インフィニット・ストラトス 〜まどろむ狼たち〜 作:ラグ0109
我慢はしない。想いは通じ合っているから。
私こと、更識 楯無は、今日という日を心待ちにしていた。
銀の福音襲撃事件によって一日延長された臨海学校から、愛してやまない彼が帰ってくるから。
彼が銀の福音迎撃のサポートとして出撃…撃墜されて、生死不明の報せが来た時はガラにもなく動揺してしまったわ。
折角、想いが通じたのに、首輪だって着けたばかりなのにって。
けれども、彼は帰ってきた。
彼は何度も何度も自身を傷付けながら戦いに挑む。
その度に治療カプセルに担ぎ込まれて、それでもケロリとした顔をしている。
自身を犠牲にしてでも他人を優先してしまう悪い癖。
私だけではない、セシリアちゃんや親愛なる妹である簪ちゃんも不安で仕方なかった。
彼の使うIS『天狼』に搭載されているコアに宿る女性、白蝶の提案で私達はハーレムを作り枷になる事にした。
彼の気持ちを知っていて枷になる事は心苦しかったわ。
でも、彼に傷だらけになって欲しくないから…いつか本当に死んでしまう気がして、私達は決心をした。
「まだかしら…」
私はベッドの上に寝転び、今か今かと彼の帰還を待つ。
ぼうっとしてても仕方がない…それに少しでもよく見てもらいたいと思って身嗜みを整える。
そこでふと思う。
彼は私に何を求めるだろう?
…猫なら猫らしく悪戯をしてやろうかしら?
いつもなら身に付けないような、少しセクシーな下着を身に付ける。
服は着ない。
きっと裸エプロンで出迎えてくると思っているだろうから、ほんのちょっぴり意趣返しのつもりで臨む。
鏡を見て念入りにチェックをするけど、少しだけ恥ずかしくて顔が赤くなってしまう。
部屋の扉を一定のリズムでノックされる。
本音ちゃんに帰ってきたタイミングを教えてもらうため、予めお願いしておいた。
私は逸る気持ちを抑え扉の前で待機する。
足音が聞こえ部屋の前で止まる。
来た…。
扉が開いた瞬間に、私は満面の笑みで自身の体を強調するようにポーズをとる。
「おかえりなさい、私にする?私にする?それとも、わ・た・し?」
帰ってきた彼…銀 狼牙君は顔を真っ赤にして思いっきり扉を閉める。
彼は落ち着き払っていることが多いけど、根っこの部分で歳相応の可愛い部分がある。
悪戯だってしてくることもある。
私は悪戯が成功したことに軽くガッツポーズしつつ外から掛けられる声に応える。
狼牙君は髪の毛を肩口までばっさりと切ってしまっていたけど、至って元気そうだった。
舞い上がるような気持ちを抑え、狼牙君が部屋に入れば事件のあらましや事後処理、そして他愛ない話をする。
いつもの日常がここにある。
だけど…私はいつもの日常だけじゃ足りない。
狼牙君をベッドに押し倒し、腰の辺りで馬乗りになって彼の胸でのの字を書く。
「愛が欲しいわ」
狂おしいほどの愛が欲しい。
悪戯と言えども、私は彼に滅茶苦茶にして欲しくてこんな格好をしている。
彼に喜んで欲しくて、こんな格好をしている。
頬が上気しているのが分かる。
「愛しているがな…」
それでも彼は、表面上は体裁を取り繕ってくる。
私たちの体を心配して中々踏み切らない…今はそんな優しさがもどかしく、邪魔に思えてしまう。
それに馬乗りになった時に分かってしまっている。
お尻に硬い彼の感触が伝わってきている。
私の姿を見て興奮してくれていると思うと嬉しくなってしまう。
「だったら…言葉だけじゃなくて、刻んでほしいな」
部屋の明かりを落としながら、唇を重ね合わせる。
明かりを消したのは気恥ずかしさから。
見て欲しいのに見て欲しくない…そういう羞恥心。
彼は私の体を抱き締め、舌を滑り込ませてくる。
それを受け入れればまるで嬲る様に舌を絡ませてくる。
体を這う手が私の体に刺激を与えてくる。
舌は激しく絡めてくるのに、その手は焦らすように私の敏感な所を刺激してこない。
「刀奈…歯止めはきかんからな…」
顔を離し、耳元で囁かれれば否が応でも期待してしまう。
初めての時は三人一緒…一人ずつ相手をしてくれたけど、それでも物足りなかった。
でも、今夜は私が一人占めできる…。
「愛して…可笑しくなるくらい…」
「止めてと言っても愛するさ」
互いに興奮しきって息を荒げながらキスを繰り返す。
彼は私の胸を乱暴に揉みしだき、私は私で彼の硬くなった男根をズボンから出して扱き始める。
ドクドクと脈を打ち、鉄のように熱く大きくそそり立つソレはとても苦しそう。
私は一旦彼から離れると体の向きを変えて目の前に男根を持って来ればゆっくりと舌を這わせていく。
「っ…やたら、上手いな…」
「ふふん、喜んで、ほしいもの…」
濃厚な雄の匂いに身体が疼いてくる。
私が丁寧に奉仕をしていると、彼もまた我慢できないのか私の太股の内側に吸い付き痕を付けてくる。
そうそう目立たない…それでも、所有者が誰なのかハッキリと示す証。
甘い吐息を漏らし震えながらも私は、奉仕を止めない。
この行為の一つ一つに愛しさを感じる。
こうしていられる事に幸福を感じてしまう。
「っあ…!ん…!」
「しっかり、舐めてくれ…もう少しでイけそうだからな…」
彼は下着をズラして私の割れ目に指を這わせていく。
くちゅり、くちゅりと派手な水音が響く。
私は与えられる快楽に耐えながら男根を頬張り、口の中全体を使って扱きあげる。
先に達してしまったら負けたような気がしてしまう。
彼に気持ちよくなって欲しい。
そうしたら、御褒美がもっと増えるかもしれない。
「っ…出るぞ…!」
「んんっ……!!」
彼の声とともに口の中いっぱいに熱く生臭いものが男根から吹き出してくる。
私は思わず顔を離してしまい、勢いよく飛び出てきた精液に顔を濡らす。
「んっ…けほっ…すごい、濃い…」
「無理して飲まんでも良いだろうに」
「嫌よ、私が狼牙君のものである様に、狼牙君も私のものだもの…」
「いい女だ…」
狼牙君は私の顔についた精液指で拭っていく。
私はそれすらも欲しくなって指にしゃぶりつく。
「これで、終わり…?」
「まさか…可笑しくなるほど愛されたいのだろう?」
そう言うなり彼は私をうつ伏せで組み伏せて下着を脱がせていく。
早く、早く、と焦る気持ちを抑えきれず私は腰を振り狼牙君強請る。
「愛して、狼牙君で一杯にして…!」
「言われんでも…!」
「ぅあっあああ!!」
まるで獣の交尾の様に後ろから腰を掴まれ、問答無用で蜜壺を狼牙君の男根で深く突かれていく。
身体中に走る電流が頭を一瞬で真っ白にしてビクビクと痙攣させていく。
突かれるたびに潮が噴き出しベッドの上がぐちゃぐちゃになっていく。
それでも構わずに本能の赴くままに狼牙君は私を犯していく。
「んんっ…ふっ…ああっ!!」
「もっと、聞かせろ……!」
彼が腰を強く突く度に私は達していってしまう。
それでも、声を漏らさないように必死にシーツを噛んで耐えるけど、彼の言葉にまるで逆らえずに声をあげてしまう。
「アッ!ンアッ!グリってして!!」
「いい声だ…綺麗だぞ、刀奈!」
彼は私のお願いの通りに深く男根を突き、入り口をグリグリと押し付けてくる。
私はそれだけで足腰が立たなくなる程達してしまい、呂律が回らない。
思考を放棄したい。
このままずっと繋がっていたい。
そんな想いすらも見透かされていたのか、繋がったまま体を動かされて正常位で私たちは体を抱き合い、貪るようなキスをする。
彼は腰を大きく動かし、私の中を抉っていく。
そこから生じる快楽の波で、最早楯無でも刀奈でもないただの雌犬に成り下がってしまう。
それでも、良い。
彼に愛されるなら、犬でもなんでも構わない。
「っ!出す…刀奈!?」
「やっ!このまま!!」
彼は私から引き抜こうとするけど、そうはさせない。
ずっと繋がっていたいから、私は快楽でまともに動かない足を必死に動かして狼牙君の腰に抱き着き離すまいとする。
狼牙君も私の体を強く抱き締め、思い切り腰を打ち付けると膣中に精液を吐き出していく。
「アアアアッ!!」
甘美な快楽…孕んだって構わない。
彼に愛してもらえればそれでいい…。
あまりにも強い刺激に、気付いたら私は気絶をしてしまった。
だけど、すぐに意識が覚醒する。
狼牙君は達したばかりだと言うのに、まだまだ元気で…私に構わず腰を打ち付けてくる。
「やっ…!あっん…!イッたばかりで…!!」
「歯止めが効かん…嫌と言うほど犯す…孕ませてやる…!」
イきっぱなしで何が何だかわからない。
耳元で狼牙君が…ケダモノが私に囁く。
強く突かれる度に頭が真っ白のなってしまう。
果てることなく達し続けてしまう。
本当に壊れちゃう…でも…でも!
「いっぱい…!いっぱい注いで…!」
壊して欲しい…私を…刀奈を愛して壊して欲しい。
狼牙君になら構わない。
それでも愛してくれるから…楯無ではなく刀奈の私を。
「刀奈!」
名を呼ばれる度にお腹が疼く。
もっと欲しいと叫びあげる。
彼の体にしがみ付くように抱き締め、腰の動きに合わせて私も腰を振る。
「んあぁぁっん!!ろ、うがぁっ!!」
はしたない嬌声を上げ、全身を彼に擦り付ける。
私が所有者。
彼が所有者。
その証を求めるように貪欲に快楽を求める。
淫乱だって言われてもいい。
だって彼に対してだけだもの。
「っ…また出すぞ!」
「キてっ!いっぱい…いっぱい満たして!!」
互いに唇を重ね舌を絡め合えば同時に達して、私の中を彼の匂いで満たしていく。
とてつもない幸福感…きっともう彼無しでは生きてはいけないかもしれない。
幾度も果てたためか、凄まじい倦怠感が私を襲う。
狼牙君は繋がったまま私の頬を撫で見つめてくる。
「愛している…刀奈」
「う…ん…ろうがぁ…あい、してる…」
私は精一杯の微笑みを浮かべ、狼牙君の頬を撫でキスをする。
互いの体液を混ぜ合わせるように舌を絡ませていく。
長いキスに幸福感を覚える。
「んぁ…!出ちゃう…」
狼牙君が私から男根を引き抜くと、私の中から精液が溢れ出ていくのが分かる。
勿体無い…そんな想いがして手を伸ばして溢れ出てくる精液を指で掬い舐めとる。
「んふ…全部私のものよ…?」
「そうだな…お前は俺のものだ」
そう言うなり私の鎖骨にキスマークを付けてくる。
私もお返しとばかりに首筋にキスマークを付ける。
絶対に離さない…こんなにも満たされるのだから。
私は狼牙君が離れてしまわないように強くしがみつきながら、ゆっくりと眠りについた。
これが、ぼくの、げんか…(吐血/真)