※この作品はR-18です。

俺ガイル 日常の何気ないエロス。   作:高橋徹

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平塚先生が何とか落ち着いたところで、話を再開することにした。

高校生と中学生に慰められるアラサーって…。

 

「じゃあ、次は小町が行きまーす!」

「おう、頑張れ妹よ」

④比企谷小町。

「これは、小町が小学生の時に実際に体験したお話です…」

おお、表情を陰鬱な感じにしてて雰囲気出てる。良いぞ。

…平塚先生、まだちょっとぼーっとしてんな…つら。

「夏休みが近付いていたある日の放課後、小町は他の学年の人に混ざって遊ぶ事にしました。遊び場所は登下校に使う道の途中にある、結構広い公園でした」

ふむふむ。…ん、雪ノ下、既にビビってる?はええよ。序盤も序盤だぞ。

…心持ち近付いて来てる?

「その前の日、当時よく見ていたテレビで『真夏の心霊特集』なんてものをやっていて、心霊スポットの取材や心霊写真の紹介なんかをしてました。それを見たのが大きかったのか、日が傾いて来た公園に、昼間は感じる事の無い奇妙な違和感や不安を感じていました」

おお、良いぞ良いぞ。…でもこれ、誰と遊んだんだろう?

あ、雪ノ下がさっきより近付いて来て…ん、何かむっとしてる?なんで?頬膨らますの可愛いな。

にしても何であんなに拗ねてんだ?

…左川崎、右由比ヶ浜☆

いやいやいや何で今日の俺駆け込み寺になってんの?怖いのは分かるけど皆もうちょっと冷静になろうよ?

二の腕に柔らかい感触があるんですけどこれ間違い無いですよね左右で違う柔らかさがあって何ともバカ野郎何脳内解説入れてんだ俺良いんですか良いんです!

…良くない。

雪ノ下さん何でこの状況で僕を睨んではるん?この場合俺の両脇に鎮座ましましてるツイン巨乳を睨むべきではなくて?俺そんなにやけてる?

「その日の遊びはかくれんぼでした。男の子が一人鬼に決められ、木の下で気の弱そうな声で数え始めます。

公園は広いもののあまり隠れやすい場所は無く、これは皆すぐ見つかるだろうなーなんて思いながら、取り敢えず鬼の人から一番離れた草むらに隠れたんです」

雪ノ下が粘ってる。そんなにぷるってるならこっち来れば良いのに。良いんだよ?まな板でも良いんだよ?

…平塚先生がいつの間にか後ろから抱き付いて来てる。ちょっと待って先生豊満過ぎますわ大人の魅力が!アラサーの色香が!!ちょっと泣きそうになってるのやめてギャップがまた可愛いから!!

…柔らけえ…。

「きっとすぐに『~君みーっけ!』と言う声が響くんだろうな、と思ったんです。

でも、鬼の人が数えるのをやめて5分経っても10分経っても何の声もしない。

『…おっかしいなぁ…』そんな声が聞こえるだけです。

私が見付かったのは、結局15分程経った頃でした。

『小町みーっけ!』と少し疲れたような、でも優しい声で言われると、小町はたははーと頭をかきながら立ち上がりました。あ、ちなみに、こう言う仕草が男子にはモテると聞いていたので、その頃から実践してました」

え、なに、そんな小さい頃からあざとかったっけ?女の子怖い。

「どうして小町を見付けるのにこんなに時間がかかったのかと、他の人は見付かったのか、その2つの事について質問しました。後者について言えば、単純に鬼の人が上げた声が小さいだけだったのかもと思っていました。

すると、その人は言いました。

 

『…ああ、いくら探し回っても誰も何処にも居なくて、探し方が悪いのかと思って粘ってたんだ。だからここまで来るのも時間がかかった。

…結局、小町しか見付からなかった』

 

その言葉を聞いたとき、小町は夏だと言うのに背筋が凍り付くような寒気を覚えました」

『ひっ』と言う声がした。…俺と小町以外の4人全員から。

雪ノ下、そんな意地張らんで良いのに…。正座でぷるってらっしゃる。

…んん、ここまで聞いてると、確かに怖いんだけどなーんか違和感が…。

…なーんか、忘れてる気がすんだよな~…。

「…け、結局、見付からなかった人たちはどうなったの?もしかして、集団失踪事件…みたいな?」

由比ヶ浜が俺の腕への力(乳圧)を更に強めながら、そーっとした語調で小町に聞いた。柔らかいです。

…よく失踪事件なんて言葉知ってたね!偉いよ!

「…この事件の真実を話すには、この鬼だった人が誰なのか、と言う事から伝えなければいけません…」

小町はそう言うと、もったいぶるように、恐怖を煽るように、ゆっくり目を閉じた。

他の4人も、俺も、固唾を呑んで見守る。

やがて、瞑っていた目をカッと大きく見開いた。

 

「…鬼だった人の名は、比企谷八幡」

…ん?

 

「他の人が見付からなかったのは、失踪したからなどではなく、単純に、兄が数えている間に帰ってしまっていたからなのです…」

…んん?

 

周りから、悲しみの嗚咽と嘲笑を堪える声が聞こえてきた。

おい雪ノ下てめえこのやろう笑うんじゃねえよ。15秒くらい前までお前めっちゃビビってただろうが。

「…おい小町、それ、もしかして小町が小4のとき、6年生に混じって遊んだ時の話か?」

「そうそう!よく覚えてるねーお兄ちゃん!」

「あれのショックは馬鹿でかかったからな…。って言うか、何俺のトラウマを良い塩梅に怖い話に仕立て上げてんの?バカなの?」

怒りの気持ちと戒めと憎しみの気持ちを込めて小町の綺麗なおでこにデコピンをお見舞いする。

『ぷぎゃっ!』って言う何とも可愛いらしい声を出した。可愛いから今度全然関係無いときにまたデコピンやってみよう。多分ぶん殴られるけど。

 

 

「…ふふ、小町さんのおかげでだいぶリラックス出来たわ。こんなお話のネタがあっさり出来てしまうのも、比企谷くんの黒歴史、いえ、黒人生のおかげね」

「黒歴史だとまだ一部で済むんだけど、黒人生って言うと俺の今までを全部否定することになるからやめてくれない?俺の目の前真っ暗なの?他のトレーナーに負けたの?」

「あら、あなたは闇の住人の様に人目に付かずひっそり、陰鬱に、蔑まれながら生きて来たのだと思っていたのだけど…違ったかしら?」

「なに、ぬ~べ~のOP?バリバリ最強No.1?俺にも少しくらい光が当たった時期が…あれ、無いかな」

言われた通りで悲しい。

そんな訳で、雪ノ下の番です。

⑤雪ノ下雪乃。

「こほん。では始めるわね。

…あれは…平塚先生の勧めで奉仕部を作って、まだ間もない頃のこと」

おお、周りの空気が2℃くらい下がった感じがする。流石雪女さん。

え、なんでこっち睨んだの?エスパーなの?

「作ったと言っても、皆ご存じの通り普段は何もすることが無いから、放課後はゆっくりと本を読んでいたのよ。

たまに平塚先生が入って来ることはあるけれど、来客に対応したことはまだ一度も無かったわ。

…ある日の放課後。その日はまだ春先でもうすら寒い日だった。特別棟の廊下もいつもより一段と冷え込んでいたわ。

誰も居ないと分かっている部室に入るのも、もう慣れた行為であるはずなのにその日は少しだけ…躊躇したわ。教室に足を踏み入れるのが何故か嫌だった。何か、妙な胸騒ぎがしていたの。」

お、由比ヶ浜と小町がぷるってる。

川崎と平塚先生もぷるってんな。

…なんで皆俺にくっついてるの?めっちゃ柔らかいし小町可愛いしで最高じゃんとか思ったけど、皆がきゅっと抱き付く力を強める度に雪ノ下の視線で体温が2℃くらい下がる感じがすんだけど。あの目は邪眼か何かなの?

「その日、いつもの様に部室で本を読んでいると、からりと扉を開ける音がした。

平塚先生だったわ。ノックをしないで開けるからすぐ分かった。そこまでは、これまで何度か見たいつも通りのシーンだった。

…でも、そのときは何かいつもと違った。平塚先生には何も変化は見受けられないのだけど、平塚先生の周りをぼんやりと見たとき、何故かゾッと寒気がしたの。

…どこが違う?何が起きてる?一瞬のうちに私の頭の中で激しく思考が巡ったわ」

なんでこいつこんなに怪談が似合うんだよ…。

平塚先生は首を傾げてる。覚えが無いんだろう。それが更に恐怖と不安を掻き立てる。

由比ヶ浜さん俺の右の二の腕にあんまりメロンを押し付けないでください。形変わってやらしいです、あかん。

たまにその状態に気付いて顔を赤らめて離すも、また怖くなって振り出しに戻るって言う流れが心臓に悪すぎるから勘弁してつかあさい。もう何弁なのかすら分かんない。

「…もう、何が何だか分からない。怖い。でもこの正体を確かめなきゃ。私はそう思った。

そして、勇気を持って平塚先生の方に目を凝らしたの」

皆がごくりと息を呑む。

 

「…入って来たのは、ぬぼーっとした目の腐った人だったわ…。

身体中から漂う負のオーラを見ただけで、私は身体の奥底から穢れてしまうような感覚に陥ったの」

 

由比ヶ浜が小さく『…ひぃっ!』と声を上げて身体が跳ねた。

いや、なんでだよ。

「ねえ、それ俺だよね?小町と言い、何で俺をこうもさらりと怪談の主人公として採用しちゃうの?ねえ?皿の枚数数えるよ?」

あと、初対面の印象そこまで悪かったの?この話の為に盛ってるんだよね?

「あら、比企谷百物語はまだまだいっぱいあるわよ?ちなみにこの話は盛ってないわよ」

心読まれた。あと、盛ってないんだ。つら。

「百物語ってなんだよ。多いよ多い、多い。

なに、俺の悲惨な体験をわざわざ全部怪談にしてくれるの?俺のこと好きなの?」

冗談で最後に付け足してみたんだが、それを聞いた途端に雪ノ下が急に頬を朱に染めた。え?あれ?

「…こほん。…まあ、今はその頃に比べれば、少しはマシに見えるけど…」

表情の変化を誤魔化すように軽く咳払いをすると、俺の方をちらっと見て来た。

え、何このツンデレの振り幅?怪談利用するとかテクニカル過ぎるでしょ?

 

 

って言うか、もうこの話も怖くないって分かったんだから…放して下さい、巨乳トリプルと天使さん。

何度でも言うけど、柔らかい。

 

 

 

続く。




意外と長くなってます。
あと2~3話程続きますが、次からはエロも入って来ます。

前の後書きで「今回は微エロに」って感じの事を書いたんですが、流れが浮かんだので微エロ&どエロ両方の要素を書いてみます!


…R-18の週間ランキングで、いつの間にか1位になってました…!!!思わずスクショしてしまいました()本当にありがとうございます(^^)!!!
どうかゆるゆるとお見守り下さいませ!


それでは、今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!
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