紫煙を燻らす色呆け野郎 作:ユッケ
第12話 〜無知な青髪、デート当日〜
翌朝。
鼻腔をくすぐる女の匂いで目を覚ました。
無意識の内に朝立ちする愚息を押し付けていたのか、亀頭を女の割れ目に突っ込んでいる感触がある。
……このままヤってしまおうか。
寝ている彼女に勢いよくピストンしたら、どんな反応で目を覚ますのだろうか?
「んッ……。」
そう考えて愚息をずぷぷっと奥に進めていると、モゾモゾと身を捩る動きと小さく女の声が聞こえ、その直後に血を連想させる臭いがした。
「……何の臭いだ?」
俺は不審に思い、薄っすらと寝ぼけ眼を開ける。
……すると、目の前に居たのは青髪の可愛らしい女の子だった。
「……は?? ……誰だ、この娘?」
あまりに予想外な事態に、俺は思わず動きを止めた。
俺が昨晩抱いたのは、金髪の美人女泥棒だ。
こんなお嬢様を思わせる青髪の女じゃなかった筈だが……?
っていうか、まさか……この娘は……っ⁉︎
ふと割れ目に入れっぱなしだった事に気付き、チュポンっと抜いてやると、愚息と股辺りのシーツに血が広がっているのを見つけた。
これは……処女喪失のものじゃないな。
まさか、このタイミングで月の物が来たのだろうか?
「ぅうーん……。あら? おはようございます……? あの、どちら様でしょう? それに……ここはどこなのかしら?」
目を覚ました彼女は、現状が分からないようだ。
そういえば……俺の知る原作の通りなら、彼女の容姿が変わった事や昨晩の記憶がない事にも納得出来る。
ならば、
………………
…………
……
2人でシャワーを浴びて経血を流し、ランチに服を着させた。
ちなみにシャワー時には俺が膣を流してやったのだが、抵抗も恥じらいもなかった。
これでよく今まで処女でいられたものだ。
……まぁ、奪った俺が言えたことじゃないが。
その後、宇宙船に置きっ放しだったチチ用のナプキンを渡してから、ランチに昨晩の事情を説明した。
どうにも俺とSEXした事については理解出来ていないようだが、俺と一緒に寝ていたという事だけはランチにも理解出来たようだ。
「うーん、よくわかりませんけど……もう一人のワタシがお世話になったんですね。ありがとうございました。」
「いや、ありがとうって……。」
ランチには中出しの事実も重ねて説明している。
しかしランチにはその意味がイマイチ分からないようで、俺が単純に金髪の方のランチを世話をしてやったと思っているようだ。
……まぁ月経が来た訳だし、妊娠の可能性は限りなく低くなったのでそれでもいいのだが。
「とにかく家まで送ろう。何処に住んでいるんだ?」
「えっと、今は武天老師様のところに住ませて貰っています。」
「……そ、そうか。」
つまりはカメハウス、か。
そうなると、否応なしに原作に関わってしまう訳だな……。仕方ない、覚悟を決めるしかないだろう。
俺は意を決して、カメハウスにランチを送り届けた。
カメハウスの前でエアカーからランチを降ろす際、股に違和感を感じているのか、ひょこひょこと腰を引いて歩いていた。
そうやって頭に疑問符を浮かべながら歩くランチの尻に、亀仙人はもちろんクリリンまでもが下心のある視線を送っていたのが印象に残っている。
2人が尻を見つめる理由に、その歩き方が気になったのもあるだろうが、初体験を済ませたランチに女としての魅力を感じたからかも知れない。
男を受け入れたばかりの女は、艶のある雰囲気を纏って普段よりも格段に魅力的だ。
そうなる事も無理はないだろう。
そのおかげで、俺にはさしたる興味を抱かれずに済んだのだから不幸中の幸いだったと言える。
クリリンと亀仙人に顔を覚えられてしまったが……あの様子なら、そこまで原作介入の心配をしなくても良いかも知れない。
しかしまだ幼さの残る13歳のクリリンはともかく、亀仙人もといエロ仙人にはランチが襲われかねない。それが少し心配ではあるな。
「フゥ〜……。待ち合わせには間に合いそうだ。」
紫煙を吐きながら時間を確認する。
ランチを送り届けた後、西の都を目指してまっすぐ移動しているが、ブルマとの待ち合わせまで1時間以上はある。
恐らく30分前には到着するだろう。
「それにしても、ブルマとデートか。……どうしたものか。」
ランチとSEXしたりカメハウスに帰したりと、デートの準備に時間が回せなかった。
ろくに準備していないのでブルマを楽しませてやれるか不安になってくる。
こんな俺とのデートで、ブルマの恋愛欲求を解消出来ればいいが……。
そんな事を考えている内に、待ち合わせ場所付近に到着した。
つい考え込んでいたままに、街中までエアカーで来てしまったが、運良く警察には止められずに済んだ、のだが……ちょっと不注意になり過ぎだな。
今思えば事故の危険もあった訳だし、次からは十分に気をつけよう。
「ん? あれは……ブルマか?」
まだ待ち合わせ時間には早いが、ブルマは既に待って居たようで、チンピラ風の男にナンパされていた。
「いやっ、離しなさいよあんた! あんたみたいなのに付き合ってる暇なんて無いんだからね!」
どうやら嫌がるブルマの腕を掴んで、無理に連れて行こうとしているようだ。
これは不味いな、早く助けてやらないと。
「……悪いが、その娘は俺のだ。彼女から手を退けてくれないか?」
そう言って男の肩を掴む。
指に力を込めてやると、メキメキと骨が軋んでいく。
「ぎゃあっ! い、痛ぇっ! 分かったっ、分かったから肩を離してくれぇ!」
パッと男の肩から指を離してやると、慌てて逃げて行った。
牛魔王以来、久々に【戦闘力:100】が役立ったな。
……やはりもっと修行して、サイヤ人編に備えて戦闘力を上げて行かなければ、折角の力が勿体無い。
いい加減SEXで腰を振ってばかりじゃなく、それこそ本腰を入れて修行に集中した方が良さそうだ。
まぁ、今はブルマとのデートが最優先か。
俺が待たせていた所為で怖い目に遭っていたのだから、ちゃんと気遣ってやらないとな。
「待たせて悪かった。掴まれた腕は大丈夫か?」
男に掴まれていた腕をそっと支える。
しかしブルマは、そんな俺に対してぷりぷりと怒ってくる。
「遅いわよっ。 レディを待たすなんてどういうつもり?」
腕組みしながらそっぽを向いてしまった。
どうやってブルマを宥めようか考えていると、足元で紙切れがカサカサとその存在を主張してくる。
見ればそれはチラシのようで、初恋がテーマの舞台が開演中であると知らせてくれた。
ちょうど良い、これに誘ってみるか。
「すまなかったな。気分転換に舞台を観に行かないか? その後、昼ご飯にしよう。どうだ?」
「ふんっ! ……私みたいな美少女とデートするだから、ちゃんとエスコートしてちょうだいね。」
デートらしくブルマと手を繋いでやると、ポッと頰を赤く染めてニタニタと口角を上げた。
……その笑い方はどうかと思うぞ?
「ああ……、それにしても随分早くから待っていたんだな。そんなにデートを楽しみにしてくれていたのか?」
「……うん///」
可愛いヤツめ。
……何とか耐えてくれよ、俺の愚息っ!