※この作品はR-18です。

俺ガイル 日常の何気ないエロス。   作:高橋徹

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(5)

 期待と緊張感で張り詰めた二人の空気が、小町が手をつっと上げることで、温めた牛乳の膜にスプーンを入れたかのように柔らかく裂かれた。

「……っ!?」

 状況が状況なだけに、小町の小さな動き一つにも、身体をびくっと震わせて反応させてしまう。

 すると、俺の反応を目撃した小町は、一瞬きょとんとした後けらけらと笑った。

「あはは……リモコン取ろうとしただけだよ」

「……っ」

 ……超恥ずかしい。

 恥ずかしさで俯く俺の顔を、小町がにゅっと覗き込む。

「……もう、お兄ちゃんったら……いいんだよ? いつも通りで……」

 言って、にひっと笑う小町の目には、快活さとはまるで別の艶めいた色が見えて。

「お、おう……」

 生返事にも程がある言葉を返す。

 …………。

 や。

 いやいやいやいや。

 この状況でいつも通りとか無理だろ。え、いじりっこって言ったよね? あれ? すんごいエロい提案してきたんだよね? あれれ?

 頭の上に盛大にハテナを咲かせていると、小町がテレビの音量を上げる。

 見慣れたバラエティに再び目をやるも、やはり内容は頭に入ってこない。

 だって、互いの手が互いの大事な部分にさわさわと触れているんだから。

「あははー、やっぱこの人面白いなー。小町この人結構好きなんだよねー」

 俺の悶々とした表情も気にせず、小町がからからと笑う。

「あ、ああ、あの人な。それ結構わかる……っ!?」

 何とはなしに返した言葉を、途中で呑み込む。

 小町が俺の表情を気にしていないなんていうのは気のせいだった。

「……そうそう。……ほんと面白いよねぇ……」

 口では上滑りの会話を続けていながら、視線はテレビから逸らし、俺の顔と肉棒に向けてその色めいた視線を滑らせ、這わせ、舐めるように見つめてくる。

 言葉と挙動が、まるで一致していない。

「……そ、そ、う、だな……」

 何の中身も無い会話を続けながら、空いている右手をきゅっと握りしめる。

 興奮で、頭がどうかしてしまいそうだった。

「お兄ちゃんはぁ……この中だと他に好きな人はいるのぉ……?」

 上っ面の会話は続く。

 小町の声音は、俺におねだりしてくる時とはまた種類の違う、扇情的なものになっていて。

 そしてその口調も、いつものはきはきとしたものではなく、妙に間延びしたものになっている。

 15年寄り添ってきたはずのこの少女が、まるで知らない女性にさえ見えて、昂揚が一向に収まらない。

「あ、ああ。ええっと……」

 小町の言葉を受けて、視線をテレビに移す。

 本当に、会話だけが全く別世界の話であるかのように、いつも通り進められていく。

 小町は、亀頭を手の平でゆっくりとこすり、カリを5本の指の第一関節から先で包み込んでくにくにと触ってくる。

「お……あ……」

 たまらなく焦れったい感覚に、身体がぶるりと震える。

 視線はテレビ画面の上を彷徨ってはいるが、すぐ隣の小町から注がれる視線の温度が、明らかに上がっているのが分かる。

「ねえ、どの人―? お兄ちゃん、どういう人が好きなのぉ……?」

「う……っ!?」

 耳元で熱い息混じりで囁かれ、思わずたじろぐ。

 小町は俺に寄りかかり、首をくにゃりと傾げて、とろんとした目つきで甘えてきていた。

「んふふ…どうしたの? お兄ちゃん。そんなにテンパっちゃって……」

 小町の表情に、悪戯っぽさが混じる。

 こ、こいつ……。

 しかし、俺が迷っている間も(正確には、迷っているというよりは出演者の顔を見ても頭の中できちんと認識出来ずに手こずっている)、小町は俺の亀頭を弄り回し、更に左手も伸ばしてきて、玉にさらさらとした指を這わせてきた。

「う……くうっ……。……あ」

 不意に。

 タレントの一人に目が留まる。

 その人は、巨乳むっちりタイプの癒し系で、もう結婚している人だった。

 そう言えば、この人は割と好きかも……。

 とは思うも、流石に今この状況で女性の好みを小町に伝えるのは危険すぎる。

 誰か他に、出来れば男性で探さないと……と、思った矢先。

「へえ……お兄ちゃん、ああいう感じの人が好きなんだ……へえ……」

「え……」

 小町の冷たい声音に、背筋が凍る。

 なんでバレて……と思ったのだけど、簡単な話だった。

 複数人が映っている場面で俺が声を漏らしていればいくらでも誤魔化せたんだろうけれど、俺が声を上げたのは件の女性タレント一人にカメラが向けられ、過去のエピソードを話し始めた場面だったからだ。ぬかった……。

「へえ、そうなんだ……へえ……ふーん」

 口では大して興味無さそうに言いながら、表情は明らかに拗ねていて。

「あ……くう……お、おい……っ!?」

 拗ねた表情を浮かべておきながら、不意に肉棒にだらりと唾液を垂らし、玉をぐにぐにと揉みながら肉棒をしごき上げてくる。

 ……言葉と表情と行動の完全なる不一致って、すげえなお前!

 ぐちゅ、にちゅにちゅ、ぬちゅ、ぐちゅぐちゅぐちゅ……。

「うああ……っ!」

 突然襲ってきた、もっとも射精に導かれやすい強烈な刺激に、思わず身体を捩らせる。

「へえ、そうなんだあ……へえ……」

 小町は俺の服をずり上げると、乳首を舌を這わせる。それと同時に、しごき上げる速度も上がってきた。

 ぐじゅ、ぐじゅぐじゅ、じゅぐ、ぐじゅじゅじゅ……。

「あっ……あがっ……!」

 更に強められた快感が、頭の中を食い荒らす。

「んちゅっ、ちゅぴっ、ちゅるるる……はう……お兄ちゃん、ああいう感じ好きなのか……ふうん……別にいいんだけど……ちゅぴ、ちゅぴ、小町はそんなの気にしないし……」

「~~~~~~~~っ!」

 小町はテレビの中の女性タレントに視線を向けながらも、舌の動きは更にねちっこく、手の動きはより一層射精に導こうと激しくする。

 ……いやいやいやいや。

 嫉妬自体は可愛いけど、超可愛いけど。

 その可愛い感情によって巻き起こされる展開が! 全然可愛くないんですけど!

「うぐう……」

 身体の震えが止まらない。

 このままでは、まずい。あっと言う間にぶちまけてしまう。

 何とかしなければと、小町の腕の、肘と手首の間の部分をがしっと掴む。

「ふあ……?」

 小町が惚けた声を上げる。白い肌に食い込ませた指に、小町の火照った体温がじんわりと伝った。

「こ、小町。気にしてないのは分かったから、な……っ!?」

 『な?』と言おうとしたら、語尾がずり上がってしまった。

「うん、そうだよ? 小町、ぜーんぜん気にしてないし……」

 にちゅ、くちゅくちゅ、ちゅくく、くちゅくちゅくちゅ……。

 俺に腕を掴まれながら、小町は手首から先を器用に動かしてしごき続ける。

 先程までとまた違う角度でこすり上げられることになり、事態が全く良くならないどころか悪化している気配さえある。

「や、やばいって……!」

 必死で訴えかけ、今度は手首を掴む。

「……何がやばいの?」

 小町は俺に手首を掴まれても動揺せず、にやりと笑う。

 そして。

「う……うあああ……っ!?」

 手首を掴まれたまま、今度は指5本をフルに使って、ウェーブさせながら裏筋とカリをにゅるにゅると撫で回す。

 既に小町の唾液と、先走りの汁とでぐちょぐちょになっているため、この行為による刺激は尋常ではない。

 ――更に。

「えへへぇ……何がやばいのかな? お兄ちゃんは……」

「うぐあっ!?」

 今度は。

 左手も肉棒に伸ばしてきたため、慌てて手首を掴んだが……遅かった。

 左手は亀頭の上で止まり、手首から先を使って尿道口をくすぐり、手の平で亀頭を丹念に撫で回す。

「あっ……かっ……」

 あまりに強い刺激に、世界が明滅する。

「お兄ちゃん……出るの? 出ちゃうの?」

 もはや嫉妬していたことさえ忘れて、小町が俺の耳元に口を寄せて甘ったるい声で囁き、

「んっ……ぐちゅっ、ちゅぴっ、ちゅっ、ちゅっ、にちゅっ、ちゅっ……ちゅ……」

 耳に舌を這わせ、いやらしい音を立てる。

「う……あ……」

 頭の中に火花が散っているのを感じながら、視線を下にやる。

 青筋立った肉棒が唾液と先走りの汁でてらてらと光り、亀頭は爆発の予感を孕んで赤々と膨れ上がっている。

 もはや抵抗する気力も失せ、小町の両手首を掴んでいた手を離し、へなへなと仰向けに寝転がる。

 行為の途中、無意識に暑いと感じていたのか、身体を倒す前から既にこたつから離れていて、仰向けになったときはほとんど足首から先しかこたつに入っていなかった。

「ありゃ、お兄ちゃん、降参? そっかー……じゃ、いっぱい気持ち良くしたげる」

 小町が目を細めてにひっと笑うと、可愛らしい八重歯が覗く。

 いつもなら可愛い可愛いとばかり思うこの仕草も、今はただただ扇情的で……。

 その表情を見ただけで、肉棒がびんと反り返った。

 小町が俺の上に寝そべるように乗っかると、再び乳首を舐めながら、両手で肉棒を蹂躙しにかかる。

「ちゅぴっ、ぴちゃっ、んんっ、お兄ちゃん……ちゅるる、ちゅるるる……はぷっ、お兄ちゃん、お兄ちゃん、気持ち良い? ね、気持ち良い? お兄ちゃんのおちんちん、もうかちかちだよ……すごいびくびくしてるよ……? ね、気持ち良い? 気持ち良い? ……気持ち……良い……?」

「~~~~~~~~っ!」

 妹の信じられない程淫らな言葉と表情に、脳の中がかき回される。

 小町は乳首を舐め、両手とも指を激しくウェーブさせながら、左手で玉を撫で回し、右手で竿と亀頭をしごき上げている。

 ぐっちゅ、ぐっちゅ、ぐちゅちゅ、ぐじゅっ、ぐちゅぐちゅぐちゅ……。

 カーペットに指を食い込ませ、ただただ、もうじき訪れるであろう限界の時を待つ。

「――あ」

 慣れた感覚が、全身をぶるぶると震わせる。

 反射的に、小町の尻をがしりと掴む。

「きゃんっ!?」

 可愛らしい悲鳴が聞こえたが、今はそれを謝る余裕も無い。

「こ、小町。出る、出る、出る。もうダメだ。出る……!」

 震える声で訴えかけると、小町がにっこりと笑った。

「……そっか。……じゃ、いっぱい出して……ね……?」

 言ったと思うと、小町が立ち上がり、俺の股座に座り込んだ。

 そして、わくわくした顔で、恐ろしい言葉を漏らす。

「……どれくらい高くまで飛ぶのかなあ……? ……よおっし」

 小町が舌をぺろりと出すのを見て、ぞくりと悪寒が襲う。

「こ、小町、待て、お前それどういう……」

 聞く意味も無かったのかもしれない。

 小町は肉棒にこれでもかとふんだんに唾液を垂らし、己の体液で爆発寸前の肉棒をたっぷりと濡らすと、にやりと笑う。

「……え? なに、お兄ちゃん、わかってて聞いてるでしょ? やだなあもう……えいっ」

「うあああああっ!?」

 左手で玉を揉みながら、右手で全力でしごき上げ始める。

「ほら、お兄ちゃん、イキそうなんでしょ? 出して? 出して? ね? いーっぱい気持ち良くなって、いーっぱい出して良いよ? ほら、ほら、ね?」

「うぐうう……うあああ……っ!」

 先程までとはまた違う、好奇心に満ち満ちた目を爛々と輝かせながら、肉棒全体を長いストロークで力強くしごき上げ、時折亀頭とカリを中心に細かく速いストロークでしごき上げる動作を織り交ぜてくる。

 ――もう、限界だった。

「小町、ダメだ、も、出る、出る、本当に、出る、出る――っ!」

「お兄ちゃん、出るの? 出るんだね? いいよ、いっぱい出して? ね、ね、ね? いっぱい出して――!」

 小町の射精を促しながら、しごき上げる速度を更に上げた、その時。

「――うあああああああああああああ……っ!」

 どびゅっ、ごびゅっ、ごびゅるっ、どぶどぶどぶっ、ごぶりゅっ、びゅるっ、びゅるるっ……。

 小町に肉棒の角度を固定されることで、夥しい量の精液が真上に飛び、僅かに逸れた分が俺の腹や小町の顔・胸元に撒き散らされる。

「ふあ、すごい、すごい、すごい、こんな高くまで飛んで、ふあ、顔にも……あはっ、お兄ちゃん、すごい……すごいよ……!」

「ちょ、待て、小町、今敏感だから……うぐううう……っ!」

 小町が目を輝かせて、肉棒をしごき続ける。

 そのせいで、もう3~4回余計に射精の波が来て、しごいた角度が傾いていた為に更にあちらこちらに撒き散らかされた。

「すご……お兄ちゃんの……濃いよ……」

 小町の胸の突起にべっとりとかかった精液を指で掬い、うっとりとした顔でそれをちろりと舐める小町を見て。

「……っ」

 力無く寝転がりながらも、息を呑んだ。

 

       ×  ×  ×

 

「なあ、小町」

「んー?」

 ぽへっとした呼びかけに対する、ぽへっとした返事。

 俺も小町も、幾分気が抜けていた。

 俺が射精の余韻でぐったりしている間に、小町がティッシュやらウェットティッシュやらその他諸々で綺麗にしてくれた。うん、うちの妹、超出来る子。

 そして今は、俺の股座に小町を座らせて、後ろから小町のお腹を抱きしめてころころとしていた。やだ、超なごむ……。

 小町は振り向いて俺の顔を覗き込むと、

「……んっ」

 俺が言葉を続けるより先に、軽くキスをした。

 ……え、なに、この子。可愛すぎて死にそう。

 これから言おうとしていた事を危うく忘れそうになったが、何とか踏みとどまる。

「小町、お前さっき『いじりっこ、しよ?』って言ったよな?」

「お兄ちゃん、小町の声と喋り方の真似しないで……似てないしキモいから」

「…………」

 ちょっと泣きそう。

 心が折れそうになりながらも、小町を抱きしめる腕にきゅっと力を込めて、小町の耳元に顔を寄せる。

「……こほん。……そう、言ったよな? でも俺はさっき一方的に弄られただけだったよな」

 俺の言葉に、小町がぴくんと反応する。

「あー……ま、そう、かも、うん……」

 この後の展開を予期したのか、急に歯切れが悪くなる。

 抱き締める腕に更に力を込めて、口も小町の耳に半ばくっつける。

「……だから今度は、俺がするぞ? しかもあんだけ激しくやられたんだからな。……何倍にして返してやろうか……」

「ひう……っ」

 声を一段低くして語りかけると、小町がか細い悲鳴を上げた。

 そしてそろりと俺を振り返ると、力無くにひっと笑う。

「あ、あのぉ……お、お手柔らかに、お願い、します……」

 ……なんで敬語なんだ……。

 うーんと、少し考えると、やがてにやりと笑って、それに答える。

「すまんな小町、無理だ」

「はうう……! で、ですよねえ……」

 小町が俺の腕の中でぷるぷると震える。超可愛い。

 俺自身のセリフに、心の中で「お前はどこの蛾王だ」とツッコミを入れつつも。

「…………」

 ――腕の中で震えるこの少女をどうしてやろうかと考えて、ひどく心がざわついた。

 

 

 

 続く。




<注意喚起>
必ずご覧下さい。
全ては読んでいない、または後書きを全く読まない方なら仕方ないんですが、感想であまりに同じことを書かれるので疲弊しています。
①相模、折本、三浦、海老名の4名の話を書くことはありません。何十回と同じリクエストを頂くのでその都度返信して、その都度後書きに書いて……と繰り返しているのですが、一向に収まりません。
②陽乃とルミルミはいずれ書きますが、進行上書くのはかなり先になります。なので「はるのん早く書いてください」等の感想を書かれてもどうしようもありません。話を聞いて下さい。
毎日更新というのは楽しみつつも中々大変な作業なので、こういった方によるストレスは積み重なってかなりのダメージになります。次以降はこういったリクエストに対しては無視しますのでご了承ください。今までは全て対応していたのですが、もう限界です。
こんな怒りを前面に出したものを書きたくなかったのですが、どうにも失礼な方が多いので書かせて頂きました。
特に①の人に対してですが、本当に、いい加減にして下さい。本当に。激おこです(突然のブレ)。

大多数の何の関係も無い皆さんに不快な思いをさせたかもしれないので、お詫び申し上げます。

はい、切り替えます。

小町でした。うーん、滾る。
端的に言えば、今回のお話は「手こきです!」の一言で片付くんですけどね。5700字……。

川崎のアフターを書こうと考えていたんですが、それより先に、もう一度くっつく所から書きたいなと考えるようになってきました。そのエピソードを書いた当初よりも、今の方が確実に良い感じに書けると思うので。しかしまあ今書き始めても中々終わりそうにないので、しばーらく先になるかもですが。アフターで書きたいほのぼのもエロもあるけれど、その辺は適宜新たに書く本編の方に入れて行きたいなと。原作の11巻を読んで、けーちゃんとのほのぼのを入れたいとめっちゃ思いました。

あ、感想お待ちしています!最近急に減って寂しいので!

それでは、今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!
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