いろはの腋に舌を伸ばして、膣口を愛撫するのと変わらぬ程の情欲を持って、ざらりと舌を這わせる。甘ったるいミルクにも似た汗の匂いにくらくらしながらも、ゆっくりと舐め上げる。
「んんんん……くひぃん……っ」
いろはの可愛らしい反応を見ながら、ゆっくりと舌を上下に動かす。舌の表を使って下から上へ舐めればいろはは背筋を反らせて甘美な嬌声を上げて、舌先から裏を使って上から下へ舐めれば唇を引き結んで耽美でくぐもった声を漏らした。
腕の根元に狙いを定めて入念に舐めると、
「あぁぁぁ……やぁっ、これっ、ひっ、ひぃんっ、うぅぅぅ……っ」
内股をすり合わせて、涙声でいろはが喘ぐ。
左手でいろはの腰を抱きしめ、右手でいろはの左肩を掴む。がっちり拘束した状態で更に入念に舌で舐ると、今度はすり合わせていた足をゆっくり開いて、足の指でベッドのシーツを強く掴んで激しく震えた。
一度舌を離して、いろはの股座のシーツをちらりと見やると――直接秘裂に指を挿しこんで愛撫した時と遜色無いくらいに、元のシーツの色が分からない程に、ぐしょぐしょになっていた。
「……あっ、あっ、あぁっ……」
様々な反応をしてひたすら悶えたことで疲れ果てたのか、いろはが息も絶え絶えにくたりと体中を弛緩させる。
――無理はさせない。けれど、それでも、境界線の一歩手前までは。
たっぷりと、いじめ抜く。
改めて意識して、もう一度口を開いた。
「10、9、8、……」
「……っ、も、もう、せんぱいぃ……っ」
俺が居る方に顔を向けて、哀願の声を上げるいろはに。
「……5、4、3……」
「ひぅぅ……」
答えることなく、いろはの身体を右側を上にして横向きにする。そして腕を掴んでぐいと上に上げて、
「……2、1」
「……っ」
いろはがごくりと息を呑むのを聞きながら。
唾液をたっぷり含ませた舌を伸ばした。
× × ×
両脇を舐めた後も、責めは続く。
お腹を舐め、へそを舐め、腰を舐め、太ももを舐め、ふくらはぎを舐め、足を舐め……その間も、絶対に10カウントをゆっくりと行うのをやめなかった。いろははどこか諦めた様子にはなるものの、快感に抗うことは出来ずに、体力の続く限り汗を滲ませながらよがり、喘ぎ、悶えた。
「……せ、せんぱいぃ……っ」
足の裏を舐り尽くしたところで、いろはが力ない声で呼びかけてきた。今までの哀願とも違う声音に、今までとは何か別のことを伝えたいのだと気付く。
「なんだ?」
聞きながら、頬に手を這わせる。いろはは一瞬びくりと反応したが、すぐに愛おしそうに身を委ねた。
「……なんで、なんで舐めて、くれないんですかぁ……っ」
甘ったるい猫撫で声を上げて、手のひらにちろちろと舌を這わせる。他の人に見せることのない甘え方だと分かっていると、何とも言えない幸せな気分になる。
「舐めてほしいのか?」
耳元に顔を寄せて囁くと、「ひんっ!」と甲高い声を可愛らしく上げた。
「……は、い……」
こくこくと頷くいろはの頬を撫でて問いかける。
「……多分、さっきまでと比べ物にならんぞ。大丈夫か?」
聞くと、いろはが幸せそうに口元に笑みを浮かべた。
「良いんです、大丈夫です。……せんぱいに、いじめてほしいんです」
ごくりと喉が鳴った。
「……わかった」
いろはの口に指をつぷりと挿入すると、唇をすぼめて愛おしそうに咥えてくれた。そして、いろはの背中に腕を回して、ぎちぎちに隆起した肉棒を2人のお腹で挟んで、ゆっくりと体重をかける。
いろはの左の乳房を口付けをして、ぷっくりと張り詰めた桜色の突起を唇で挟んで舌先を数回往復させる。
「ひっ……」
一度、短い声を上げて。
「ひぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
のしかかっている俺を跳ね除けんばかりに、弓なりに背筋を反らせた。なおも痙攣するいろはの身体を押さえつけて、唇と舌先と口内による蹂躙を続ける。
「いっ、ひぎっ、こ、これっ、やばっ、あぁっ、あぅぅ、あぅぅぅぅぅ……っ」
足をばたばたとさせながら、口の端から涎を垂らすのも厭わずにいろはが喘ぐ狂う。
もう、俺自身、カウントする余裕さえ無かった。
今度は右の乳房の突起にむさぼりついて、左手で右乳房の柔肉を揉みしだく。右手は数秒前まで舐り回していた左の乳房に伸ばして、人差し指と親指の腹でぎゅっぎゅっと圧縮しながらしごき上げる。
「あぁぁぁ……あぁぁぁぁ……」
俺の腰に細い足を絡みつかせてもぞもぞと這わせ、愛撫で更なる快感を送り込むと足を開いてベッドのシーツを掴んで痙攣する。足を絡みつかせてきたとき、下腹部に密着したいろはの膣はどろどろにとろけた濃厚な熱いスープのようになっていた。
どれくらいの時間嬲ったのか分からない程にいろはの柔肉を堪能して、ようやく口と指による蹂躙から解放する。
「あっ……かはっ、あぇっ、ひっく、うぇっ、ひぅぅぅ……」
嗚咽を漏らして、たたんだ足を力なく左右に開いて、いろはが余韻に浸る。
いろはの股座に身体を割り入れて、前屈みになった。
「……まだだぞ」
意識して一段低い声で囁くと、「え……?」と震える声が返ってきた。舌で責める場所は、ここが最後だ。より一層、念入りに、どれだけ熱く濡れていようとそれを全て舐めとるつもりで、いろはの足を掴んで左右に押し広げた。
× × ×
「…………」
ここまで何十分していたかも分からない愛撫に次ぐ愛撫を重ねて、その途中、いろはの発情した声を聞いて、シーツの状態を確認することはあっても、秘部を至近距離で確認してはいなかった。
――驚いた。
いろはの色白の肌は度重なる責めにより紅潮していて、見慣れた恥丘の膨らみも熱を持って特段の艶を纏っている。わずかばかり生えている柔らかそうな恥毛は、幾度となく噴き出した淫液によりしっとりと湿っていて、肉づきの良い割れ目は発情しきってひくひくと戦慄いている。
指を挿れても。
舌を挿れても。
肉棒を挿れても。
何を挿れても、何をしても、極上の快感と愉悦が待っているに決まっている――そう確信させるだけの、牡にめちゃくちゃにされるのを待つ、牝の器。
「いろは……ここも、舐めてほしいか?」
顔を上げて聞くと、いろはが僅かに首を起こした。
「……はい、舐めてほしいです。……でも……」
言葉の途中で、いろはがもじもじと恥ずかしそうな仕草を見せる。
「ん? でも、なんだ?」
聞くと、
「今度は、わたしも……舐めたいです」
心臓が、とくんとなった。
「……そうか」
これに応えるならば、おしおきは終了ということになるだろう。
「さっきまでのは、ちゃんといろはにとっておしおきになったか?」
聞くと、妙に子供っぽい溌剌とした動きでぶんぶんと首を縦に振った。
「なりました。なりました。先輩ってこんなに鬼畜になっちゃうんだって思ってもう内心きゃーきゃー言ってました」
……さいですか。おしおきって何なんだろうか……。
「でも、お前途中で何度も『やぁ……っ』て言ってたじゃねぇか。あれは何だったんだ?」
「今声真似したのは非常に気持ち悪かったですけど」
「…………」
……「非常に気持ち悪い」って……。丁寧な罵倒って中々答える。
「あれは……アレです。女の子ですから。その辺のめんどくささはぜひとも許容してください」
「そうか、わかった。じゃあ今度からお前がこういう時にやだって言ったら全部肯定と捉えて良いんだな」
「杓子定規すぎます。先輩はおバカなんですか。そこはちゃんとその場その場で空気読んでください」
「お前、容赦無いな……」
言葉のフリッカージャブが止まらない。後で地味に腫れそう。
「これくらいじゃないと、先輩の彼女は務まりませんからね」
むぅ。
「まあ……そりゃそうか」
いろはがふんすっと鼻息を吐く。すんごいどや顔してるっぽいけど、まだ目隠しはしてるし、拘束された腕はいろはの頭上にあるので、何だかすごいシュールだ。
「それじゃ、やるか。もう目隠しも縛るのもやめるけど、良いな?」
「はい。先輩、次やる時までに同じ状況での違う責め方を考えておいてくださいね」
「え」
「宿題です」
「これ、おしおきだよな?」
「? おしおきですよ?」
目隠し状態で「ほえ?」って顔で首傾げんなよ。可愛いなぁもう。
「おしおきって、やられる側がリクエストするもんだっけ?」
「少なくとも、わたしと先輩でする場合はそうじゃないんですか?」
「なんでさも確定事項であるかのように言ってんだよ」
「先輩はいやなんですか?」
「お前が指定するんだろ? それでそのやり方でお前をおしおきする訳だよな」
「はい」
「お前は喜ぶ訳だ。しかもすごく」
「そうですね」
「じゃあ良いか」
「先輩、わたしにどんだけ甘いんですか……」
「うるせぇ、今更だろうが」
「くす……それもそうですね」
ついさっきまでのおしおきの時間があまりにも濃厚だったので、こんなやり取りが妙に懐かしく思える。
「それじゃ、やるか」
「はい」
そんな訳で。
長かったおしおきを終えて、ここからはいつも通り。
――そうは言っても、いろはの身体に目をやると、雑談を挟んで尚発情しきって疼いていたままだ。いろははこれに気付いているのか、気付いていて知らぬフリをしているのか……どちらにせよ、この後もたっぷりと楽しめそうだ。
「じゃ、先輩……取ってくれますか」
「おう」
心地良い熱を持ったいろはの声に応じて、まずは目隠しと手首の拘束を解く事にした。
続く。
いろはすでした。
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takahashi_toru_
こちらでは後書きで書いていないような、この作品の話や執筆の話、読書の話をちょこちょこ呟いています。よろしければご覧くださいませ(^^)!
それでは、また明日ここでお会いしましょう(^^)!
今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!