※この作品はR-18です。

俺ガイル 日常の何気ないエロス。   作:高橋徹

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 ゆっくりと起き上がり、めぐり先輩と手を繋いでベッドに向かう。繋いだ手は温かく、こちらを見やるめぐり先輩の目はどこまでも優しい。

 ベッドの前に来ると、めぐり先輩がくるりと振り返った。途端に顕になる瑞々しい乳房にごくりと息を呑むと、めぐり先輩がにっこり微笑む。

 

「比企谷くんも脱ごっか」

「……あ、はい……」

 

 そういえば自分がまだ脱いでいないことに気付く。というかここまでの流れですっかり浮かれてしまってたけど、俺思いっきりモノだけ晒してる状態じゃん。何してんの。

 色々と気付いて慌てる俺を見て、めぐり先輩がお姉さんっぽい笑みを浮かべた。

 

「ふふ。比企谷くん……わたしが脱がせてあげようか?」

「え」

「いやだったらしょうがな」「お願いします」「早いよ!?」

 

 良いツッコミである。何様なんだ俺。

 ちょっと久しぶりだ、このやりとり。しかしこんな楽し気なイベント、やってほしい気持ちしかないからしょうがない。めぐり先輩はこほんと咳払いをすると、俺の上着のボタンに手を掛けた。にこにこと微笑みながらボタンを外されると、何だか遠いのか遠くないのか分からない未来を想像してしまって恥ずかしくなる。

 

「……」

 

 あ、めぐり先輩の顔が真っ赤になった。多分これ、俺と同じ想像をしたな。めぐり先輩は俯いたまま俺の上着を脱がせると、顔を上げて左右にぶんぶんと振った。

 

「ひ、比企谷くん! バンザイして!」

「え、あ、はい」

 

 恥ずかしさを振り切ろうとしているのか、変なテンションになっている。しかしこれはこれですげぇ可愛いからもう何でも良いと思います。言われた通りに手を上げると、Tシャツの裾を掴み、ゆっくりと持ち上げて脱がせてくれた。うん、やっぱり恥ずかしい。めぐり先輩も結局顔真っ赤だし。

 

「……」

「? どうしました?」

 

 めぐり先輩は俺の上半身をぽへーと見つめている。

 

「比企谷くん……思ったより逞しいね。男の子、って感じ」

「あ、ありがとうございます……つっても、さっきも見ましたよね?」

「さっきはその、それどころじゃなかったし……」

 

 胸の前で指先を合わせてもじもじとしていらっしゃる。抱きしめて良いだろうか。

 引き続き抜群の気恥かしさを感じていると、めぐり先輩が更に一歩踏み込んできた。

 

「さ、触っても、いいかな?」

 

 なんですと。

 

「どこをですか?」

「あの、その……」

「ちゃんと言ってくれないと分かりませんよ」

「む、む、む……」

「む?」

「……む、胸板……」

「……ど、どうぞ」

 

 試しに煽ったら火傷した。言わせておいて難だけどすげぇ恥ずかしい。今後気を付けたいところだが、恥ずかしいと思いつつもやたらと楽しかったので、こういうやりとりを止める自信は全く無い。

 さっきまでやっていたことの方が遥かに恥ずかしいはずなのに、こんなに可愛らしく頬を赤らめれてはどうにも照れてしまう。

 

「そ、それじゃ、失礼します……」

 

 妙に丁寧な挨拶をして、めぐり先輩が俺の胸板を触る。

 指先が触れ、そこから徐々に触れる部分が大きくなっていく。

 やがて手のひら全体が胸板に着地すると、めぐり先輩はほわわと口を開けて感心した。そんなに? ねえ、そんなに?

 

 ぺたぺた。

「わぁ……」

 ぺたぺた。

「ほわわ、うわぁ……」

 ぺたぺた。

「わわわ……」

 ぺたぺ――

「うぐ……っ!?」

 

 めぐり先輩の手が、不意に二つの乳首に触れる。油断していた為に変な声が出てしまった。めぐり先輩は俺の反応を興味深そうに見ている。

 

「男の人も……ここって、気持ち良いの?」

「自分で触ったって何にも思わないんで、初めてだったんですけど……そうかも、しれないです」

 

 ここで肯定したことが、良くなかったのかもしれない。

 

「へぇ……」

「あ、ちょ……っ」

 

 めぐり先輩の瞳に好奇の色が宿ったかと思うと、俺の乳首を指の腹や手のひらで撫でさすり始めた。しかも、俺の反応をじっと見ながら。断続的に送られてくる緩やかな刺激に、身体がびくびくと戦慄く。

 

「気持ち……良いんだ?」

 

 めぐり先輩が真剣な、けれどどこか子供っぽい無邪気さも含んだ表情で俺を見つめる。その瞳にも反応してしまい、気付けば一度落ち着いた肉棒が再び隆起していた。

 

「わわ、すごい……本当に、気持ち、良いんだね……」

 

 俺の肉槍を目の当たりにして、めぐり先輩の目がうっとりと細められると、ぞくりとしたものが背筋を駆け抜けた。艶っぽさを纏っためぐり先輩の顔が近付いてくる。

 

「う……っ!?」

 

めぐり先輩は俺の乳首にちゅっと優しく口付けをすると、そのままちゅうちゅうと吸い立て始めた。

 

「んっ……ちゅっ、ちゅぴっ、はむっ、ちゅちゅっ、ちゅりゅりゅ……んふぅぅ……っ」

「うっ、わっ、ちょ、ちょっと……っ」

 

 俺の顔を見つめながら、乳首を舌先でつつき、舌の腹でべろりと舐め上げ、柔らかな唇で挟みしごき立てる。たまらず腰をがくがくと震わせると、めぐり先輩の手がベルトを外し始めて、そのまま滑らかにジーンズとパンツを下ろしてしまった。自分で最後まで脱ぐよう目で俺に訴えかけてきたので、なされるがままに足から抜く。肉棒は、ねちっこい愛撫と艶やかな瞳の魅力にやられて、鈴口からぷっくりとカウパーが滲み出ていた。

 

「……」

 

 めぐり先輩は両方の乳首を丁寧に舐め終えると、ゆっくりと口を離した。安心したような惜しいような複雑な気持ちに襲われていると、不意打ちでもう一度口付けをして、舌先を固めて小突いてくる。それだけで、まるで電気が走ったように身体が震えた。

 めぐり先輩がベッドに腰を下ろす。反り返った肉棒が、めぐり先輩が少し屈めば届く位置にある。俺の腰に手が添えられた。俺をじっと見ている。肉茎の角度が更に急になる。俺が柔らかな乳房を揉むと、口を微かに開けて「んぁ……っ」と艶っぽい吐息を漏らした。

 めぐり先輩が、そろりと舌を伸ばす。朱い粘膜が亀頭に迫り、鈴口にちろりと触れる。

 

「うぐ……っ」

 

 もどかしく、けれどたまらない快感が背筋を駆け抜ける。この人は、普段あれだけ癒し系かつしっかり者でありながら、こういった行為をする時はまるで別の顔をする。それも、回を追うごとに、行為が深くなるごとに、醸し出される色香が濃密なものになっていく。これが、牝の顔と言うものなんだろうと思った。

 めぐり先輩の頭を掴んで、ぐぐぐと亀頭に近付ける。めぐり先輩は手に力を込めて微かに抵抗するが、それでもゆっくりと唇が肉鉾に近付いていく。

 鼻が触れ合う程の距離になった時、めぐり先輩が囁いた。

 

「……イっちゃだめだよ?」

 

 いたずらっぽく微笑むと、すんすんと亀頭の匂いを嗅いで、上下の唇を開いた。口をОの字にすぼめ、ゆったりと亀頭を咥え込んで行く。

 

「うお……ぉ……っ」

 

 めぐり先輩の口内に肉茎が割り入って行くに従って、腰に添えられていた手が徐々に尻に回されていく。ゆっくりと俺の尻を撫でさすりながら、じっくりねっとりと肉棒を食んでいく。今心を満たしているのが、征服欲なのか被征服欲なのか判別が付かなかった。

 

「んふぅぅ……んふぅぅ……っ」

 

 めぐり先輩は頬をすぼめ、鼻で息をしながら口内で肉棒を舐めしゃぶっている。裏筋に舌が張って、鈴口を舌先で小突かれて、その度に肉悦が迸って先走りが溢れてくる。内頬で歯磨きをするようにぐむぐむと亀頭をしごかれ、喜悦が絶えず溢れ出す。

 

「あぐ……っ、ちょ、先輩、これ、やばいです」

 

 何回でも射精出来そうな程の口淫に陶然としていると、めぐり先輩が唇を離して口を尖らせて。

 

「だーめ。……もう少し、我慢して?」

「え……うぐぅ……っ!?」

 

 めぐり先輩は何かスイッチが入ったのか、今度は一気に喉奥まで咥えた。そして顔を前後させて、ぐっぽぐっぽと粘着質な水音を立てながら肉棒をしごき上げる。

 

「ちょ、ほんとに、やばいですって……!」

 

 焦って顔を掴むが、めぐり先輩は俺を見つめたまま舌の動きを止めない。唾液の蜜壺の中でにゅくにゅくと這い回る舌は、精液を求めて亀頭を撫でさすってくる。襲い来る快楽の波に負けて手の力を緩めると、再び喉奥に咥え込まれた。喉奥でしごかれる悦楽により、本当に限界が訪れそうになる。今度は必死で舌の蹂躙に耐えながらも顔を肉棒から引き離したが、それでもめぐり先輩は、俺をじっと見つめながら舌を伸ばし、鈴口をちろちろと舐めてくる。

 息を荒げながら、めぐり先輩の瞳をじっと見つめた。

 

「はぁ……はぁ……っ、せ、先輩、エロすぎです。ほんと、どうしちゃったんですか」

 

 尋ねると、めぐり先輩はくりっと首を傾げて、それから目を細めてくすりと笑った。

 

「うーん……そうだなぁ……比企谷くんのせいかもね」

「……へ?」

「比企谷くんがわたしにいっぱいエッチなことをして、こんなにしちゃったんだよ?」

「え、あ、や、それは、その……」

 

 身に覚えがありすぎてぐうの音も出ねぇ。

 うぐぐと呻いていると、めぐり先輩がベッドに乗り、俺の手を引いた。

 引っ張られるままにベッドに乗ると、めぐり先輩が女の子座りになり、お下げをするりと解いた。

 

「……うわ……」

 

 髪を解いためぐり先輩の変貌に、感嘆のため息が漏れる。

 それくらい、ただ単純に、美しい。

 艶やかな黒髪がはらりと広がると、まるで女神の水浴びを見ているような気持ちになった。

 俺の視線の熱量に気付いたのか、めぐり先輩が顔を逸らした。そしてちらりとこちらを窺うように流し目を送る。

 

「……そんなにいつもと違う?」

「え、あ、はい。……すげぇ、綺麗、です……いつもだって可愛いですけど、今は何かもう、その、全然それらしい褒め言葉が出なくて申し訳ないんですけど、本当に、綺麗です……」

「あぅ……そ、そっか……ありがとう」

 

 俺の率直な感想に、めぐり先輩が頬を赤らめる。頬に手を当てて、上目遣いで俺をちらりと見た。死ぬ。

 めぐり先輩がゆっくり寝転がると、髪がふわりと広がってベッドを彩った。

 芸術的な程に美しい肢体に見惚れていると、めぐり先輩が口を開いた。

 

「比企谷くん。わたし、本当に……自分がこんなにエッチだなんて思わなかった。比企谷くんに教えてもらったんだよ」

 

 優しく微笑んで、俺に向けて目一杯手を広げた。

 

「……だから、最後まで、責任とってくれる?」

「……っ」

 

 その言葉に、胸が心地良くとくんと鳴って。

 

「はい、ぜひ」

 

 迷うことなく、承諾の言葉を口にして。

 

「……ありがとう」

 

 めぐり先輩が嬉しそうに目を細めるのを見て、泣きそうなくらいに嬉しくなって。

 

 ゆっくり身体を重ねて抱きしめ合うと、柔らかな温もりに包み込まれた。

 

 

 

 続く。

 

 

 




 前話で300話を達成した旨をお伝えした際は、本当に沢山のご感想をありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いします。

 めぐりん編も遂に50話台に突入。全話の約6分の1がめぐりんという。あと数話ですが、どうぞ最後までお楽しみください。

 それでは、また明日ここでお会いしましょう(^^)!
 今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!
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