1.
家に向かう途中、隣を歩く川崎の顔をちらちらと見ながら思案を巡らせる。
・・・・・・川崎って、ドMなんじゃなかろうか?
今までは冷めたイメージが先行していたし、さっきまでだと可愛さとかエロさとかのイメージが先行していたけれど、思い返すとその端々にどーもMっ気が見え隠れする。
ちょっと、探ってみるか。そうしよう。わくわくが止まらないよ!
「なあ、川崎」
俺の呼びかけに反応すると、川崎がこちらを振り向く。ぽけっとしてんな……。明らかにさっきまでのテンションを引きずってる。
「ん、な、なに?」
少し目を合わせて、すぐに逸らす。頬を赤らめて、ポケットに突っ込んでいる手が少しもぞもぞとしている。
……わー、いじめたいよー。
「お前さ、今日俺が突然襲った時、一回も『いや』とか『だめ』って言わなかったよな」
川崎が急にぴたっと止まる。目が泳ぎ始めた。
「え、あ、そう、なの、か……?あ、いや、とぼけてる訳じゃないんだ。無意識に出してる言葉だから、そんなにはっきり憶えてなくて」
言葉の途中から、どんどん視線は下を向き、話し方もたどたどしくなる。
「その……夢中だったし……」
彼女の言葉に、身体がぶるっと震えた。
おいおい、マジかよ。これは思った以上か?
少し辺りを見回す。この辺りは昼間でも人通りが少なく、アパートやマンションからも角度的にあまり見えない。車や人が来ればすぐに音で分かる。
「そうか……じゃあ、こう言う事をされても大丈夫なのか?」
「え……んぶぅっ!?」
川崎の口の中に右手の中指と人差し指を突っ込み、顔を左に少しずらし、首筋の右側に思い切り吸い付く。左手はジーンズの上から尻を鷲掴みにして、乱暴に揉みしだく。身体は出来るだけ密着させ、川崎の豊満な胸が限りなく平になるまで自分の胸板を押し付ける。
傍から見れば、完全に襲っているようにしか見えない。いや、実際襲ってるんだけどね。
「んぐぅっ!んぶっ、ふぐぅっ、んんっ、んむっ、んんっ、あぅっ……」
こんな強引な事をされているにも関わらず、川崎は涙を浮かべながらも抵抗をしない。それどころか、あっと言う間に甘い声に変わって行く。
指で彼女の舌を挟んでこねくり回し、首筋を舌でつつき時に甘噛みし、尻を強弱をつけながら揉む。
一つ一つの動きを変える度に、川崎はどんどん甘ったるい声を上げ、びくびくと跳ねるように震えた。
はい、確定。МもМ、ドМです。
検証に満足が行くと、俺は身体をすっと放した。
「あ……え……?」
川崎が物欲しげに見つめて来る。その表情を見て、心臓がどくんと跳ねるのを感じる。
「続きは家でな」
そう言って、川崎の頬をそっとひと撫でした。彼女の頭からはハテナがぽわぽわと出ている。そりゃそうだよね。
家でこの子に何が出来るかと考えたら、わくわくと興奮で身体がぶるりと震えた。
2.
家に着くと、鍵で玄関を開けて入った。
「少し待っててくれ、リビングを片付けるから」
「わかった」
普段から小町が掃除してくれているから大丈夫だとは思うが一応……と思い玄関で靴を脱ぐ。
すると、靴の置場に見覚えのある可愛らしいサイズの靴が見えた。
……小町の……いつも履いてる靴?
あれ、今日はこの靴じゃなかったのか?いや、ちらっと見たけどこの靴だったはずだぞ?
と、言うことは……。
リビングに入りカーテンを開けると、一気に日差しが差し込む。
明るくなったリビングを目を皿にして見回すと、テーブルの陰に見慣れたくせっ毛がぴょんと飛び出ているのが見えた。お前、隠れ方下手すぎんだろ……。
ゆっくり近付き、小声で呼びかける。
「おい、小町」
「ひゃっ……!」
少し間抜けな、驚きの声を小さく漏らす。いや、逆に何でバレないと思ったの?
「あははー、見付かっちゃった」
手で後頭部でわしゃわしゃとしながら、小町が顔を出した。モグラ叩きのモグラみたいだな。叩く代わりに、愛でる!
「いや、何してんだ?結構遅くまで外に居るんじゃなかったか?」
「最初はそうしようと思ったんだけど……お兄ちゃんがどんな感じで沙希さんと接するのか見てみたくなって、隠れててみたの!いやー、てっきり真っ直ぐお兄ちゃんの部屋に行ってキメちゃうと思ったんだけどねー……しくじった!」
「言葉のチョイス、チョイス」
キメるとか言っちゃだめ!あと、テヘペロ顔で誤魔化すんじゃねえよ。
「間違ってはないでしょ?まだ沙希さんにはバレてないよね?沙希さんは私が居ると分かったら絶対恥ずかしくなっちゃうだろうから、言わないでおいて!邪魔はしないから」
そう言って、ウインクをしながら両手を合わせてお願いのポーズを取る。可愛いなあもう……許しちゃう!
「ったく、しゃあねぇな……良いか、何を見ても出て来るなよ?何を見てもだぞ?」
俺の言葉を聞いて、小町が目を見開き、ぶるっと震える。
頬を赤らめたその表情に、まだ子供だと思っていた小町の中の、女の顔を初めて見た気がした。
「え、そ、そんな凄い事するの……え……?」
「ほらほら、良いから隠れてろ。まずはリビングで色々するから」
「え、あ、うん……」
ぽーっとしてる小町の頭をくしゃっと撫でると、玄関に戻った。
「待たせて悪いな、じゃあ、来てくれ」
「いや、大丈夫だよ。じゃ、お邪魔……します……」
きょろきょろと見回しながら、川崎が靴を脱いだ。
3.
「じゃ、まずはジーンズを脱いでくれ」
「……へ?」
極めて平然として言ったせいか、川崎の脳内処理が止まったようだった。聞き間違いなのかと思ったかもしれないから、もう一度、ゆっくりと伝える。大事な事だしね!
「あ、ごめんな、急に言ったらぴんと来ないよな。……ジーンズを、今この場で、脱いでくれ」
驚きのあまり、口をぱくぱくとさせたまま何も言えないでいる。
「……な、そ、そんな……」
戸惑いつつも強くは拒絶出来ない川崎の表情を見て、ぞくぞくして来る。
「んー……じゃ、もう一度」
「あっ……?」
川崎の肩を掴んで、優しく囁く。
「今、ここで、俺の目の前で、ジーンズを脱いで、ショーツを俺に見せてくれ」
「……あ……うあ……」
俺と目を合わせたまま、顔を真っ赤にして口をぱくぱくとさせる。
とどめに、目の力を強めて、ゆっくり確認する様に命令する。
「自分で、脱ぐんだ」
「……!」
観念したのか、川崎は視線を少しだけ下げて、ゆっくり頷いた。
「ん……」
ベルトを外して、ジーンズを脱ぐだけの行為。極めて日常的な、慣れたと言うことさえ無意味な行動なのだが、川崎は中々進められずにいた。
手が震えてしまっているが為に、ベルトを外し、ジーンズをずり下ろす一つ一つの行動が遅れる。
俺は何も言わず、ただただじっと見つめている。
川崎と目が合うと、彼女は一瞬許しが得られるのではと期待する表情になったが、すぐにそれは無駄な希望なのだと悟ったのか、口をきゅっと結んでジーンズを一気に引き下ろした。
上に羽織っていた服も脱がせていたため、黒のキャミソールとショーツと言う悩ましい姿になった。
「黒のレース……か」
出会った時の事を思い出して、少し笑いそうになってしまった。
「言うな……ばかぁ……っ」
顔を真っ赤にしたまま、俺のすぐ横の床を見つめながら、震える声で呟く。
「すげえ色っぽいぞ。高校生とは思えない」
「……っ!」
はっとした顔で俺を見ると、顔を真っ赤にしたまま手の指をぎゅっと握りこんだ。
思えば川崎がバイトしていた時は、年齢を誤魔化して働いていた筈だ。雰囲気や身体つきを見ても、大人っぽいが為に誤魔化せたのだろう。
そんな大人の色香を漂わせながらも、震えて子どもの様な表情で恥ずかしがるギャップに激しく劣情を催した。
「じゃ、そのままソファに座って、足を開いてくれ。М字開脚ってやつだな」
「……な……あ、あんた……」
何の遠慮も無く、次の命令を下す。
川崎の反応を見るのが、楽しくしょうがない。……やべえな、俺。ってか、この会話小町に丸聞こえなんだよな……あ、今頃になって変な汗が噴き出て来た。
今度は初めから観念したのか、川崎はゆっくりとソファに腰を下ろし、せめてもの抵抗なのか、手でショーツを隠しながら足を開こうとする。
「ああ、もちろん、隠すのは無しだ。手は膝の裏に」
「!……うう……」
泣くのを堪えるかの様な表情をしながら、手をどけてゆっくりと足を開く。
俺はソファの前に座って胡坐をかき、川崎のショーツが目の前に来る状態にしてじっと見つめた。
すらりと伸びた足の根本にある、女の大事な部分。黒のレースが、少なからず、いや、かなり湿っているのが見て取れる。
にやにやするのを必死で抑えながら、川崎の表情を窺う。
目を背けて、小さな声で『恥ずかしい……』と呟くのが聞こえた瞬間、思わず右手の人差し指が彼女の秘部へと伸びた。
ぐむっ、と言う感触と共に、彼女の肉厚な秘部に指が食い込む。―と。
「ひあぁぁっ!?」
驚きと快楽が混じり合った声を上げ、海老反りになってぶるるっと震えた。
絶頂に達するまでは行かないものの、ここまでの我慢も相俟って、相当の快感を感じた様だ。
小町が隠れている方でがたたっと音がしたが、俺しか気付かなかったのは幸いだった。流石にいきなりこんな声が聞こえたら驚くよな……。
指を押し込んだまま、わざとらしく質問をする。
「ここ、気持ち良いか?」
「あう……あ……押し込んだまま聞いちゃ……うあ……」
「気持ち良いのか?」
更に指を押し込んで質問する。
「ぃあ……!あ、うぁ、き、気持ち良い、気持ち良いから……」
恥ずかしがりながらも何とか言葉を紡ぐ川崎の姿に、身体の奥底が熱くなる。
「そうか。じゃあ、もっとしてあげたくなるな」
「えっ!?あ、そんな……!」
川崎の言葉を意に介さず、人差し指を一度引いて、再び秘部に押し込んだ。川崎の反応を待つまでもなく、次々と押して引いてを繰り返す。
「ひあっ!?んぐっ、あうっ、ひぐっ、いっ、イく、イっちゃ……!」
指が一往復する度に、彼女の身体が面白い程にびくんびくんと跳ねる。
そして、彼女が絶頂に達しそうになった瞬間に、指をそっと放した。
「あ……え……そんな……」
立ち上がり、呆然とする彼女の真ん前に顔を近付けて、優しく語りかける。
「上、行くか」
「あ、でも、まだ……」
もう一度、微笑んで伝える。
「上、行くか」
「……は、はい……」
手を膝の裏にやったまま、力無く頷いた。
「良い子だ……」
そう言って彼女の唇にそっと唇を重ねると、背中に手を回して来て必死で舌を絡めて来た。
思った以上の反応の良さと従順さに、思わず歓喜の声を上げそうになる。
この後やろうとしている事を考えて、胸が躍った。
続く。
ドS八幡を書くべく頑張り中です。じっくり書いたらもう一話書くことになりました。何気に今までで一番話数が多い……!
もう少し書いたら、話の順番を整理しようと思います。
お気に入りの数が900を突破しました……!ふおおお……!
UAを見ても、先週よりも更に沢山の方にご覧頂いている様で……本当に嬉しい限りです!頑張ります(^^)
アニメ2期も毎回見ております。ゆきのんとガハマさんかわいいっすね。鬱展開がどれくらい続くのか……くおお……。俺ガイル熱はアニメでしばらく保たれると思います。
それでは、今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!