「…………」
「…………」
2人しての、無言。
一色は、上下ともに下着姿になったことによる恥ずかしさから。
俺は、一色の、まだ幼さが残るものの十二分にそそる色っぽい肢体に見惚れて。
……何て言うか。
や、もう。
一色いろは、最高。
何この、華奢でありながら適度な肉感のある感じ。
ピンク色の、ふわりとしたフリルの付いたショーツがまたとても可愛い。
ぼんやり見惚れながら、じっくり凝視していた。
「うう……」
一色は顔を真っ赤にして目を逸らしているものの、手で下着を隠すようなことはせず、胸に手を重ねていた。
女の子のこういう状態を見た時、小町には「はいはい世界一可愛い」と雑な事を言っていたツケが回ってきたのだろうか、きちんと意志を持って、能動的に自分の気持ちを一色に伝えることが中々出来ない。
でも、そんなヘタレ全開の俺でも。
――一色が、ちらりと俺を見て、
「……ど、う……です、か……」
震える声で言ってくれたから。
なんとか、頑張って――
「……綺麗だ」
――本音を口にすることが出来た。
「…………」
「…………」
そこから、再び。
2人しての、無言。
言って恥ずかしくて、言われて恥ずかしい。
ウブかよ。なんなんだ、俺ら。
膝立ちで、一色の身体を凝視したまま固まっていたが、そもそも何の為にこの状況になったんだっけ? と考える。
――そうだ。
京都へ行こう、ではない。
一色が、触ってほしいからと言って、俺が交換条件と言う程でもないだろうけれど、下着姿を所望したからだ。
なんか下着姿を拝むまでの時間がすごい長かった気がするから、もはや何が目的なんだか分からなくなってた。
……こんな綺麗な身体をした子を、これから――。
考えただけで、身体がぶるりと震えた。
「……じゃ、触るぞ」
高まる興奮を隠しきれないようにそう言うと、
「……はい」
一色が、小さく小さく頷いた。
× × ×
一色の腰の上に跨り、胸にそろりと手を伸ばすと、手が柔らかな双丘に触れる直前で、彼女の身体がぴくっと震えた。
「…………」
顔を逸らしながらも頬を赤らめ、目だけはこちらを凝視している彼女の艶美な表情に見惚れながら、ゆっくりと指を胸に沈み込ませる。手の平は下着部分に、何本かの指の腹は彼女の肉体に直接触れる。
ふにゅん、と。
指が心地良い感触に包まれた。
「……う……お……」
超柔らけえ。なにこれ、なにこれ、なにこれ?
「あっ……ふぅっ……んんっ……」
一色が悩ましい声を上げる。あまりの昂揚感に、今すぐめちゃくちゃにしたいのを必死で抑える、抑える、抑える。
ゆっくり、ゆっくりと、一色を慈しむようにゆっくりと、胸の感触を楽しむ。
程好い大きさの胸に、幾度と無く指が沈み込み、その度に、
「あっ、ふあぁっ、あっ、ひんっ、ふううっ、ふううっ、んっ、くうっ……」
――日々の鬱憤がまとめて吹き飛ぶような、それはそれは甘い、心地良い声が聞こえてくる。
「せんぱ……い……」
一色の表情を見て、今の揉む強さで大丈夫かと慎重に探っていると、彼女が途切れ途切れの上ずった声で俺を呼ぶ。
「どうした?」
なんだよこの子可愛すぎるだろと悶えながらも、平静を装って聞くと、
「その……もっと、強くしても、大丈夫ですよ? 先輩、やっぱり優しいなあ……えへへ」
目を細めて、俺の手に自分の手を重ねて、一色がにっこり笑う。
「……っ」
多幸感に打ち震えて。
「……わかった」
――小さく、頷いた。
× × ×
「ふあああっ!?」
不意を突く形で思い切り揉んだら、一色の身体がびくりと跳ね上がった。
や、ついね。
「あっ、ふあっ、急に……、そんな……っ」
手の甲で口を覆って、恥ずかしそうにこちらを見る一色。
――それでも。
「……止めないからな」
念を押してそう告げると、指の速度を一気に上げる。
もにゅっ、ぐにゅっ、たぷっ、ぐにゅにゅっ、むにゅっ。
柔らかな双丘の感触を楽しみながらも嬲ると、
「ひあああああっ!? あふっ、ああっ、あああっ、ああああっ! ひぐううっ、ひんっ! ひあっ、あはっ、ひぃんっ!」
一色は声の抑えが利かなくなったのか、恥じらいも忘れた声を上げ、どこか嬉しそうな表情で背筋を反り返らせ、俺の腰を持ち上げんばかりに身体全体を跳ね上げる。
――高まっていたのは、俺だけではなかった。一色も、興奮していたんだ。
どうしようもない程に、嬉しい。
さっきまでの気遣いなどどこ吹く風で、どんどん乱暴に揉むようになっていく。
「あくぅっ、いぎっ、ひぃんっ、ひぃんっ、ひああっ! せんぱ、これっ、すごっ、すごいっ、すごいいい……気持良いよおおお……」
一色は涙目で口をだらしなく開き、両手はベッドのシーツを固く握りしめている。
もっと、もっと、もっと。
今この場でどこまで行っていいものかという理性的な思案と、一色の身体も心も、外側も内側も全部ぐちゃぐちゃにして、全部自分のものにしたいという独占欲と性欲と支配欲とが、激しくせめぎ合う。
「……あ」
――ふと。
一色のブラのホックが、双丘の間にあるのを見付けた。フロントホックってやつか。
こんな分かりやすいもの、普通は一発で分かるだろう、とは思うのだけれど。
あまりの興奮で、一色の胸そのものと、ブラの全体像しか見えていなくて、局所的な部分に目が行かなかった。
今はたまたま、自分の中で理性と本能がせめぎ合っていて、視界がほんの少しだけ広くなったから見えたようだ。
「…………」
何も言わず、吸い込まれるように手を伸ばす。
「あっ……!? そこは、まだ、だめ……!」
俺の行動に気付いた一色が、手を伸ばして俺の行動を制しようとしたけれど。
「んむっ!?」
その行動を更に制すべく、一色の唇を奪った。
馬乗りだった状態から、一色と完全に身体を重ねる。
――もうちょっとだけ、この子の理性を溶かしてしまおう。
――抵抗する気力が、根こそぎ無くなるくらいに。
そう思い、一色の耳に手を添えると、驚きで目を見開く彼女の口内に舌をねじ込んだ。
× × ×
「んぶぅっ……!? んじゅるっ、じゅるるっ、うぶっ、じゅぴっ、あうっ、じゅるるる……ぢゅりゅっ、ぢゅるるる……ぷはっ、ああっ、あっ、ふむぅっ!? じゅるるる……じゅるるるるる……ううう、うううう……じゅるる……んんんん……っ!」
ほんの僅かな呼吸の時以外、一切の休憩を与えない。
のしかかる様に体重を掛けている為、一色はいくら身を捩らせてもどこにも逃げ場が無く、諦めたのだろうか、
「じゅるるる……ぷはっ、やっ、もう、そんな、飲ませない、でえ、んぐううう……じゅるるる……じゅるるるるるるる……」
僅かな抵抗の言葉を口にするだけで、俺が流し込み続ける唾液を、流し込まれるがままに飲み込み続ける。
耳に添えている手に、一色の涙が伝って当たる。彼女の頬には、飲み込み切れなかった大量の唾液が垂れていた。
いつからか、一色は俺の背中に腕を回して、すりすりと愛おしそうに撫で回していた。
「あふっ、あううう……あううう……」
唇を離すと、すっかりキスへの依存が強まっていたのか、一色はか細い呻き声を上げて、涙を流しながら、俺の首筋に愛おしそうに吸い付く。
「あむっ、うっく、ちゅるるっ、ひっく、せんぱいの、ばかぁ、もう、ひっく、ちゅりゅ、わけわかんない……えっく、ひっく、ちゅっ、んんっ、ちゅっ、ちゅっ……」
「…………」
…………。
甘えたいんだか、俺に文句を言いたいんだか、照れ隠しなんだか、ただむしゃぶりつきたいんだか、なんなんだか。
一色自身も「わけわかんない」と言っているし、本当に、頭の中がごちゃごちゃなんだろう。
――それでも、この行為は続けたい。この子が気持ち良くなる姿をもっと見たい。
「……上、外すぞ、良いな?」
頭をくしゃくしゃと撫でながら聞くと。
「……はい。……あむっ、ちゅりゅっ……」
蕩けた瞳で短く答えて、また俺の首筋に舌を這わせた。
続く。
今回の進展:ブラを外す許可を得た。
最初はお昼ご飯を食べて、その後1~2話分程度だらだらしたらそのまま晩御飯の予定だったのに……気付けば10話弱間に挟まってます。なんという。
なんていうか、もう。
砂糖吐きそうです。いろはす、すごいことになってますね。どんだけキスするんじゃいと。
多少連投するかもという旨を昨日書きましたが、今書いてるシーンはなるたけ早く載せきってしまいたいので、明日も投稿したらそれ以降は、他のエピソードと一日おきの交代で投稿しようと思います。いろはす強化週間です。
それでは、今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!