紫煙を燻らす色呆け野郎 作:ユッケ
第2話 〜助力の約束、チチの頼み〜
亀仙人によってフライパン山が吹き飛ばされ、悟空一行が次の目的地へと旅立っていった。
俺が居る事で原作の流れが変化していないか不安だったが、無事に原作通りの展開になっているようだ。
そろそろ出番が近いので、今すぐにも悟空一行を尾行したい……ところなのだが、出発前にチチに話があると呼び止められてしまい足止めを食らっている。
「チチ、悪いが俺は急いで行かなきゃならないんだ。今すぐ話さなきゃダメなのか?」
「……。」
「何か話があるんじゃなかったのか? 話が無いならそろそろ出発したいんだが……。」
「……おら、悟空さの嫁になる。おらは、タケルさの嫁にはなれないだよ。」
「……そうか。」
話というのはこの事だったのか。
チチとの件はどうなる事かと思っていたが、これまた原作通りの展開になったようで安心した。
しかし、チチは悟空と結婚する事を後ろめたく感じているようで、かなり落ち込んだ様子を見せている。これが正しい選択なのだから、落ち込む原因になった俺が気分を晴らしてやらないといけないだろうな。
「そういや、料理を教える約束をしてたな。ちゃんと教えてやるから、悟空の喜ぶ料理を作ってやるんだぞ?」
「……タケルさ。怒らないのけ? 勝手な事を言ってるおらを……?」
「ああ、怒らない。チチがそう決めたんだろ? 俺はチチを嫁に貰ってた訳じゃないんだから怒る筋合いはないからな。……でも、ちゃんと幸せになるんだぞ?」
そう言うとチチは泣きながらしがみ付いてきた。
……この世界のチチは無闇な接触が多いな。原作ではこんなキャラクターじゃなかった筈だし、今居る世界は100%原作と同じって訳じゃないのかもしれない。
俺はチチの頭を撫でながら、泣かせた詫びにせめて応援する立場で居ようと更に声をかける。
「何でも相談してくれ。俺に出来る事なら精一杯力になるよ。」
「……何でも?」
「ああ、何でもだ。」
すると、涙を拭ったチチが一冊の本を取り出しペラペラとめくり始めた。
これは何の本だ? ピンクの表紙の……また週刊誌だろうか?
「じゃあ早速だども、これに書いてあるフェラチオってなんだべ? 男を落とす必勝テクニック、って書いてあっただよ。」
エロ本かよ⁉︎
まさか……亀仙人か⁉︎ あのジジイ、こんな本持ち歩いてんのか⁉︎
「あ、いや……それは、だな……。チチには早いっていうか……その……。」
「あ、知ってるだな? おらに教えてけろ!」
「でも、これは……。」
「タケルさ! さっき何でも教えるって言ったべ!」
詰め寄ってきたチチが、ウルウルとした瞳で此方を見上げてくる。
不意に、料理を教えると約束した時のチチの柔らかさや香りが脳裏をよぎり、愚息が立ち上がろうとし始めた。
……本番さえ避ければ、問題ない。
そう、練習だ。これはあくまで練習に過ぎない。
「……分かった。でも、これはチチにはかなり恥ずかしいかも知れないぞ? それでも最後まで出来るか?」
「は、恥ずかしい事なのけ……/// でも、おら頑張るだよ!」
恥ずかしい事だと知るなりモジモジするチチ。
(ヤバい、可愛すぎる!)
その仕草を眺めているだけで、愚息がガチガチになってしまった。チチの魅力に禁欲生活も相俟って、思わず先走りそうな程だ。
このまま襲ってしまいたいが、あくまでこれは練習だ。
昂ぶる感情を抑えながら優しく微笑み、チチをベッドへと連れて行く。
恥ずかしがるチチを無視して鎧を外して裸に剥き、俺も服を脱いで下着一枚になる。
ちなみに、鎧の下は何も着けていなかった。
「さて、フェラチオが何か分かるか?」
「えっと、本には……お、男のアソコを舐めたりするって書いてあるだよ⁉︎ こ、これってアレだべ? お、おっ父の股間にもあるブラブラしてる……チ、チンチン……///」
「そうだ。じゃあ、こんな風に大きくなる事は知ってるか?」
そう言いながらチチの顔の前で下着を脱いで愚息を取り出す。
目の当たりにしたチチは、キャアと悲鳴をあげて顔を手で覆うが、指の間からジッと愚息を見つめている。
「興奮していると、男はこんな風に硬くなってそり立つ。フェラチオとはこれを気持ちよくする手段の事だ。試しに触ってみるか?」
チチの手を取りゆっくりと握らせる。
真っ赤になりながらも見つめ続けるあたり、意外にも興味深々のようだ。
「硬いだろう? 俺のペニスはチチが可愛い過ぎて、こんなにも硬く大きくなっているんだ。」
「か、可愛いだなんて……///」
照れるチチを眺めながら、握らせた手を上下させる。
軽く握らせた状態で擦るだけだが、チチの柔らかい手に包まれていると思うと、それだけでもかなり気持ち良く感じる。
「じゃあ次は、本に書かれていたように舐めてみようか。」
チチは恥ずかしいのかしばし躊躇していたが、やがて意を決したように舌を伸ばした。一生懸命に舌先で愚息の頭をチロチロと舐める。慣れていないので当然下手ではあるが、これはこれで悪くない。
「気持ちいい……。」
「ほ、本当け? おら上手く出来てるだか?」
「ああ、チチは上手だ。」
健気で可愛い。
しかし、気持ち良いには違いないが、舌先だけでは刺激が弱すぎてイケそうにない。
頭を撫でながら次の段階へと促してやる。
「フェラチオは舐めるだけじゃない。次は咥えてみようか。痛いから歯は当てないようにな。」
一度舐めた事で警戒心が薄れたのか、素直にパクッと咥えた。チチは咥えたまま、この後はどうするの? と視線で促してくる。
「吸い付くように口をすぼめて前後に動くんだ。」
チチはゆっくりと顔を前後させる。
教えた訳でも無いのに、此方を上目遣いで見つめてくるので俺の興奮が否応なく高まってしまう。
そんな風に動かす度に反対する俺を観察し、偶に早く動かすとより反応する事が分かると、激しく前後に動かし始めて、更にジュポジュポと音を立てさせた。
あまりに激しいピストンで今にもイキそうになっていると、急にチチが口を離した。
あと少しだったのに、一体どうしたのか? とポーッと惚けた表情のチチを見下ろすと……
「なんだか、タケルさが可愛く見えてきただよ。」
そう、はにかんだ笑顔で呟いた。
もう、無理だ。
こんなにも誘惑されてしまったら……。
「ンッ⁉︎」
堪らずチチの唇を奪う。
キスする寸前に見せたチチの驚いた表情に罪悪感を覚えるが、もう俺には我慢する事は出来なかった。
次回も性描写入ります。