※この作品はR-18です。

俺ガイル 日常の何気ないエロス。   作:高橋徹

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エロ突入です。


(5)

現状を整理しよう。

 

べろんべろんの平塚先生と川崎が、なんかこっち来た。

 

よし、整理完了!

 

…雪ノ下よりも、俺の方がよっぽど貞操の危機。

 

 

「あの、え、先生?川崎?何してはりまんの?」

テンパり過ぎてキャラがブレた。

寝室の暖房が効いてる上に酒を呑んでるせいか、二人してブラトップなんですけども。

それにちょいちょいずれ落ちて見えてはいけない、いやむしろ見たい、いや見えてはいけないものが見えそうになっても、全然気にする様子が無い。羞恥心をどこに忘れて来たの?俺に預けてるの?

座ったまま、思わず後ずさりした。

…これ、ホラーとかサスペンスでよく見るシーンだな…。

…死亡フラグ…。

 

「お~い比企谷~遊ぼうぜ~?」

「いやですいやです」

あんたどこの中島だよ?野球もしねえぞ。

大声出すなり逃げだすなりしたいんだけど、ベッドの上の百合トリオを起こしたくはない。どうしたものか。

「まったく、人ん家で何やってんですか…って、うおっ!?」

正面から来る平塚先生にツッコんでたら、いつも間にか川崎が回り込んで俺にもたれかかって来た。

「なあ…比企谷はさあ、どんなのがタイプなんら?」

「…は?タイプ?何の話だ?」

近いでかい近い酒臭いでもその中にも良い匂い!

あと、まだ呂律が回ってない。

タイプってなんだ、ポケモン?なら間違いなく、あくタイプだけど。

「だ~か~ら~、タイプだよ、タイプ!女のタイプに決まってんらろ~!」

…ひでえ。なんだこいつ。

これが酒によるウザ絡みってやつか…。

って言うか、何でいつの間に腕を俺の腹と背中に回してるの川崎さん?

上目遣いやめて。理性が、理性が。

普段のあなたのキャラは何処に行ったの!

「いや、タイプなんて…あれ、平塚先生?」

どうにかこうにかはぐらかそうとしてしてたら、平塚先生が目の前まで来てた。やばい。

「比企谷…」

先生がぽそっと囁いた。

紅潮した顔、とろけた目、物欲しげに半分開いた口。

…この人、本当に綺麗だな。

…いや、生徒に本気の女の顔見せられても反応に困るんですけどね。

艶っぽい表情のまま、先生の口がゆっくりと開いた。

「…既成事実…」

「ばかやろう」

とんでもないことを囁いて、思い切りキス顔で迫って来た。ばかやろう。

先生だけど、思わずタメ口で罵ってしまった。

罵ってもキス顔やめないのかよ。思い切りしてやろうか全く。そんな度胸無いけどね!

先生の顔を手で必死に押さえてたら(口には触れてません、念の為。)、川崎が俺から手を離してぱたりと仰向けになって寝てしまった。お前自由過ぎるだろ…。

よし。何にせよ、一人切り抜けた。

後は今目の前に居るこの淫獣をどうするかだな…。

「なあ、比企谷~…私とじゃ、ダメか…?」

ちょっと涙目で言うのやめて!エロ可愛いしエロい。

どうしよう、本当に。正直俺の股間がもうやばい。

 

「…なあ、しよ…?」

「いや、だか…ら…」

先生がぽそりと囁いたかと思うと、ブラトップの両紐をはだけさせた。

俺が目を逸らすよりも速く、先生の豊満な胸が露になる。

目が離せなくなった。

結婚ネタで散々いじられてはいるが、それでもまだアラサー。身体の魅力はむしろ若い人よりも増しているのだろう。

この辺の年齢になってからの方が性欲が強くなる女の人もいるらしいし。

垂れることなくきちんと形を保っていて、且つ抜群のボリューム感を誇る乳房。

ピンと真っ直ぐ立った突起。

要するに、エロかった。

ごくりと息を呑む。

「どうだ…?」

「…あ、いや、その…綺麗…です…」

「そうか…嬉しい。触るか…?」

先生は優しく俺に誘いかけながら、俺の手を引っ張って自分の胸に触れさせた。

沈み込む指の心地良い感覚に、脳内の神経が焼け付くような感覚を覚える。

あまりの触り心地の良さに、手を引くのを完全に忘れてしまった。

『いざこう言う場面になったら、ビビりまくるんだろうな』なんて思ってたんだが、先生が優しくリードしてくれたこともあり、あまり緊張が無かった。

だから、先生の胸をガン見した。

…めっちゃ見た、めっちゃ。

「あんっ…もっと色々試して良いんだぞ…?その代わり私は…そーれっ!」

先生が息混じりの甘い声で、更なる誘惑をかけて来たと思った次の瞬間。

先生が、俺のズボンとパンツをずり下ろした。ものすごく楽しそうに。

「んおえっ!!?ちょ、ちょっと先生!?」

一瞬何が起きたか分からず反応が遅れたが、次の瞬間には身体を右回りに回して自分のモノを隠そうとした。

しかし、振り向いて逃げようとした先には、仰向けで寝ている川崎が居た。

そのことを忘れていたと不覚に思いながら、ぶつかるのを避けるため膝立ちで何とか無理やり止める。

「…あ」

結果、寝ている川崎の頬に俺の最大限に勃ったモノが押し付けられてしまった。

頬がぷにってした。ぷにって。

ぷよぷよって触ったらこんな感じなのかなあ。

俺が一瞬どうでも良いことを考えて現実逃避をしている間に、上半身を露にしたままの先生が後ろから抱き付いて来た。

「こ~らっ、逃げるなっ!」

声がものっすごい可愛いんですけど。え、なに、カップルが砂浜で追いかけっこしてるの?

そして背中にダイレクトに触れる感触がもう、もう。

この出っ張ってるやつは…アレですよね。

「う~ん…」

俺が固まっていると、川崎が寝言を言い始めた。起きたらまずい。

と思ったら、起きる様子は無い。

代わりに、俺と先生がいる左側へ寝返りを打ち、左腕を枕にする体勢になったかと思うと、

「あむっ」

「へ?」

俺のモノを、ごくごく自然に咥えた。

え?え?

 

<状況整理>

横向きに寝ている川崎。何か俺のモノをぱくっと咥えちゃった。

俺。股間もろ出しの膝立ち。

先生。ほぼ上裸で俺の背中に抱き付いている。

 

…はい?

 

あまりにぶっ飛んだ状況に思考回路がショートした。寸前ですらない、もう余裕でショートしてる。

背中と股間のあまりの気持ち良さに頭がおかしくなりそうだ。

もうだめだ、誰か俺に休みをくれ。50万もあればエジプトでゆっくり1年くらい過ごせるらしいから、俺はエジプトに行く。

そんなお金無いけど。

 

「んむぅ…んぐ、んぐ…」

川崎のやつ、俺のモノをアイスか何かと勘違いしたのか、幸せそうな顔をしながら口の中でもごもごと舐め始めた。

亀頭を丹念に舐められ、背筋にぞくぞくと快感が走り抜ける。

「お…い、川さ…きいぃ!?」

川崎に言葉を投げかけようとした瞬間、また違う場所、それも複数の場所から快感が襲って来た。

快感の原因を後ろに求めると、先生が俺に胸を押し付けたまま、息を微かに荒げながら俺の首筋に吸い付き、その左手は俺の玉を、右手はTシャツの中に滑り込ませて俺の左乳首をさわさわと触っていた。

…のっけから飛ばしすぎだろ?

心の中でのツッコミをかき消すように、先生は

「んむっ…ふむぅっ…比企谷…気持ち良いか…?」

と耳元で囁いて、湿り気のある息をそっと吹きかけて来た。

やばい。このままだとすぐにでも爆発してしまう。

四方から押し寄せる快感に身悶えしながらも堪えていると、ベッドの方から声がした。

 

「…んん、何か声がするなあ…あれ、お兄ちゃん?」

「んむぅ…あれ、小町ちゃん、どうかしたの?」

こちらの声に反応して起きた小町、そして小町が起きたことに反応して起きる由比ヶ浜。

…え、何この連鎖爆破?

考えろ、俺。ここからの選択一つで俺のその後の人生が大きく変わるぞ。今のところ95%くらいでバッドエンドだ。やったね!

幸い部屋は薄暗くて、アホっぽく寝ぼけている二人には何が起きているかはまず分からない。ってかこの部屋でまともに意識あんの俺だけかよ。5人起きてんのに。

何とかやり過ごすんだ…!

「お兄ちゃん、どうしたの~…?」

ものすごくテンプレなむにゃむにゃ声で、目をこすりながら俺の方を向いて来た。あれ、天使かな?

「ああ、ちょっと起きちまってな。なんでもねえ…よっ」

川崎、急に吸い付きを強めないで。お蔭で語尾に促音が付いちゃった。

「あれれ~…平塚先生と沙希ちゃんは…?」

お前の寝ぼけ声もテンプレ過ぎるぞ、由比ヶ浜。にしてもこの質問は更にやばい。

しかし二人が起きてるのには気付いていないようだ。なに、二人ともどんだけ寝ぼけてんの?今二人の目見たら多分『3』の字になってる。

「ああ、さっきからぐっすり寝て…る…ぞ…!?」

平然と言葉を返そうとしたら、急に来た。

川崎が亀頭を舐める速度を急に上げ、不規則に淫猥な音を立てながら舐り回して来る。

お前、アイス舐めるときのラストスパートっていつもこんなエロいの?周りに居る奴ら皆勃っちゃうよ?

それに加えて、平塚先生がさっきまで俺の乳首を刺激していた右手を俺の竿の方に回し、俺の射精を促すようにしごき上げて来た。

ぎゅっ、ぎゅっ、と一回一回丁寧に、それでいて絶頂に達するには丁度良い力加減でしごいてくる。

 

もう、我慢の限界だった。

 

「そっかー、お兄ちゃんも早く寝なよ?今日はたくさん遊んで疲れただろうし…むにゃむにゃ…」

「ヒッキー、折角だから明日もちょっとくらい皆で遊びたいね。そんじゃ、おやすみ、むにゃむにゃ…」

文尾がシンクロするってすげえなお前ら。

「ああ。おや…す…み…っ」

平静を装って、穏やかに答えた。

その言葉の途中で、川崎の口の中に大量の精をぶちまけながら。

ごびゅっ、どびゅるっ、ごぶっ、どぶっ、ごぶごぶっ…

今まで自分がしたどんな時よりも、強烈な勢いで射精された。

解放される寸前に、尿道を通る感触が如実に分かる程濃い精子。

しかも、一回一回出るリズムに合わせて、先生が手際良くしごき上げて来た。

先生はなに、サキュバスかなんかなの?

こんなのを口の中に出されたら、とてもじゃないがむせてしまうだろう…。

と、思っていたら、川崎はまるで水でも飲むかのようにあっさりと飲み干してしまった。

何で満足げな顔してんだお前…。

もっとも、口には幾分かだけ零したものがまとわり付いていたが。

やっとの思いで川崎の口からモノを引く抜くと、先生が『ふふ…たくさん出たな』と微笑みながら言って、少しへなっとなった竿をぱくっと咥え込んだ。

そして、ずぞぞぞっと音を立てて、尿道に僅かに残っていた分と、竿全体にうっすら付いていた分を残さず舐め上げ、吸い上げる。

くぱっ、とその艶っぽい唇から解放された時には、再び全開状態になってしまっていた。

 

異常極まる状態で射精させられて、その後更に舐め回されて完全復活させられる。

こんな流れで興奮が収まる訳も無く、俺は目の前にいる先生を逃がさぬように、両肩をがしっと掴んだ。

「先生…いいですよね?」

もう、ここまで来たら。

覚悟を括ったその時。

「ああ、いくらでも…いいぞ~…むにゃむにゃ…」

「え」

さあ、ここから…。と思った矢先。

先生が、俺に肩を掴まれたまま首をかくんと曲げ、急に穏やかで間抜けな顔になってそのまま寝てしまった。

「…」

ベッドの3人への気遣いが無かったら、先刻の小町と同様に『…はあああああ!!?』って言いたかった。マジで。

もし今先生の部屋で二人っきりとかだったら、起こす前に挿入して途中で起こして…みたいなえげつないことをしていたと思う。マジで。

まあそんな事をぐるぐる考えていてもしょうがない。

先生のブラトップの肩紐を上げ…る前にその胸を1分程揉んで、改めて肩紐を上げた。ご馳走様です。

そして、川崎の口周りを拭いた。朝起きたときのお前の口の中が心配でしょうがない。口にモンダミン入れたら、寝ながらでも勝手にうがいしてくんねえかな…。

そして二人を元の場所に戻し、毛布をかぶせて、最後に二人の頭にぺしっとチョップをした。いけない子たち!

…何でみんな、寝るときの文尾同じなのん?

 

 

「…さて、どうすっかな…」

小声で呟いた。

パンツとズボンはきちんと上げたのだが、いかんせんまだ野営状態だ。

さっきまで事に及んでた二人に挟まれて、このまますんなり寝られる気はしない。一人は寝てて、一人は酔ってたけど。

…これ、もはやノーカンでよくね?自分で言って悲しくなったもん。部活仲間と妹が目の前にいる状態って頭おかしいでしょ。泣く。戸塚に会いたい…。

少し落ち着こうと思い、寝室を出てリビングに行った。

そこまで明るくしないように気を付けながら電気を点け、気を紛らわそうとカーテンを開けて夜景が見える状態にして、ソファにふっと腰をかける。

時計を見たら、3時近くになっていた。

…あんだけ興奮する状況下で、一回出すまでに1時間近くかかってたのか…そりゃ噴火みたいに出るわな。

一人で納得しながら、窓の外の街並みに目を向けた。

時間も時間なので、明かりはぽつりぽつりとしか見えない。

アパートの明かりもあれば、コンビニのような24時間営業の店の明かりもあるだろう。

何となく、あの明かりの下で、今この瞬間にどんな人たちがどんな過ごし方をしているのだろうと思いを馳せた。

…僕は、卑猥な目にあってました。

 

 

一人で何とも言えない気分に浸っていると、リビングのドアがからりと開く音がした。

「…あら、比企谷君?」

「…雪ノ下」

流石に眠いのか、少しぽけっとした表情の雪ノ下がそこに居た。

「こんな時間にどうしたの?」

「ああ、一度起きたらちょっと目が冴えちまってな。お前は?」

「私は…その、由比ヶ浜さんと小町さんにあんまり抱き付かれるものだから、少し寝苦しくなって」

少しばかり苦味を帯びた顔で雪ノ下は笑った。

…小町と由比ヶ浜、明日は説教だな。ゆるゆりを継続するには加減が大事だときちんと伝えておこう。

「そうか。そいつはお気の毒に」

「あの二人は、まったく…。ふふ、楽しく過ごさせてもらってるから、まあ良いのだけれど」

良いんだ?大丈夫かい雪ノ下さん?選択ルート間違えないでね?他のルートは知らないけど。

「そうだわ、折角だから紅茶でも飲まない?淹れるわよ」

「おお、良いな。じゃあ頼む」

「はい」

慣れ親しんだ恋人のような、或いは仲の良い親子の様な会話に、何とも言えないむず痒さを覚える。

やはり雪ノ下と話すと、こう言う言葉少なに交わすやりとりが心地良い。

紅茶を淹れる雪ノ下の様子を眺めながら、つい頬が緩んでしまうのを感じた。

…ほんの10分前までしてたことを考えると、何かよく分からんが尋常でない罪悪感…。

そこから数分も経つと、雪ノ下がこちらに戻って来た。

「はい、どうぞ」

「おう、ありがと」

雪ノ下からティーカップを受け取ると、その琥珀色の小さな水面にそっと息を吹きかけた。

 

大した会話もしないが、穏やかで優しい時間。

お互い、表情は柔らかかった。

紅茶ももうじき飲み終わると言うタイミングで、雪ノ下が話しかけて来た。

「…ねえ、比企谷君」

「ん、なんだ?」

そう答え、残った紅茶をくいと口に流し込む。

 

 

「…一緒に、お風呂に入ってくれない?」

 

 

「…はい?」

口の右端から、流し込んだばかりの紅茶がほとんどそのまま流れ落ちた。

 

…新しいルートが、開放されました?

 

 

 

続く。

 

 




強引な展開にしつつ、どたばた感を出しつつ…。
書くのが楽しくなって、気付いたらめっちゃ時間が経ってました。明日は土曜出勤です(白目)

次回はゆきのんのターンです。アイディアはここから煮詰めます。


それでは、今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!
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