※この作品はR-18です。

俺ガイル 日常の何気ないエロス。   作:高橋徹

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(6)

 ベッド際で、衣服を一切纏っていないいろはが、女の子座りになって上目遣いで俺を見つめる。その手は俺の手を弱々しくもきゅっと握っていて震えている。自分だけが、この子を守って、そしていじめたくなるような……そんな、庇護欲と嗜虐心の両方を同時に煽る、たまらない姿。

 さて、いろははおしおきをご所望な訳だけれども。

 どうしたものか。

「……じゃあ……」

 じゃあ、とは言いつつも、いざこの場面に来て何をしたら良いか分からない。まあ、突然すぎる出来事だったしね。部屋に入ったら恋人が俺の名前を呼んで一人でしてるとか何この衝撃的場面。

「せんぱい……」

 何が出来るか悩んで黙りこくると、いろはが不安げに、潤んだ瞳で見つめてきた。たまらぬ程愛おしくなって、立ったままきゅっと抱き寄せて、背中をぽんぽんと撫でて――何をするか考えるついでに、背筋を爪先でつつつとなぞる。

「あひぁっ……ひっ、ひぃん……っ」

 あ、もう押し倒したい。

 しかし、この場でそれをやったらおしおき感が皆無だ。いろはがおしおきしてほしいと言ったんだから、何としても叶えてやらねば。

「……………………」

 やべえ。

 全然浮かばない。

 おしおきが浮かばないフラストレーションから、手遊びが段々エスカレートしてくる。「んー……」と考える声を漏らしながら、いろはの右耳たぶをはむはむと咥え、左胸を右手で弄び、左手で尻をぐにゅぐにゅと揉みしだく。

「あっ、ひっ、んぐっ、ら、らめっ、ひぇんぱい、これ、おひおきに、ならない、れすよぉ……っ」

 徐々に身体を後ろに倒しながら、いろはがとろけきった甘ったるいスープのような声を耳に流し込んでくる。いかん、可愛すぎてこのままいつもの展開にしてしまいそうだ。

 むん。

 ああ、そうか。

 今この場で何をしたいかを考えても浮かばないのなら、以前「今度やってみたいなー」と思っていたことを思い出せば良いんだ。

 そう考えて、部屋に視線を巡らせる。この部屋で過ごす時間が一番長いが故に、いろはがこの部屋に来た時、どの場所でどんなことをしたら楽しそうか、何を使ったらいろはが狂おしい程に達するのか……などと言うことをたまに妄想していたので、それを思い出してみる。

 ……うそ。

 たまにじゃなくて、しょっちゅう妄想してました。

「あふぁっ……せ、せんぱい、しぇんぱいぃ……」

 こういったことを考えている間も手遊びは続いていて、いつの間にか舌をいろはの耳に挿し込んで、右手はいろはの左胸の突起をしごき上げて、左手は尻から手を回して秘裂に指を挿入してぐちゅぐちゅとかき回していた。あー、もう、超楽しい。や、そうじゃなくて。

「あ、そうだ」

「ひゃわぁ……っ?」

 良い案を思いついたと同時に、おしおきに入る前にいろはをもう少し味わっておこうと思い、いろはをベッドの上にこてんと押し倒した。力無く仰向けになったいろはの首に左手を回して頭をがっちりと固定して、唇を重ねて唾液を流し込み、右手中指を秘裂に挿入して関節を曲げてぐにぐにと膣肉の感触を楽しむ。

「あへぇぁぁぁぁ……っ、はぷっ、ちゅるっ、んふぅっ、ごく、ごく、んくぅぅっ、ひゃぅぅぅ……っ」

 とろとろに甘えた声を上げて、唾液を飲み込んで愛撫で身体を跳ねるいろは。敢えて体重をかけて身体を締め付けてやると、肉襞の収縮が強まり中指を愛おし気に抱きしめてきた。こんなに可愛い反応をされたのでは、いくらでもしたくなってしまう。

 …………。

 おっと、いけないいけない。

 おしおきをするんだった。すっかり忘れていた。忘れちゃうのかよ。

「……ぷはっ、いろは、思いついたぞ。ちょっと道具を持ってくんむっ?」

 唇を離して話し始めた直後に、いろはが俺の首に手を回して唇を塞いで、ぐっと引き寄せた。そのまま俺の背中を足でするりと絡め取り、衣服越しにぎちぎちに勃起した肉茎がいろはの花びらに押し当てられる形になる。

「んちゅっ、ちゅぷっ、んふぅっ、はふっ、ちゅぴっ、ぢゅるるる……んはぁっ、……はい、教えてください。せんぱい、わたしにどんなおしおきをしてくれるんですかぁ……?」

 耳朶に染み込む甘ったるい声を上げて、いろはが目を細めて色っぽく首を傾げる。おしおき云々のくだりが無かったら、もう獣のように犯しているところだ。

「や、お前、俺に喋らせる気がねぇだろんむっ?」

 また唇を塞がれた。

 毎回、俺の言葉尻がなんか変なことになってるんですけど。だろんむって何だよ。

 結局この後、一度完全に抵抗する力を無くそうということで、いろはの上体を起こしてその後ろに回り込んで、背中側から手を回して膣の中を2本指で潮を吹くまで嬲った。「はぅぅぅ……」と力無くくてんと寝転がったいろはの髪を撫でながら、やっとこさおしおきの説明に移ることが出来た。

 

       ×  ×  ×

 

「おしおきはな、道具を使おうと思う」

「? 道具……?」

 くたくたになって仰向けになっているいろはの下を一旦離れて、引き出しを開けてあるものを持ってきた。ちなみに一瞬離れるだけなのにいろはがものすごく寂しそうな顔をしたため、内心悶え転がっていた。これはもう一刻も早く同棲を……などと考えてしまった。2年後の休日が心配だ。歯止め0はまずいそ、ふふふ。

 俺が手に持ったものを見て、いろはがこてんと首を傾げる。

「それは……アイマスク、ですか?」

「そうだ」

 いろはに見せたのは、時折自分で使うアイマスクだった。話す人がいない学校イベントでの遠出の時などに着けるととてもよく寝れる。目的地に着いた時、一人だけぐっすり寝ていて元気なために内心テンションが上がっている自分と、話し疲れた―と楽しげに言い合っているクラスメイトを比べたりなんかしたら負けだと思っている。ほんとに。

「これを……こう」

「ふぁ……っ?」

 いろはにアイマスクを装着させると、不安げな声が漏れた。突然襲った暗闇に、いろはがおろおろと首を動かす。かわいい。

「あ、せ、せんぱい……こ、これがおしおきですか?」

「んー、あとは……」

 言いながら考えていると、いろはの様子が目に入る。

 目隠しをされて、どこか不安げに身を縮こまらせて、闇の中で辺りを伺っている。なんだか小動物みたいだ。

 何この子、超可愛いんですけど。

「せんぱい……」

「あ」

「あ、って何ですか……」

「……すまん」

 お前のこと考えてたとか口に出したら、自分のクサさで死ねる自信があるので、何も言わないでおく。

 ふと、いろはの腕に目が行く。女の子座りになって手をぺたっとベッドに置いているのを見た時、その手首の辺りに視線が自然とロックオンされた。

 ああ、そうだ。

 これは良い。

「いろは、縛るぞ」

 溢れ出るわくわく感を抑えながら言うと、いろはがぴくっと身体を震わせた。

「え……き、亀甲縛りってやつですか?」

 …………マジかこいつ…………。

「なんで知ってんだ……」

「先輩も知ってるじゃないですか……」

 こんな会話をしてるけど。

 いろはさん、全裸で目隠し中です。

「そんな大層な事は今はしねぇよ。ちょっと手首を縛ってみるだけだ」

 俺の言葉を聞くと、いろはがにへっと笑った。目を隠しててもかわいい。

「今は、ってことは今後してくれるんですね」

 そこかよ。

「あ、いや、その」

「してくれるんですね」

「いや、え、あれ? 何かお互いの立場がおかしくない? ねえ?」

「やったー、先輩がその内入念に勉強して縛ってくれるぞー」

「…………」

 何この子、どんだけ貪欲なの?

 取り敢えず、それ系の小説やビデオを見て勉強しようかしらん。

「……まあ、それは置いておいて。じゃあベルトか何かで」

「先輩のTシャツが良いです」

「え」

 いろはさん、普通にアイマスクを取って、極めて真剣な顔で訳の分からんことを言ってきなすった。

 え、なに、俺のTシャツ? なんで?

「俺のTシャツの材質は別に縛りに向いてるものではないと思うんだけど」

「や、畳んでしまってある方じゃなくて、先輩が今着てる方です」

「え」

「今着てる方です」

 もう一度言われて、ちらりと自分の服を見やる。確かに上着の下にはTシャツを着てるけど……なんで?

 目をきらっきらさせながら、いろはが俺の袖を引っ張ってくる。顔が目の前に来て、不意打ちのせいか妙に照れた。今更すぎるけど。

「良いから早く、ほら、先輩、脱いでください」

「上は着るぞ」

「下を履いてくださいよ」

 おお、すげぇないろは。こういうネタも分かるのか。

「変なの挟まないでください」

 変なのって言われた。

「ほらほら、上を脱いでください。そしてTシャツでわたしの腕を縛ってください。あ、ちなみに本当に下は履いててくださいね? 今そっちの匂い嗅いじゃったら……あ」

「…………」

「…………なんでも、ないです」

 …………。

 ……なんでこの子、頬をぽっと赤らめて、顔を背けて婀娜っぽい流し目を送ってきたの? 今のくだりだけで物凄い勃っちゃったんだけど。

「分かった分かった、脱げば良いんだろ」

「今のセリフだけ聞くと何かすごいですね……」

「うるせぇよ……」

 恋人を人質にとられた美人キャラが悪役に「おら、脱げよ」とか言われたらこんなセリフで答えるんだろうか。超どうでもいい。

「ほらほら、早く早くー」

「分かった分かった」

 何だかシュールな雰囲気になりながらも。

 おしおきの準備は着々と進む。

 

 

 

 続く。




いろはすでした。

1日休んだだけでえらく昔に感じますwこれくらい気軽に休む方が、却って気楽に書けて良いなぁと思いました。これからもどうぞよろしくお願いします。

繰り返し書きます。Twitterをやっております。
takahashi_toru_
でやっています。執筆やら小説やらについてちょこちょこ書いています。感想もこちらだとすぐ返せることが多いので(何となく心理的に)、ぜひリプを飛ばして頂ければと思います。

それでは、木曜日も頑張りましょう。
また明日お会いしましょう(^^)!
今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!
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