「……ん……っ?」
目を覚まして、俺は今どこで何をしていたんだっけかなと思い返す。
目の前のどこか艶っぽい肌を見て、ゆっくりと記憶の糸を手繰り寄せる。
ああそうだ、ついさっきまでいろはとあんなに激しく――
「……ぅおっ?」
――と、いろはとのまぐわいを思い出していると、不意に下腹部を快感が襲った。
何事かと思ったが、そういえばうつ伏せのいろはに乗ったまま寝て、挿入もしていたままだと言う事に気付く。
入れっぱなしだったら、どちらかが少し動いただけでも擦れるんだから、そりゃ気持ち良くもなるよな――と思っていたら、どうやらちょっと理由が違ったようだ。
「……ひぅっ、あっ、あんんっ……」
「……っ」
俺にのしかかられたまま、俺より先に目を覚ましていたらしいいろはがいつの間にか枕を手元に引き寄せて顔をうずめて、俺と両手を繋ぎながらもどかしそうに腰をもぞもぞと動かしていた。
寝ていて全く動かない俺の身体を、うつ伏せのまま必死で貪っているようだ。
……え、何この状況? 死ぬ程エロいんですけど。
「……せんぱぃ……っ、ひんっ、寝てるのに……寝てても、すごっ……いぃ……っ」
甘ったるい、幸せそうな声を漏らしながら、いろはが腰を艶めかしく蠢かせて、俺を起こすまいと静かに肉棒を貪る。
寝ている間も俺の身体はしっかり反応していたようで、熱く湿ったゼリーの海に浸かった肉棒は既に決壊寸前になっていた。
……エロい上に健気とか、精神崩壊するレベルで可愛いんですけど。
どうすると良いかなー、このまま寝たフリをしてても気持ち良く出せそうだなぁ……とは思ったけれど、折角起きたんだからと言う事で行動指針を変える。
……よし。
「あふぁ……せんぱいの、ひくひくしてきたぁ……っ、イっちゃう? せんぱい、寝たままイっちゃうんですか? えへへ……ひっ、んあぁぁぁぁっ!?」
いろはが腰を引いた瞬間に、繋いでいた手を力強く握り締めて、子宮の入り口を強烈に圧迫するようにぐりぐりとゆっくり剛直を突き入れると、いろはが甲高い嬌声を上げた。
「あぁぁぁぁ……あっ、あひぁっ、せ、せんぱい? 起きて……んひぃっ! やっ、やっ、あっ、今動かれたらぁ……っ、ひゃぅぅぅぅ……っ!」
寝起きなのもあり、激しく突くことはしない。
代わりに、抜ける寸前まで腰を引いて奥底まで突き入れる抽送をねちっこく行うと、俺同様絶頂寸前になっていたいろはは全身をぶるぶる震わせて肉襞を蠢かせ、肉棒から子種を搾り出そうとしてくる。
起きた時点で結構限界に近付いていた事もあり、自分から抽送を始めて間もなくして下半身の限界を感じた。
いろはの耳元に口を寄せて、耳たぶを唇でぱくりと咥える。
「ひゃぁんっ!? ふあぁっ、ひぇんぱぃぃっ、ひゃうぅぅぅ……っ」
耳たぶを唇でなぞり、舌で耳の中を舐め取り、頭の中に直接言葉を送り込むように囁く。
「……イケよ……」
「~~~~んひぃぃぃぃぃ……っ!」
囁いた途端にいろはは両足をばたばたと動かし、膣内の収縮を一層強めた。
蠢く肉襞が亀頭から竿の根本まで満遍なく絡み付き、射精の予感にぞくぞくと背筋を泡立たせる。
いろはが俺の手をぎゅっと掴んで、泣きそうな顔を向けた。
「イっ、イクっ、イっひゃうよぉぉぉ……っ!!」
掠れた声で甘ったるく囁いて、いろはは次の瞬間足をびーんと伸ばして全身を激しく痙攣させた。
膣肉の収縮が殊更強くなり、下半身が決壊して射精欲を一気に解放する。
――びゅくびゅるっ、どぶりゅっ、びゅぶぶっ、ごぷごぷごぷ……。
「あぁぁぁぁぁ……あつっ、あついよぉぉぉ……きもひいぃよぉ……っ」
いろはの身体の一番奥に灼熱の濁流を注ぎ込むと、涙を流しながら嬉しそうに悲鳴を上げた。
穏やかな膣肉の収縮に余す事無く残り汁を搾り取られ、恍惚としながら再びいろはの身体に体重を預けた。
ベッドがぎしっと音を立てると、いろはは「あぅぅ……せんぱい、これ好きぃ……っ」と嬉しそうに呻いた。
……どんどん開発が進んでるなあ……。
× × ×
それからしばらくして。
俺といろはは、最低限の片付けをすると服を着ないまま布団の中でごろごろしていた。自堕落の極みである。
行為を終えたんだから、服を着ようと思ったんだけど……。
以下、ついさっきの二人の会話。
「いろは、そろそろ服着るか」
「え?」
服を着るって言葉を初めて聞きましたってくらいのリアクション……。
「え、や、その、服を、な? あの……」
「え?」
「あ、あれ、その……」
「え?」
「…………」
何も変なことは言ってないはずなのに。
え? の一言に押し通されて。
結果、裸のままである。
これ、夕飯時までにもう何回かヤっちゃいそうだなあ。おサルさんかよ。よく言われます、目の前のこの子に。
当の本人はと言うと、裸でくっついているだけというこの状態に飽きることもなく、鼻唄混じりでころころと甘えている。鼻血を我慢するので精一杯です。
腕枕をしてやると、俺の二の腕を縦横無尽にごろごろし始めた。こいつ自由かよ。
「あぁ~……極楽ですねぇ~……」
「…………」
……ツッコミ所が盛り沢山だけど、まあ良いか。
空いた手で髪を撫でる。
しゃくしゃく。
くしゃくしゃ。
「うにー……」
お前は青色サヴァンか。
くしゃくしゃ。
「…………」
撫で回しながら、ふと思う。
この子がこんな甘えた幼い声を出すようになったのはいつ頃からだったか。
未だにこういう声を出した後ほんの少し照れている様が何とも可愛らしい。
しばらく撫で回していると、いろはが顔を上げた。話を聞こうと手を止めると、ふわりと手を重ねられた。
「……まだ撫でててください。話してる途中でもです」
「お、おう」
わしゃわしゃ。
「先輩、この後夕飯時までどうしましょう?」
「あー、そうだなー……」
わしゃわしゃ。
「あぅ……わたしとしては、このままベッドの中に居たいんですけど……あぅ」
「お前が飽きないなら別にそれで良いけど。飽きたら言えよ?」
わしゃわしゃ。
「はうぅ……飽きそうにありません……」
また胸に顔をうずめられた。
両手で抱きしめてさわさわしていると、いろはが目線だけこちらに向けて、にやりと笑った。
「先輩……おっきくなってますよ?」
「え……」
言われて気付く。いつの間にか再び隆起した硬直が、いろはの柔らかなお腹をつっついていた。
「えいっ」
「うっ……?」
いろはが手で硬直を掴むと、太ももの間に挟んでしまった。
「今おサルさんモードになられると……わたしもスイッチが入っちゃいますから。だからこれで封印しちゃいます」
「俺は魔物か何かなのか」
「性的な?」
「何でお前その返しを知ってんだ」
普段のキャラ的にびっくりした。
俺のツッコミに対して何故か得意気な顔をしながら(微妙に腹立つ)、いろはがきゅっと太ももを締めた。
……これ、勃ちっぱなしにならざるを得ないんですけど……。
続く。
明日でいろはす編最終回です!またその内書くと思いますがw
一週間頑張りましょう。
それでは、また明日ここでお会いしましょう(^^)!
今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!