つまりソウリュウシティは近代的な都市と可しています。ご了承ください。
4/5:誤字修正 ×ジャガ→○シャガ
第3話【イッシュチャンピオンの悩み・前編】
イッシュ地方チャンピオン・アイリスは悩みを抱えていた。
「はぁ……」
近代的な都市として名高いソウリュウシティの外れにある11番道路。
普段着のアイリスはそこの滝の麓に腰掛け、頭の重さを頬に当てた両手に委ねて溜息を吐く。
今日は久々の休日ということでゆっくりしたのだが、落ち着かないからと夜遅くに外に出たのだ。
少女が悩んでいる理由は沢山ある。
アデクから引き継いだチャンピオンとしての責務の重さ。
激務で忙しくなるにつれて思い出す、子供らしく遊びはしゃぎたいという欲求。
もちろんチャンピオンになってからの新たな日々に充実感を抱いてはいるが、それでもモヤモヤすることも沢山ある。
そして最近の一番の悩みの種が……シャガと一緒に見たあの事件だ。
シャガはアイリスにとって祖父のような存在であり、ジャガもアイリスを大事に想っているからか、優しさと厳しさを持って接してくれた。
しかしアイリスがチャンピオンになってからは、より厳しく接してきた。普段こそ優しいが、仕事の時は私情を出来る限り捨てている。
だからこそシャガは、ポケモンを愛し、竜と心を通わせる優しさを持つアイリスに辛い現実を見せ付けた。
ソウリュウシティで起こった、ほらあなポケモン・クリムガンと女性のエリートトレーナーの悲劇。
互いに友愛以上の絆で結ばれていたが、愛しすぎたが故にクリムガンはエリートトレーナーに無意識の力を振るってしまった。
駆けつけたシャガによって最悪の事態は防げたものの、女性は重傷を負って病院に運ばれ、クリムガンは引き離された悲しさで意気消沈してしまう。
愛だけを見れば美しいだろう。しかし相手はポケモン。下手をすれば大怪我だけでは済まない。
スパルタンメイヤーのキャッチコピーで知られるシャガは、その現実アイリスに教えるべく、此度の事件を見せたのだ。
―しかしアイリスは、シャガが思う以上に聡く、そして知識を備えていた子であった。
滝の音を聞きながら、アイリスは自身の記憶を掘り起こす。
ほぼ裸のようにズタボロになった衣服。女性の涙。興奮したクリムガン―――その股間に生えていたナニカ。
瞬時にジャガが己の目を隠したとはいえ、アイリスは
(あれって……おちんちん、だよね……)
頭の中の物と知識を照らし合わせた直後、ボンっと顔を赤くするアイリス。
アイリスもお年頃だ。
(ポケモンとエッチしようとしたのかな……あの人)
アイリスが見て来たのは人間同士のセックスだ。しかし聡い彼女は、男のペニスとクリムガンのモノを同じ物と考え、画像と同じ事をしようとしていたのだと考える。
それを考えると胸がドキドキしてくるし、頭がクラクラしてくる。自分には早すぎることだと解っておきながら、考える事を止められない。
ふとアイリスは周囲を見渡してみる。夜遅くということもあってか人は誰も居ないし、手持ちを除いたポケモン達の姿も見当たらない。
この時のアイリスは魔が差してしまい……少女にとって初めての
―――
「ん……ふぅ……っ」
肩と鎖骨を露出する上着を下げて露になった乳首を指で転がし、布越しの秘裂を指で擦る―――自慰と呼ばれる行為をアイリスは行っていた。
迂闊に声を出さないようにとハンカチで口を塞ぎ、最近になって知った自慰のやり方を思い出しながら指を動かし、乳首と秘裂を刺激する。
自慰自体は今回が初めてではないが、夜遅くの人気の無い場所とはいえ、野外でするのは流石に初めてだ。
(ダメぇ……っ、ダメ、なのに……気持ち良い……っ)
やってはいけないと頭で解っていても身体は止まらない。今までにはない快楽が熱を持ち、徐々に体を火照っていく。
これまでと同じように、乳首をつまんだり転がしたり、秘裂をパンツ越しに弄っているだけなのに、いつも以上に感じてしまう。
悪い事だと解っているが手は止められない。そんな矛盾した想いを抱く毎に体と頭が熱くなっていく。
そしてアイリスは恐る恐るとはいえ、屋外で下着を脱ぎ始める。下着は当然のように湿っていた。
自分でも信じられないぐらいに濡れている事に軽く驚いたが、手はゆっくりと濡れた秘裂に指を伸ばす。
愛液でふやけ柔らかくなった陰唇を指先で掻き分け、指を挿入する。これまでもやったことがあるのに矢鱈と気持ちいい。
「ん……ぁ、ふぁ、んくぁぁっ」
ポトリとハンカチが口から落ちるが気にせずアイリスは喘ぎ声を上げる。
にちゃにちゃと淫らな音を立てながら、割目を出たり入ったりする指。時々鉤爪のように曲げるとビクンっと震えてしまう。
いつしか暑さ故に衣服を脱ぎ、愛液を掻き混ぜるようにして指を動かし、もう片方の手で乳首を弄る。傍から見れば完全に変態だ。
誰かに見られるかもしれない。人間だろうがおポケモンだろうが、見られてしまっては駄目だ。自分の立場を考えれば当然の考えだ。
(どうして……?どうしてこんなにっ、熱くなっちゃうのぉ……っ)
体中の熱と矛盾した想いが思考を狂わせる。見られるかもしれない焦燥感が体を熱くさせる。
自己否定を繰り返す余り涙を浮かべるが、手は止めることなく、むしろ昂る気持ちを抑えきれない。
やがて指を2本に増やして前後運動を繰り返す内に―――それはやってきた。
「や、やらっ……なんか……くるぅ……っ」
これまでの自慰とは比べ物にならない程の波が来る。そんな予兆を体の震えが体現する。
ピクピクと小刻みに震え、股間からジワリとしたものがこみ上げてきて―――。
「あ、あっ……ア――――――ッ!!!」
かつて無い快感の波が体中を襲い……アイリスは果てた。
―――
木に背もたれ全体重を預けて脱力するも身体は尚もビクビクと震えている。
アイリスは甘い吐息で深呼吸しながら、気持ち良さそうに惚けていた。
しかし数十秒後に襲ったのは、激しい嫌悪感と罪悪感だった。
(……やっちゃった……お外でっ、こんな……いけないこと、なのに……)
誰も見られなかったから良かった、では片付けられない。自分の立場と責務を忘れてあのような事をした事実は避けられない。
こみ上げてくる涙と嗚咽。激しい自己嫌悪で頭の中が一杯になり、ぽかぽかと自分の頭を叩く。
ガン泣きするまで後10秒後という所で―――突如として隣で光が差す。
「うぴぃっ!?」
思わぬ光に素っ頓狂な悲鳴を上げ、すぐさま脱ぎ捨てた衣服で体を隠そうとするアイリス。
そんなアイリスを止めたのは―――1匹だけ連れて来た、己の最愛のパートナーであるオノノクスの舌だった。
「オノノクス……」
アイリスに合わせて屈んだオノノクスは、アイリスの目から零れる涙を拭うようにして舐める。
恐らくはモンスターボールの中から自分の行為を見ていて、泣き出そうとした自分を慰めてくれているのだろう。
そんなオノノクスの慰めを心地よく感じたアイリスは、行為を見られたということを忘れ、オノノクスの頭にそっと抱きついた。
「ごめんね……ごめんねオノノクス……」
本当はオノノクスに向けた謝罪ではない。自分のした過ちを謝りたいだけだった。
アイリスはそれを自覚しながらも謝り続け、小さく唸るオノノクスの頭に抱き続ける。
そうしてしばらくしている内に落ち着いたアイリスは、ある事に気付く。
オノノクスの様子がおかしい。悲しくて唸っているのかと思ったが、声の低さからして違うらしい。
どうしたのだろうと思った中でオノノクスは突如として上半身を上げ―――それを見てしまった。
「オ、オノノクスっ!?」
アイリスは先ほどの自慰よりも顔を真っ赤にして、先ほどよりも盛大に慌て出す。
何せオノノクスの股間には、前に見たクリムガンのソレよりも大きなナニカが生えていたのだから。
そして少女は、人間とポケモンの間を越えた、
当作品のアイリスは露出狂の気あり。それともマゾっ気かもしれない。
信じる信じない、どういう気があるのかは貴方の妄想次第でもあります(ぇ)
ここより先はストックが無いので更新がノロノロになるかも。申し訳ありません。