インフィニット・ストラトス 〜まどろむ狼たち〜 作:ラグ0109
淫靡な夢で私達は踊るの
八月を回り、私と簪ちゃんは学園を離れて実家である更識家に帰って来ている。
本当は狼牙君と一緒に帰ってくる予定だったんだけど、子離れできない厳つーいお父様から再三の催促があった為泣く泣く断念したって訳。
帰ってからは本当に忙しかったわ…。
お父様と組み手の稽古を朝早くから行い、その後体を清めて暗部のお仕事…。
今の時点では、銀の福音襲撃事件の『本当』の首謀者の尻尾は掴めていない。
亡国機業…この組織が一番妖しいのは分かっているのだけれど、日本を中心とした私達のコネクションと、世界中に張り巡らされたコネクションを持っているであろう亡国機業とでは地力が違う…悔しいけどね。
でも、きっと追い詰めて見せるわ。
私の…私達の狼牙君に手を出した事を後悔させてやるんだから。
おっと、いけない…組織の長が私情剥き出しと言うのも良くないわね。
反省、反省。
私達『更識』は政府お抱えの対暗部組織。
政府の外交政策や内政問題の解決の中で表立って出来ないことを私達が片付けているの。
これでも凄い組織なのよ~、ふふん。
「お姉ちゃん、お茶持ってきたよ」
「ありがとう、そこのテーブルに置いておいてもらえる?」
執務室で書類の塔と格闘していると、簪ちゃんが冷えた緑茶を持ってやってくる。
私はこう言う本当に大切な書類仕事をしている時、周りが見えなくなるときがある。
節電もそこそこに大して冷房の効いていない部屋に篭っていると、うっかり水分補給することを忘れてしまう。
ペタンと承認印を押し椅子から立ち上がり、テーブルに置いてあるコップを手に取ると腰に手を当てて一気に飲み干す。
「ぷはっ!やっぱり夏は冷えたお茶ね~」
「お姉ちゃん、ゆっくり飲まないと体に悪いよ?」
簪ちゃんは口元を手で隠しクスクスと笑う。
…五月のある日、狼牙君は私と簪ちゃんの手を取り合って仲直りを促してくれた。
そんなつもりは無かったのに言う必要があった傷つける言葉の所為で、私と簪ちゃんの間には暗い奈落が広がっていたわ。
すぐ傍にいるのに目も合わせてくれない。
会話も必要最低限。
簪ちゃんからはずっと拒絶するかのような空気しかなかった。
とても悲しかったわ。
どうすることも出来なくて、身動きの取れないままもがいていると救いの手がさし伸ばされた。
本当に…彼が居なければきっと…。
「お姉ちゃん…どうしたの?」
「なんでもな~い。簪ちゃん、お父様はどうしてるの?」
「あぁ…お父さんなら、道場に引きこもってるよ…お父さんの言い分も分かるけど…」
「まぁ、仕方ないわよ。誰だってそーするわ」
稽古とお仕事にかまけてて、今朝方まで狼牙君が今日来ることを伝えるのを忘れていたのだ。
もちろん、簪ちゃんとセシリアちゃんとの間柄のこともね。
普通の感覚では鼻つまみ者…でも、彼は愛してくれる。
独り占めしたいけれど、私と簪ちゃんとセシリアちゃんは共犯者。
それに、彼は骨の髄まで愛してくれていることを理解させてくれるもの。
不満はあるけど…彼の病気だし少し諦めちゃってる。
「私達が納得した上で付き合ってるのにね…お父さん、頑固だから『ボコボコにして学園に送り返してやる』なんて鼻息荒くしてた」
「多分、狼牙君の方が強いわよ?」
「私もそう思う…」
共振現象の実験のあったあの日…私達は狼牙君の懐で眠っていた。
その時不思議な夢を見たわ。
白蝶と思しき女性と共に行動する男性の夢。
洗練された体運びは、他の追随を許さない…血の匂いの濃い…豪の拳。
私は頭を軽く振り溜息をつく。
きっとあの男性がロボ…つまりは狼牙君。
彼はきっと私達の知らない世界で命を奪う立場に居たのだと思う。
それこそ人の身では到底生きられないほどの年月をかけて。
「本当に大丈夫、お姉ちゃん?」
「だ~いじょうぶよ、簪ちゃん。気遣ってくれてありがとう」
私は誤魔化す様に簪ちゃんを抱き締める。
何も恐れることなんてないわ。
きっと、そういう道程があったからこそ今の狼牙君があるのだろうから。
「さってと…狼牙君が来る前に書類を片付けるわ。簪ちゃん、悪いけど狼牙君が来たら案内してあげてね」
「うん、お姉ちゃんも頑張ってね」
腕の中の簪ちゃんは昔の様な愛らしい笑みを浮かべて頷いてくる。
さーってお姉ちゃん頑張っちゃうぞ~。
まるで予定調和の様にお父様を退けた狼牙君は、夕食を終えた後お風呂に入ってもらっている。
乱入したことはしたのけど手早く摘み出されてしまったので、私と簪ちゃんは表面上しょんぼりとしつつ狼牙君の泊まる離れの部屋にいる。
お客人とは言え、私達の愛して止まない殿方…同衾しないなんて選択肢なんて端から無いわ!
「うぅ…なんだかこれはこれで恥ずかしい…」
「もっと凄い格好になったりしてるんだから良いじゃない」
私と簪ちゃんは生地の薄いシースルーの長襦袢を身に纏っている。
もちろん、下着なんて着けてない。
これからたっぷり愛してもらうのだから。
お父様の足止めはお母様にお願いしてある。
お父様はアレでお母様にまるで頭が上がらない…カッコいい時はカッコいいのだけれど。
簪ちゃんと一緒に布団の上に正座して今か今かと待つ。
足音が聞こえてくると、鼓動が早まる…。
すーっと障子が開き、私達は月明かりに照らされる。
「あぁ、こんな事だろうと思っていたがな…」
「だ、駄目かな…?」
「まさか、愛してくれないわけじゃないわよね?」
狼牙君は少し赤い顔で私達を見下ろし、呆れたように溜息を吐き出しながら後ろ手で障子を閉めて此方へと寄ってくる。
簪ちゃんは恥ずかしそうにしながら見上げ、私は表面上余裕のあるような笑みを浮かべて見上げている。
本当は、だらしの無い『狗』の様な獣欲が私の中で渦巻いている。
きっと私はマゾヒスト…狼牙君に壊してもらいたいと思ってる、いけない子。
「据え膳喰わねばなんとやら…十六代目には悪いがな」
「今更、じゃないかなぁ?」
「今更よね」
「違いない」
狼牙君は私達の前に座れば簪ちゃん共々体を抱き寄せて、交互にキスを繰り返す。
最初は唇が触れる程度に、徐々に貪るように…。
私達に触れる手は布越しに体を這い回り、もどかしさと共にピリピリとした快楽を伝えてくる。
もっと、もっと…惨めに嬲ってはしいと言う願望を抑えながら、狼牙君の首筋にキスをしつつ簪ちゃんの胸へと手を伸ばす。
小ぶりで可愛らしい胸…簪ちゃんは気にしているけれど、これも魅力の一つのように思える。
私の意図を理解したのか、狼牙君は私から手を離して簪ちゃんの長襦袢を肌蹴させて少しだけ汗ばんだ肌に直接愛撫していく。
二人で簪ちゃんをいぢめようと思う。
だって、可愛いんだもの。
「や…お姉ちゃんまで…んっ…!」
「長い夜だ…乱れて魅せろ」
「そうよ…いっぱいエッチな事するんだから」
私は簪ちゃんの背後に回ってうなじにキスをする。
狼牙君は、簪ちゃんの唇を貪るように重ねながら小ぶりな胸を愛撫しつつ主張を始めた乳首を強く摘む。
強い刺激に簪ちゃんは背中を仰け反らせ、いやいやと首を横に振る。
可愛い…自然と笑みが零れる。
「んっ…ふ…あんっ!やっ!そこ、ばかり…!」
「こうやって弄られるのが好きだったな」
「簪ちゃん、えっちぃんだ…こっちも好きなんでしょ…?」
狼牙君は執拗なまでに乳首を刺激するけど、イきそうになる手前で刺激を抑えていく。
簪ちゃんはイくにイけず、もどかしそうに太腿をすり合わせもじもじとしている。
私はそこでお尻に手を這わせて、アナルに中指をゆっくりと入れていく。
時々四人でシていて物足りないとき、簪ちゃんはアナルに指を入れて自慰をする事があるのだ。
もちろん、気付いていないと本人は思ってるみたいだけど…お姉ちゃんにはお見通しです。
きっと、狼牙君が開発したのだろうけど…。
姉妹揃って良い様に弄ばれてるなぁ…。
「んんんっ…!!あっ…」
「簪ちゃん、そんなにこっちの穴好き?きゅうきゅうに締め付けてる」
「だって…っああ!!」
「両方、好きだものな…?」
狼牙君も手を下半身に伸ばして膣内に指を入れてかき混ぜていく。
アナルの中で壁越しに狼牙君の指が激しく動いているのが分かる。
私は狼牙君の動きに合わせてアナルを刺激していく。
「あっ、だ、だめ…で、でちゃ…あああああっ!!!」
お預けを食らい続けた反動か、簪ちゃんは盛大に潮を噴いてガクガク体を痙攣させて達する。
びくっと体を震わせながら私のほうに簪ちゃんが倒れてきたのでアナルから指を抜いて優しく体を抱きとめる。
「簪…休むにはまだ早いだろう…?」
狼牙君は獰猛な笑みを浮かべて着ていた浴衣を脱ぎ、どくどくと脈打ちそそり立つ男根を晒す。
簪ちゃんは朦朧としながらこくんと頷き、入らない力を入れて迎え入れるように足を開く。
焦らすように男根が割れ目をなぞるたびに、簪ちゃんの口から熱い吐息が漏れ出す。
とても淫ら…ふだんの引っ込み思案な印象からは考えられないほどに。
「は、やく…ちょうだい…?」
「意地悪がすぎた、なっ!」
狼牙君は簪ちゃんの腰を掴んで根元まで一気に男根を咥え込ませる。
体を私が抱きとめているので、身動きが取れないまま簪ちゃんはたったの一突きで達してしまう。
乱れる簪ちゃんの姿を見て、私も早く欲しいと体が疼くのが分かる。
少しだけあてつけの様に簪ちゃんの胸を弄び、腰を振り責め立てている狼牙君とキスをする。
「やっ!あんっ!ろうがぁっ!」
「んっ…ろうが、く…」
獣のように狼牙君は私の口の中を貪り、簪ちゃんを自身の男根で貫き続ける。
簪ちゃんはイった後も突かれ続けているのでイきっぱなしみたい…。
目に涙をいっぱいに溜めながら嬌声を上げ続けている。
「あっ…くるっ…きちゃ…ああああ!!」
「っくぅ…!!」
簪ちゃんが再度達するのに合わせて狼牙君は、簪ちゃんの中に射精していく。
吐き出し終えたのか引き抜かれた男根はそれでも固くそそり立ち、狼牙くんと簪ちゃんの体液でぬらぬらと光っている。
私は簪ちゃんに跨るようにして四つんばいになり、狼牙君の男根を口いっぱいに頬張って綺麗に舐め取って行く。
愛する狼牙君と簪ちゃんの味…先ほどからお預け状態だった私はこの匂いだけでも達してしまいそう。
腰を左右に振りながら一心不乱にフェラチオを続けると、不意に膣内に異物が入り込み中を擦り始める。
「おねえ、ちゃ…仕返し…っん…」
簪ちゃんは私の膣に指を入れて激しくかき混ぜてくる。
快楽に頭がぼぅっとなりながらも私はフェラチオを止める素振りをみせない。
優しく頭が撫でられ不意に狼牙君を見ると、悦に入った笑みを浮かべている。
「お預けだったもの、な…欲しいのだろう…?」
「んっ…狼牙君に…穢してほし、い…ぁっ!」
簪ちゃんはさっきまでの恨みと言わんばかりに、膣とアナルとを指でいぢめてくる。
時折、簪ちゃんはSッ気を見せて来る事がある気が…する。
だめ…疼き過ぎて頭がぼぅっとしてくる…。
狼牙君は私の後ろに回りこみ、バックから挿入して腰を打ち付けてくる。
欲しかった物が入って…きてる…。
「ああんっ!ろ、うがくん!もっとぉっ!」
「お姉ちゃん、すごく…えっち…」
腰を打ち付けられる度に脳に電流が走り意識を焼いてくる。
快楽に体を震わせ、はしたない嬌声が口から漏れ出ていく。
もう、止まらない…はしたなく快楽を貪るだけ。
狼牙君の腰の動きに合わせて腰を振り、ふと下を見ると簪ちゃんの股から狼牙君のが溢れてきている。
もったい…ない…。
自然と舌を割れ目に沿って舌を這わせて精液を舐め取っていく。
「やっ!おねえちゃ…んんっ!」
「エッチな姉妹、だなっ!」
「んんっ!ぐりぐりっ…!もっとっ!!」
狼牙君が奥まで腰をぐりぐりと擦り付ける様に動かすと、簪ちゃんは反撃と言わんばかりに私の陰核を指で刺激していく。
一際強い快楽に私は体を仰け反らせて、失禁してしまう。
だめ、出ちゃ駄目なのに…止められない。
「わぷ…おねえちゃっ…ん」
「妹の、顔にお漏らしするなんて…お仕置きして、やらないとな!」
狼牙君は耳元でそう囁くなり、簪ちゃんにそうしていたように私の乳首を痛いほどに摘み刺激を与えてくる。
この痛みでさえ今は甘美な快楽にしか感じられない。
私は首を横に振りながら快楽から逃れようとするけど、もうそこは捕らえて離さない底なし沼。
娼婦の様にはしたなく嬌声を上げてもっともっととねだり続ける。
「イくぞ、刀奈…!!」
「キて…!うあああ!!」
お腹の奥に熱が広がっていくのを感じ、狼牙君の男根を締め付ける。
ずっとこのままで居て欲しかったけど、狼牙君はゆっくりと私の中から引き抜いていく。
ぽっかりと空いた気がして、少しだけ寂しく感じてしまう。
「ん…ろうがぁ…」
「ろうがくん…」
私は体の向きを変えて狼牙君の男根に簪ちゃんと一緒に舌を這わせて綺麗にしていく。
真夏の夜は更けて、空が白み始めている。
淫らな夢ももう終わり…それでも…。
狼牙君の男根を清め終えれば、私と簪ちゃんで狼牙君を離さないように抱きつき三人で少しだけ睡眠を取る。
きっと、今日も暑くなる…けど、狼牙君が居れば苦にもならない。
そんな事を思いながら、彼の匂いを感じながら私はまどろんでいった。
エロなしを書くと言ったな…あれは嘘だ
なんとなく思いついたので一気に書き上げてしまった…コスエロの方はまだ思いつかないんじゃ
低評価つけられたってめげないもん!