ベンチに座って、ひと呼吸置く。
まだ早朝と呼べる時間帯だし、仮に人が通ってもここからは距離があるから、もし人がこちらに近付いてきてもすぐに身だしなみを整える事は出来る。……存分に楽しみたいが故の、全身全霊の予防線を貼る作業だ。
周りに視線を巡らせながら、ズボンとパンツを同時にずるりと脱ぐ。めぐり先輩が「ひゃわ……っ」と小さな声を上げたけど今は気にしない。可愛すぎて死ぬかと思ったけど気にしない。
「先輩、ここ……座ってください」
ズボンを尻の下に敷いて足を開き、真ん中にめぐり先輩が入り込むスペースを確保して、ゆっくりと視線で促す。
「ん……」
熱に浮かされてぽへっとした顔をしためぐり先輩がこくりと頷いて、ゆっくりと腰を下ろした。冬の外気に晒されながらも火山のような熱を保って屹立している肉棒の横から、しゃがみこんだめぐり先輩の顔がひょいと覗き込んできた。
「それじゃ、まずは……」
「う、うん……」
めぐり先輩の目が虚ろなのを気にしつつも、どこから舐めてもらおうかと思っていると――突然、亀頭がぱくりと飲み込まれた。口腔の湿り気とぬめりに下半身が痺れる。
「ちょ、ちょっと、先輩……っ!?」
「んちゅっ、ちゅぷっ、ちゅるる、ちゅりゅ、くぷくぷ、んふぅぅぅ……っ」
めぐり先輩が虚ろな目をしたまま、頬をすぼめて亀頭をしゃぶる。早朝の澄んだ空気の中に卑猥なすすり音が響く。
興奮で膝をがくがく震わせながらめぐり先輩の頭を掴んで引き離そうとすると、
「んふぅぁぁぁぁ……っ」
「……っ」
淫猥な吐息を漏らしながら、めぐり先輩がОの字に窄めた唇で亀頭を締め付けてきた。引き離す動作が自分で快感を増幅させる動作になってしまい、ぞわぞわとした感覚が背中を駆け抜ける。めぐり先輩の喉奥に肉棒を突き立てたい強烈な欲求に駆られたが、それを何とか抑えた。
ずるりと引き離すと、亀頭とめぐり先輩のかぽっと開けた口との間に幾本もの糸が伸びて、思い思いの速度で落下していく。
「せ、先輩、いきなり何やってんですか……っ」
息を荒げながら、めぐり先輩の髪を撫でて叱る。めぐり先輩はハッとして、頬を真っ赤に染めて俺の手の甲に自分の手を重ねた。
「ご、ごめんね……? 比企谷くんが望もうようにって思ってたのに……いざ目の前にしたら、なんか我慢出来なくなっちゃっ……て……っ」
言いながら、めぐり先輩が再び口を艶かしく開けて、物欲しそうに舌を垂らして亀頭に顔を寄せる。
「ちょ、ちょっと……っ」
予想外にも程があった。
あの、ピュアで天使そのものだっためぐり先輩が……まさか、こんなに淫猥になるだなんて。
最高。
や、そうじゃなくて。
どうするのが良いかと、考えを巡らせる。
「…………」
……このままでは、無理はさせないようにする為に仕切り直した意味が無くなってしまう。
「せ、先輩……っ」
「んはぁっ……?」
頭をがしっと掴んで、口淫の進撃を食い止める。先輩はまたスイッチが入ってしまったようで、「どうして止めるの?」と言わんばかりの表情で首を傾げて、舌をちろちろと悩ましげに動かしている。
「……ちゃんと言うこと聞かないと、またウォーキングに戻っちゃいますよ」
「……あっ……」
寂しげな声を漏らして、めぐり先輩が舌を口にしまって、唇を引き結ぶ。やがて口をゆっくり開いて中にある赤い舌を覗かせると、首をふるふると振った。
「そ……それは、やだ、だめ……。ごめんなさい、ちゃんと言うこと聞くから……許して……ね……?」
「……っ」
あ、あれ、別にめぐり先輩が謝ることでも無い気がするんだけどな……なんでこんな従順になってんのかな……。い、いかん、何かに目覚めそうだ。
めぐり先輩は肉棒の裏側に顔をうずめて、竿の根元の裏筋に緩慢な動きで舌をちろちろと這わせながら亀頭をゆっくりと撫で回している。
「ごめ……んっ……ちゅく、くちゅくちゅ……許し……て……っ」
必死で奉仕してくれる姿が、何ともいじらしくて、可愛くて、愛おしくて――いじめたくなってしまう。だけど今は我慢。めぐり先輩にどれくらいやっていいのか、まだ分からないし。
取り敢えず、感想を述べよう。
「……それめっちゃ良いです」
めぐり先輩が謝罪の意を込めてやっていた行為ではあるのだけど。俺はこれでイクことは無いだろうけれど気持ち良いからずっとやってほしいし、めぐり先輩もあごが痛くならないであろうやり方だったので、最初に取り組むやり方としてはベストに近い選択だった。
「んふぅっ……本当?」
めぐり先輩が嬉しそうに目を細める。あーもうほんと家に持ち帰りたい。……真剣に検討するべきだろうか。
「ほんとです、すげえ気持い良いです」
「許してくれる……?」
「余裕で許しますよ。てか最初から責める気は無いですよ」
言うと、めぐり先輩が目をぱちくりとさせて、口を離した。
「そっか……比企谷くん、優しいね」
「や、別にそんなことは――」
言いかけたところで、めぐり先輩が鈴口にちゅっと口付けをする。固まっていると、めぐり先輩はにっこり微笑んで、そのまま舌を亀頭の裏筋に押し当てて、竿に手を当ててつつつと根元まで舌を滑らせていった。
「おぉぉぉ……っ」
極楽のごとき快感に身体を震わせると、めぐり先輩が上目遣いで嬉しそうに目を細めた。
「じゃあ……これ、いっぱいしてあげるね」
「お、お願い、します……っ」
これから確実に訪れる天国の予感に心を躍らせながら、めぐり先輩の頭をくしゃりと撫でた。
× × ×
「ちろちろ、ちゅく、ちゅぷ、ぷちゅ、ちゅるる、んふぅっ、ちゅっ、ちゅっ、ぴちゃぴちゃ……んはぁっ」
「あっ、うっ、くぅっ、おっ、おぉっ、うぁぁ……っ」
情けない声を際限なく漏らしてしまう。
めぐり先輩は俺の反応を具に観察して、健気に気持ち良いところを探ってくれる。どうしてほしいかと何度も聞いては、求めたことを忠実にやってくれる。天国としか言いようがなかった。
その努力の甲斐あってか、時間を追うごとに凄まじい勢いで快感が増してくる。今は陰嚢に吸い付いて、口の中でころころと転がされていた。
「んっ、んふぅっ、ちゅっ、ちゅぷぷっ、ちゅぱっ……んはぁっ」
めぐり先輩のせわしない息遣いに、唾液にまみれた陰毛がそよぐ。めぐり先輩の唾液が尻まで伝ってひんやりして、この人がどれだけ一生懸命舐めてくれているのかが分かった。
「先輩……、そろそろ、もう一度咥えてみますか?」
「ん……っ」
亀頭の裏にざらりとした舌をめいっぱい這わせて舐り回しながら、めぐり先輩がこくりと頷いた。
続く。
めぐりんでした。順調にエロめぐりんに……。
この後のシーンが1話分近くになったので、半端ではありますが区切りました。
何気に30話の大台に乗りました……!読み返すことをほとんどせずに書きまくっているので、自分が書いた話を一気に読んでみようかと思う日は来るのかなー……と、たまに考えたりします。まだしばらく先になりそうですが。
<お知らせ>
明日、仕事の後ちょっと遠出をするのでお休みします。仕事後の時間が用事でがっつり費やすので、厳しそうです。楽しみにして頂いている方には申し訳無いですがよろしくお願いします!
それでは、また「明後日」ここでお会いしましょう(^^)!
今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!