※この作品はR-18です。

俺ガイル 日常の何気ないエロス。   作:高橋徹

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 めぐり先輩の部屋で、並んで座って映画を見る。

 めぐり先輩は、俺に抱き寄せられると何も言うことなく身体を預けてくる。

 部屋着を着ためぐり先輩の身体からは、日常の穏やかな匂いと非日常の扇情的な匂いが混在していて、牡の器官がむずむずと疼く。

 映画の中では、結ばれたカップルが仲睦まじく過ごす日々が描写されていた。

 めぐり先輩はとろんとした目で見ていて、映画をちゃんと見ているんだか見ていないんだか分からない。

 今、どの程度の行為まで許してもらえるのか、知りたい。

 このもどかしい興奮をもっとたっぷりと味わいたい。

 その一心で、テレビに視線を向けている細い首に、ちゅっと吸い付く。

 

「ひぁ……っ」

 

 めぐり先輩はか細い声を上げると、胡坐をかいた俺の内ももに手を添えてきて、小動物のように震えた。

 ……抵抗は、しないのか。

 抱き寄せる手と、押し付ける口に力を込める。

 

 ちゅっ、ちゅくっ、ちゅるる……っ。

 

 わざとらしく音を立てると、

 

「あぁぁぁ……っ、んはぁっ、ひっ、あっ、あぁっ……」

 

 まるで吸血鬼に血を吸われる美女の如く、うっとりとした表情で喘ぎ声を上げる。

 空いていた左手の人差し指と中指を、小さな口の中に挿し込む。

 

「ひゃへぁ……はっ、ひぁっ、へぁぁ……っ」

 

 自由を奪われた声に嗜虐心を煽られながら、首と口内をねっとりと蹂躙する。

 めぐり先輩は、何があっても映画を見なければならないというルールでも決めているかのように、ひたすら前を見ている。

 唇と指を離して、真横からめぐり先輩をじっと見る。

 

「……っ」

 

 めぐり先輩は前を向いたまま、唇を引き結んだ。

 何をされるのかという不安と、期待が入り混じったような、そんな顔。

 ゆっくり顔を近付ける。

 けれど、すぐには敢えて何もしない。

 抱き寄せている身体が、緊張でふるふると震えている。

 ふーっ、と耳に息を吹きかけると、

 

「ひぁぁんっ!?」

 

 びくりと跳ねて、恥ずかし気に縮こまって俺に身体を寄せる。

 ……もっといじめて欲しいんだろうか。

 尚もテレビから視線を離さないめぐり先輩の、可愛らしい耳に唇を押し当てる。

 わざとらしく耳の中で音を立てて、舌で耳の中を余すことなく撫で回す。

 

「うぅぅぅ……うぅぅぅ……っ」

 

 俺の内ももを掴む細く白い指が、寄る辺を求めるかのようにぎゅむぎゅむと掴んでくる。藁をも掴もうとしているかのような姿は、無尽蔵に劣情を煽る。

 肩を抱いていた手を離して、口付けしている耳とは逆側を押さえ付ける。

 めぐり先輩がひゅうっと息を吸いこんだのを聞きながら、更に激しく耳を犯し始めた。

 

 くちゅ、ちゅぴぴ、ぴちゃぴちゃ、ちゅるちゅぷぷ、ぴちゃちゅぴぴ、ちゅくくちゅく……っ。

 

「んぅぅぅぅぅ……っ!」

「うお……っ!?」

 

 めぐり先輩が空いていた手を俺の内ももに置いて、元々内ももに置いていた手を俺の足の根本に滑らせてきた。

 陰嚢ごと竿をむんずと掴まれて、流石に面食らう。

 負けじと耳の中を舐り回すと、陰嚢と竿がぎゅっぎゅっと乳を搾るかのように握られる。そのリズムはめぐり先輩の快感の波に沿っているようで、極めて不安定だ。

 それが却って快楽を助長する。

 めぐり先輩の頭をくしゃりと撫でる。もう片方の手でめぐり先輩のお腹を抱く。

 

「ひぃぃぃん……ひぃぃぃん……っ」

 

 情欲に塗れた牝の鳴き声を上げるめぐり先輩。

 気が付けば、綺麗な双眸からは玉のような涙がぽろぽろと零れ落ちていた。

 唇を離して、首の向きを変えて目を合わせる。

 

「ひぁ……っ」

 

 恥ずかしいのか頬を真っ赤に染めながら、俺の腕の中でもじもじとする。

 唇を重ねると、どちらからともなく舌を絡め合った。

 発情した舌の味は、極上の蜜を想起させる程甘い。

 俺の興奮を組み取ったのか、めぐり先輩が俺のジーンズのチャックを下ろし、パンツを突き破らんばかりにぎちぎちに勃起している肉棒の先端を、愛おしそうに手の平でこする。

 これだけで、簡単に果ててしまいそうな程の快感に襲われる。

 

「んふぅぅっ、くちゅる、ちゅぷ、くちゅぷ、ちゅりゅ、ちゅぴぴ、へぁぁ……んむふぅっ、ちゅく、ちゅりゅ、ちゅくく……っ」

 

 めぐり先輩は俺の亀頭を手の平で弄り回しながら、目を細めて陶然とした表情を浮かべている。

 半分眠っているような夢見心地の表情は、精巣をひどくざわつかせる。

 これ以上続けると俺が先に果ててしまう……そう思い、名残惜しみつつも、唇を離す。

 ぽけっとした顔で見つめるめぐり先輩が何か反応を示す前に、クッションをめぐり先輩の隣から後ろにずらして座り込む。

 しばらく見ていなかった映画は、ベッドシーンに入っていた。

 しかし、今この状態では、めぐり先輩以外のものを見る意味なんてない。

 リモコンに手を伸ばし、電源を落とす。

 糸が切れたような静寂が訪れると、めぐり先輩が顔を横に向け、婀娜っぽい流し目を送ってくる。

 

「…………」

 

 何も言わずに唇を震わせて、ただただ俺を見つめる。

 その瞳に吸い込まれるように、後ろからめぐり先輩のお腹を抱きしめた。

 

「ひぁ……っ」

 

 驚いた声を上げたものの、めぐり先輩はすぐに俺の手に自分の手を重ねる。

 柔らかい肩の上に顎を乗せて、めぐり先輩との密着をじっくり楽しむ。

 不意に、めぐり先輩が俺の手を掴んだ。

 

「……?」

 

 何事かと視線を送ると、めぐり先輩は切なげな表情で何かを訴えかけてくる。

 抱きしめる腕を解かれて……その手が、わずかに上がる。

 ……この人、まさか自分から……。

 身体の奥底から、嗜虐の喜悦が湧いてくる。

 めぐり先輩に手を握られたまま、ゆっくりと手の位置をずらして行き……部屋着の上から乳房にたゆんと着地させる。

 

「んふぁぁぁ……っ」

 

 甘露のような蜜声を漏らして、めぐり先輩が身を捩る。

 この反応と、手の感触で気付く。

 この人、中、下着着けてないのか……?

 もこもこの生地の上から指をウェーブさせて揉みしだき、事の真偽を確かめる。

 

「んっく、ひぅっ、んはぁっ、あっ、ひんっ、あふぁぁぁ……っ」

 

 声を何とか押し殺そうとしている様が、却って互いの性感を高めている。

 手の中でマシュマロを揉みしだきながら、人差し指でボタンを押すようにして乳頭を責め立てる。

 

「んひぃぃんっ!?」

 

 声を上げた直後、めぐり先輩は両手で口を塞いで、荒い息を漏らした。

 やっぱり、着てない。

 そりゃまあ、寝巻で下着を着けないというのは何ら不思議ではないのだけど。

 俺とこうなることが十二分に分かっているというのに、着ないという行為が表す、その意味。

 

「ふーっ……ふーっ……ふーっ……」

 

 声を押さえて、必死で発情した身体を鎮めようとしているめぐり先輩をじっと見つめる。

 ――嗜虐心が、下り坂に放り投げられた鉄球のごとく、走り出して一気に加速した。

 

 

 

 続く。

 

 

 




 めぐりんでした。50話目前……!

 それでは、また明日ここでお会いしましょう(^^)!
 今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!
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