「ほら、先輩、きちんと綺麗にしてください」
「あ、う、うぅ……」
射精を終えて尚隆起したままの肉棒に、めぐり先輩の顔をぐぐぐと引き寄せる。めぐり先輩は顔を逸らしながらも熱に惚けた視線を肉棒に送っていて、顔を寄せるにつれ徐々に正面を向いて、やがて肉棒を目の前から見つめる体勢になった。
「ほら、舌出してください。じゃないと綺麗に出来ませんよ」
「あ、比企谷……くんっ、そんな……うぅ……」
めぐり先輩をいじめる楽しさというものが分かってきた自分を認識して、俄かにぞくぞくし始めた。
めぐり先輩の鼻に亀頭が当たる寸前まで顔を引き寄せると、めぐり先輩は観念したのか恥ずかしそうに舌をちろりと出した。
「んっ……ちゅぴ、ちゅっ、ちゅるっ……」
「うっ……くぅっ……」
鈴口を舌先で様子を見るようにつつかれて、ゆっくりと口付けされる。味見するかのように亀頭に口付けするめぐり先輩の目が、ゆっくりと艶を帯び始めた。
「それ、すげぇ良いです。今度は自分が思うように綺麗にしてみてください」
「え……う、うん……」
頭を撫でながら言うと、めぐり先輩は眉根を寄せて困った顔をしながらも、鈴口を再び舌先でつついて、竿に手を添えるとそのままゆっくりと亀頭の裏から竿を伝って陰嚢まで舌を這わせた。
「んふぅっ、んんっ、ちゅぴっ、ちゅぷぷ、ちゅろろろ……ん、んっく、あむ、あむ、あむ……」
「うぐっ……」
陰嚢を口の中で転がされて、ふと気付く。
……これ、お掃除じゃないんじゃなかろうか。
めぐり先輩の顔を見てみる。
「んっ、ふぅんっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅぴ、ちゅぽっ……」
……ものすごく、うっとりしてらっしゃる。
めぐり先輩、もしかして……スイッチが入ったんじゃなかろうか。
「あ、あの~……先輩?」
寝起きドッキリばりのそろりとした声音で、めぐり先輩に呼びかける。
「んっ、んふぅっ……うん? なぁに? どうしたの?」
亀頭を念入りに舐めていためぐり先輩が、数秒遅れてようやく反応する。しかしその様子もどこかいつもとは違って、なんとなくぽわんとした表情をしていて……何となく、ああ、これが女の人が発情した顔なのか、と、そう思った。
しかし、どうしたものか。取り敢えず、綺麗にしてもらうという最初の目的は果たすか。そのためにはめぐり先輩に一度歯止めをかけてもらわないと。
「えぇっと……めぐり先輩? そんなに念入りに舐められると……その、またやばくなるんで、それくらいで十分ですよ?」
「あぁっ……また、先っぽからぁ……っ」
「え」
めぐり先輩がうっとりと間延びした声を出して、鈴口に目をやる。そこには、めぐり先輩の度重なる口淫により再びカウパーがぷっくりと滲んでいた。
「綺麗に……しなきゃ、ね?」
「ちょ、ちょっと……っ」
明らかに様子がおかしいめぐり先輩に戸惑う。いくらなんでも、こんなに変わるもんなのか……?
めぐり先輩はおもむろに口をぱっくりと縦に開いて、
「……あむっ」
亀頭に、かぶりついた。
「んっ、んぐんぐっ、ちゅる、ぢゅるる、じゅぷっ、じゅぷぷ……」
亀頭を丸々咥えられて、熱く湿った口内でめぐり先輩の舌が鈴口を幾度と無くつつき、撫で、舐り回している。
「せ、先輩っ、だから……っ」
めぐり先輩の頭を掴んで、何とか引き離す。
「んふぅぅ……っ、比企谷くん、まだ、綺麗にしなきゃいけないよ……? いくら舐めても出てくる……」
「うぐ……」
めぐり先輩の熱い眼差しが、凝りもせずカウパーを浮かばせている鈴口に向けられている。
「それに……やっぱり、これ、この味……好き……っ」
「え――」
一瞬、頭が真っ白になった。
俺がそんな状態になっても尚、めぐり先輩は言葉を続ける。
「ほら、ね? 綺麗にしなきゃ……」
艶っぽく微笑んで、めぐり先輩が俺の手を掴み、俺の太腿の上に乗せて固定する。
「ほら、綺麗にしよ……っ?」
俺が返事をするのを待ちもせずに、めぐり先輩はもう一度肉棒を咥え込んで……今度は、一気に喉奥まで咥え込んで来た。めぐり先輩の口内を犯す感触にぞわぞわとした快感が走る。
「んっ……おごっ……」
めぐり先輩が頬をすぼめて、喉奥に亀頭を当てた状態で苦しそうに、でもどこか嬉しそうに呻く。めぐり先輩の熱い鼻息が恥毛をそよがせて、本当に喉奥まで咥えているのだという実感が視覚から叩き込まれる。
「せ、先輩、これ、ほんとに……っ」
一気に込み上げてきた射精の衝動に身悶えしながら、めぐり先輩に何とか歯止めをかけようと身を捩るけれど……めぐり先輩はそんな俺の抵抗を意に介さず、俺の手をがっちり掴んだまま動こうとしない。そのため、俺が抵抗のため身を捩った行為は、めぐり先輩の口内に肉茎を擦り付けて快感を助長させるだけに終わった。
「おごっ……んぐっ、じゅるっ、じゅっぷ、じゅぷぷぷ、ぐぽんっ、ぐぽんっ、ぢゅろろろろろ……っ」
めぐり先輩が口内の肉棒をぬめった舌で蹂躙しながら、ゆっくりと口を上下に動かす。
……ああ、もう、これはダメそうだ……。
「せ、先輩、俺、また出ます、これ、やばいっ、出ます、出ます、出ます……っ」
言うと、めぐり先輩が顔をこちらに向けて……その瞳が、妖しく光った。不安が過ぎった次の瞬間、めぐり先輩が一気に肉棒から口を離し、そこからぐぽんっと奥まで咥え込んだ。そこから止まることなく、唇を強烈にすぼめながらピストンを始める。
「じゅっぷ、ぐぷっ、じゅぽんっ、ごぷっ、んふぅっ、じゅるる、んふぁっ、んぐぅぅ……っ」
めぐり先輩が肉棒を一心不乱に舐る姿を見て、この人は本当にあのめぐり先輩なのかという疑問さえ湧く。けれどそんな疑問も、込み上げる欲望にあっと言う間に押し流された。
「あっ、もう、出っ、る……っ」
引き抜きにかかっていためぐり先輩の頭を掴んで、熱く滾った口内にずぐんと肉棒を突き立てる。めぐり先輩が目を明滅させながらも口内をぎゅっと締めると、身体中が強張って、下半身が決壊した。
「うぐっ、もう、イっ――」
言葉を最後まで紡ぐことも叶わずに。
めぐり先輩の口内に、夥しい量の白濁を撒き散らした。
「んっ、んっ、んっ、んっ……」
先程の射精とさほど変わらない勢いで噴き出したにも関わらず、めぐり先輩は蕩けた表情のまま、ゆっくりと飲み込んでいる。
「ふぅぅぅぅぅ……っ」
短時間で2度、それも自分でした時とは比べ物にならない程の量の白濁液を吐き出して、身体の底から力が抜ける。
……結局、お掃除のつもりがもう一度抜いてもらってしまった。しかもさっきよりも積極的に責められての射精だ。正直、もう何が何だか分からない。
「先輩……まだちょっと先に残ってると思いますから、吸い出してくれますか……」
気だるげな声でお願いしてめぐり先輩の頭を撫でると、嬉しそうに目を細めてちゅるちゅると鈴口から残りの白濁を吸い取ってくれた。
× × ×
「うぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ…………………………………………」
可愛い唸り声が聞こえます。
子犬でしょうか、子猫でしょうか。
いいえ、めぐり先輩です。
現在、めぐり先輩は同じベンチに座って、両手で顔を覆って全力で恥ずかしがっていた。それはもう、全力で。しかしそれでも身体はぴたりと俺にくっついてるもんだから、もうどうしたら良いのか分からない。
――あの後、めぐり先輩が口を離した後の会話。
「……ぷはぁっ」
口を離しためぐり先輩は、うっとりとした顔をしたままだ。
「先輩……先輩がまさか、あんなに積極的にしてくれるとは思いませんでした」
「え、あ、あ……あれ?」
「? 先輩?」
めぐり先輩が突然として、目をぱちくりしたかと思うときょろきょろし始めた。
「あ、わ、わたし、今、もしかして、すごい、恥ずかしいこと……して、た……?」
気まずそうに笑って、唇を震わせている。
……急に、どうしたんだ?
「え、何言ってるんですかもう。まさか覚えてない訳じゃないですよね」
笑いながら言うと、めぐり先輩の顔が茹でダコのように真っ赤になった。
「あ、や、その、覚えてる……けど、あれ? わたし、本当に、あんなこと……」
「しましたしました。めっちゃしてくれました。まさかあそこまでしてくれるとは……嬉しい意味での予想外でした。戸惑いはしましたけど、でも、最高でしたよ」
全力で褒めたつもりで言うと、めぐり先輩の目がぐるぐる回り出した。
「あ、あぅ、あぅぅぅ……」
「? 先輩?」
「はわわわわわわ……………………て、て、て……」
「? て?」
立ち上がりながら妙なことを言い出しためぐり先輩の言葉を繰り返すと、
「うぅぅぅぅぅぅぅぅぅ…………………………手、洗ってくるーーーーーーーーーーーっ!」
「あ、先輩? ちょ、えぇっ?」
近くにあったトイレに、転んだら3回転くらいしてしまいそうな勢いで駆け込んでいった。
そして、今。
恥ずかしがってるめぐり先輩が、超可愛い。
や、そうじゃなくて。
「あうぅぅぅぅぅぅぅぅ…………………………」
……どうやらめぐり先輩、さっきの(恐らく2回目の)自分が相当夢中になって……所謂トランス状態になって、物凄く淫猥なことを言ったり行ったりしていたことを、全力で恥ずかしがっているようだ。さっきのやりとりで俺はめぐり先輩が恥ずかしがっていることに気付かず、追い打ちをかけてしまったらしい。あれだけのことをしていたんだから、まさか今更……と思っての会話だったのだけど、めぐり先輩からするとほんのついさっきまでの自分に相当の驚きを持っていたようだ。
さて、どうしたものか。
頭をがしがしと掻いて、隣(もはやくっついてる)を見やる。
「あー……っと、先輩」
呼びかけると、唸り声がぴたりと止まった。
「……なに?」
手と顔の隙間から目を覗かせて、俺をちらりと覗いてくる。撫でたい。
「まぁ、その、何でしょう……えぇっと、うん、俺としては、さっきの先輩はめちゃくちゃ可愛かったし、その、言ってしまえば……すげぇ気持ち良かったんで……あんまり、気にしないでください。可愛かったです」
「……」
めぐり先輩が、再び手で顔を覆ってしばし止まる。
……掛ける言葉を、間違えただろうか?
待つことしばし。
やがて、
「……くすくす……っ」
「……え?」
何やら笑い声が聞こえて、何事かと驚く。
見ると、やはり笑っているのはめぐり先輩だった。
めぐり先輩が手を顔からどかすと、俺を見て少し困ったように眉根を寄せて、ふふっと笑った。
「もう……なぁに? その下手なフォロー」
「うぐ……っ」
や、まあ、確かにそうなんですけども……。
顔を背けて唸る俺の頭を撫でて、めぐり先輩がくすりと微笑む。
「……でも、嬉しいよ、ありがと。……比企谷くんがそんなに言ってくれるなら、やめなくても……いいのか」
「ぜひ続けてください今後もお願いします」
「早いよ!?」
久しぶりに良いツッコミをもらった。食い気味に答えた甲斐があるってもんだ。
「もう……ふふ、比企谷くんは可愛いなぁ」
「……っ」
今、あまりのたまらなさに。
脳内でめぐり先輩を押し倒していた。
慌ててぶんぶんと頭を振って、急展開すぎる自分の欲求とイメージを振り払う。
「それじゃ……行こっか。今日はもうウォーキングだけで良いかな」
立ち上がり、微笑みながら手を差し出すめぐり先輩に。
「……そうですね」
ゆっくり答えて、手を握り返した。
その後は、どちらから何か言うでもなく、手を握ったまま、朝の公園を歩いて行った。
続く。
めぐりんでした。
22時過ぎから執筆を始めて、日付が変わる2分前にこの文を書いています。たまにはこういうばたばたもありかなと思いました。
また一週間、頑張りましょう。
それでは、また明日ここでお会いしましょう(^^)!
今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!