しばしの間抱き合った、その後。
いろはの横にこてんと仰向けで寝転がる。や、もう、やりきった感が半端ない。
「ふう……」
ゆっくり息を吐く俺の手を握りながら、いろはが呆けた声で話し出す。
「すごかったですね~……」
「そうだな……」
「ほんとすごかったですよ? 先輩のおサルさんモード」
「なんでその言い方気に入ってんの? ねえ?」
「ふい~」
「俺のツッコミに対応してくれよ……」
これが噂に聞くピロートークか……今日はもうこれで終わりかな……なんてぼんやり考えていると、いろはが自分のお腹を愛おしそうに撫でた。
「どうした?」
聞くと、いろはが顔を向けてにこやかに笑う。
「先輩の……まだ中にいっぱい残ってるなーって思って。……気持ち良かったぁ……」
「……そ、そうか……」
あ、あれ、おかしいな。まださっきのから10分と経ってないのに、もう勃ってきたぞ? おかしいな?
着衣の状態ならごまかしようもあったが、如何せん今は全裸だ。隠す手段が無いままむくむくと屹立するものにちらりと目をやると、いろはが俺の目線に気付いて目線を下にやり、変化に気付いて頬を赤らめた。
「わ……わわ……せんぱいの、すご……まだ、し足りないんですか……?」
「や、その……って、ちょ、おい……っ!?」
恥ずかしいなあと思っていたら、いろはの手が股間に伸びてきた。半勃ち状態だった竿が、いろはの指の滑らかな肌触りにより再びびきびきと勃ってくる。
「ちょ、こら、いろは……」
抗議の声も虚しく、いろはの顔は完全にスイッチが入った雌の顔をしていて、その熱っぽい視線は肉棒に注がれている。ざわざわと期待感が込み上げてきて、血液が下半身に集まっていく。
「せんぱい……せんぱい……」
肉茎に指を這わせながら、いろはの口が乳首に吸い付いてくる。ちゅっ、と口付けをされると、まるで電気が走ったかのような感覚を覚えた。
「ちょっ、こ、こら、そこは……くぅっ……」
「ちゅっ、ちゅぴっ、ちゅうぅ……はぷ、はぷ、れるれる……あはっ、せんぱい、可愛い声出ちゃってますよ?」
「や、これは……」
正直、もう心も身体も許し合ったこんな可愛い子に、色っぽい表情で見つめられながら乳首を吸われて肉棒をしごかれるなんて、興奮しないわけが無い。頭がくらくらする。
俺の反応を見て楽しみながら、乳首を舌で転がし、固めた舌先で突いて来る。責められる度に、躰ががくがくと震えた。
「えへへ……ちゅっ、ちゅぴっ、ちゅるる……んむっ?」
たまらなくなって、乳首に吸い付いてくるいろはの乳房を弄り、突起をつまむと、いろはの表情が更に妖しく歪む。
「ちゅっ、ちゅぴっ、ちゅろろろ……あっ、あんっ、それ、気持ちいい……あっ、やんっ、ちゅっ、ちゅぷっ、こすられるの、すごっ、良いっ……んんっ、ちゅっ、ちゅるっ……」
乳首への愛撫と同時に、吸い付かれる音と喘ぎ声が間断なく聞こえてきて、先端からカウパーがどんどん滲み出て更にいやらしい音が響く。
「はぁ、はぁ、はぁ……せんぱい、せんぱい……んんっ」
いろはが手と口を離し、俺の上に移動する。そして、腰を上げると肉棒の先を膣口にあてがった。
「お、おい、大丈夫なのか?」
「えへへ……大丈夫ですよ。せんぱい疲れてるでしょ? だから休んでてください。わたしが上になりますから……あんっ」
この会話さえも焦れったいのか、いろはの手が亀頭を動かし、花びらにくにくにと押し付けてくる。膣口は準備万端なのか熱く濡れており、肉棒を飲み込むのを心待ちにしていた。
「や、お前だって疲れてるだろ? 腰だってがくついてるし」
いろはは妖しく微笑みながらも、下半身はかくかくと揺れていた。先程の快感の余韻は確実にまだ残っている。
俺の言葉を聞いて、いろはが艶やかに笑う。
「……そうなんですけどね。……なんか、えっちな気分がまだまだ湧いてくるのもあるんですけど……それ以上に、なんというか、先輩と繋がってたいんです。……だめ、ですか?」
「……っ」
困ったように眉根を寄せるその笑顔は、ずるい。頭が心地良く痺れる。
「……わかった。でも、無理はすんなよ」
「えへへ……ありがとうございます。……んん……っ」
いろはが嬉しそうに笑って腰を下ろすと、肉棒がくぷぷと音を立てていろはに食べられた。
× × ×
「あぅぅ……奥まで、刺さるぅ……っ、かはっ!」
一息で一番奥まで入れると、いろはが息を大きく吐いた。
足をМ字に開いて肉棒を飲み込み、腰をがくつかせながらも前後左右に動かして美味しそうに肉棒を味わういろはの姿態は、息を呑む程美しくていやらしい。
いろはが膝を付き、こちらにしなだれかかってきた。耳元で妖しい息遣いが聞こえる。
「せんぱい……せんぱいの、すごい、です……こんなのに毎日何回もされちゃったら……わたし、どうなっちゃうんだろう……?」
「……っ」
こんな状況ではとてもツッコめないのだけど。
いろはの中では、「毎日俺がいろはに好きと言う」「毎日、それも何回も2人でする」ということが決定事項になっているらしい。
……どうやら、この子は結構強欲なようだ。しかし可愛いから許す。許すっていうか俺もしたいし。好きって言うのは恥ずかしいけど。
いろはが身体を密着させたまま、腰を上下し始める。
「はひっ……あっ、くふぅ……っ、ひんっ、硬いよぉ……熱いよぉっ、気持ち良いよぉ……っ」
腰をへこへこと動かしながら、耳元で淫らな言葉を涙声で囁いてくる。
さっきと比べたら刺激はそこまで強くないはずなのに、いろはのあまりのいやらしさにもう出してしまいそうになっている。
「いろは……っ!」
「え……ひゃあぁんっ!?」
我慢出来なくなり、いろはの柔らかな尻を掴んで一気に突き上げた。いろはは驚いて俺にぎゅっと抱き付く。
「やぁんっ……だめっ、だめっ、せんぱいが動いたら……こんなの、すぐ、すぐ……っ」
「すぐ……なんだ?」
「ひぃん……っ、……す、すぐ、イっちゃう……よぉ……っ」
ああ、もう。
あまりの可愛さとエロさに我慢が出来なくなり、更に激しく腰を打ち付ける。
「んはぁぁぁっ! だ、だめ、これ、ほんと、あっ、あぁぁ……あぁぁ……っ!」
喘ぎ声が加速するいろはを見て、興奮が更に高まる。緩急をつけてぐりぐりとゆっくり腰を押し付けると、すっかり発情したのか、
「あぅぅぅ……も、もっと、もっとぉ……っ、いっぱい、してぇっ、もう、らめっ、いっぱい、突いて……出してぇ……っ」
恐ろしくなる程に淫らな言葉を吐いて、いやらしく顔を歪めて笑う。
「……わかった」
短く答えて、腰を突き上げる。
「んはぁっ! ひぃんっ! くひぃっ! も、もう、もう……っ!」
いろはがいよいよ絶頂に達しそうになったとき。
腰の裏側がざわざわとざわめいて、いきり立った肉棒の感度が上がってきた。
玉袋が迫り上がり、股間にきつく埋まり込んでくる。
マグマの奔流が、すぐそこまで迫っていた。
そう気付いた瞬間、膣内で勃起が痙攣して暴れ出した。
「うぐぁ……っ、いろは、で、出る、出るぞ……っ!」
「ひへぁっ……らひて、らひてぇ……っ!」
いろはの返事を聞いた瞬間、下半身が決壊した。
先程と同様かそれ以上の快美感が込み上げ、固体にさえ思える塊がペニスを通過して、煮え滾る欲望のエキスを噴射した。
「いっ……イクぅぅぅぅ……っ!」
いろはがひときわ甲高いで鳴いて、腰をぐりぐりと押し付けてくる。
「あっ……うぐぁ……っ!」
いろはが腰をくねらせることで、肉襞の小さな舌も縦横無尽に肉棒に絡まってきて、一滴残らず白濁液を搾り取ってくる。
射精が始まってからはこちらが腰を全く動かすことなく、いろはの躰が残らず搾り取っていった。
「あぁっ、ひっ、ひぅっ、せんぱい、せんぱいぃ……んむっ、んむっ……」
いろはが泣きながら唇を重ねてくる。
抱きしめながら、それに応じた。
× × ×
「はっ、はっ、はっ……うぐぅっ……!」
「あひぃぁぁぁぁ……」
うつ伏せになったいろはの手を握り、体重をずっしりかけていろはの奥まで貫きながら、もう何度目か分からない射精をする。
「お腹……熱いよぉ……っ、先輩に身体つぶされるくらいに乗っかられるの、気持ち良いよぉ……っ」
「……っ」
この子は、やはりと言うかなんというか。筋金入りのドМらしい。おしおきおしおき言ってるしね。
実際、抽送しながらぐりぐりと身体を押し付けると、「あへぁぁ……っ」と情けなくて可愛い喘ぎ声を漏らして、膣内がきゅむきゅむと嬉しそうに締め付けてきた。今後が楽しみすぎてやばい。
朦朧としたままいろはの背中に覆いかぶさり、時計をちらりと見る。
「……もう、4時か……」
「……そんなに経ってたんですね……あはは……」
外はまだ暗いが、時間は既に早朝と言っていい時間だった。一度行為を終える度に僅かに休憩を置いて、もうこれで終わりかなと思ったタイミングで、まるで当番制にしているかのように必ずどちらかが相手を愛撫して誘いその気にさせて、延々と行為に及んでいた。
……ここまでハマってしまうとは、予想外だった……。
「なあ、いろは。そろそろ寝……あっ、うおぉ……っ」
寝ないか――と言おうとしたら、いろはががばっと起き上がって、膝立ちしていた俺に向き合い、にこっと笑ったかと思うと四つん這いになって肉棒を咥え込んできた。もう無理だ、無理だと思っていても、いろはの口の中で舌で転がされると、俺の睾丸がバカになってしまったのかと思うくらい、いとも簡単に勃起してしまう。
それは散々ヤった今でもそうだった。 あっと言う間にむくむくと大きくなり、それを確認したいろはがいやらしく目を細めて口を離す。その際に毎回鈴口にちゅっと口付けをするのがたまらない。
「ん……なんですか、何か言おうとしましたか?」
こ、こいつ……絶対わかって言ってるだろ……!
「えぇっと……その……次は、松葉崩しを試して良いか?」
初耳なのだろう、いろはがくりっと小首を傾げる。なんだよお前超可愛いな。
「それってどんなのですか?」
「えぇっと……」
入れる寸前の所まで、実際にやってみて説明。
「こんな感じ」
言うと、いろはが目をむいた。
「ド変態だー!」
「うるせぇ!」
結局、この後この体位で挿入した。いろはが思いの外気に入って、抜かずに3発。マジで死ぬかと思った。
× × ×
そこから数時間経って、お互い本当に体力が尽きて隣り合って寝そべっていた。
「……せんぱい、今度泊まりに行って良いですか?」
「おお、良いぞ。どんどん来てくれ」
なんだか気持ちが鷹揚としている。気持ちが大きくなりすぎて比企谷・D・八幡とか名乗れそう。
俺の言葉が嬉しかったのか、いろはがぱぁっと笑う。
「じゃあ……今日行きますね」
今日? え、今日?
「はえぇよ……明日学校だぞ?」
「じゃあ制服持っていきます。鞄も」
「待て待て、いきなり半同棲みたいなこと言い出すな。色々と心の準備が追い付かん」
「半同棲……はわわわ……」
「うぐ……」
茹でダコになったいろはす、略して茹ではすを久しぶりに見る。水がただ蒸発してるだけだなこれ。
会話が途切れている間も、天井を仰いでぼーっとしながらいろはの頭をぽんぽんと撫でていると……猛烈な視線を感じた。
「……どうした?」
いろはさん、なんだかすんごい幸せそう。
「えへへ……先輩。わたしが今まで磨いてきた女の武器、これからぜーんぶ先輩の為に使っちゃいますからね。メロメロにしちゃいますよ。……覚悟してくださいね」
「う……お……」
大ダメージ。
目を見ると恥ずかしくてしょうがないので、天井を仰いだまま言葉を返す。
「や、もうメロメ……あ、なんでもない。……俺も、その分頑張んなきゃな。お前がそんな風に努力してくれるんなら、それに見合うやつになんねぇ……と……?」
ああもう恥ずかしい……と思っていたら、隣がやけに熱いことに気付く。何事かと思ってすぐ横を見やると、いろはが頬に手を当てて耳まで真っ赤にしていた。今日はよく茹だってますね。
「はわわわ……先輩……!」
「うおっ!?」
いろはがものすごい勢いで上に乗っかってきた。軽いので何ともないが、単純にその勢いにびっくりする。
俺の胸におでこをこすりつけて、あうあう唸っている。
「……どうした」
頭を撫でながら聞くと、いろはがばっと顔を上げた。
「もう、もう、もう……っ! どうしてくれるんですかっ。あれだけ優しくされて、あれだけ気持ち良くしてもらって、更にそんなかっこいいこと言われたら……もう、先輩のことしか考えられないですよっ!」
「お、おう……っ」
あかん。
死ぬ。
何か茶化すようなことでも言わないと、恥ずかしさで死ぬ。そうだ、アメリカのハリケーンに女性の名前が付けられるのと同じノリで、日本の台風に男性の名前を付けるゲームを始めてみよう。ニュースで「今朝未明、台風『のぶお』が沖縄に上陸しました」とか言ってたら超シュールだよな……などと猛烈な勢いで現実逃避をしていたら、いろはのおでこが俺のおでこにこつんと当たった。
そして、ちゅっと優しく口付けをして、いろはが頬を赤らめて笑う。少し俯いて視線をこちらに向けているので、この距離なのに上目遣いになっていて鼓動が高鳴る。
「先輩のせいですからね、わたしがこうなったの」
「……っ! お前、それ……」
いつかのディスティニーランドの帰りの電車での会話を思い出す言葉に驚いていると、いろはが俺の耳元に口を寄せて囁く。
「責任、とってくださいね」
そして、俺のあざと可愛い後輩は、小悪魔めいた笑顔で微笑んだ。
「…………っ」
心臓が鷲掴みにされた。
直感で、きっと今のいろはの言葉と表情は、一生忘れないだろうと思った。
お返しにちゅっと口付けをすると、いろはが「んむぅ……っ」と小さく声を漏らして、心地良さそうに目を細めた。
「もちろんだ」
どんなに恥ずかしくても、これはきちんと目を見て言わねばと思い、しっかり見つめながら言うと、一色がまたしても茹だった。
「はわ……はわわわわわ……先輩……先輩……っ」
「あっ、おい、こら……っ」
いろはが目をきらきらさせて、更に強く抱き付く。
「えへへぇ……先輩、好きです、大好きです……っ」
「……俺も、好きだよ」
歯の浮くような言葉も、今は解禁で。多分これから毎日解禁しなくちゃならんのだけど。やだ、死んじゃう……。毎日がボジョレー。
幸せそうに笑ういろはを見て、これからの日々が今までよりもにぎやかで、楽しいものになる――そんな確信めいた予感がした。
……取り敢えず、今後の課題として……体力付けないとなぁ。
「? 先輩、どうしました?」
「ん、なんでもねぇよ」
いろはの髪をくしゃりと撫でると、ふにゃっと頬を緩めた……が、すぐに何かに気付いたのか目を見開いた。
「はっ! まさか、もうえっちなこと考えてるんですか!? 変態だー!」
「なんですぐそっちに持っていく!?」
「あ、でも先輩のほんとにおっきくなってますよ? やっぱりおサルさんですね」
「反論出来ねぇ……」
まったく。
この、あざと可愛い後輩である一色いろはと一緒に居れば、一生退屈しそうにないな――そう思った。
お終い。
いろはす編、これにて完結です。
長かったーーーーーーーー!!!
いろはの家に着いてからがまた長かった!!w
このエピソードを通じて濃厚な描写を掴んだと思っています。
この作品の連載当初から見てくださっている方は何度か後書きで見たかもしれませんが、いろはは書く前は「いや、この子全然掴めねぇ……どうしよう……」とものっすごく迷っていました。「比企谷八幡にも~」で取り敢えず書いてみた時も、まだうんうん唸っていました。本当に。
それがいざ書き始めたら……まさかこんなにエロく可愛くなるとは思いませんでした。
ああもう、本当にありがとう、いろは。
章タイトルから「(連載中)」の文字を取り除いた時、すごーく寂しくなりました。
アフターを書き始めるまで、1週間我慢出来たら良いなーと思います(笑)
何にせよ、これにて完結です!!
<リクエスト>
最近また感想でリクエストを書く人が増えてきました。リクエストは活動報告の方にお願いします。感想に書いても確実に忘れるので。
<氷菓>
間違えた、評価。
昨日1日で8人もの方に高評価を付けて頂きました。本当にありがとうございます。おかげさまでR-18作品の日間・週間・累計ランキング全てで1位になりました。嬉し過ぎて朝スクショしました笑
本当に、ありがとうございます。
さて、明日の分は誰を書こうか……。
火曜日も頑張りましょう。
それでは、また明日ここでお会いしましょう(^^)!
今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!