インフィニット・ストラトス 〜まどろむ狼たち〜 作:ラグ0109
あぁ、私は気持ちを偽っていた…だから…せめて夢の中でも…
「ねぇ、ラウラは銀君の事をどう思ってるの?」
私、ラウラ・ボーデヴィッヒは親友――そう一方的に思っているかもしれないが――シャルロット・デュノアにいきなりそう質問された。
私は
思わず咽るかと思ったが何とか思いとどまって、ゆっくりと深呼吸をする。
「っ…どう、と言われても父の様に慕っているだけだが?」
「またまた~…いつも銀君にべったりでしょ?そりゃ、ちょっと兄妹とか父娘とかそう言う雰囲気あるのは分かるけど…ラウラの好きってなんなのかなって」
父様は…銀 狼牙は私を優しく、時に厳しく接してくれる大切な人だ。
クラリッサを含む、シュヴァルツェア・ハーゼの皆に今までの非礼を詫びたあの日に、皆に銀 狼牙の事を相談した時にクラリッサが
『良いですか、隊長…日本ではそう言った厳しくも優しい導きをする男性を『父』と呼ぶことがあるのです!』
と、熱弁を振るってくれた。
彼女は私にとって優秀な副官であり、かけがえのない仲間であり、重度の日本通だ。
そんな彼女の言葉を信じた私は、銀 狼牙からの許可を得て『父様』と呼ばせてもらっている。
父様は、最初諦めた様な顔こそしていたが、何処か懐かしそうな…寂しそうなそんな顔をしていた。
もう会えないものを見るかのような…。
だから私は、父様の傍に居続けた…可能な限り。
父様が寂しそうな顔をすると胸が締め付けられるようで辛くなるんだ…。
私とて、恋愛くらいは知っている。
…以前シャルロットからお勧めの少女漫画なるものを借りて読んだことがあるからな!
「シャルロットが思うような事は何もない。私は父様の傍にいるとポカポカした気分になるだけだ」
「ラウラ~、そう言うのを恋心って言うんだと私は思うな~」
シャルロットはニヤニヤとした笑みを浮かべて此方を見つめてくる。
眼には興味本位と言う四字熟語があるように思える。
まったく…父様に恋心?
父様には愛する女性が三人も居るんだぞ?
私が入る余地なんて…。
「どうかした、ラウラ?」
「いや、なんでもない…気のせいだ。それよりもだな…そちらは父上とはどうなんだ?」
「うぇっ!?なんで私の話になるのカナ?」
自分でも分かるくらい、あからさまな話題転換。
…セシリア達が父様の傍に居るくらい良いではないか。
彼女たちは父様を心の底から愛して、父様もそれに応える様に心の底から愛している。
三股だの女垂らしだのと罵る輩もいるが英雄、色を好むと思えば何ら不思議でもない。
だから…胸の奥に感じるこの嫌な痛みは何でもないんだ。
「アラン・デュノア先生は、父様と白蝶がシャルロットの為に学園に呼び込んだと聞いている。父様の努力の実り具合を知りたくなる娘心と言うやつだな」
むふーっと無い胸を張って、私はドヤ顔でシャルロットを見つめる。
…成長期だから私だって胸が大きくなるはずなんだ。
部隊の皆は大きいし…きっと、私だって…。
…考えるのは止めようか。
兎に角私は、デュノア親子の現状が気になる。
父様の努力…その成果が良い方向に向かっているのか気になって仕方ない。
「と、父さんとは…仲良くしてるよ?偶に、一緒に出掛けるし?」
「そうか…父様の努力は報われたな…よかった」
父親と親しくしているのが少し恥ずかしいのか、シャルロットは視線を彷徨わせながらポツリポツリと近況を喋ってくれている。
この間は一緒に服を買いにいったとか、ご飯を食べに行ったとか…他愛のない親子の日常を。
私の本来の養父と言うのは、厳格な軍人一家の次男。
他人に厳しく、自らに尚厳しい実直な方だ。
実際、私が『落ちこぼれ』の烙印を押された時も、一切の手を緩める事はなかった。
それと同時に、私の為に怒っていたことも…だが、シャルロットの様な経験が無い私には父親と言うよりも部下思いの上官の様にしか思えなかったのだ。
…だから、異なる厳しさと優しさを見せた父様に憧れと敬意と愛情を…。
また、胸がチクリと痛む…それに悲しくなってきた。
「ラ~ウラ、大丈夫?」
「私は大丈夫だぞ?」
「銀君みたいに強がらないの~」
シャルロットは後ろから私を抱きしめて、頬擦りをしてくる。
とても暖かい…シャルロットは人の機微に敏感だ。
本音と同じで、少しでも変化があるとそれを読み取って話してくれるのを待ってくれる。
「父様は、特別だ…ああやって強がっていないと、皆が不安になると思っているんだと思う」
「そうだね…ラウラはそんな銀君にどうしたい?」
「…それをするのはセシリア達の役目だ…私は関係ない」
「娘じゃん」
それを言われると弱いんだ…うぅ…。
セシリア達は私を認めて一緒に居ることを認めてくれている。
本当はそんなの
父様が決めるべきことなんだろうが、セシリア達は独占欲が強いんだ…きっと。
「…分からないし、私は眠い!おやすみ!!」
「ちょ!ラウラぁ~…もう…おやすみ…いい夢見てね」
私はシャルロットから逃げる様に離れてベッドに潜り込みながらポニーテールを解く。
…夜這いしてみたいとか思ったなんて、口が裂けても言えないじゃないか…。
ぼんやりとした頭の中で、辺りを見渡すと誰かが立っている。
その人は私と同じ銀の髪に金の瞳…困ったように眉間に皺を寄せている。
いつも誰かの幸せを願い、そのために尽力する…私は憧れているんだと思う。
きっと誰も居ないから…素直になれるのかな…。
私は…父様が好きなんだろうな…少女漫画の主人公の様な恋をしてみたいと思っているのかもしれない。
憧れの人が私の身体に触れ、額にキスをしてくれる。
それだけで私は顔を真っ赤にして狼狽えてしまう。
「ろ、狼牙…私は…恥ずかしい!」
「そう言うな…俺はお前を愛していると言うのに…」
何故か作務衣ではなく黒いワンピースを着ていた私は、父様…狼牙に成すすべなく衣服を脱がされ、下着だけの姿になる。
小ぶりな胸を見られるのが恥ずかしくて、私は両腕で隠すようにして蹲る。
「い、いやだ…見ないでくれ…」
「ラウラ…俺はお前のすべてが見たい…愛しているから…お前を抱きたい」
「ろ、狼牙…」
私が顔を上げると優しく頬を撫でられて眼帯を外され、彼と同じ金の瞳を晒される。
忌まわしい…ヴォーダン・オージェの事故…私を落ちこぼれたらしめる左目…。
「綺麗な瞳だ…俺と同じ色だな…」
狼牙は優しく微笑んで私の瞳を見つめてくる。
優しく、愛情深く…そして獣性を孕んだ同じ金の瞳…胸の奥が熱くて…涙を流してしまう。
彼に…愛してもらえると思ってしまったから…。
彼は私の涙を拭い、優しくキスをしてくれる。
徐々に…徐々に激しさを増すキスに、私は狼牙に抱き付いて一生懸命応える。
あい、されたい…強く、そう思う。
セシリア達ばかりずるい!
そう、思ってしまったから…。
だから…夢だと分かっていても…。
「んっ…も…っと…あぁ…っ!」
「あぁ…嫌と言うほど愛してやる…!」
狼牙は私の身体を抱きかかえて首筋にキスをしながら、いつの間にかあったベッドに押し倒してくる。
私はもう抵抗せずに、小ぶりな胸も…何も生えていない股も狼牙にさらけ出す。
「そ、の…セシリア達みたいに…立派な体ではない、が…」
「体で人は愛さんよ…ラウラ…お前は十分に愛しい…」
狼牙は私の身体に覆いかぶされば、小ぶりな胸を優しく愛撫していく。
ぴりぴりと電気が身体を駆け巡り、呼吸が荒くなってしまう。
お腹が疼いて仕方がない…ちら、と見ると、私の中に収まりそうもない凶暴な亀頭が、ダラダラと先走りを溢れさせている。
私の、体で…私で…興奮してくれると思うとうれしくて仕方がない。
「狼牙…私にも…愛させて…ほしい…その、拙い…とは思うが…」
恥ずかしくなってしまい、もじもじと太ももをすり合わせながら狼牙を見つめると彼は体を起こして膝立ちになってくれる。
私は体を起こして…まるで売女の様に…卑しくも発情し続けるウサギの様に…狼牙の亀頭に顔を近付ける。
濃い…生臭さ…けれど…これが愛しい人のものだと思うと、この匂いだけで意識を果てに追いやってしまいそうだ。
「ゆっくり舌を這わせればいい…っ…そう…上手だぞ…ラウラ」
狼牙の言う様に私は亀頭の先端に舌を這わせて先走りを舐めとり、全体を丁寧に舐めていく。
舐めれば舐めるほどにヌラヌラと亀頭がテカり、雄の匂いを濃くさせていく。
あまりにも先走りが多くて、私は口に先端を銜え込んでストローの様に吸い取っていく。
感じてくれているのか、亀頭が口の中で暴れてくる。
愛しい。
愛しい、愛しい…愛しくて私は気付かないうちに自分で自分の大切な場所に指を這わせて自慰を行ってしまう。
「んちゅっ…ふぐ…んぁ…!!」
「ラウラは…えっちな娘なんだな…」
囁くように罵られ、私は興奮してしまうのに気づいてしまった。
きっと…夢の中だからと思い込みながら。
私は亀頭から、口を離して涙ぐみながら狼牙を見上げる。
「父…さまぁ…お願い、だ…父様ので…私を愛して…一人に、しないで…!」
「一人に、するわけがないだろう?」
狼牙は私の身体を抱き起し、口の中が男の味がするのも構わずにキスをしてくる。
優しく、乱暴なキス…私は狼牙の首に抱き付いて身体を密着させる。
そのまま抱きかかえられれば、湿り切ってダラダラと涎を垂らし続ける大切な場所に、あの大きな亀頭が…肉の槍が私を貫く為にあてがわれる。
「孕むまで…犯してやるから…っ!」
「ああああああ!!!!」
耳元で囁かれたと思った瞬間、私の中を大きな何かが入り込んでくる。
私に処女なんかない…けれど…けれど…っ!
「俺だけの、女にして、やる…!!」
「父、さまぁっ!もっと!もっとぉっ!!」
父親に犯される娘と言う背徳感。
他に愛する女が居るのに犯してもらえる幸福感。
すべてがないまぜとなって、私を乱していく。
身体の芯から来る刺激に私は何度も意識をやって、何度も意識を覚醒させる。
乱暴に愛され、優しく愛され…そして、私はだらしなくも小水を漏らしてしまう。
「あぅっ!あああ!!止まら…なぁっ!!」
「っ、ラウラ…受け止めろ!!!」
私は激しく漏らし、狼牙の事を汚しながらぎゅっと抱きしめる。
しっかりと彼の愛嬢を受け止めたいから…。
「あああああ!!!!」
私の中で爆ぜるような感覚と火傷しそうなくらい熱い感覚が広がっていき…
「んぁ…あさ、…か…?」
深く寝入ってしまったらしい…と、言うかとんでもない夢を見てしまった。
父様とあんな…あんな…!!
とりあえず、起きようと身体を動かすと…やたらと粘度の高い湿り気を感じる。
…こ、これでは発情したウサギそのもの…で、でも父様に…!!
ここで私は冷静になる…父様は夢の中の様に私とシてくれるだろうかと…。
胸がチクリと痛む…あんな夢を見たからこそ…はっきりと思える。
私は父様に恋してる、と。
ひとまずシャワーを浴びて…つ、ついでに慰めたらいつもの鍛錬に参加して…その、少し甘えてみるのも悪くない、かも?
「ばっ…認めよう、うん…」
私はシャルロットを起こさないように起き上ればシャワーを浴びに移動するのだった。
―――
「う~ん、結構激しくしたから、意識したわよね~?」
「姉さん姉さん…結構鬼畜っすね~」
結晶の森で、儚くも美しい白き女性と黒い雨合羽を着た赤い目をしたウサ耳少女が楽しそうに喋っている。
かたや白蝶と呼ばれる天狼白曜のISコアに住まう遠き遥かなる世界からやってきた亡霊。
かたやシュヴァルツェア・レーゲンのISコアの心を具現化した存在だ。
「ロボ、激しく愛してくれるでしょう?」
「いや~、たまりませんねぇ…姉さんああいう風に…?」
白蝶はグッと親指を立てて爽やかな笑みを浮かべている。
「私、遊女だったから…でも、汚れた身体だからと…なんて言われて濡れない女いるのかしら?」
「ド直球っすね~、でも姉さんのおかげでウチの主も積極的になりますかね?」
「なってくれなきゃ困るわよ~…ロボはいつも危なっかしいんだから、首輪はいくらあっても足りないわよ」
白蝶は悪い笑みを浮かべながら頬に手を添え想いを馳せる。
「彼には幸せになってくれなくっちゃ…私のせいで辛い目にあわせてしまったから…」
「姉さん…私、姉さんに一生ついていくっす!困ったことあったら何時でも聞きますんで!」
「ありがと、黒雨ちゃん。それじゃ、今日も頑張りましょうか」
「はいっす!」
今日は楽しいことがおきそうだ…二人はそんな確信を抱きながら、それぞれの仕事へと戻っていくのだった。
タイトルのドイツ語?
グーグル翻訳だから多分あってないね、仕方ないねorz