紫煙を燻らす色呆け野郎 作:ユッケ
第15話 〜深まる愛情、2度目のデート?〜
パンチーさんがソファの上でドプドプと膣から白濁液を吐き出し、膨らんだ下っ腹を徐々に萎ませている。
幸せそうに口角を上げてビクッ、ビクッと痙攣している姿を見ていると、まだまだハメ続けていたくなるが……もう十分過ぎる程だろう。
2日間も続けてハメられるチチとは違い、ひ弱なパンチーさんではこれ以上すると壊してしまいそうだ。
俺はそんなパンチーさんを尻目に1人で離れから出て、目を輝かせながら俺たちの擬似妊娠プレイを覗いていたブリーフ博士へと顔を合わせた。
「……妻を抱いてくれてありがとう。」
俺の手を取り、固い握手を交わしてくる。
「随分と堪能させて貰った。あんな満足そうな妻の顔は初めて見た……。おかげで、勃たない筈のものが立派に起き上がってしまう程に興奮したよ。」
どうやら俺は満足のいく成果を上げたらしく、しっかりと頼まれた役目を果たせたようだ。
「お役に立てて良かったです。……これでブリーフ博士も奥さんを抱いてあげられますね。」
「そうだね。しかし、ワシだけでは妻が満足するには足りないと思う。だから足りない分は、また君にお願いしても構わないかな? 」
「……俺で良ければまた協力させて頂きます。ですが、出来るだけブリーフ博士が満足させてあげて下さい。その方が奥さんも幸せでしょう。」
俺がそう答えると、博士は満足そうに笑顔で頷いた。
「やっぱり君に頼んだのは正解だった。なに、離れの後片付けとパンチーの世話はワシがしておくから心配いらないよ。……あ、ブルマを抱く時はもう少し優しく抱いてやってくれるかな? 」
「い、いえ。娘さんとはそういう仲ではありませんので。」
「そうかね? だが……もしブルマを抱く機会があれば、また離れを使うといい。」
……まさか奥さんに散々中出しした俺に、娘すらも抱けと言ってくるとは。
いや、流石に冗談だろうな。
いくら奥さんを他の男に抱かせるブリーフ博士と言えど、自分の娘を抱かせる事にまで性癖の矛先が向いているとは思えない。
……とはいえ、俺にはブルマの気持ちを無視して抱く気も無ければ、これ以上は原作に関わる気もない。
性癖の審議はともあれ、俺が耐えていればそうなる事は無いだろう。
………………
…………
……
あれから1週間。
俺はその間、全ての日々をひたすらに修行に費やしていた。
……まぁ、昨日はフライパン山に行ってチチの相手をしていたが。
とにかく。
俺は修行の日々を、俺の夢でもある気功波を撃てるように殊更特化した内容で励んできたのだが……どうにも気功波が掌から出る気配は無い。
しかし、徐々に自分の中にある気の存在を感じるようにはなってきたので、こうして修行を続けていけばきっと気功波を出せることだろう。
いつになるか分からないが、気功波の成功は何としてでも成し遂げたいものだ。
……だが、今はブルマとのデート中だ。
修行の事は一旦頭から切り離して、デートに集中した方がいいだろう。
ちなみに今日のデートの為に、昨日1日で何度もお尻に求めて来たチチの腸内へ、愚息の欲望を全て吐き出してきたので俺がブルマを襲ってしまう可能性は限りなく低い。
おかげで多少足元がフラつくが……。
「ちょっと聞いてくれる? 最近、お父さんとお母さんの仲が変に良いのよ。2人に何かあったのかしら? ねぇ、タケルはどう思う?」
「……さぁな。理由が何であれ、夫婦仲が良くて何よりじゃないか。」
そうしたブルマを襲わない為の対策しておいた上で2度目のデートをしていると、隣にいるブルマからブリーフ夫妻の話題が出てきた。
パンチーさんとはあれ以来一度もヤらせて貰っていないが、どうやら夫婦間のSEXだけでも上手く事が運んでいるようだ。
もう、俺の役目は必要ないかも知れないな。
パンチーさんを抱けないのは少し残念だが、それは夫婦の仲が良い証拠なので俺としても素直に喜べる。
しかし、それはともかくとして……何故こうなってしまったのだろうか?
デートしている筈の俺とブルマが居るのは、前回過ごした西の都ではなく、空を飛んでいる2人乗りの小型飛空機の機内だ。
確かに機内から見える、晴れ渡る空や眼下に広がる蒼い海は中々に良い景色で、これが目的ならデートらしいとも言えるのだが……
「あっ、カメハウスが見えてきたわよ!」
そう、この飛行機の目的地はカメハウスだ。
……つまり、俺はデートと称してブルマにカメハウスに連れて行かれているのだ。
ブルマ曰く悟空たちに俺の紹介をしたいらしいのだが、俺が飛空機に乗ってからそれを説明するのはどうかと思う。
……どうにかして、今すぐ引き返して貰えないものだろうか?
しかしそんな都合の良い展開がある筈もなく。
俺の苦悩をよそに、遂に飛空機はカメハウスに辿り着いてしまった。
これからの展開に頭を悩ませているなんて知る由も無いブルマが、俺の手を引いて飛行機を降りようと促して来る。
俺が嫌がるのも不自然な話なので、渋々ながらも俺たちは2人してカメハウスの建つ小さな島へと降り立った。
そんな俺達を、カメハウスから出てきたクリリンが明るい声で出迎えてくる。
「誰かと思えば、ブルマさんじゃないですか。急にどうしたんですか?」
「ふふーん、ちょっとね! それより孫くんは? 亀仙人も居ないみたいだけど?」
そういえば、クリリン以外の面子が居ないな。カメハウスの中にでも居るのだろうか?
しかし、どうしたものか。
俺としてはこれ以上、原作に足を踏み入れたくないのだが……正式に顔見知りになってしまうと、そういう訳にも行かなくなってしまう。
俺がそんな事を考えている間にも、ブルマ達は2人で話を進めていく
「ああ、悟空が修行先で迷子になってしまって……。今はみんなで手分けして探してるところなんですよ。」
「ふーん、そうなんだ? でも、あんたは探さなくてもいいの?」
「え? あ、えっと……あは、あはは……。」
そういえば原作ではこの頃のクリリンは少しサボり癖があったな。
となると1人だけ先に捜索を切り上げてカメハウスに帰って来た、ってところか。
しばしそんなことを考えている俺を他所に、ブルマ達は互いの近況などを話し込んでいく。
無理に2人の会話に割り込むわけにもいかず、やむなく俺はタバコを吸いながら待っていたのだが、やがて話し終えたブルマが俺の隣に来て腕を絡ませてきた。
そして、こう言った。
「ま、クリリンくんだけでもいいわ。 ……ジャーン! この人はタケルさん! うふふ♡ 私の恋人よ! ねっ、なかなかいい男でしょ〜?」
……いつからだ?
いつから俺たちは付き合っている事になったんだ?
いや待て、落ち着け。
今回を除けば、ブルマとはまだ一度デートをしただけの関係に過ぎない筈だ。
今までに告白された記憶は無いし、ましてや俺からブルマに告白した記憶もない。
そうなると、ブルマの頭の中では一体どれだけ突飛な解釈がされているんだろうか?
あまりに衝撃的な発言に頭を抱えて項垂れる。
しかしそこへ追撃だと言わんばかりに、クリリンの口から余計な言葉が飛び出してきた。
「あれ? あなたは……ランチさんを送り届けてくれた人ですよね?」
クリリン、空気を読んでくれ。
恋人宣言されたばかりの男が、違う女との関係を匂わせていたらマズイ事ぐらい察して欲しい。
いや、まだ13歳のクリリンに恋愛の機微を察しろと期待をするのは酷な話か……。
「あら? タケルはランチさんと知り合いなの?」
マズイ事に、現時点のブルマとランチは既に顔見知りのようだ。
そうなると、下手に言い訳すべきじゃない。
ここは素直にランチの件を話すしかないだろう。
「ああ。以前ランチをカメハウスまで送り届けたんだ。夜だったし家に一晩泊めてからな。」
「ひ、一晩っ⁉︎ ……ふーん、そう。」
疑いの眼差しが容赦無く俺に突き刺さる。
ブルマとは付き合っている訳でもないから気にする事はないんだが……。
いや、ブルマにとっては恋人だったか。
いかんな、恋人宣言があまりに衝撃的でまだ混乱しているようだ。
「ね、クリリンくん。ランチさんはカメハウスの中に居るの? ちょっとランチさんと話したいことがあるんだけど。」
そう言ってブルマが俺の手を引いてカメハウスに向かっていく。
……修羅場になってしまうかも知れないな。
だがそれもやむを得ない話だ。
まぁ少し早いが、これもある意味ではヤムチャの代わりに俺が振られる羽目になったと言うだけの事だろう。
大股で足を進めていくブルマが乱暴にドアを開け放ち、俺を連れて共にカメハウスの中へズカズカと入っていく。
「ランチさんっ! ……あら? 居ないみたいね。」
しかしカメハウスの中には誰も居らず、室内には物音一つない空間が広がっていた。
どうやらランチは不在だったようだ。
そこに俺たちに遅れてクリリンも室内へ入り、頭をぽりぽりと掻きながら困ったように話を切り出した。
「実は怖い方のランチさんになって以来、一度も帰ってないんですよ。探そうにもいったいどこに居るのか分からなくて……。」
……彼女が行方不明だと聞くと俺まで心配になってくるな。
だが、怖い方のランチとは金髪のランチの事だろう。
彼女なら俺のような例外はあるが、マシンガンなどの装備もあるし自己防衛能力も高そうだ。
原作でも無事だったようだし、あまり心配は要らないのかも知れない。
「ちょっとクリリンくん? タケルと少し話したいことがあるから、2人きりにして欲しいんだけど。……そうよ。あんたも孫くん探して来なさい!」
どうやらブルマは、クリリンを追い出して2人きりになってから俺を問い詰めるつもりのようだ。
さて。
そうなるとブルマを傷付けないようにするには、やはり俺が精一杯嫌われてやるしかない、か。
「え? だけどお客さんのブルマさん達を置いていく訳にも……」
「いいからっ! さっさと行きなさいっ!」
そうブルマが怒鳴ると、クリリンは慌てて部屋を出て行った。
クリリンはそのままカメハウスの裏にあった小舟を引っ張り出して、乗り込んだ勢いのまま櫂を漕いで何処かへ向かっていく。
そんなクリリンを俺が視線だけで見送っていると、ブルマがずいっと詰め寄ってきた。
更に顔を間近にまで近付け、明確な怒りを露わにしてくる。
「タケル、正直に話してちょうだい! あんたランチさんと付き合ってるの?」
俺とランチはそんな仲ではない。
とはいえ抱いた事実は覆らないのだが……無闇にそれを話すのはいたずらにブルマを傷付けてしまうだろう。
俺が振られるにしても、せめてそれぐらいは否定してやらないとな。
「いや、付き合ってない。後で本人に聞いてもいいが、そもそもそういった話すらしていないぞ?」
あの日の晩、確かに俺はランチの
それにどちらの人格にも言える事だが、俺と付き合う気はない筈だ。
「……嘘はついてないみたいね。」
俺の目をジッと見つめながら言葉の審議を確かめていたブルマは、最終的に俺の言葉に嘘はないと判断したようだ。
そして、それだけ聞くとあっさりと怒りを鎮めた。
……まさかこれで終わりなのか?
もっと色々と質問攻めにされると思っていたのだが。
しかしそれにしても、ブルマの考えがよく分からない。
何故、俺はカメハウスに連れて来られ、恋人宣言までされてしまったのだろうか?
……どうやらブルマの話は終わったようだし、今度は俺が確認しておきたい事を聞いてみるか。
「なぁ、怒らないで聞いて欲しいだが……記憶が確かなら、俺はブルマに告白も何もしてないよな?」
「? ええ、それがどうかしたの?」
質問の意図が分からないような表情だ。
告白も何もしていない俺が恋人なのは、ブルマにとっては不思議な事じゃないらしい。
なら、ブルマはどのタイミングから俺と付き合い始めたと認識しているんだ?
「……俺達が付き合うきっかけは何だった?」
「え? もうっ、忘れちゃったの? 最初のデートで、私がナンパされてる時に
あのチンピラの時か?
まさか、たったあれだけで?
……ああ、またチチや牛魔王の時のように【原作キャラの初期好感度up】が影響しているのかも知れない。
しかし、どうにもこの力は効き目が強すぎるな。
振り返ってみれば、俺はこの世界で好き放題にヤり過ぎている。
これのおかげで充実した日々を送れているのは確かだが、今更になってその影響力の強さを実感すると、この力を得た事に少しばかり不気味さを感じるな。
……まぁ、これからも有り難く使わせて貰うが。
「あ、そうそう! 何でか分からないけど、お父さん達もタケルとなら交際を認めるって言ってくれてるの。……何かお父さんに気に入られることでもしたの?」
「ああ……いや、ちょっと頼まれ事をな。」
つまり、ブリーフ博士の差し金か。
今思えば、ブリーフ博士が俺に頼んできたのも同じ理由だろう。
とはいえ何が理由であろうと、恋人だと思っている男が父親に認められたなら、ブルマがみんなに俺を紹介したがるのも分からなくはない。
なるほど、これで漸く俺にも事の詰まりが理解出来た。
しかしブルマと恋人だ、なんてな。
……まぁ、付き合うだけなら問題ないか。
いくら俺が恋人になったとしても、手を出さなければブルマを傷付ける事もなく、原作の流れにも大きな変化は無い筈だ。
チチと関係を持ってしまった時は初潮前だったので何とか不幸にせずに済んだ。
だが、万が一子供を宿っても俺が幸せに出来る可能性があるランチならともかく、ブルマの場合だと原作の流れはもちろん彼女自身の為にも妊娠させるのは憚られる。
アナルでヤれば妊娠の心配はないのだが……初体験が後ろっていうのも少し可哀想だ。
やはり、手を出さないに越したことはない。
何はともあれ、俺としては今までブルマとはデートだけの関係で終わらせるつもりでいたが、今日から俺が正式にブルマの恋人になったという訳だ。
ならば俺に出来る事は、ブルマと性的関係を持たない様に気をつけながら、俺が飽きられるまでひたすらにデートで楽しませてやる事だけだろう。
……その為にも、今よりもっと修行に集中して、愚息の暴走を食い止め続けるしかないな。
我ながら今回の話は意味不明ですね。
短くまとめると
主人公がブルマの恋人となり、手を出さないよう修行に精を出すと決意。
これだけです。