第1話【裏社会の奴隷少女・前編】
イッシュ地方のブラックシティ。金であらゆる事を動かせる資本主義者の街。
その名の通り黒い噂が絶えない街ではあるが、この街では相当の金さえあれば大抵の事は許される。
―この街の裏社会で様々な犯罪や悪事が行き来していると知った上で。
―――
とある会社が定期的に開いている秘密クラブは、今日も大勢の会員達で賑わっていた。
薄暗く広い室内に心地好いピアノジャズと楽しげな談笑、そして嬌声と淫音が響き渡たる。
大勢の男に穴という穴を犯され、豊満な乳房を揺らしながら悦ぶバトルガ―ル。
首輪だけのピクニックガールがカエンジシの巨根に蹂躙されアヘ顔を晒す。
無数のゴ―ストに体中を舐められたエリートレーナーは気が狂って淫らに乱れている。
ドククラゲの触手に縛られたオカルマニアは猿轡を噛まされ、膣を貫くバイブで延々と呻き続ける。
微弱な電気が流れる粘着糸に絡まれたホープトレーナーがデンチュラに犯され、嬌声が混ざった悲鳴を上げる。
中には少女と紛う程の美少年がモジャンボの蔓に縛られ、陰茎を扱かれバケツに精液を吐き出し続けている。
ペルソナで顔と身分を隠した人々はワイングラスを片手に、それらの痴態を見て楽しみ、時には行為に混ざって堪能する。
隠す人も隠せない人も、表では味わえぬ背徳的な快楽だと知ってなお楽しむ。それが裏社会では日常的な娯楽なのだ。
そして、この日の秘密クラブの目玉がやってくる。
唐突に音楽が止み、続いて暗闇が訪れる。これは予定された出来事なので慌てる事はない。
続いて室内の奥に位置するステ―ジが灯され、人々の注目を集める。
『お楽しみ中に失礼します。皆様、大変長らくお待たせしました』
秘密クラブの司会者らしき男がマイク片手に現れ、人々の前で静かに語り出す。
『我々はあらゆる組織・企業と結託し、様々な人種を肉奴隷として調教してきました。
しかしジムリーダー又はチャンピオンだけは、どんな組織だろうとも完全調教を成し遂げた事はありません』
裏社会には、麗しいジムリーダーを汚し自分の物にしたいと企む者が大勢居る。
しかしいずれも失敗に終わり、後一歩と言う所で逆に通報されるというパターンもよくあった。そして全ての結末は牢屋送りに終わる。
自分らの行いを考えれば当然の結果が、失敗する可能性が高いと知りつつも挑戦する。それが彼らの欲望だから。
裏社会に行き来する者にとって当たり前の事実だった―――否、事実
『しかし私達は今宵、奇跡を目の当たりにするのです!』
司会者を含め、人々の顔は期待で道溢れている。今日の秘密クラブの案内で記されていた事が事実だと信じたいが故に。
『それは偶然でした。偶然彼女を見つけ、こちら側に引き寄せようとしてみました。
するとどうでしょう!調教という過程を経たとはいえ、彼女は我々への理解と同調を得て、同志にして肉奴隷になる決意をしてくださったのです!
さらに驚く事に、当初の我々は彼女の素性を知らなかったのです。これを偶然と言わずしてなんとするか!』
司会者は熱弁するが、人々の「早くしろよ」と言わんばかりの視線に刺された事で諦めたように落胆する。
『それでは入場していただきましょう!』
思考を切り替えて手を掲げればドラムロールが鳴り響き、ステージの奥から人が出てくる。
最初に出てきたのは目付きの鋭い青年だった。彼は秘密クラブの有名な関係者だが、詳細は後程話すとしよう。
男は持っていたリードを引き寄せてその先に繋がれている者を連れ込み―――人々の歓声が上がる。
男に引っ張られるようにして現れたのは、日に焼けた褐色の肌を晒す少女だった。
生まれたままの姿を後ろ手で縛られた状態で晒し、彼女が成長途中の少女である事を物語らせる凹凸の少ない体を見せつける。
それに加え自分の背丈ほどもあるボリュームのある髪を見れば、彼女が何者であるかを人々に知らしめていた。
人々の注目を集めている少女は裸体に汗を滲ませながら、首輪に繋がれたリードに引かれて歩き出す。
顔を赤くして俯く少女だが、男が彼女の耳元で囁くと、やがて意を決したかのように顔を上げた。
そして少女は告げる。客らも理解したであろう彼女の素性を。
「イ、イッシュ地方のチャンピオン、アイリス……です。本日より、この、秘密クラブ限定の……に、肉奴隷として、皆様にご奉仕、いたします」
少女―――現イッシュ地方チャンピオン・アイリスの奴隷宣言に、歓喜という爆音が響き渡る。
―――
秘密―それも裏社会の―クラブとはいえ、奴隷宣言という大胆な発言を人々の前で発したアイリス。
彼女のリードを握る調教師らしき男は、この秘密クラブを開いた会長に奉仕するようアイリスに命じる。
少女は、それを甘んじて受け、淫らな奉仕を行う決意をした。
「れろ……れろ、ちゅ、んぷ……ぷぁ……っ」
「おお……いいぞぉ……」
ナイスミドルな会長の足下に膝まずき、チャックから伸びる肉棒を拙い動きで、しかし懸命にしゃぶるアイリス。
全裸の少女が後ろ手に縛られ、男の生殖器を口で奉仕するという背徳的な淫靡さを抜きにしても、この光景は多くの会員の注目を集めた。
これが無理矢理であったり、催眠であったのならまだ納得できる。ある程度の歳であったなら、実はスパイとして仕方なくやっていると言っても納得しただろう。
しかし彼女の年齢を考えると難しいだろう。チャンピオンの業務に咥えてスパイとしての教育を受けているとなればやりすぎだ。
それに鞭や縄の痕が多く残っており、彼女が長期に渡る調教を施されていることが解る。スパイなら無駄に抵抗しないからだ。
だが肉棒に舌を這わせる彼女は恥ずかしそうに人々を横目で見ているだけで、嫌な顔一つ浮かべていない。
しかも、目敏い者なら彼女の股間から汗とは別の汁が太股から滴るのが解るだろう。尿の臭いではない。
―つまり……彼女は感じているのだ。少なくとも性的な意味で。
「はっ、れる、ちゅ……ん、んぷ、じゅる、んんっ」
息継ぎに艶やかな声が混ざり、いつしか肉棒を飴のように夢中でしゃぶっていた。
小さな口で半分ほどくわえて浅く上下運動し、時々竿を離し睾丸を刺激する。
拙い動きながらも頑張って奉仕する少女の姿は健気で、教えられた事を親に見せつける子供そのもの。
気持ちよさに気分を良くした会長が頭を撫でると、少女は嬉しそうに微笑んで奉仕に力を入れる。この光景に多くの歓喜の親心を擽られたとか。
「くぉ……っ、で、出るぞぉ!」
亀頭を咥えて吸い上げるという荒業を前に会長は根を上げて射精。
しかしアイリスの口には多すぎたのか頬を膨らせ、直後に飲みきれないと解り肉棒を離してしまう。
「げほ、けほっ!ご、ごめんなさ…飲み干せ、なかったです…」
今もなお吐き続ける精液を顔に浴びながら、アイリスは咳き込みながらも申し訳無さそうに謝る。
「いや、気持ち良かったよ。ありがとう」
しかし会長は満足げに彼女の頭を撫で、微笑んで礼を言う。
「……えへへ」
誉められたからか喜んでくれたからか、アイリスは嬉しそうに微笑む。その微笑みにロリコン(会長含む)の心を鷲掴みだ!
興奮で人々の息が荒くなる中、再びアナウンスが流れる。
『さて皆様。すぐにでもこの愛らしいアイリスちゃんを犯したい気持ちは解ります。ですがその前に催がございまして』
司会者の言葉に明らかに残念そうな、或いは嫌そうな顔をする会員達。
それらのブーイングを無視し、司会者は指を鳴らす。意外と音が大きく響き、ステージの奥からその姿を表す。
奥から出てきたのは、口枷と手袋と首輪を嵌められた、あごおのポケモンのオノノクスだった。
―きた……!
『アイリスちゃんのパートナー・オノノクスです。彼女はこの雄のオノノクスに大変ご執心でしてね…まずは彼と交尾をして貰います。ちなみに、これで二回目なんですよ?』
司会者の解説に人混みがどよめくが、己のオノノクスを夢中で見ているアイリスには関係なかった。
何故ならこれから自分とオノノクスは、してはいけない、しかしどうしてもしたい事を人前でするのだから。
枷と首輪を嵌められているのに大人しく誘導されているオノノクスだが、アイリスの裸体を見た途端に興奮しだし、人々を驚かせる。
それを見たアイリスがオノノクスの腹に身を投じると、途端に大人しくなったではないか。
「大丈夫、大丈夫だよ。私はいるし、この人達は私達に酷い事をしないよ」
縛られた手の代わりに頬を腹に擦り付けて宥めるが、ある物を見て己が勘違いしていた事に気づく。
オノノクスの股間からそそり立つ、人間の物より遥かに大きい肉棒。堅く勃起したそれをアイリスの体に擦り付けている。
つまり……彼は人々からアイリスを守ろうとしたのではなく、裸のアイリスに欲情して興奮していたのだ。
勘違い気づき顔を真っ赤にするアイリス。そのアイリスに催促するかのように生殖器を押し付けるオノノクス。
そんな一人と一匹は、一般人が端から見れば、ドラゴンポケモンの生け贄に捧げられている少女にしか見えないだろう。
しかしここは裏社会。場合によっては表では非道とされる行為ですら認められているココからこそ、観客達は笑って済ませられる。
がっつくオノノクスの前で恥ずかしがる少女。この場に居る全員はそう理解し、微笑ましい光景だと笑うのだ。
それでもアイリスは、腹から伝わってくる肉棒の感触と熱を感じ、つう……っと太ももを濡らすのだった。
後編へ続く。