)

 

(お前だろ、どう考えても)

 

「すいません!遅れました!」

 

佑斗が遅れて入ってくる

 

「遅いわね」

 

「遅いです!」

 

「よぉ、暫くだな、佑斗」

 

「暫くです、エドガーさん」

 

「作戦を簡単にまとめた紙を置いとくから適当に見といてくれ」

 

「分かりました」

 

「じゃあ俺は会社に帰って準備をするからな、じゃあしっかり頼むぞ」

 

エドガーは陰陽局風紀班拠点を後にした

 

☆車内

 

陰陽局風紀班拠点から会社に戻るために愛車であるBNR34に乗ったエドガーは昔を思い出していた

 

「エリナが研究所に連れていかれて実験対象にされた時も殆ど誘拐の形だった…まぁ、俺が当時いたロシア軍系列の超能力研究機関だからよかったものの、これ以上こういう事の被害者を増やしたくない…ってこんなこと思ってるとエリナが凄い心配になってきた…寮に寄って顔を見ていくついでに護身用の銃でも持たせるか」

 

交差点に差し掛かると車の向きをかえ会社とは真反対の月長学園第2寮へと向かった

 

☆月長学園第2寮

 

月長学園第2寮を訪れたエドガーはエリナが寝ていることを承知で部屋に入った

 

(暗いな…エリナはまだ寝ているのか?)

 

エリナが寝ているか半信半疑になりつつ私服にホルスターを取り付ける

 

「お兄ちゃん、にひひっ」

 

暗闇からエリナが抱き付いてくる

 

「エリナッ…」

 

「来るなら来るって言ってくれればいいのに…お兄ちゃんって夜這いが趣味?」

 

「ちっ…違う」

 

「そうだよね…これじゃあ逆にエリナが襲ってるから逆夜這いだね♪」

 

「なっ…エリナ…お前…」

 

「お兄ちゃんとシたときすごく温かった…今からまた…シたくなっちゃった」

 

「またって…今日は無理だ、ちょっと御所との取引が入った」

 

「そっか…取引なら仕方ないよね…お兄ちゃんと一緒に入れたのが短かったから…まだお兄ちゃんとくっついていたかったのに…」

 

「ごめんな…俺もエリナと一緒にいてやりたいのは山々だ…」

 

「別にいいよ♪また会う機会があったらやるってことでね…」

 

エリナはエドガーから離れた

 

「じゃあ、俺は行ってくる」

 

「頑張ってね~お兄ちゃん」

 

エリナはエドガーに見送りのキスをした

 

エドガーはそのキスに顔を赤くしながらも外に止めてあるBNR34に乗り込み会社に帰り作戦の準備を行った

 

夜11時

 

☆ アクアエデン 無人港

 

闇組織との取引を間近に控えたエドガーは札束がびっしり詰まったアタッシュケースを持って港の埠頭に護衛をつけて相手を待っていた

 

「社長、実働部隊準備が完了しました」

 

「ご苦労、打ち合わせ通りに頼むぞ」

 

「「「「はい!」」」」

 

実働部隊は各員配置についた

 

「お待たせして申し訳ありません」

 

取引相手がやってくる

 

「すまないな、急に倍額で買い取ると言って」

 

「いえいえ、こちらとしても利益最優先ですので倍額での取引はこちらとしてもうれしい限りです」

 

「では早速『商品』を渡してもらおうか」

 

「分かりました…さっさと歩け!」

 

『商品』である女性吸血鬼の集団をエドガーの方に引き渡す

 

「ありがとう…さて、これがお代だ!」

 

あげていた腕を振り下ろし合図を送る

 

合図が贈られるとエドガーの後ろの実働部隊がM16による一斉射撃で取引相手の護衛を倒した!

 

「どういうつも…グハァ!?」

 

吸血鬼の高い身体能力を生かしたスプリントで取引相手に接近し首をつかんで持ち上げる

 

「よくも俺の商売領域でぬけぬけと人身売買をやってくれたなァ!アァン!」

 

「おっ…お前は…」

 

「オレゴヴナカンパニーの社長だ!俺の商売領域で人身売買をやってくれた落とし前どうつけてくれようかァ!」

 

取引相手の首を持ったまま無人港の壁にたたきつける

 

「オラァ、なんか言ったらどうだゴラァ!」

 

人格が完全に変わっているエドガー

 

「ぐぁ…私は…」

 

取引相手は意識を失いかけている

 

「私は?なんなんだゴルァ!」

 

強く頭を叩きつけると相手は意識を失う

 

エドガーは相手の首から手を離した

 

「社長、そろそろ陰陽局の連中が来ます」

 

「分かった、おめぇら!帰るぞ!」

 

「「「「は、はい!」」」」

 

エドガーは戦闘時の狂暴な人格で指示を出し部下とともに撤退していった

 

それから10分して陰陽局風紀班が駆け付けた

 

「これは…エドガーさん、派手にやっちゃってますね」

 

「そのようね…まるで私の弟が戦ったように破壊されてるわね…」

 

容疑者グループを拘束しつつ被害者を保護しながら会話を繰り広げる布良と矢来

 

「美羽って弟がいるのか?」

 

「そうよ…そろそろこっちに来ると聞いているわね、たしか本土で修業をしているって前に電話で話してたわよ」

 

「そ、そうか…美羽のところもいろいろあるんだな…」

 

☆ 霊峰富士

 

一人の少年と一人の仙女は霊峰富士で凄まじい修業を積み重ねていた

 

「師匠、今までお世話になりました」

 

「うむ、妾との修業を新天地でも活かすのじゃぞ!」

 

「はい!師匠こそお元気で!」

 

「妾も暇なときはそっちに行ってやるとするかの」

 

少年は新天地へと向かっていった

 

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