※この作品はR-18です。

DRACU-RIOT 裏の王の物語   作:海王

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第6話 運命の邂逅

月長学園第2寮にメンバーが集結した

その時、紅次は昼間に会った紫髪の少女と運命的な邂逅を果たすのであった

 

エリナに本土のこと、本土で出会った仲間のこと、本土の高校での思い出等をいろいろ話していると実の姉である矢来美羽とその仲間達が寮に戻って来た

 

 

「あ、お姉ちゃん」

 

きて早々に美羽に気づく紅次

 

「紅次…もう少しかかると思っていたのだけど意外に早く着いたのね」

 

「うん、でも…お姉ちゃんたちと学校に行くのは明日からかな」

 

「あら、私は今日からだと思ってたのだけど?」

 

「本当は今日からだったけど…枡形さんの手違いで明日からになったんだよ」

 

事情を説明する

 

「そうなの…それは大変ね」

 

「そうだね…それと今度…お姉ちゃんと能力ありで闘いたいな」

 

修業の成果を試したいのもあるか姉に一種の宣戦布告をする

 

「そうね…私もそうしたいけど…使うと陰陽局の方がなんていうかしらね」

 

弟と闘いたいのは山々だが美羽は陰陽局から何を言われるかを不安に思っている

 

「訓練って名目なら大丈夫だと思いますよ?」

 

布良が口添えをしてくる

 

「そうね…じゃあ私が場所は手配しておくから暇な時にいつでも来なさい」

 

「分かった…お姉ちゃんはいつもSだね…アハハ」

 

矢来姉弟は会話を繰り広げている

 

その時、紫髪の少女は勇気の一歩を踏み出した

 

「あの…昼中に助けてくれてありがとうございます!」

 

「き…君は…あの時の…」

 

「はい!あ、自己紹介が遅れました、稲叢莉音です。あの時はありがとうございました!」

 

「あの時?紅次さんって莉音さんと面識があるのですか?」

 

好奇心ゆえに布良が聞いてくる

 

「いやぁ…その、ちょっと人助けをですね…」

 

「はい、その時にその人に助けてもらったのです」

 

「あっ名前を名乗り遅れたけど、僕は矢来紅次です、よろしくお願いします」

 

礼儀正しく自己紹介をする紅次

 

「一度見た限り、美羽君の弟…いや、妹というべきか」

 

サラッと性別を間違える二コラ

 

それも仕方ない、男の娘という属性で完全に少女と見間違えてしまうほど美しいのだから

 

「うん、これからよろしくね。お姉ちゃん♡」

 

美羽の腕に抱き付く

 

「美羽君、愛されてるねー」

 

「姉弟の禁断の関係かぁ…エリナもお兄ちゃんとこういう事できるまでに発展したいなぁ♡」

 

エリナと二コラは誤解を招くようなまなざしで美羽と紅次を見ている

 

「変な目で見られてるから離れなさいよ、紅次」

 

「お姉ちゃんはSだし手厳しいね…ハハハ」

 

笑ってごまかす紅次

 

しかしその反面、美羽は顔を赤くしている

 

「あっ、そろそろ学校の時間でしたね」

 

美羽から離れる

 

「そ、そうよ、皆、遅刻するといけないからさっさと行きましょ」

 

「「「「は、はーい」」」」

 

「いってらっしゃーい♪」

 

紅次は他のメンバーが学園に向かうのを確認するとすぐさまに島のボスである荒神小夜がいるビルへと歩みを進めた

 

☆ ビッグビル

 

アクアエデンのボスである荒神小夜が拠点としているビッグビルにたどり着いた紅次

そこでまた一つ問題が発生した

 

来客の予定が入ってないと難癖をつけて親衛隊メンバーが紅次に喧嘩を吹っかけてきた

 

「誰だ、貴様は!この地は荒神小夜様の拠点であらせられるぞ!」

「許可のないものを通すわけにはいかぬ!」

 

親衛隊メンバーはスタンロッドや拳銃で紅次に攻撃を仕掛けてくる

 

「えっ!?…ボク…アポを入れてたんだけどなぁ…月歩!」

 

シュヴァッ!

 

空気を蹴り親衛隊メンバーが持っているスタンロッドと飛んでくる銃弾を上に吹き飛ばす

 

「貴様…我々を愚弄するか!」

 

他の親衛隊メンバーやさっきの二人が取り押さえようと一気に群がってくる

 

「ちょっと、痛い目を見ないと分からないようだね…しょうがないですねぇ」

 

取り囲まれる寸前でブレイクダンスを踊り始める

ブレイクダンスから凄まじいかまいたちが生じる

 

「嵐脚!」

 

「「「「「ぐぁあああああああ」」」」」

 

ドン!ドドン!

 

かまいたちに吹き飛ばされ親衛隊メンバーは悲鳴を上げ地面に激突する

 

「何だったのですかぁ…あの人たち…いきなり襲い掛かってきて…お洋服が台無しですぅ」

 

ブレイクダンスで乱れた美羽とは色違いの軍服を直す

 

その後、もう一度親衛隊メンバーひとりひとりの腹部に強烈な蹴りを入れて完全に気絶させてボスである荒神小夜が待つビルの特別室へと足を向けた

 

☆ 特別室

 

親衛隊との乱闘の様子をモニターで一部始終見ていた小夜は何か笑みを浮かべていた

 

「本当にすごいですね、小夜様が目を付けたあの少女は」

 

アンナはモニター越しに紅次のことを少女と見間違えている

 

「少女?アンナ、何を行っておる、あ奴は男じゃぞ」

 

「男?私には少女にしか見えなかったのですが…」

 

「あ奴は少し訳ありなのじゃ、扇、あの男が使ってた技、何かわからぬか?」

 

扇にモニター越しに見た紅次の格闘術について聞く小夜

 

「ボクがですか?ボクは医者ですから格闘技は分からないこともないですけど…あの技は…六式体術っていうスタイルといっていいですね」

 

「六式とな…」

 

「小夜様、私も名前だけなら聞いたことがあります」

 

「ほぉ、そうか…すまぬが、扇、お前は帰ってくれぬかのぉ…」

 

「え、なんでですか?」

 

「客人はお主を嫌っておるからじゃ」

 

「ボクとしてはすごい興味があったので残念ですよ」

 

扇は寂しそうに特別室を後にした

 

そして入れ違うように紅次は特別室に入った

 

「よく来たのぉ、紅次…二年ぶりというべきかの」

 

2年ぶりの再会でうれしさのあまり笑みを浮かべる小夜

 

「小夜さんこそ、ご無沙汰しております…その、二年前の約束を果たしに来ました…」

 

「ほぉ、あの約束を覚えておったのか」

 

「小夜様、あの少年と何か約束があるのですか?」

 

約束について聞いてくるアンナ

 

「なぁに、簡単なものじゃよぉ、二年間の修業が終わったらアクアエデンに完全移住してもらうという話じゃ」

 

「そうだったのか…矢来紅次君、この島では労働が義務になっているが、陰陽局に入る気はないのかな?」

 

アンナは紅次に陰陽局での労働を推奨する

 

「陰陽局ですかぁ?その…お断りします」

 

「矢来紅次君…それはなぜかな?」

 

断る理由を聞くアンナ

 

「何故って陰陽局って集めた情報によると危険労働が多い割にそれに見合った収入が見込めないじゃないですか…それなら日雇いのSPやガードをやった方が割に合うってものです」

 

タブレットに記録されているデータを基に説明をする

 

「面白い考えじゃな、で、充てはあるのかの?」

 

「はい、ホームページを開設して仕事を募集したら依頼があったのですよぉ、明日の昼が忙しいですね、あっ場合によってはお姉ちゃんと対峙するかもしれないですけど…その時はその時です」

 

「その時はどうするのかのぉ、試しに聞いてみるとするかの」

 

「依頼人の安全と任務遂行を主とするので…容赦なく潰しますね…あっ殺しはしませんよ」

 

「殺しはせぬとも、敵対も辞さないというわけじゃな、面白い奴じゃ」

 

「あっ、基本的に営業の時は紅夜ですのでそこのところはよろしくお願いしますぅ、あと、そろそろ時間ですのでお暇させていただきます」

 

「うむ、気を付けるのじゃぞ」

 

紅次は特別室を後にした

 

☆帰路

 

小夜の元を後にした紅次はBNR34に乗った男性に話しかけられるのであった

 

「よぉ、お前が紅夜だな」

 

「はい、そうですけど…貴方は…」

 

「俺か?俺はエドガー・オレゴヴィッチ・アヴェーンっていうんだ、お前にホームページで仕事を依頼したからその姿を見に来たってわけだって…凄い美人じゃねえか」

 

「あ、ありがとうございます…」

 

「車に乗りな、エリナとは同級生らしいがそのよしみだ、寮まで送ってってやるよ」

 

紅次はエドガーのBNR34に乗り込み学園寮に向かってった

 

☆ 学園寮前

 

「明日の仕事、よろしく頼むぜ紅夜チャン」

 

「あっはい、よろしくお願いします」

 

エドガーはBNR34を運転して会社に戻って行った

 

「明日も早いですから…寝ますかぁ…」

 

学園寮に入っていき自室で眠りについた

 

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