※この作品はR-18です。

俺ガイル 日常の何気ないエロス。   作:高橋徹

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(18)

 二人でテレビを見る……取り敢えず、うん、それに集中……出来る訳もねえな、うん。「取り敢えず」って言っちゃったし。

 脳内メーカー(懐かしい)がHの字で埋まった状態でベッド際に座ると、由比ヶ浜が唇に指を当ててんーと小さく唸りながらこちらを見ている。なんかデパートで欲しいものをねだる子どもみたい。

「ヒッキー……」

「うぐ……」

 むむむ。

 なーんで名前を呼ばれただけなのに、その声のトーンと表情で望んでいることが分かってしまうのか……。君が望んでいるであろう体勢は絶対あかんやん。絶対あかんやん。2回言っちゃった。

 なんて考えていると、由比ヶ浜が更に俺をじーっと見てくる。うう……別に睨んでる訳でも物凄い懇願する目つきでも無いのに、なんなんだこれ、絶対望み通りしてあげたくなる感じ……これが天然もののあざとさなのか……!

 根負け。7秒でKO。早いな。

「ほら」

「……うん」

 ベッド際から少しばかり後ろに下がると、股座に由比ヶ浜がすぽっと収まった。

「…………」

 ……うおあああ、超良い匂いがするうううう、手は触れてないけどちょっと当たるだけの背中が既に超柔らかいいい。さっき搾り取られた分余計になんか、もう……うおああああ。脳内絶叫。

 真後ろにいる俺が何もしないのに気付いて(脳内ではのたうち回っているけれど)、由比ヶ浜が振り返ってぽわんとした表情で首を傾げる。

「ヒッキー、どしたの? テレビ見よ?」

「そうだな、乳搾りをしよう」

「話聞いてない!?」

「あ」

 動揺が前面に出た。ううむ、既に臨界状態。

 リモコンを探すと、今の体勢からぎりぎり手で届く位置にあった。ほんとぎりっぎりで届く感じ。リモコンを取ってから座れば良かったんだけど、まさかこうなるとは思って……や、うん、やっぱりちょっと期待してた。出来れば後ろから腕を回してお腹辺りを抱きしめたい。

「リモコン……と。ぬおおお……」

 右手を右方に目一杯伸ばしていると、由比ヶ浜が「あ……」と小さく声を上げた。

「どうした?」

「背中……。……硬い、ね?」

「…………」

 …………。

 死にたい。

 どうやら、俺が身体を右に傾けた事で、びんびんになっている股間が由比ヶ浜の背中にごりごりと擦りつけられたようです。臨界状態は尚も続く。

 

       ×  ×  ×

 

 ようやくリモコンを手に取って(普段はそんな難事業ではない)、テレビを点けようと由比ヶ浜の肩の上から手を伸ばすと、由比ヶ浜が前を向いたままぽしょりと囁いた。

「ヒッキー、もっとくっついて良いよ?」

 由比ヶ浜の許可に、心臓がとくんと鳴る。

「あ、じゃあ……腕、回してもいいか?」

「ん、どうぞ」

 その声音はとても優しい。

 あまりの幸福感に、テレビは邪魔だと思ってリモコンを横に置き、左腕を由比ヶ浜のお腹に、右腕を首に回して、きゅっと力を込めて密着する。上乳と下乳の感触を楽しんでごめんなさいなんでもないです。

 顔は自然と由比ヶ浜の首筋の目の前に来る。両腕での抱き締めと、呼吸によるうなじへの息の吹きかけで、由比ヶ浜の身体がふるふると震えた。

「あ、ふあ……んんっ、んん……」

「……っ」

 限☆界。

 もう色々とやっちゃって……良いかな、良いよね、良いって言われた気がする! 躊躇・付加疑問・幻聴の三段進行!

 抱き締める力を緩めて、両手とも由比ヶ浜の胸の下に滑り込ませる。

 改めて、この子の胸は本当に大きい。今度下乳にバナナを挟んでみよう。たぷんてさせよう。……最低すぎてびっくりした、自分に。

「由比ヶ浜……」

「……ん」

「触りたい。……てか、触る……ぞ」

「……ん」

 前を向いたまま由比ヶ浜が頷くと、下ろしている髪の毛がふわりと揺れて、鼻腔を心地良くくすぐった。

 

       ×  ×  ×

 

 ゆっくり下から持ち上げるように胸を触ると、由比ヶ浜の身体がぶるぶると震えた。

「あふあああああ……っ」

 俯いて、既に十分に色を帯びた声で艶めかしく鳴く。

 ゆっくりと指を柔肉に沈ませると、どこまでも指が進んでいって、終わりがないようにさえ思えた。

「くふううう……ひっ、ヒッキー、そんなに強くしちゃ、んはああああ……っ」

 長く息を吐きながら、天井を仰いだ。

 普段が明るくておバカなキャラであるが為に、こういった表情を魅せた時のギャップがたまらない。

 我慢が効かなくなり、上を向いた事で覗かせた綺麗な首に吸い付いて、更に手の動きを速めて強く揉みしだく。

 もにゅん、もにゅんと心地良い弾力を感じる度に、由比ヶ浜の身体が跳ねた。

「んはあっ! やっ、あっ、これやば……ふあああ、あふぅあああ……んんっ、くひいっ、あうっ、ヒッキー、んあああ……」

 息が荒くなり、反応がどんどん良くなってくる。

 首筋から唇を離してそっと横顔を覗き見ると、ぞくぞくする程上気した顔で、恍惚の表情を浮かべている。

「……うお……!?」

 ――そして、気付けば俺に胸を揉まれながら腰を悩ましくくねらせ、太腿に手を添えてこちらの股間に柔らかなお尻をスカート越しに擦り付けていた。

「んん……ヒッキー、ヒッキー……」

 振り向いた顔はもう別人で、今すぐ汚したくなる程劣情を煽る目になっていて、口は快楽でだらしなく緩んでいる。

 大きなお尻をくねらせると徐々にミニスカートが捲り上り、本人は気付いているのか分からないが、何時の間にか完全に捲れ上がっていた。それでも由比ヶ浜は行為を止めず、ショーツ越しにお尻の割れ目で俺の肉棒をぐにゅぐにゅと擦っている。

「あ、ぐあ……」

 思わぬ反撃に、恐い程勃起してしまう。対抗するように胸を揉む力を更に力を入れると、俺の太腿に添えられた手にきゅっと力が入った。

「あ、やあん、こんな、あふう、んくう、あふあ……っ」

 益々色っぽい声を出す由比ヶ浜の恍惚とした表情を見て、頭がくらくらすると同時に――ある特定の感覚を、強く感じた。

 ――なんというか、楽しい。

 こんなエロいやりとりをしているのに、どこかじゃれついているような、そんな感覚。

 振り向いている由比ヶ浜の顔にも、艶っぽさの中に僅かに無邪気さが紛れている。

 ああ、うん。

 やっぱり、俺はこの子と居ると幸せらしい。

 ――だから。

「由比ヶ浜……脱いでくれるか?」

 ――もっとこの幸せを、感じたくなった。

 

       ×  ×  ×

 

 俺の言葉に、由比ヶ浜がぴくっと反応する。

「……ん、いいよ。ここで脱いでいい?」

「ああ、頼む」

 すぐ後ろから、由比ヶ浜が脱ぐ様の一部始終を見るという至福。

 由比ヶ浜はちらりと照れくさそうにこちらを振り返り、やがてゆっくりと脱ぎ始めた。

「んしょ……」

 可愛い声を漏らして、由比ヶ浜が上着を脱ぐ。一瞬視界が閉ざされた次の瞬間――息を呑んだ。

 髪の色に似たピンクのブラを着けた由比ヶ浜の身体。じっとりと汗ばんでいて、情欲をそそる。さっきまで香っていた良い匂いに汗の匂いとそれ以外のどこか卑猥な匂いが混じって、頭がくらくらする程の扇情的な匂いに変わっていた。

 一度見たはずなのに、今はまた違って見える。後ろから見ている事も関係するかもしれない。

 ……もっと、彼女の、由比ヶ浜の綺麗な身体を見たい。見つめたい。

「……その、下着も脱いでくれるか?」

 期待感に塗れた声で囁くと、由比ヶ浜がちらりとこちらを見る。

「……ヒッキー、脱がしたい?」

「え」

 素っ頓狂な声を上げてしまった。

「ホック、後ろに付いてるから……ね?」

 由比ヶ浜が優しく微笑んで、ハートを撃ち抜かれた。

「じゃ、じゃあ……」

 震える手でホックに触れて、外そうと試みる。かちゃかちゃと音を立てて……あれ?

「むむむ……」

 緊張してるのも相俟ってか、中々外れない。

 いかん、ここでかっこ悪い所を見せる訳には……と思っていると、頬にそっと手が添えられた。見ると、振り向いた由比ヶ浜が穏やかに目を細めている。

「大丈夫だよ、ヒッキー。焦らなくていいから」

「…………っ」

 母のような優しさと、お姉さんのような色っぽさが同居した、素敵な笑顔。

 ああ、もう。

 可愛すぎるだろう。

「わかった。……あ」

 ふっと微笑んで、身体の力が抜けた途端にあっさりとホックが外れた。

「やったね。……んしょ」

 向き合っていたら頭を撫でてくれそうな褒め言葉をかけて、ホックの外れたブラを手で外す。

 由比ヶ浜が手に持ったブラを、ゆっくりとした動きでベッドに下ろした。

 ぱさり、と。

 乾いた音と共に、可愛らしいブラがベッドに落ちる。

 あまりの心地良さと興奮で神経が高ぶって、一連の動きがスローモーションで見えた。

 そして、由比ヶ浜の身体に視線を戻す。

「…………っ」

 言葉が出てこない。

 後ろから見る双丘の、圧巻なまでの大きさと艶っぽさに、由比ヶ浜の耳元でごくりと息を呑んだ。

 一度見ていてもこの破壊力に対する耐性は全く身に付いておらず、頭が縫い付けられたかのように目を離せない。

 ごくり、と喉を鳴らした。

 さあ触るぞ――と手を動かそうとした矢先。

「ヒッキー……ヒッキーの、苦しそうだよ?」

「え……うあ……っ」

 俺の太腿に添えられていた由比ヶ浜の手が、いつの間にか股間に伸びていた。ズボン越しに熱を帯びた指でさわさわとまさぐられ、下腹部に痺れるような熱が伝播する。

「えへへ……えいっ」

「お……?」

 由比ヶ浜が唐突に身体の向きを変えて、ベッドの上に膝立ちになった。

 俺よりも体の標高が高くなった状態で、俺の肩に手を添えてにっこりと微笑む。

「ね……あたしも、下脱ぐからさ。……向かい合って、さわりっこしたいな。……どう、かな?」

「…………っ」

 あくまで無邪気さは纏いつつも、発言自体は卑猥そのもの。

 肩に乗った由比ヶ浜の手の指がほんの少し動くだけで、ぞくりと快感が背筋を駆け抜けた。

 目の前には、大きいながらも形のしっかり整った乳房とぴんと張り詰めた突起。そして、由比ヶ浜の微笑み。

 期待と興奮で、頭が爆発しそうになるのを堪えながら。

「……ああ」

 こくりと、小さく頷いた。

 

 

 

 続く。




微エロというよりは、最近の濃度を考えると微々々エロくらいでした。

ガハマさんもいよいよ感。この作品を書き始めた頃くらいだったら、ここからのくだりを1~2話で書き終えちゃってたんですよね。10話くらい平気で書きそうです今なら。

涼しくてテンション上昇度が半端ないです、ええ。

これ何の宣伝なんだよって話を1つ。
俺ガイルのSSはちょこちょこ読んできたんですが、文章がちゃんとしていないと読み始めて1分くらいで読むのをやめていまして。それで大体の作品を即Uターンしていたんですが……pixivで「籠絡しようよ」というタイトルの作品を見付けて読んだら一発でハマりました。何このゆきのん、超可愛い。有名な作品だったらなんかごめんなさい。初心者なんです(何のだ)。
ついさっき読み始めたばかりなので、ちょこちょこ読み進めて行きたいと思います。皆さんもよろしければぜひ。テンションに任せて見ず知らずの人の作品を宣伝してみました。

明日から僕は休みです。うおお。同じく休みの皆さん、楽しみましょう。お仕事やら勉強やらがある方、頑張って下さいませ。

それでは、また明日お会いしましょう(^^)!
今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!
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