※この作品はR-18です。

俺ガイル 日常の何気ないエロス。   作:高橋徹

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このエピソードの最終話になります。


(7)

脱衣所に入ろうとすると、雪ノ下が不意に立ち止まった。

繋いでいた手に相対的にくんっと引っ張られ、少し仰け反る。

「?どうした?」

少しもじもじとしているのだが、廊下の窓は点けていないため薄暗く、その表情を窺うことは出来ない。

「…あ、その、先に脱いで入っていてもらえるかしら?その…いきなり目の前で裸になるのは…恥ずかしいの…」

やだ、この子可愛い。

「あ、ああ…分かった。じゃあ、すぐ済ませるから」

ぎこちなく答える。噛まないようにするのが精いっぱいだった。

繋いでいた手に汗が滲む。どちらがかいた汗なのか分からなかった。

慌てるようにぱっと手を離した時、無性に名残惜しいような気がした。薄暗がりの中に見えた雪ノ下の顔も、ほんの少し寂しそうに見えたのは気のせいだと思いたくなかった。

 

脱衣所に入ると、早速服を脱ぎにかかる。

「…。」

ふと、目に止まったのは、既に用意されて丁寧に畳まれている2枚のバスタオルだった。

これからしようとしている事を改めて実感して、思わず息を呑む。

…超速で脱ごう。

『ばばばっ』って言うマンガみたいな効果音を出しながら速攻で服を脱ぎ、几帳面な雪ノ下が不快に思わないように丁寧に脱いだ服を畳む。ただし超速で。

 

そして浴室のドアをからりと開ける。

入る間際に、

「雪ノ下ー、もう準備出来たぞ。先に入ってるからなー」

と、控えめな声で言った。

「ええ、わかったわ」

俺と同じく控えめな声で返事をする雪ノ下の声を聞くと、俺は浴室のドアを閉めた。

 

 

「…情けねえ」

思わず呟く。

タオルを腰に巻いて風呂椅子に腰をかけたのだが、状況を考えたらマイサンが元気になっていても何らおかしくはない。

しかし、緊張の為か…全っ然。全っ然だ。何の反応も無し。泣いちゃう。

これならまだ、小学校の時に勇気を出して話しかけた大人しそうな女の子の方が反応してくれていた。

おばけでも見たようなリアクションをして、涙目で逃げたっけな。

…いっけね、視界が滲んで来た。

セルフ墓穴堀りに興じていると、脱衣所に人影が現れた。

ごそごそと動くと、しゅるりと言う音が聞こえて来る。

音の大きさはほんの僅かだったのに、はっきりと聞き取れた。

なんで俺こんな神経過敏になってんの?狂経脈なの?龍鳴閃には気を付けよう。

 

間も無く、からりとドアを開ける音がすると、薄いタオル一枚を纏った雪ノ下が現れた。

一瞬、いや、数秒だろうか。

呼吸をするのを、忘れてしまった。

透き通るような白い肌の持ち主だなんて言うのは、出会った瞬間から分かっていた。

だが、いざこうやって全身を見ることが出来る状態になると、また一段と美しい。

身体のラインやくびれ、慎ましくもどこか色香を漂わせる胸元。

…これ、バスタオルを剥いだらどうなんの?って言うかこの後具体的にどうするの?

頭の中を色んな考えが巡った。10割邪念だけど。

「…あ、そ、その…」

ぽけーっと見惚れていると、雪ノ下が恥ずかしそうに口ごもった。

「?なに?」

「あ、あまりそんなに見つめないでもらえるかしら…は、恥ずかしいの。それに…」

え、なにこの照れ方。可愛過ぎるんだけど。本当に君、俺が知ってる雪ノ下さん?

あれ、何かこっちを見て…どこに目線を向けてんだ?

目線の先を追った。

…めっちゃ勃ってる☆

死にてえ…。

「…あ、えーと、いつからこうなってた…?」

あれ、死にたすぎて更に自分を追い込んじゃったよ、俺。

雪ノ下は顔を手で覆いながら、指の隙間から少しだけ、その綺麗な瞳を覗かせる。

「…あ、あなたが私のことを見つめてたら、視界の端にあったそれが段々と…」

…うーわっ、超死にてえ。

「…そうか」

いや、『…そうか』じゃねえよ、俺。何この最悪なスタート?

ってか、俺のってこんな大きかったか?今までこんな大きさになったの見たことねえよ?

「お、男の人って…皆そんな風になるの?」

「それは人によるかな。俺はいつもはここまで大きくならないって言うか、今まで一番大きくなってるみたい…って、あ」

口をボブスレーばりに滑らせてしまった。

『あ』の遅さと意味の無さが異常。

手で覆われた雪ノ下の顔が、更に赤くなるのが分かった。

 

「…で、どうするよ?」

浴室の入り口に立ったままの雪ノ下に呼び掛けると、ようやく顔を覆っていた手を下ろした。

「そうね…まずは」

そう言うと、俺のすぐ後ろに風呂椅子を持ってきて、腰を下ろした。

「え…あの…?」

うぶな後輩キャラみたいな声を出してしまった。純粋さが足りない。

がちがちに緊張している背中に、雪ノ下の額がこつんと当たった。

「ま、まずは、私があなたの身体を洗うから、その後は私の身体を洗ってもらえるかしら…」

そう言って、今度は両手を背中に添えて来た。

…これ、断れる男ってこの世に存在するのん?

「…が、がってんだ」

突然の江戸っ子登場。今日の俺はキャラがよくブレる。

雪ノ下が小さな声でふふっと笑うのが聞こえたかと思うと、その細い手が俺のすぐ脇に置いてあったボディソープの方へ伸びた。

 

お互い無言のまま、雪ノ下が黙々と俺の背中を洗う。

タオルを使えば良いのにと思ったが、実際始まって雪ノ下が俺の背中を手で丹念に撫で回して来ると…うん、別に手でも良いよね☆って思えて来た。むしろ素手推奨。

雪ノ下は男の背中に興味津々なのか、同じところを何度も何度も撫で回す。

ときどき脇の近くを通ると、くすぐったくて変な声が出てしまった。

マイサンは勿論、大使館前のデモ隊並に立ちっぱなし。あ、あれって座り込みもあるんだっけ。

必死で雑念を頭に入れ込んでいると、雪ノ下の声がした。息が背中にかかって少しぞくっとする。

「次…前を洗いたいから、こっちを向いてもらえるかしら」

声は震えていたが、確かな口調で告げる。

自分でちゃんと声になったのかも分からないような返事をしながら、ゆっくりと振り向いた。

互いに、タオルで大事なところを隠している。

…どうしよう、この状況?

すると、雪ノ下が顎に手をやり少し考える様子を見せ、こちらを向いた。

「この状態なら…お、お互いに洗い合えるわよね…?」

…すげえこと言ってきたー。

言葉を言い終えると同時に真っ赤になった。目を逸らした後ちらっとこっち向くのやめて。すげえどきどきするから。

しかし、見たい。それ以上に、見せた…い…間違えた、見たい。

「…そうだな」

乗ってみます。

「じゃ、じゃあ…」

雪ノ下がおずおずと、こっちのタオルに手を伸ばして来た。

え、脱がし合い?

しかし抵抗はせずに見守る。

太腿に乗せていただけのタオルは、あっさりと落ちた。

「…あ…」

雪ノ下が言葉を失った。

恥ずかしさで俺のモノから目を逸らすのかなと思ったけど、むしろ視線を縛られたかのようにじっと見つめている。

そして、俺のモノを凝視したまま、震える両手が伸びて来た。

右手が亀頭に、左手が竿の部分に触れる。

くすぐったさと気持ち良さが、同時に頭の中を駆け抜けた。

「…すご…い…」

口角がほんの僅かに上がり、うっすら微笑んでいるのが分かった。

今まで見たことの無いその表情に、心臓がおかしくなりそうなくらいにばくばくと鳴っている。

「…あのー、雪ノ下さん…?」

俺の呼びかけではっと我に返り、あっと言う間に顔が真っ赤になる。

猫ににゃーにゃーと話しかけている時に俺が声をかけた時と、少し反応が似ていた。

「あ…ご、ごめんなさい。じゃあ…」

そう言って、俺に身を委ねるかのように目を閉じて、手を自分の腿に置いた。

タオルの結び目に手を伸ばし、ゆっくりと解く。

解けたタオルが床にはらりと舞い落ちると、雪ノ下の肢体が露になる。

「う…お…」

思わず、感嘆の声が漏れた。

美しい。

その一言に尽きる。

全身を見て改めて感じる、透き通るような白い肌。

頬と唇の色合いの違う朱色が更に映える。

俺の視線は目を閉じていても感じるのか、雪ノ下はもどかしそうに内股をもぞもぞとさせた。

「じゃ、お互いに洗うか」

「ええ…」

まず俺が、そして次に雪ノ下が、手にボディソープを付けた。

俺は雪ノ下の胸を、雪ノ下は俺のモノを、全く同時に触った。

「――――――――!!?」

互いに、背筋をぶるぶると震わせて言葉を失った。

互いに刺激を与え合っただけで、こんなにも気持ちが良いのか。

ならば、この先は、一体どうなってしまうんだろう。

期待と不安と興奮が、頭の中でごちゃ混ぜになった。

「…ひ、比企谷…くん…」

「雪ノ下…」

吸い込まれるように唇を重ねた。

雪ノ下の手は、いつの間にか俺の背中に回されている。

顔が見たかったのはお互い様だったのか、どちらもうっすらと目を開けて、相手の表情を確認する。

舌を絡め合う度に、頭の中で火花の様な物が何度も明滅して、思考が麻痺して行った。

そこから、手を徐々に動かし始めた。

柔らかさを楽しむように揉みほぐす度、雪ノ下は可愛らしくびくんびくんと震える。

しばらくその感触を楽しんだ後、指を突起に近付けて行った。

何が起きるか分かったのか、雪ノ下は一瞬目が動揺で泳ぐ。

どうなるか楽しみだなんて思いながら、両方の突起をきゅっと摘まんだ。

「~~~!!」

キスをしている為大きな声を上げることは無いが、口の中でくぐもった甘い声が響き、直接脳内に雪ノ下の声が届くような錯覚を覚えた。

「んんっ…んむぅっ…んんんん…」

突起を摘ままれながら、俺を抱きしめる力を強くして、必死で甘えるように舌をねじ込んで来る雪ノ下。

俺のモノは密着した彼女のお腹に擦れ、彼女が身を捩る度に裏筋がぐちゅぐちゅといやらしい音を立てる。

興奮の余り、頭がどうにかなりそうだった。

「…んあっ、比企谷くん…比企谷くん…」

一度唇を離すと、蕩けた瞳で俺を見つめ、何度も名前を呼んで来る。

胸にやっていた手を背中に回し、雪ノ下をぎゅっと抱き締めた。

俺の耳元でも何度も何度も名前を呼んで来て、その度に俺のモノがびくっと反応した。

「比企谷…くん…ここも…触って…?」

一度シャワーで互いの体のボディソープを洗い流すと、雪ノ下が少しだけお腹を凹ませ、腰をこちらに突き出した。

…ここに、俺のを挿れるんだな…。

この後どこまで行くのか分からないが、きっとそうなるんだろう。

そんな風に考えて、ぞくっとした感覚を覚えた。

俺は無言のまま、綺麗なピンク色をした割れ目に指を伸ばす。

中指で、そっと表面を撫でた。

「ひんっ…」

少し高めの声を上げて、雪ノ下がぶるっと震える。

その反応を楽しむように何度も表面に指を這わせると、その度に雪ノ下は分かりやすいくらい大きく震えた。

少し指を離せば意図を引く程に濡れてねばついた秘部に、そっと中指を入れる。

「んんっ…!」

悲鳴にも似た喘ぎ声を上げると、声を出したくなかったのか、雪ノ下は俺の首筋に噛み付くかのように口付けをして来た。

思わぬ反撃に、背筋がぞくぞくとする。

それでも負けずに、中指を膣内で折り曲げると、膣肉が指をきゅうきゅうと締め付けて来た。

「~~~っ」

首筋に吸い付いていた雪ノ下の顔が弾けるように遠ざかる。

背中を仰け反らせ、天を仰ぐかのように顔を上に向けた。

一瞬見えた顔は、快感と羞恥で蕩けてしまい、目には涙が浮かんでいた。

首筋を俺の目の前に完全に晒したいる状態を見て、俺はお返しと言わんばかりに雪ノ下の喉仏の辺りに吸い付いた。

「!?だめ、比企谷くん、そこ、だめ…んんんん…!!」

俺を首から引き離そうにも密着していてそれも叶わず、自分の中でどんどん動きを大きく激しくして行く中指によって快感の波が幾度と無く頭の中に叩き付けられて、雪ノ下の言葉はどんどん理性を失って、徐々に幼く、可愛らしくなって行く。

「んぐぅっ…比企、谷、くん…だめっ…ひぐぅっ…だめ…お願いらから…ゆるして…もうこれ以上は…ひんっ…もう、だめ、だめだめ、だめ………んああっ!!」

膣に入れていた中指を一度大きく反らせ、肉をかき分けるようにぎゅっと折り曲げると、雪ノ下の細い肢体が弾ける様に大きく跳ね、静かに、痙攣した。

 

「…あぅっ、はっ、はっ、んんっ、んっ…」

惚けた目でこちらを見つめては、まるでおねだりをする子どもの様に甘えてすり寄ってくる。

軽く唇を重ねると、不満げな顔になりもう一度迫って来る。

舌で口の中をかき回してやると、それはもう幸せそうな表情で笑顔を浮かべてそれに応える。

もはや我慢の限界だった。もう、大丈夫だろう。

「雪ノ下…挿れるぞ」

雪ノ下の頬に右手を添えながら言うと、言葉を発さぬままに、こくんと小さく頷いた。

 

 

俺と雪ノ下が持っていたタオルを重ねて、ささやかながらクッションにする。

そこに寝転がろうと雪ノ下が四つん這いで向かう。

その後ろ姿…と言うよりもお尻を見て、俺は思わず手を伸ばした。

「!?」

がしっと両手でお尻を掴まれ、一瞬驚く雪ノ下。

だがそんな彼女にお構いなしに、彼女の秘部へ指を挿れる。

しかも今度は、中指に加え薬指も挿れた。

俺の指2本をあっさりと受け入れた雪ノ下の膣は、入り口はぐちょぐちょに濡れていながら、中は先程以上にいやらしくきゅうきゅうと締め付けてくる。

その感触だけで、俺がイってしまいそうだった。

指を大きく曲げて伸ばしてを往復させると、雪ノ下は顔を床に伏せてぶるぶると震えながら、何度も何度も絶頂に達した。

3回目の絶頂にもうすぐ達すると言う時に、小さな喘ぎ声で『にゃぁぁぁ…』と鳴いたのが、また更に興奮を煽り立てた。

 

本番前にくたくたになってしまった雪ノ下が、ようやく所定の位置に付いて仰向けに寝た。

「全く…忘れたの?これでも私、体力だけは全く無いのよ」

「あ」

そうだった…。

ってか、何でそれを自慢げに言ったの?そんな恥ずかしさMAXの体勢で。

「しょうがないわね…。…だから」

手を膝の裏に回すと、ゆっくりと足を開いて、

「あなたの手で…めちゃくちゃにして?」

 

俺の中に僅かに残っていた理性の残滓が、音も立てずにちぎれ飛んだ。

 

 

雪ノ下の頭の後ろに手を回す配慮だけすると、俺のモノをゆっくりと、しかし決して止めずに、ずぶずぶと突き入れた。

最初は痛みを感じていたようだったが、何度もキスをして舌を絡めた後、突起を口と指でいじめる様に愛撫すると、どんどん甘い声を出して行った。

雪ノ下の手は俺の首の後ろに、細長い足は俺の腰に回され、身体を限界まで密着させる。

徐々に腰を打ち付けるスピードを速め、快感を高めて行くと、雪ノ下の思考能力がどんどん削り取られて行くのが分かった。

「んあぅっ!あ…かはっ…ひんっ!あぅ…あ…比企谷くん…あぐぅっ…好き…もっと…もっろちょうらい…」

涙を流しながら、呂律も回らぬままにもっともっとと懇願して来る彼女は、普段の理知的な印象など完全に吹き飛んでいて、ひどくみっともなくて、色気にまみれていて、そして。

どこまでも、愛おしかった。

腰を大きく引いて全力で打ち付けると、彼女は嬉しそうに、だけど少し控えめな声で、甘い鳴き声を上げた。

 

恐らく10分程経過しただろうか。

雪ノ下はもう、まともに声を上げることすら出来なくなっていた。

まぐわっている間も何度も絶頂に達し、その度に俺のモノはぎちぎちと締め付けられていた。

俺も、もう限界がすぐそこまで来ていた。

「雪ノ下…俺、そろそろ…」

俺の言葉が聞こえたからか、目に光が戻る。

「…いいわよ。出して…」

そこには、口調も表情も、いつもの調子に戻った彼女がいた。

しっかりと記憶に残るようにして、受け止めたかったのだろうか。

俺は再び唇をゆっくりと重ねると、再び腰の動きを速めた。

「…出る、出す、出すぞ…雪乃…!!!」

 

「―――――――――」

 

一瞬、目の前の視界が白く霞んだように思えた。

俺が大量の精を雪乃の子宮に叩き付けるように流し込むと同時に、雪乃の意識はぷつりと途絶えた。

 

 

しばらく休憩をした後、俺と雪ノ下は同じ湯船に遣っていた。

俺が後ろで、俺の股座に雪ノ下が座るような体勢にしている。

「…今度、いえ、出来たら今夜にでも…」

「ん?」

ぽそっと呟いた雪ノ下に、彼女の頭を撫でながら返答する。

すると、彼女はこちらにゆっくりと振り向いた。

「また、ここに来てくれないかしら…?今度はベッドでしたいし、その、声を我慢せずに…したいの」

…なんつうエロいことを言い出してんだ。

しかしこの言葉を聞いてようやく、何故ここまでして声を抑えようとしていたのかが分かった。

ま、そりゃそうだよな。

…っつかやばい、今の聞いてまた勃っちまった…。

「…ああ、行くよ。また『にゃぁぁぁ…』って言う可愛い鳴き声、聞きたいしな」

「…!」

予想通り、いや、予想以上に、顔が真っ赤になった。くっそ可愛いなもう…。

「…この、変態…。」

「へーへー、変態でございますよ」

「今もこんなにして…」

そう言ったかと思うと、背中をよじって、俺のモノを擦り上げて来た。

…バレてたー。そりゃそうですよね。

「…ああっと…もう一回ヤリたいんだけど、いいか?」

「…」

雪ノ下は前を向いて俺からその表情が見えないようにすると、こくんと頷いた。

 

 

その後、浴槽の中で立って、雪ノ下は浴槽の縁に手を乗せて俺に尻を突き出す姿勢を取り、後ろから挿れた。

先程とは違う角度で挿れられたことでまた違う快感が生じたのか、一瞬で背筋を仰け反らせる。

声を抑えられないと思ったのか、俺に口を塞いでとせがんで来た。

自分で押さえられるだろうと思ったが、ここはそっちのが興奮するよななどと冷静に考えながら、左手の人差し指・中指・薬指を雪ノ下の口にねじ込んだ。

あまりに熱心にしゃぶられたせいか、俺のモノが2回目とは思えない程に大きくなる。

程なくして、2発目の精を雪ノ下の子宮に流し込んだ。

 

 

風呂から上がったものの、すぐに寝室に戻って寝られる程冷静にはなっていないと言うことで、俺たちはもう一度リビングのソファに並んで腰かけていた。

雪ノ下が、風呂に入る前と同じように手をすすすと近付けて、俺が拒否しないことを確認すると、安心したように手を重ねて来た。

「…また、してる時だけで良いから…名前で呼んでね」

そう言って、俺の手をきゅっと優しく握る。

「…おう」

言葉少なに答えて、そっと握り返した。

 

 

朝になると、由比ヶ浜と小町はいつも通りの様子で起きていた。

しかし川崎は、俺のことを見ると昨夜の記憶がどこまで本当だったのかとか、口の中に残っていたあの苦い液体はまさかとか色々考えたのか、俺を見るとただただ顔を真っ赤にして俯いて、黙りこくってしまった。何この顔、いじめたくなる。

 

平塚先生は、語調と表情で全力で謝罪の意を表しながら、『…すまない』とものすごい神妙な面持ちで謝ってきた。大丈夫ですよとさらりと言うと、『かくなる上は責任を…』と言って迫って来たので、それをやんわり受け流した。どうも、あっさり許しても向こうが納得しなそうだったので、その内お詫びとしてその胸でやってくださいって冗談のつもりで言ったら、結構満更でもない顔をされた。あれ、どうしよう。『場所は…学校の男子トイレの個室が良いか?』ってものすごく具体的に聞かれた。ほんとにどうしよう。恥じらいながら言ってて可愛いけど、セリフえげつないですからね?

 

 

「ああそうだ、比企谷くん」

皆で雪ノ下の家を出るとき、最後に靴を履いていると、不意に呼び止められた。

「なんだ…よ…」

後ろを向くと、一瞬の隙に唇を奪われた。

さっと離れると、皆には聞こえないような小さい声で

「…また、今夜ね?」

と言い、可愛らしくも少し艶っぽさを孕んだ微笑みを浮かべた。

「…ああ、連絡する」

そう言って、雪ノ下の家を出た。

 

 

…ああ、誰も見ていないなら、全力でにやけて悶え転げまわりたい。

絶対、気持ち悪いけど。

 

 

 

お終い。




風呂敷を広げ過ぎた感がありました。中々のペースで書いて、丸一週間かかるとは…。
お楽しみ頂けたでしょうか!

色々な小説を読んで、ここで試行錯誤をして、ちょっとずつ描写を勉強しています。
今回のお話は、細かい所をなるべく事細かに!エロく!と頑張ってみました。皆さんの目にどう映りましたでしょうか。

この後は、また短めのエピソードに戻ってちょこちょこと書いて行こうと思います。アイディアはもりもり。ただただ、書く時間が足りません←


それでは、今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!
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