今回は千冬編。
「ふぇ……織斑先生酷いです……」
「これくらいがなんだ。男ができたらもっと弄ばれるぞ」
「そうかもしれませんが……」
千冬は真耶の胸を揉んで満足したのか、店員を呼び焼酎を頼んだ。
クラリッサと真耶はお互いに目を見合わせ、同時に頷いた。
「織斑先生は、どんなシチュエーションがいいんですか?」
「な、私か?」
「私もハルフォーフ先生も話したんですから、織斑先生も話すんですよね?」
「私のを聞いても、面白いものではないぞ」
「それでは不公平です!」
「そうですよ!」
これほどまでにこの2人が面倒だと思ったことはない千冬。
どうしてこんな話に……と頭を抱えるが、この話を始めたのは千冬である。
「はぁ……つまらないと言っても受け付けないからな?」
『はい!』
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「口に合うかわからないが、遠慮せず食べてくれ」
テーブルに並べられたのはご飯と肉じゃが。
将冴はちゃんとできている肉じゃがを見て驚いている。
「肉じゃがも作れるようになったのかだと?当たり前だ、誰に料理を仕込まれたと思っている。ほら、冷める前に食べてしまえ」
千冬は箸を手にし、肉じゃがを掴んで将冴の口に押し込んだ。肉じゃがを突っ込まれた将冴は、そのままもぐもぐと咀嚼し飲み込み、千冬に美味しいと伝えた。
「そうか、よかった……。将冴が来るとわかっていたら、もっと色々と作ったんだがな」
将冴は首を横に振り、こちらこそ突然押しかけて申し訳ないと言う。
「ふふ、今度からはあらかじめ連絡してくれ。ご馳走を用意する」
千冬の言葉に、将冴は小さく頷き、食事を再開した。
その後、ものの数分で千冬の料理を食べ終えた将冴。残さず食べてくれたことが嬉しかったのか、千冬は上機嫌だった。
「綺麗食べてくれたな。将冴の口に合ってよかった」
そう言いながら食器を片付けていると、ふと将冴の口にご飯粒が付いているのに気がついた。
「将冴、ここにご飯粒が……」
千冬はご飯粒を取ると、そのままそのご飯粒を食べた。
将冴はその様子を見て赤くなる。
「ん?どうした将冴?」
なんでもないと首を振る将冴。
その様子を見て、千冬はクスリと笑みをこぼした。
「ふふ、今のがそんなに恥ずかしかったか?なら……」
千冬が将冴の頭を抑え、そのまま唇を奪った。
「ん……これでもう恥ずかしくないだろう?」
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「……」
「……」
「ど、どうした。2人して黙って……」
『乙女ですか!?』
突然2人が声を荒げた。
「どんなシチュエーションで情事を行うかと思ったら、織斑先生はそれで満足なんですか!?」
「今時、少女漫画でもそれ以上のことをしてますよ!!」
「だいたい、なんでまた将冴君なんですか!」
「これ以上私の将冴を汚さないでください!」
「……す、すまない……」
千冬は乙女。
別に全部エッチィのじゃないといけないってわけじゃないよね……