※この作品はR-18です。

俺ガイル 日常の何気ないエロス。   作:高橋徹

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 俺が胡坐をかき目を閉じた状態で、陽乃さんが柔らかな肢体を密着させてくる。

 陽乃さんは俺の首に腕を回し、静かに息を荒げている。

 甘ったるい吐息が鼻先を掠めて、このゲームによって益々陽乃さんにのめり込んでいる実感が湧く。

 

「それで……次は、どうするのかな?」

 

 陽乃さんが脳内デートの続きを促す。ひと気の少ない映画館で、陽乃さんは今、纏っていた衣服を全て脱ぎ捨てて、映画に出ている女優顔負けのプロポーションを惜しげもなく晒している。

 ……そして、その状態は今の陽乃さんともリンクしている。

 今、俺が脳内デートの中での行為という名目で言うことは、目の前の陽乃さんが余すことなくやってくれる。二人の間に存在する暗黙のルールが空気を妖しく歪めて、身も心もどんどん深みに沈み込んでいく。

 

「そうですね、雪ノ下さんには全部脱いでもらったので、今度はいやらしく足を開いてもらいます。映画館の席は狭いですから、立ったままやってくださいね。はしたなくがに股になってください」

「ぁあ……っ!? んぅっ、ぅあ……っ」

 

 言って、陽乃さんの脇の下に手を伸ばし、くんと持ち上げて立ち上がるよう促す。

 脳内デートではまだ服を脱いだだけの陽乃さんだけど、実際はついさっきまで敏感な乳鞠とむちむちとした淫部をたっぷりと責めていた。そのため立ち上がる際も陽乃さんの足腰はがくがくと頼りなく震えてしまい、まるで生まれたての子鹿のようになっているのが、陽乃さんの脚に添えた手から伝わる感触で分かった。

 

「立った……よ……っ」

 

 何とか立ち上がった陽乃さんの声が、頭上からそろりと降ってくる。

 陽乃さんは報告は、現実のものと脳内のもの、両方を兼ねているんだろう。

 奇妙なやりとりは尚も続く。

 

「足は広げましたか?」

 

 既に目の前から立ち上る濃厚な牝の匂いに陶然としながらも、確認の言葉を陽乃さんに投げかける。

 こきゅっ、と。

 小さく喉が鳴る音がして、陽乃さんの息が一層荒くなった。

 目の前から香る甘ったるい匂いが一層強まって、酔ってしまいそうな程の心地良さをもたらす。

 陽乃さんの脚に手をそろりと這わせて、脚の角度を確認する。触れた瞬間陽乃さんがびくりと反応したのが何とも可愛らしい。

 

「……広げたようですね」

「……っ」

 

 太ももから膝までの部分を幾度も撫で回して、陽乃さんが目の前で肉感のある脚をはしたなく広げて羞恥に震えている様を想像する。

 薄暗い映画館でスクリーンの光を背景に震える陽乃さんと、明るい部屋の中で全くぼかされることなく陰部を晒される羞恥に震える陽乃さん。

 暗闇の中で浮かび上がる2人の陽乃さんに、堪えるのに必死にならねばならぬ程の興奮が湧き上がる。

 行き当たりばったりで流れを考えているが、ここでもう、完全にこの人の理性をどろどろに溶かしてしまいたい。今までのお返しも兼ねて、徹底的にだ。

 陽乃さんの太ももに添えた手を、ゆっくりと中心部に滑らせていく。

 

「ひぁっ!? あっ、ひ、比企谷くん……?」

「? どうしました? まだ次の指示は出してませんよね?」

「うぅっ、ぁっ、そ、それはそうだけ、ど……っ」

 

 脳内デートはどんどん過激になっているが、現実の俺たちはただ目を閉じて身体を寄り添っているだけ――そんな、小めんどくさい設定がいつの間にか出来上がっている。

 ――だからこそ、俺は好き勝手な指示を陽乃さんに出して、陽乃さんはそれに従うという奇妙な関係も成り立っている。

 ――だからこそ、今、この場では、俺は陽乃さんに好きなことが出来る。

 左手で陽乃さんの太ももを押さえて、弾力のある瑞々しい肌に指を食い込ませる。そして右手をそっと中心部に這わせると、

 

「ひぃんっ!?」

 

 電気が走ったような声を陽乃さんが上げた。

 陽乃さんはいったいどういうつもりなんだろう、どこまで乗ってくれるんだろう。

 そんな疑問は絶えず湧いてくるけれど、今はそれよりも、目の前のこの身体を――めちゃくちゃにしたい。

 それも、迂遠で、ねちっこくて、いやらしいやり方で。

 このゲームを提案したのは陽乃さんだから、きっと問題無いはず。

 幾重にも予防線を張って、目を閉じたまま陽乃さんに顔を向ける。

 

「今から、雪ノ下さんの大事な所を指で責めます。声が出そうになると思いますが、極力我慢してください。映画が終わるまで気ままに責めるんで、頑張ってくださいね」

「え……っ」

 

 凍り付いたような陽乃さんの声を新鮮に思いながら、右手をゆっくりと陽乃さんの秘所に這わせる。

 暗闇の中で、触覚と嗅覚で陽乃さんの大事な部分を味わう。手が触れた肉厚のクレバスは既にぐしょぐしょに濡れていて、軽くなぞっただけで陽乃さんの身体ががくがくと震えた。

 

「ふっ……くぅっ、んんん……っ」

 

 秘部への愛撫に対して、陽乃さんは手で口を覆っているのだろうか、くぐもった悩ましい声を漏らしている。その艶声をBGМに、指を更に動かす。

 うっすらと生えた恥毛は熱を帯びた愛液に塗れ、ぺったりと肌に貼り付いている。

 愛おしむようにしょりしょりとそれを撫でて、大陰唇を指で外側から挟み込み、揉むように動かす。すると頭上から垂れ流れてくる淫靡な声と、目の前から香る甘酸っぱい香りが更に濃厚なものになった。

 

 ぐしょ、ちゅぷ、にゅく、にちゃ、にゅくにゅく、……。

 

「んんんっ、んんっ、んふぅぅぅ……っ!」

 

 大陰唇を指で挟んだ状態で、中の襞を解すように上下に互い違いで揉みほぐすと、肉厚の淫谷の中でいやらしい水音が聞こえる。

 スポンジを扱うようにぎゅっぎゅっと揉みしだくと、中から淫猥な肉汁がぷちゅぷちゅと音を立てて手のひらを伝った。

 

「雪ノ下さん、後ろの席って言っても声を出したらほんとバレちゃいますからね? 注意してくださいよ?」

 

 映画館では後ろの壁際に座っているということになっている。もし他の人が陽乃さんの声に気付いて振り向けば、陽乃さんの艶めかしい背中が見えてしまう。

 

「んっ、んふぅっ、だ、大丈夫、大丈夫だか、らぁ……っ!」

 

 クレバスに中指を這わせると、陽乃さんの声が色っぽく揺らいだ。益々熱を帯びた割れ目は指でなぞる度にその水量を増して、渓谷の増水を連想させる。

 

 にゅっぷ、にちゅ、ちゅりり、にちゃ、くちゅぷ……。

 

「~~~~っ! ~~~~っ!」

 

 陽乃さんのくぐもった喘ぎに、一層甘さが混じる。

 熱い淫汁が肘まで伝った所で、花弁を掻き分けて膣口に中指を宛がった。

 濡れそぼった牝穴はひくひくと疼いていて、牡の身体を招き入れようと、指先にちゅっとキスをしてくる。ここに俺のモノを挿入したらどれだけ……と、想像しただけでぶるりと背筋が震えた。

 僅かに力を込めて指を中指を押し入れると、いとも簡単に指の根本まで吸い込まれた。

 

「~~~~んぁぁぁぁ……っ!」

「うぉっ?」

 

 更に跳ね上がった快感に耐え切れなくなったのか、陽乃さんは身体を折り曲げて両手で俺の頭を掴み、耳元に口を寄せて耽美な吐息を吹きかけてきた。

 

「雪ノ下さん、大丈夫ですよね? 声、出しませんよね?」

 

 敢えて優しく問いかけながら、熱いゼリーに浸っている中指をくいくいと曲げ伸ばしする。男性器だと思ったのだろうか、柔らかな肉襞が別の生き物の様に蠢いて、きゅむきゅむと根本から締め付けてくる。

 

 にちゅぐちゅぐぽちゅぐぐぽじゅぴじゅぷじゅぽじゅぽ……。

 

「これ、やっ、やば、ほんと、あっ、あぐぁ……あっ、あっ、あぁぁ……っ」

 

 耳たぶを唇でぱくりと咥え込んで、愛撫のリズムに合わせて卑猥な声を絶えず俺の耳に流し込んでくる。

 熱く湿った吐息は身震いする程にいやらしく、股間に恐ろしい程の疼きをもたらす。

 

「ひ、比企谷、くんっ? わ、わたし、ずっと、軽くイってるんだ、よ……っ? それ、分かってる、分かってるよね……んひぃぃっ!?」

 

 窘めるように優しく語り掛ける陽乃さんの言葉は、特に敏感だと分かった箇所を指の腹でぐりぐりと押し込むことで掻き消した。

 不意に、陽乃さんの手が俺の頬に添えられた。顔を上に上げられ、おでこ同士がこつんと当たる。

 

「もう、だめ……比企谷くん、ゲームは終わりにしよう? ……わたしがイク所、見て?」

「…………っ」

 

 陽乃さんから発せられたゲーム終了宣言と共に、映画館での陽乃さんの痴態の映像が陽炎の様に消えていく。

 陽乃さんの魅惑的な言葉でうっすら目を開けると……息を呑んだ。

 

 とろとろに蕩けた瞳。

 だらしなく緩んだ頬。

 じっとり汗ばんだ雪のように白い肌。

 半開きになった口から覗く桃色の舌。

 顎を伝う唾液。

 牡を狂わせる、先端が痛々しい程にぴんと張り詰めた乳鞠。

 そして目の前にある――俺の指に反応して絶えず痙攣している陰部。

 

 何もかもが恐ろしい程蠱惑的で、劣情を催すものだった。

 中でも陰部は格段にいやらしく、淫液で貼り付いた恥毛はばらばらに伸びて不規則に貼り付いていて、左右の花弁は触った通り肉厚な桃色で、牡の身体を惑わす強烈な魅力を纏っている。

 目の前の極上の肢体を余す所なく見ようと必死に目を凝らしていると、陽乃さんの手が俺の頬に触れた。

 

「……わたしが特に気持ち良い所、もう分かってるでしょ? お願い……んっ」

 

 優しく語り掛けてきて、そのまま唇を重ねた。まるで愛情を確認するかのようなキスに意識が甘く蕩ける。

 唇が離れると、陽乃さんがにっこり微笑んだ。それを合図に、今度は薬指も挿入して、陽乃さんがとびきり敏感に反応する場所を一気に押し上げる。

 

 ぐにゅぷっ、じゅぷっ、ぐじゅぐじゅ、じゅぐぐ、ぢゅぽぢゅぽぢゅぽ……。

 

「んはぁぁぁああぁぁぁぁ……っ! や、やば、これ、すぐイっちゃう、イっちゃう、イっちゃうぅぅぅぅ……っ」

 

 声を抑えることなく、陽乃さんが解放されたように大きく嬌声を上げる。

 可愛らしい言葉を口にしながら、快感に耐え切れず腰をがくがくと前後に動かす。

 

「雪ノ下さん、ほら、動いちゃダメですよ」

「んひぃっ!? うぐぅぅぅ……っ!」

 

 左手で尻肉を強めに掴むと、陽乃さんの声が一層の熱を帯びた。逃げ場を失った快感が、膣肉から脳へと一直線に余すことなく叩き付けられる。

 

「あっ、あがっ、も、もうだめ、イク、イク、イクぅぅぅぅぅ……っ!」

 

 はしたない言葉を戸惑うことなく吐き出して、陽乃さんが全身を痙攣させ、おとがいを上げて絶頂に達した。

 中指と薬指が痛い程に締め付けられ、膣口からはまるで滝のように愛液が溢れ出し俺の腕をびしょびしょに濡らす。

 痙攣の最中も指を動かすと、陽乃さんは獣じみた声を漏らして、腰を前後にかくかくと揺らして更に淫液を分泌した。

 

「……あっ、あぁっ、あっ、あっ、ぁあ……っ」

 

 陽乃さんが力無く崩れ落ち、再び腕と足を絡めてくる。息を整えながらも絡ませた四肢はいやらしく首や背中を這い回って、興奮を収めさせてくれない。

 

「……ねえ、比企谷くん」

「……なんでしょう」

 

 陽乃さんの呼び掛けに答えると、目が合った。陽乃さんの瞳に発情の色は見えないものの、それよりも強い感情の炎が双眸に宿っている。

 陽乃さんが下腹部を俺の股間に押し付ける。ジーンズと陰部とが擦れ合ってくちゅりと鳴る音に俺が息を呑むと、陽乃さんがくすっと笑った。

 

「……しよっか」

「え……っ」

 陽乃さんの言葉に呼吸が止まる。

 俺が言葉を詰まらると、陽乃さんは穏やかに微笑んだ。

 

 

 

 続く。

 




 お久しぶりのはるのんでした。

 一週間が始まりますね。頑張りましょう。
 それでは、また明日ここでお会いしましょう(^^)!
 今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!
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