※この作品はR-18です。

俺ガイル 日常の何気ないエロス。   作:高橋徹

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「…んっ、んあっ、そこ、ふあっ…」

ソファに腰を掛けている俺の股座に座って、身体を密着させている雪ノ下が甘い声を漏らす。

髪から香る良い匂いに頭がくらくらする。今はこの体勢から逃げることが出来ないから、際限無く鼻腔がくすぐられる。

由比ヶ浜はと言うと、俺たちを羨ましそうに待ちながら、もじもじと自分の胸をまさぐっている。

彼女の柔らかな胸が、ぐにぐにと自由に形を変えて行く様は、見ているだけで息を呑む。

口は半開きになっていて、エサを目の前に『待て』と指示をされた犬のような期待感に満ちた目で俺を見ている。

俺は、既に薄着になっていることもあり、もはや自分のモノが爆発寸前に膨れ上がっていて、それが雪ノ下の背中に思い切り押し付けられている。

雪ノ下もそれには気付いているようで、時折悩ましげに背中をくねらせる。

 

今、この状況では、雪ノ下と由比ヶ浜の一挙手一投足で理性が飛びそうな程の興奮を覚える。

 

 

…あっれー、どうしてこうなった?なんでなんでー?

 

 

 

雪ノ下のお願いにより、俺と由比ヶ浜は部活終了後に雪ノ下の家に行くことになった。

雪ノ下が手早く料理をして振る舞ってくれた。あいつ何でこんな料理上手いの?一人暮らしだからって皆こんな上手くないでしょ?

その後、いつの間に用意していたのか、俺と由比ヶ浜用に歯ブラシを渡してくれた。

…え、計画犯?いやいや、まさかね~…。…まさかね?

 

「ふー、もうお腹いっぱーい!ゆきのん、ご馳走様でした!」

由比ヶ浜がお腹をぽんぽんと叩きながら、満足げに言った。

「ふふ、お粗末様。比企谷くんはどうだった?」

「ああ、いや、その悪くなかったって言うか…すげえ美味かった」

「…そ、ありがと」

なんでこんな素っ気ないの?ツンデレなの?いや、雪ノ下の場合ツンツンツンくらいだよな。

と思って雪ノ下をちらっと見ると、頬がほんのりと赤くなってる。

だからもう、やばいって!何がやばいって、もうやばい。

 

「そういや、お前が言ってた方法ってどんなやつなんだ?」

「あ、そうね、もう話さないといけないわね…」

雪ノ下は戸惑いがちに答えると、近くにあったデスクからプリントを持ってきた。

俺と由比ヶ浜に渡されたそれは、ネットの記事をプリントアウトしたもののようだった。

「えーっと、なになに…?」

 

『胸を揉むと大きくなる?自分で揉んでも減るだけ!好きな人に揉んでもらうことで性的興奮を覚えてバストアップ!』

 

…タイトルを見た時点で吐血しそうになった。口と、あと、鼻な。

 

取り敢えず読み進めてみる。

バストはほとんど脂肪で構成されているため、自分で揉みほぐすだけでは脂肪が燃焼されてしまい、却って小さくなってしまうらしい。

そこで、性的興奮を覚えやすい人に触ってもらうことで、女性ホルモンを活発化させ、バストの中心にある乳腺を発達させ、大きくなると言う理屈らしい。

 

…言ってることは分かるけど、この流れでこの記事を見せられるって…。

俺は鈍感ではない。むしろ過敏だ。流石にここまでされて気付かない馬鹿ではない。

ただ、如何せん心の準備が出来ていない。出来るなら東京オリンピックくらいまで待っていてほしい。

ちらりと雪ノ下を見る。そんな切実そうな目で見ないで…。

ちらりと由比ヶ浜を見る。そんなに目を輝かせてこっちを見ないで…。何で君まで…。

「…えっと、これは、つまり…」

何を手伝ってほしいのかなんて分かり切っているのだが、それでも一応聞いてみる。俺、ヘタレですから。

 

「…ひ、比企谷くんに、私の、む、むむ、胸を、ささ、さ、触って…ほしいの…」

信じられないくらいどもりながら、けれど確かに告げられたお願い。

心臓がどくんと鳴る。

どう答えたら良いか分からず、頭が真っ白になっていた。

すると、由比ヶ浜が先に口を開いた。

「さっき、何でもしてくれるって言ったでしょ?だから、ゆきのんの言うこと聞いてあげなよ!

…それで、その…私も興味あるかな、これ…。お願い、出来ない?」

え。何その便乗。エロ便乗にも程があるでしょ?

ここでまさかの挟み撃ち…だと…。

前門の虎、後門の狼改め、前門の猫、後門の犬。

…すげえ簡単に潜り抜けられそう…。

いやしかしこの状況ではそうもいかない。

何これ?恥ずかしいじゃ済まないよ?俺これ本当にやばいよね?

頭の中がいつもの8倍速くらいで回転していると、雪ノ下が顔を真っ赤にしながら正面から近付いて来て、俺の左腕の袖をくいと握る。

「…ね、ねえ…だ、だめかしら…?」

あかーーーん。これ、ちょっとでも状況が違ったら今すぐ押し倒しちゃうやーつ。

しないけどね!俺、チキン紳士だし!こう言うとチキンも紳士も悪口に見えちゃう不思議!

頭がフリーズしかけていると、今度は右腕の袖をくいと引っ張られた。

見ると、由比ヶ浜が顔を真っ赤にして、こっちをちらちらと見ている。

「…あ、あたしも…ね…して…?」

はい、理性飛んだ。今、生まれて初めて理性飛んだよ。

何かもう一周回って冷静になった。

「…順番」

「「え?」」

俺がぽそっと呟くと、二人が同時に声を漏らした。

「…順番、どっちからが良いんだ?流石に二人同時は、無理だからよ」

信じられないくらい流麗に喋ることが出来た。もしかして俺、今、男前?

「あ…。じゃ、じゃあ、そこはゆきのん先で!あたしは見てるから!」

「え、あ、ありがとう。そ、それじゃ、よ、よろしくお願い…します…」

だから上目遣いやめろっつーの。他の奴にやんなよ?

 

 

 

…と、言う訳で、冒頭に戻る。

 

最初は服の上からだったんだが、今はブラの上から揉んでいる。

いくら控えめって言っても、触れば柔らかいし、今はブラの上からだから、時折触れる突起のわずかな感触にどうしても意識が集中してしまう。

「…や、やっぱり、直接触った方が良いかしら」

「あ、ああ、そうなんじゃねえの?」

ぶっきらぼうに答えてしまう。ああもう股間が痛い痛い。

雪ノ下が俺の身体から一瞬背中を浮かせると、ブラのホックに手を回した。今度機会があるのなら、俺が外したいななんて思った。

しゅるっと言う音を立てて、ブラが下の床に落ちる。

白く滑らかな背中の全貌が見え、思わず呼吸を忘れる。

そして、何よりその胸の美しさに目を奪われる。

形の良い、整った胸。

二つの突起は、ほんのりと固くなっている。

この人はこれで良いんじゃないか、と純粋に思った。

「…なあ、わざわざこんなことしなくても良いんじゃねえか?…その、めちゃくちゃ綺麗だし」

「え…本当に?」

振り返る雪ノ下。

「ああ。目が離せなくなってる」

「…あ、ありがとう…」

雪ノ下は俯いてしまった。

やがて、くるりと向きを変えて、俺と正面から向き合った。

「…じゃあ、胸を大きくする、と言うのは副次的な目的にしておくわ。

…今は、あなたに胸を触ってほしい。それじゃ、だめかしら?」

潤んだ瞳で見つめられる。

ここまで来たら、んなもん、答えは一つしかねえだろ。

「…良いに決まってんだろ」

そのまま、どちらからともなく二人の唇は近付いて行き、やがて重なった。

柔らかい柔らかい柔らかいい匂い!

 

1分程唇を重ねて、唇をゆっくりと、名残惜しむように離す。

雪ノ下のとろんとした表情に、心臓が跳ね上がった。

そっと手を伸ばして、雪ノ下の胸に手を触れる。

「んん…っ」

声の大きさは先程までとさして変わらない。しかし、今度は目の前でその表情の変化を見ている。

震える声、顔にかかる甘い息、首に回されたか細い腕、濡れた瞳。

今すぐにでも、押し倒したくなるのを我慢するのに必死だった。

胸を掴んだまま、またゆっくり手を動かし始めたとき。

「…ずるいずるーい!」

その声に驚くと、すぐ右横に座って俺たちの様子を見ていた由比ヶ浜が頬を膨らませていた。

「あたしだって、あたしだって…!」

そう言って上着とブラをぽぽーいとは脱ぎ捨てる。その時、ふわっと良い匂いが舞った。

恥ずかしさよりも、何かしらの欲求が勝ったのだろうか、脱ぎ捨てるのに躊躇が無かった。

あっと言うまに上半身が露になる。

雪ノ下とは違い、健康的な肌艶。

そして、何よりもその胸。

服を着ている上からでも分かっていた胸の、生のボリューム感に圧倒される。それと同時に、脱いで尚保たれる形の良さに驚いた。

先程まで自分で触っていたためか、ほんのりと上気して、その突起は上を向くかのようにぴんと立っていた。

俺が目を奪われていると、由比ヶ浜がうーと唸る。

「あたしも、ヒッキーとキスするんだー!」

そう言って、俺に飛びつくや否や俺の唇に吸い付いた。

「…~!」

声にならなかった。

あれ、ファーストキス、なんだよね?フレンチキスなんて最初の数秒くらいで、そこからはもうディープの極みですよ?

口内に舌を侵入され、頭がくらくらしながらも由比ヶ浜を見た。

彼女も恥ずかしいのか、顔は真っ赤で、目は潤んでいる。

何というか、愛おしいと思った。

雪ノ下の胸にやっていた手を、由比ヶ浜の頬に添える。

そして、お返しとばかりに俺の舌を由比ヶ浜の口内にねじ込んだ。

由比ヶ浜は、まるでずっと待てと言われた犬が、よしと言われたときのように喜びの表情を浮かべる。

自然と、俺の心も多幸感に包まれた。

 

ふと、正面に居る雪ノ下の方を見た。

しまった、いつの間にか何も手を付けない状態にしている。申し訳無い。

何時の間にかソファを降りて、下の床に座り込んでいる。ほんと猫みたいだなお前。

「…」

…あれ、無言でどこを見ていらっしゃるの?…そこ、僕の大事な部分なんですけど…。

え、あれ、興味深げに見てると思ったら手を伸ばして来た?

ベルト?ベルトを外そうとしてらっしゃる?やばいやばいやばい!

俺が手で止めようとすると、キスに集中して欲しいと思ったのか、由比ヶ浜が俺の顔を掴んで放さない。

顔を見ると、むーっと少し不機嫌になっている。

なんだこの可愛いさは…。

由比ヶ浜を俺をじっと見たと思ったら、俺の手を自分の胸に誘導した。

キスをしたままでも、ごくりと息を呑んでしまった。

誘われるままに胸に手を当てると、深く深く沈み込んだ。

由比ヶ浜の目が、切なげに細められる。

何だこの柔らかさ…一日中触ってられるぞ。カマクラと同じレベルかも?なんか比べてごめんね!

とか思ってたらいつの間にかベルトを外されてた。俺の制服のズボンとパンツを一緒に掴んで、んっんっと一生懸命脱がそうとしている。

ちょ、腰、浮く浮く。ってかなんだよその健気な顔!可愛過ぎんだろ!

抵抗しようにも由比ヶ浜さんに放して頂けません…。

やがて、ずるりと持って行かれた。

俺のモノがもうこれ以上無い程パンパンになって、雪ノ下の顔の目の前に露になる。

「…あ…」

言葉にならないのか、雪ノ下が息を呑んだ。

由比ヶ浜も、俺のモノを見るや否や唇を離した。

そして、ばっとソファを降りて、雪ノ下と同じくソファの下に座り、俺の股座に顔を入れた。

え、俺のモノを目の前にして、雪ノ下と由比ヶ浜が興味津々な目でじっと見ているんだけど。

天国?天国なの?

 

二人がそれとなく目を合わせたかと思うと、二人同時に舌を出して、俺のモノを舐め始めた。

最初は亀頭に同時に口付けして、まるで二人がキスしてるかのように見えた。

そんなことをされて、感じない訳が無い。

「…うっ、くぁっ…」

思わず情けない声を出してぶるぶると震えると、二人が嬉しそうに俺を見た。

その後、雪ノ下は亀頭から竿にかけてじっくりと舐め回し、由比ヶ浜は玉を咥えてころころと弄び始める。

二人の手は俺の内腿に添えられ、愛おしそうにさすっている。

あまりの気持ち良さと、あまりの絶景具合に、いっそ鼻血が出てくれた方が分かりやすい意思表示が出来るなと思った。

こう言うとき、男ってあんま感情表現を出来る手段を持ち合わせてないんだな。

 

しばらく弄ばれ続けたかと思うと、今度は二人が交互に俺のモノを咥えて来た。

片方が咥えている間は、もう片方は玉や内腿を舐め回す。

ねえ、なんで二人のコンビネーションは抜群なの?一応どちらも初めてですよね?来るべき日に備えて練習してたの?

やがて、最初と同じく二人同時に亀頭を舐め始めた。

二人の両手は竿をしごいたり玉を揉んだりと、ランダムに刺激を加えて来る。

徐々に限界が近付いて来ていることが分かった。

やがて。

「…あっ、もう…出る…!」

俺の声を聞いて、二人の動きが速まった。

次の瞬間。

「…あっ…!!」

ごびゅるっ、どびゅっ、どびゅるっ、ごぶっ、どぶっ、どぷっ…

今まで経験したことの無い、火山の噴火の様な射精をした。

二人の顔が、見る見る真っ白に染まって行く。

手は水を掬うような形で添えられ、愛おしそうに俺の精を受け止めている。

「…すご…い…」

雪ノ下が、手にたまった俺の精を伸ばしながらうっとりと言う。

「いっぱい、出たね…」

由比ヶ浜が、口の中の精を味わいながら、優しい声で言う。

俺は、二人の耳元にそっと手を添えた。

ただ、愛おしくて。

 

 

これはもう最後まで行くしかー!と意気込んでいたのだが、事はそう思い通りに行かなかった。

「…これ、楽しい…かも…」

と雪ノ下がぽそっと呟いたかと思うと、

「!ゆきのんもやっぱそう思った!?これすごい楽しいよね!ヒッキーの可愛い顔も見れるし!」

等と由比ヶ浜が言ったもんで、結局、朝まで搾り取られた。一方的搾取だよ!げっそりだよ!

 

ふらふらの足取りで雪ノ下の家を出ようとすると、玄関から出る直前、マフラーをくいっと引っ張られた。

よろめきながら振り向くと、雪ノ下がそっと口付けをして来た。

「…また、明日ではないわね…今日会いましょう。楽しみにしてる」

そう言って優しく微笑む雪ノ下がどうしようも無い程愛おしくなり、お返しに俺からもキスをした。ディープで。

 

朝焼けの中、由比ヶ浜を家の近くまで送ると、別れ際にキスをされた。

最初からディープだった。あかんて。また復活してまいますがな。

唇を離すと、由比ヶ浜ははにかむように微笑んだ。

「えへへ…ヒッキー、だーい好き!今度するときは…お互い、いっぱい触ろうね?」

そんなことを言いながら、俺の手を自分の胸にぱふっと埋める。

俺は何も言わぬまま、誰も居ないことを良いことに由比ヶ浜を塀に押し付けて、お返しにキスをした。よりねちっこく。

 

家に帰ると、早起きしていたのか、小町がリビングで勉強していた。

俺を迎える為だろうか。

「ただいま」

「!」

俺に気付くと、即座に俺の下に駆け寄る。

そして、すんすんと匂いを嗅いで来た。どしたんだよ。って言うかおかえりって言ってくれよ。

俺の顔を見て、心底驚いた顔になる。

「あ、え、お兄ちゃん…まさか、本当に頂かれたの?」

そこか。あと匂いで判断出来るの?君中3だよね?あれ?

「あ、いや、その、まあ…」

「本当に?雪乃さんと結衣さんの二人に?」

「ま、まあ…」

「こ、こ、こ、今夜は赤飯やで~~~!」

いや、何処出身なんだお前は。生まれも育ちも千葉だろうが。

「お姉さんが二人になる~!」

「いや、あれだぞ?最後まではやってないんだ。俺が一方的に搾り取られてな…」

ぼーっとした頭でつい事情説明をしてしまった。

やっべと思って小町の方を見ると、顔を真っ赤にしてぷるぷるしている。

「…誰がそんな具体的な説明しろって言ったのよこのごみいちゃんはー!」

「おぶふっ!?」

ごすっ、と言う鈍い音と共に、俺の腹部に深々と突き刺さる小町の拳。

利き手じゃないのは俺への配慮なのか、それとも受験で使う大事な手への配慮なのか。

後者に決まってるな。

流石に具体的な話まで聞ける程成熟してはいなかったようだ。そりゃそうだよな。

俺も、昨日の夕方頃まではなーんも知らなかったんだし。

 

小町との問答を終え、部屋のベッドに寝転がる。

寝れて2時間か。あーだるい。

…早く、学校に行きたい。

雪ノ下と由比ヶ浜の顔を思い浮かべながら、思わずにやけてしまった。今の俺の顔、絶対気持ち悪いんだろうな。

 

 

 

お終い。




あんな二人に迫られたらたまったもんじゃ無いですわ、全く!
書いて改めて思いますけど、この3人の関係性は本当に素敵ですね。ああもう大好きだよ君ら!

閲覧、お気に入り登録、ご感想共にありがとうございます!ゆっくりと色々なエピソードを書いて行きたいと思いますので、どうぞお見守りくださいませ!


それでは、今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!
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