それと三人称です。
「あの、先生方……本当に入るんですか?」
将冴は千冬、クラリッサ、真耶に連れられ大浴場の更衣室まで来ていた。すでに3人は服を脱ぎ始めており、将冴は見ないように後ろを向いている。
「言っただろう、お前への罰だと。さ、お前もぼさっとしていないでさっさと脱げ」
「ちょっ、織斑先生!?」
「今は千冬と呼べ」
バスタオルを一枚巻いただけの千冬が、将冴の服を脱がしにかかる。必死に抵抗するも、そこは世界最強である千冬の方が一枚上手だった。
簡単に上半身を裸にしてしまう。
そして現れる、鍛えられた腹筋。どこがあどけなさのある将冴の顔からは想像ができないほどの肉体である。
「ふふ、久しぶりに見たが、相変わらずいい体をしているな」
さわさわと、将冴の腹を撫で回す千冬。
将冴はくすぐったいのか、目に涙を溜めながら抵抗している。
「や、やめてください!千冬さん!?」
「ドイツ以来触っていないのだ、今日くらい好きにさせろ」
((まるでセクハラオヤジ……))
クラリッサと真耶はバスタオルを巻きながら、そんなことを思っていた。
◇
将冴も服を脱ぎ(下は自分で脱いだ)腰にタオルを巻いて、義肢を全てつけて浴場へと向かった。千冬達3人はすでに中に入っていた。
「さて、将冴。まずは私だ」
(まずはって……)
千冬が将冴の手を引き、シャワーの方まで連れて行く。備え付けられている椅子に千冬が座ると、おもむろにバスタオルを外した。
「ち、千冬さん!なんでバスタオル外して……」
「こうしなければ体が洗えないだろう。将冴、背中を洗ってくれ。手でな」
「うぅ……」
「これは罰だ。甘んじて受けなければならない」と自分に言い聞かせボティーソープを手に溜め泡立てた。
「そ、それじゃ……行きますよ……」
「ああ」
そっと千冬の背中に泡をつけて手を撫でるように動かした。
「あっ……」
(変な声出さないでください……)
千冬の声に、自分の理性がもつか不安になる。
しかし、手は止めずに千冬の背中を撫で続ける。
「ん……ふっ……うまいではないか……」
「あ、ありがとうございます……?」
将冴はそれどころではなかった。
これは罰だと何回も言い聞かせるが、自分の下半身が既にタオルでは隠しきれないほどのいきり立っていた。
「よし、次は前を洗ってもらおうか」
「ま、前もですか!?」
「何をしている。ほら手を伸ばして」
千冬に腕を引っ張られ、千冬の後ろから抱きつくように前に手を持って行かれた。当然、いきなり引っ張られたのでそのまま自身の体が千冬の背中に密着してしまう。自分の下半身も、だ。
「ふふふ、何か期待しているのか?」
「すす、すいません!」
「構わん。さ、前を洗ってもらおう」
千冬は将冴の手を掴んだまま、自分の胸に持っていった。
「あ、んっ……」
大きな柔らかい感触が、将冴の手に伝わる。千冬に掴まれているため離すことはできない。時々、小さな突起の感触を感じながら、なんとか理性を保っていた。
「う、ん……お前の手、義手なのに、柔らかい感じがするな……」
「え、えっと……」
(本物だったら……もっと柔らかく、暖かいのだろうな……)
「千冬さん……?」
将冴に本物の腕があれば……そんなことを考えてしまい、手が止まってしまった。
「いや、なんでもない。シャワーで流してくれ」
「は、はい……」
言われた通り、千冬の体にシャワーを当て泡を流した。
「ご苦労だった」
「い、いえ」
「ふふ、ドイツにいた頃よりも成長したな。直にそれを感じられた」
「千冬さん……」
「今度、マッサージでもしてもらおう。さ、次は山田先生のところへ行け」
「わ、わかりました!」
これ以上恥ずかしいところを千冬に見られたくない将冴はそそくさと、真耶のところへ向かった。
残された千冬は、自分の下半身に手を当てた。
「泡……ではないな……」
◇
「や、山田先生。千冬さんに言われてきたのですが……」
「あ、将冴君。お疲れ様です」
(なんでお疲れ様と言われたのだろう……)
「それではここの椅子に座ってください。髪を洗ってあげますね」
「えっと……今日は僕の命令違反の罰だと……」
「そうなんですが、私はしてもらうのは……その……ちょっと恥ずかしいので」
熱気に当てられたわけではないのに、真耶の顔は赤く高揚していた。
「さ、遠慮せずに」
「そ、それじゃ、失礼します……」
真耶に言われた通りに椅子に座ると、真耶は失礼しますね、と声をかけシャワーで将冴髪を濡らした。
そしてシャンプーを泡立て、将冴の髪を洗っていく。将冴の背中に、真耶の大きな胸が押し当てられている。
「かゆいところはないですか?」
「は、はい」
背中に当たる感触にドキドキしている将冴。
先ほどの千冬との一件もあり、まだ落ち着いたとは言えず、真耶に見られないように、股間を隠していた。
「ふふふ」
「山田先生?」
「弟がいたら、こんな感じなんでしょうね」
「兄弟は、いないんですか?」
「一人っ子なので。織斑先生と織斑君の関係とかは、少し羨ましいです」
真耶は少し微笑みながら、将冴の髪を洗っていく。
「はい、流しますね〜」
真耶はシャワー手にし、泡を流していく。
「それじゃあ、次は背中を……」
「あ、ありがとうございます」
「いいんですよ。今日は頑張っていましたから」
真耶はそう言うと、バスタオルを外し、ボティーソープを自分の胸に塗りたくる。
「それじゃ、洗いますね」
その胸で将冴の背中を洗い始める。
「や、山田先生!?何で背中を洗って……」
「こ、こっちを見ないでください!は、恥ずかしいんですから……」
そう言いながらも、将冴の背中を胸で洗い続ける。
「あ、あの……先生と生徒でこんな……」
「今はプライベートということにしてください……」
将冴からすれば、もう理性の糸が張り詰めて、いつ切れるかわかったものではない。
真耶からは見えないが、千冬の時々同じように、下半身がいきり立っているのだ。
「んっ、はぁ……気持ちいいですか?」
「や、山田先生……」
将冴は既に限界を迎えていた。
これ以上は、理性を保てないところまで来ている。
「はぁ……では、背中の泡を流しますね」
ギリギリのところで、真耶が洗うのをやめて泡を流し始めた。
「これで終わりです。気持ちよかったですか?」
「はい……とっても……」
もはや頭がぼうっとし始めた将冴。
顔も、今までにないくらい赤い。
「では、次はハルフォーフ先生のところに。今はお湯に浸かっていると思いますよ」
「はぃ……」
ぼうっとしたまま、クラリッサの方へ向かう将冴。
さっきまで隠していたものも、隠すのを忘れるくらいに、意識が朦朧としていた。
「やっぱり、将冴君の……大きぃ……」
◇
「きたか、将冴」
「くら……りっさ」
「大丈夫か?少しフラついてるような……」
「大丈夫……」
「そうか……とりあえず、入るか?」
「……うん」
クラリッサがバスタオルを巻いていないことになんのツッコミも入れず、将冴はクラリッサに言われるままにお湯の中に入った。
「さて、織斑先生から将冴を好きにしていいと言われたのだが……」
「うん……」
「……」
ぼうっとしている将冴の横にくっつくくらい近づいたクラリッサ。
将冴は朦朧としながらも、クラリッサの方を見る。
「クラリッサ?」
「いろいろとしたいこともあったが、将冴も疲れているだろう。今は、隣にいてくれればいい」
将冴を抱き寄せるクラリッサ。
「ん……熱い……」
「将冴?」
「頭……クラクラ……」
「おい、将冴!?」
将冴は意識を手放し、クラリッサにもたれかかる。
「将冴!おい将冴!」
◇
将冴が目を覚ますと、そこは自室だった。
「あれ……また気を失って……」
今日は二度目だと心の中で呟く。
(確か、大浴場で……)
「将冴」
声のする方へ目を向けると、寝間着姿のクラリッサがいた。
「すまない、無理をさせてしまって……」
「のぼせて、気を失ったのか……」
「ああ。今日の疲れもあったんだろう」
少し痛む頭を抑えながら、体を起こす将冴。
「もう大丈夫か?」
「うん……とりあえず、とんでもないことをしてしまった記憶で罪悪感が半端ない……」
「あれは……仕方ないだろう」
「仕方ない……のかな……」
「なぁ、将冴」
クラリッサが将冴の隣に座る。
「何?クラリッサ」
「大浴場では、隣にいてくれればいいと言ったが、一つだけいいか?」
「うん。何をすれば……んむ?」
クラリッサの唇が将冴の唇に触れた、
そのまま、クラリッサは将冴の首に手を回し、抱きしめる。
「……っはぁ……」
少しして、クラリッサは唇を離した。
「ありがとう、将冴。さ、もう休もう」
「え、あ……」
将冴の顔が赤くなり、また意識を失った。
「お休み、将冴……」
千冬さんのやつ書いてるときが一番滾った。
クラリッサメインのはずなのに、クラリッサの描写が薄い?気のせいです←