※この作品はR-18です。

俺ガイル 日常の何気ないエロス。   作:高橋徹

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(12)

 先輩がわたしの手を引っ張って、ゆっくりと腰を突き立てる。

 アソコに宛てがわれた先輩の熱いモノが肉をかき分けて、ずぶりと入ってきた。

 

「いぃ……っ!」

 

 ――予想を超えた衝撃に、全身に電流が走る。

 顔を起こして様子を見ると、先輩のモノはまだ先っぽしか埋まっていない。

 身体の感覚を研ぎ澄ますと、わたしの中の入口で先輩のモノのエラが引っかかっているのが分かった。

 

「くひぃんっ!?」

 

 先輩がほんの少し動いただけで――押したのか引いたのかも分からないくらい動いただけで、わたしの身体は綺麗に仰け反った。

 待って、待って、待って。

 こんなの、知らない。こんなの、シャレにならない。

 どうしよう、どうしよう、どうしよう。

 頭の中がごちゃごちゃしていると、先輩が切なそうに声を上げた。

 

「いろ、は……入れてく、ぞ……っ」

 

 先輩の声音にハッとする。

 先輩も、気持ち良いんだ。

 わたしの中は、思考がばかになってしまいそうな程の快感で先輩のモノを満遍なくきゅうきゅうと締め付けていて、それに反応した先輩のモノがむくむくと大きくなって、それでまた先輩のモノが大きくなる……という、とんでもない循環が起きていた。

 これ以上気持ち良くなった時の事を考えると、本当に大丈夫かなと不安が過ぎる。

 けど、それ以上に。

 

「うっ、くぁっ……いろは……っ」

「……っ」

 

 先輩が気持ち良さそうに震えて、わたしの手を力強く、でも本当に優しく握ってくれている。

 その切なそうな表情に胸がきゅんとしてしまって、こんな状態なのに頬がだらしなく緩みそうになる。

 なんだよ、もう。

 先輩、可愛すぎるでしょ。

 先輩……わたしでこんなに気持ち良くなってくれてるんだ――

 

「うおっ!? い、いろは、こら、そんな締め付けるな……っ」

「あ」

 

 あまりに悶えていると、さっき以上に締め付けちゃったみたいだ。

 先輩、瀕死である。

 うふふー、申し訳無いなー。

 さーて、どうしようかなー。

 

「えへへへー……とうっ!」

「うおっ!?」

 

 先輩と手を繋いでいることを良いことに、私が下になっている状態のまま、先輩をぐっと引き寄せて、先輩が私の身体にダイブするようにした。

 勢いが余ると、ぐえっ、て先輩みたいなキモかわいい声が出ちゃうからそこは上手いこと調整する。

 ぎゅむっ。

 

「ふへ~……」

「……おまえ、なぁ……っ!?」

 

 先輩と密着して、温泉の更なる上を行く極楽状態に浸っていると、耳元で先輩が切なそうに声を上げた。

 どうやら今の拍子に先輩のモノが半分くらいまで入って、先輩が悶絶してしまっているようだ。

 今気付いたけどわたしもかなりやばいかも。

 イキそう。

 こんな軽く言う言葉じゃないと思うんだけど、イキそうなものはしょうがない。

 責めてる側だとこうも感覚が違うものなのかー……勉強になったぞ、ふふふ。

 

「せんぱい? もっと進んで良いんですよ?」

 

 耳元で楽しげに囁きながら(ていうか本当に超楽しい)、先輩の腰に足を絡めてぐぐぐと引き寄せた。

 

「……?」

 

 あれ。

 先輩の腰が進んでこないぞ。

 すーごい抵抗されてる。

 

「……せんぱい?」

「……タイム」

 

 まさかのタイム。

 先輩、わたしが動けないように巧みに手を握る力や方向を調整しながら、ぷるぷると震えてる。

 あー、なんだろう。

 すっごく嬉しい。

 なんだよなんだよ、先輩、こんなにわたしで気持ち良くなってくれてるの?

 やめてー! きゅんきゅんするよー!

 

「……せーんぱい、タイムは認めませんよー? ここは戦場ですよー?」

 

 こんなに先輩が可愛くなるのなんてレアだから、たっぷりいじめちゃおう。

 いたずらっぽく囁きながら、先輩の腰を引き寄せる足に力を込める。

 

「うおっ、ちょっ、まっ、ほんとに……っ!」

 

 先輩が情けなくて、頼りなくて、女の子みたいにか細い声を上げた瞬間――先輩のモノが、どくんと脈打った。

 

「うぐっ……!」

「ひゃあぁぁぁぁっ!?」

 

 先輩は短く、わたしは長く、先輩は切なそうに、わたしは驚いて、それぞれ声を上げた。

 まだ7割入ったからどうかというところで、先輩が勢いよく中で噴き出した。

 

「ひゃあぁぁぁぁぁ……っ」

 

 突然の事態に目をぱちくりさせながら、小さな絶頂を迎えてしまう。

 身体の奥が、熱く熱く満たされていく。

 今はわたしが責めていたからわたしは軽くで済んだけど、普段だったら下手すれば気絶してたかもしれないくらいに気持ち良かった。

 

「うっ……うぐっ……」

 

 先輩がわたしの首に顔をうずめて、何度目かの脈動を終える。

 ふあぁ……中がいっぱいだぁ……。

 

「…………」

 

 ……しかし、これはいくらなんでも……。

 まさか先輩が、こんなに気持ち良くなってただなんて。

 こんなに……早くイってしまうだなんて。

 うーん。

 

「せんぱい?」

「…………」

 

 ありゃりゃ。

 先輩、凹んでるご様子。

 そりゃそうか、今まであれだけ交わっておいて、今日も今日とてわたしを責めるだけ責めて、先輩が圧倒的優位の立場(わたしとしても本望)でこんなことになるなんて……びっくりだよなぁ。

 わたしは全然問題無いんだけど。

 先輩、すっごく可愛かったし。

 うーん。

 これは、優しく慰めてあげるのが良いかな。

 うん、それが年下彼女なるものの務めだ!

 ふんすっと小さく息を吐いて心の中で気合を入れて、先輩の耳元で、出来るだけ優しく囁く。

 

「せんぱい」

「……どうした」

 

 お、今度は返事が来たぞ。もっとヤケになっててもおかしくないんだけど、声音は優しいままだ。

 うぅ……悶えるぅ……!

 そんな先輩に、精一杯の励ましの言葉をプレゼント。

 

「せんぱい。なんか、童貞みたいでしたねっ」

「………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………」

 

 うわ。

 この世で一番長い沈黙、って感じ。

 悪戯心が過ぎたかなー、ちょっと悪いことしたなー、申し訳無いなー、と思いましたまる。

 この後、先輩の頭をぽんぽんと撫でながら「まぁまぁ、こういう日もありますよ。せんぱいが童貞っぽくなっちゃう日だって」と言ったら、ものすごく忌々しげに「おのれ……」って呟かれた。

 超怖い。

 

       ×  ×  ×

 

 しばらくの間、先輩を抱きしめてゆーらゆら。

 うーん、すごく幸せ。

 先輩の顔を見ると、拗ねたような、自分の情けなさに打ちひしがれてるような、そんな顔。さっきよりはマシになったけど。

 ど、どうしよう、可愛すぎて育てたい……!

 はっ、いけない、これでは先輩の思うツボだっ!

 ……なんか、思考が先輩みたいになってきてるなぁ。

 大歓迎だけど。

 歓迎しちゃったよ。

 

「…………」

 

 先輩の母親よろしく抱きしめていると、段々身体の奥が疼いてきた。

 なんだかんだで、先輩のモノはまだわたしの中に入ったままだ。

 今は半分くらい入った所で留まってるけど、場所が場所のせいか先輩のモノはほとんど衰えずに時折小さく脈打ってて、その度にわたしもぴくんと反応してしまう。

 ……何がまずいって、先輩の熱い液がわたしの中を浸してることだ。

 入れっぱなしにしてるから、先輩のモノで栓をしてる形になって、わたしの中の奥半分でこぷこぷと揺れている。

 なんだか、わたしの中の肉から先輩の液がとろとろに染み込んできてるような気がして、意識するとどんどん身体が高まってしまう。

 

「……せんぱい、そろそろ続きしませんか?」

 

 少し、余裕が無い声になってしまった気がする。

 先輩はわたしのそんな声音に気付いたのか、

 

「……おう、そうだな」

 

 答えた時の目が……幾分、嗜虐心に染まっていた。

 ……これは、まずい予感。

 予感というか確信だ。

 上半身を起こして、先輩が徐に腰を引く。

 そして、一気に突き立てるようなことをせず、わたしをじっくり堕とすように、腰を上下左右にぐりぐりと動かし、時に回しながら、ゆっくりと挿入してきた。

 

「あぉぉぉぉ……っ」

 

 ……だ、だめだ、動物みたいな声が抑えられない。

 先輩が掻き分けた分だけ、先輩の汁が奥まで押し込まれて……身体がいっぱい喜んでしまう。

 

「さーて、童貞扱いされない為にも、ゆっくり慣らしていかなきゃな……」

「うわ……」

 

 先輩、超根に持ってるじゃん。

 あれだけあやしたのに!

 

「せんぱい、陰湿です、陰険です、極悪ですぅぅぁぁぁああぁぁぁぁ……っ!」

 

 抗議すると、ゆっくりと腰を回しながら、先輩が一番奥まで突き入れてきた。

 ゆっくりな分、子宮の入口にノックされた感覚があまりにはっきりと分かって、じんわりと身体が喜んで、たまらない程幸せになる。

 

「んふぅ……っ?」

 

 先輩が、わたしの唇をつと奪った。

 すぐに離れた唇に名残惜しさを感じていると、先輩がすごく嗜虐的な笑みを浮かべた。

 

「……じっくり、いじめてやるからな」

「……っ」

 

 あー……やばい。

 今、こきゅって喉が鳴ったの、絶対聞かれちゃった。

 

「……は……い……っ」

 

 なんで、わたしはこんなにも。

 先輩にいじめられるのを、楽しみにしてるんだろう。

 先輩がゆっくり腰を引く。

 それに合わせて、わたしの身体が。

 わたしの喉が。

 喜びの声を上げた。

 

 

 

 続く。




ヒロイン視点で書くのが楽しみすぎて、久しぶりの連投をしました。
もう1話くらいで終わる予定だったんですが、エロ・微エロ・非エロそれぞれ書きたいシーンがあるため、もう2~3話続きます。

抜きどころを意識したいなーと思いました。さっき。
好きなマンガや官能小説の、絶頂に持って行く時のスピード感を今までより意識して見てみます。

240話越えましたよ……。何ということでしょう。

それでは、また明日ここでお会いしましょう(^^)!
今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!
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