※この作品はR-18です。

俺ガイル 日常の何気ないエロス。   作:高橋徹

136 / 700
(28)

「…………」 

 一色が、見ただけで勃起してしまいそうな程の色香を纏って瞬きをすると、長い睫毛の動き一つにさえ目が奪われる。

 「せんぱい……」

 俺を呼ぶ甘ったるい声音は、病みつきになってしまいそうな程に身体も心もじんと痺れさせる。

「う……っ!?」

 一色が、亀頭を撫で回したまま、裏筋に舌を這わせる。

 つつーっと心地良い感覚がしたかと思うと、ゆっくり、ゆっくりと幾度となく往復する。

「ちゅるる……んっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅるっ、ちゅぴっ、ぴちゃぴちゃ……」

 舌を這わせた場所に逐一キスをして、丹念に舐め上げるその様子は、見ているだけで絶頂に達してしまいそうだった。

「ここも……」

 言うと、今度は玉を口に含んで、ころころと転がす。

「あむっ、はぷっ……ちゅっ、ちゅっ、んんっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、はう……ちゅっ、ちゅっ……」

「……あ~っ、あ~……あ~……っ」

 もはや、時間感覚さえ飛んでしまう程の快楽。

 想像を遥かに超える丹念で丁寧で卑猥な口淫に、いつしか手をだらりとベッドに下ろして、一色にすっかり身を委ねてしまっていた。

 かろうじて時計に目をやると、既に30分程経過していた。もうこんなに時間が経っていたのか……。

「……ぷはっ、……気持ち、良いですか? せんぱい、先っぽとか、裏のとことか、玉のとことか……気持ち良いですか?」

 唾液でてらてらと光る亀頭を美味しそうに舐めながら、とろりとした視線を向けて問うてくる。

 一色の頭によろよろと手を差し出して、くしゃりと髪を撫でると、汗のためかしっとりとしていて、女の匂いがふわりと香った。

「……ああ、気持ち、良いぞ……すげえ、気持ち良い。……そろそろ、出したい」

 本当なら、もう3回は射精していただろう。

 けれど一色は敢えてなのか、過度な刺激を与えないように、ずっと緩やかな口淫を続けていた。

 そのため、俺はずっと先走りの汁を溢れさせながら、極楽の如き悦楽に浸っていた。

 このまま何時間でも浸っていたいとも思うけれど。

 ……それでも、もう、射精したい。

 この子の口の中に、思い切りぶちまけたい。

 だから、はっきりと欲望を口にした。

 俺の言葉を聞いて、一色はとびきりの微笑みを浮かべる。

「えへへ……わかりました。……わたしの口の中に、いっぱい出してくださいね?」

 言葉にしなかった欲求まで拾い上げてくれると、

「――がぽっ」

 再び、肉棒を咥え込んだ。

 俺の腰に腕を回して、自ら喉奥まで咥え込む。

「んぐ……っ、ぐじゅ、じゅっ、じゅっぽ、じゅっぽ、じゅるる、ぐっぽ、ぐっぽ、がぽ、ぐぷぷ……」

「うあああ……っ!」

 頬をすぼめ、信じられない程卑猥な表情を浮かべながら、一際大きな音を立ててしゃぶる。

 こんな行為に及んでいるのに、細めた目はずっと俺に「気持ち良いですか?」と問うてくる。

 その健気さと、行為の淫猥さとのギャップに、気が狂いそうになる。

「い、一色、一色、一色……っ」

「んふぅ……っ?」

 たまらず、名前を呼びながら、彼女の頭を押さえる。

 押さえるとは言っても、手に力は入らず、添える程度しか出来ない。

 もう、限界だ……。

 懇願の目で一色を見つめると、目でにっこりと微笑んだ。

「……んっ。せんぱい……いっぱい出してください……いっぱい飲ませてください……」

 言うと、肉棒をぐぽっと咥え込み、ゆっくりと前後し始めた。

「ぐっぽ、がっぽ、じゅく、じゅるるるるるる、ずぞぞ、ぐちゅ、ちゅる、ちゅるる、じゅるる、ずぞぞぞぞぞぞ……」

「~~~~~~」

 まるで、睾丸から無理矢理精液を引きずり出そうとしているかのような、強烈な吸引。

 仰向けでいながらも、あまりの快感に腰がかくかくと揺れる。

 ――ぞくっ、と。

 一度寒気が走ると、次の瞬間畳み掛けるように寒気が強烈に走り抜け、ぞぞぞっと下腹部を包み込む。

「一色、もう、出る、出る、出る……っ!」

 身体を縮こまらせて言うと、一色の動きが一層激しくなる。

「ぐっちゅ、がっぽ、じゅく、じゅるるるる、ずぞぞぞぞ、ぢゅるるる、ぐちゅぐちゅぐちゅ、じゅるるるるるるる……」

「――あ」

 ぶるっ、と震えた、次の瞬間。

「…………~~~~~~~~~~~~っ!」

 どくっ、どくくっ、どぶっ、ごぶぶっ、どぶりゅっ、びゅるるる、びゅるるる……。

「んぶっ、ごく、ごく、ごく、んんんん……ごくっ、ごくっ、ごくごくっ、ごくっ……」

 脈打つごとに、夥しい量の精液をぶちまける。

 一色はそれを苦しそうにしながらも、ごくりごくりと余す事無く飲み込んで行く。

 やがて、脈動が収まると、一色はしばらく口の中で亀頭をちゅるちゅる啜って残りが無いか確認して、ゆっくりと、名残惜しそうに唇を離した。

「……ぷはっ。ふう……たくさん出ましたね~……」

 にこやかに笑うと、良く出来ましたとでも言うかのように亀頭を撫でる。やめて、そんな卑猥な褒め方しないで! くすぐったいし!

 ……それにしても、これは……。

 一色が満足げに俺の隣に並んで寝る。さり気なく腕を出して見たら、極めて自然にそこに寝転がったので腕枕が成り立った。不意の感動。

 一色が「ふは~、先輩の腕枕気持ち良いですね~……やりますね、先輩!」と妙に上から目線で言ってきたので、髪をわしゃわしゃする。「きゃー!」と楽しそうに言って、俺の胸元におでこをこすり付けてきて、何回もされてる筈なのに全く慣れず、嬉しいやら恥ずかしいやら幸せやらでなんかもう死にそう。

「……一色。めっちゃ気持ち良かったわ。なんであんな上手いの? 勉強したことあるのか?」

 聞くと、一色の頬がぽっと桜色に染まる。

「……そんなの、見たこと……ちょっとはありますけど……」

 あるんだ。

「でも、ほんとちょっとですよ? 後はその、何て言うか……」

 急に一色の喋りがもごもごとする。え、なにごと?

「そ、その……先輩の、を見たら……なんかもう、夢中になっちゃって、後はその、勢いに任せてっていうか……あう」

「そ、そうか……」

 途中で枕を掴んで顔を覆ってしまったけど、ほぼほぼ全て言っちゃいましたやんか……。俺まで恥ずかしくなった……巻き添え赤面。

 しばらく枕に顔をうずめたまま首を振ってあうあう言ってた。超可愛いなこいつ。

 ――と、不意にその動きがぴたりと止まる。

 そして、枕を顔から離すと、

「うん」

「うん?」

 突然の切り替えに驚いて、オウム返しをしてしまった。

「先輩、そろそろご飯時ですよ」

「ああ、そうか、もうそんな時間か」

 時計を見ると、午後7時を回ったところだった。

 ……午前も濃かったけど、午後も濃すぎる……。

 ていうか、誇張抜きで、今日この子と会ってから身体が触れ合ってる時間の長さがやばい気がする。なにこれ、なにこれ?

 思い出して悶絶していると、一色が俺の胸に顔をうずめた。「うへへ~」と若干変な声を出しながらころころしてる。今度は腕を俺の背中に回してきてがっちり固定してるので、この恥ずかしい攻撃から逃げられない……! まあ、逃げないけどね。

 あごを撫でた。

 こしょこしょ。

「はう……」

 気持ち良さげな声を出して、一色が更に甘えてすりよってくる。

 うーん。

 死んじゃう。

 取り敢えず。

 更に撫でる。

 こしょこしょ、こしょこしょ。

「はうう……」

 わー。

 マジで死んでまうー。

 と、まあ、おバカなやりとりをしたところで。

「そろそろ起きるか。……俺たち、このベッドの上に5時間くらい居たことになるんだな……」

「うわ……それは引きますよ、先輩」

「いや、お前もだっつの……」

 エロエロなやりとりがずっと続いていたので、こんなバカなめお……ミニ漫才も懐かしく感じる。なんでだろう、一ヶ月ぶりくらいに感じるなあ……。

 ほへーっとこれまでのいちゃつきを思い出して、また死にそうになる。

「ほらほら、先輩、行きますよー」

「おう、……おおっ?」

 一色に腕を引っ張られて起きたところで、視界が突然のブラックアウト。別に顎に強烈なフックを貰った訳ではない。フェラからのフックって斬新すぎる。くの一がターゲットとヤった後に殺すパターンの軽いバージョンか。何それ超怖い。

 とかいう妄想は置いておいて。

「えへへ……」

 実際は、一色の胸に顔が埋まっていた。

 ……ペァラダァイス(「楽園」をきちんとした英語の発音風に)。

「あと5分くらいしたら行きましょうねー」

 一色が母親のような優しい声で言うと、ゆらゆらと左右に揺れた。赤ん坊を寝かしつけるかのような慈愛に満ちたその動きが、たまらなく幸せな気持ちにしてくれる。

「ふぁい(はい)……」

 顔が柔らかい天国に埋もれているので、もごもごと返事をする。

 ちょっと、極楽すぎて。

 俺だけでなく一色もこの状態を気に入ったのか、この後、どちらも延長希望をし続けて、結局30分程ゆらゆらしてた。なんなの俺ら、バカすぎるでしょ……。

 

 

 

 続く。




28話ってなんですのん……!

いろはすをがっつり書いたところで、明日は久しぶりにめぐりん編に行きたいと思います。
エピソード進行速度のバランスを程好くしたいなあ……モチベーションに合わせつつ、色々調整してみようと思います。

たくさんの小説情報、ありがとうございます!
ちなみに現在募集している小説情報は
(1)2人もしくは数人が、ほとんど場所を移動せずにがっつりと会話しているもの
→笑いの比率が大きいものだととても嬉しいです。
→物語シリーズは除きます(既に読んでいてかなり影響を受けているため)。
(2)恋人やそれに類した関係の男女が、部屋で日常生活を送って、ふとした拍子にラブシーンに移行する微細な空気感の変化を描いたシーンがあるもの
の2つです。今までも感想・メッセージ・評価時のコメントで結構な情報を受け取っていますが、ここには毎日7500人程がいらっしゃっているので、まだまだ情報を貰えるはず……ふふふ。
まだまだ小説のクオリティを上げて行きたいので、ぜひともご協力の程宜しくお願い致します(^^)!

あ、現在物語シリーズを読んでいるんですが、遂に残す所は続・終物語のみとなりました。化物語(上)を読んでから3ヶ月で、他の本も40冊以上読んできての道のりなので中々しんみりしてます。超絶わたくし事でした。

引き続き、宜しくお願い致します!
それでは、今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。