「お……っ、おおっ、おぉぉ……っ」
前後から押し寄せる肉悦に打ち震えて、言葉にならない声を上げる。
「んんっ、ふぅんっ、んふぁぁ……っ」
「はぁんっ、あふぅっ、ふぅぅ……っ」
前後から聞こえてくる悩ましい声が、浴室の中に染み渡り溶け合っていく。どの声が誰の声で、どこから聞こえてくるのかも分からなくなっていた。四本の手が俺の身体を妖しく撫でていき、一挙一動が牡と牝の官能を高めていく。
今俺は、由比ヶ浜マ――彼女に身体の前面を、そして背中は結衣に洗われていた。
……ボディソープをたっぷりと塗りたくった、艶めかしい身体で。
「マットの上で気持ち良くなってもらう前に、まずはヒッキーくんの身体をきちんと洗いましょうか。結衣、手伝ってくれる?」
彼女が胸の前で手を合わせ、にこやかに微笑んだ。
「え、あ、う、うん。でも……どうやって?」
結衣が戸惑いながら頷くと、手を合わせたままで彼女がゆっくり目を細める。ほんの僅かな変化にも関わらず、背中をぞわりと愉悦が走った。
それはねぇ……と彼女が呟き、ボディソープを自らの胸に塗りたくり始める。下乳や胸の谷間を丹念に揉み込むと、ぬちぬちといういやらしい音と共に、彼女の耽美な喘ぎ声が浴室に響いた。次々と形を変える豊満な乳鞠に見惚れて、ごくりと息を呑む。
一通り塗り終えると、彼女は腕を広げて、白い泡に塗れた扇情的な肢体を惜しげもなく晒した。その光景を見た結衣も小さく喉を鳴らした。
「さ、結衣。こうしてみて?」
「え……う、うん……っ」
結衣は一瞬戸惑ったようだったが、もうこれ以上は遅れを取れないとでも思ったのか、すぐに頷いてボディソープを手に取った。
「ヒッキー、見てて……?」
「お、おう……」
結衣が頬を赤らめて、上目遣いで俺を見つめながら、丹念にボディソープを身体に塗りたくっていく。彼女の真似をしつつ、時折自分で考えて乳房全体を揉みながら塗ると、「んふぁぁ……っ」と甘い声が漏れた。結衣の色っぽい肢体から、全く目が離せなくなる。
やがて一通り塗り終えると、結衣は後ろ手を組んで白い泡に染まった肢体を晒し、恥ずかしそうに俺に流し目を送った。極上の身体が二つ揃って白に包まれる。
彼女は結衣の姿を見て、満足そうに微笑んだ。
「さあ、それじゃあ始めましょうか。まずは……」
――こんな経緯だった。
彼女が俺の首に腕を回し、結衣が俺の内股に腕を絡める。凶悪なまでに豊満な四つの乳房が俺の身体を挟み込んで、二人の甘い吐息と悩ましげな声が耳朶を犯す。
彼女が双丘を上下に滑らせながら、艶っぽく微笑む。
「うふふ……どうかしら、気持ち良い?」
「……気持ち良すぎて、洒落になんないっす……」
「うふふ、良かったわ。それじゃあ……んむっ」
「んん……っ?」
彼女が楽しそうに俺と唇を重ね、口の中に舌を割り入れてしゃぶってくる。身体の外も内も犯されて、気が狂いそうだった。
「むー……ママ、ずるい……っ!」
朦朧として意識の中で、結衣の拗ねた声が聞こえた。彼女は結衣の声を聞くと、唇を離して俺の肩に顎を乗せた。結衣と目の前で顔を付き合わせる形になった。
「うふふ……なら、結衣。耳を貸してちょうだい」
「え、なに……?」
訝しげな様子で、結衣が彼女に耳を寄せる。
「うふふ……ごにょごにょ……」
何やら内緒話を始めたようだが、いかんせん距離が近すぎるので、微妙に聞こえてしまう。何やら不吉な単語が聞こえたような……。
二人の顔が離れると、結衣がシャワーで自分の手を洗い流して――不意に、俺が座る椅子の尻の下のくぼみにシャワーヘッドを持っていき、俺の尻を洗い始めた。
「うおぉぁっ!?」
変な声が出て身体が跳ねたが、彼女がすかさず肩を押さえ込んできたので逃げられない。
「ゆ、結衣? 何してんだ?」
「……その、一応、ね? ボディソープも付いてたから……」
説明になってない。全然説明になってない。
この場で俺に説明する気は無いのか、結衣はシャワーを止めると何故かローションを手に取った。先程聞こえた不吉な言葉――「お尻の穴」というフレーズが、急に生々しい響きを纏う。
間もなくして、椅子の窪みに結衣の手がぬるりと侵入して――ローションでぬるぬるになった手のひらが、俺の尻穴の周りを撫で始めた。
「うおぉっ!?」
再び変な声が出た。ぞわぞわとした、快感なのか不快感なのかも分からない感覚に戸惑う。
「そうよ結衣。お尻の筋の中で凹んでる所があったら、そこがお尻の穴よ。そこを見付けたら、まずは指の腹で、こう……刺激するのよ」
彼女が俺の肩裏で指をぴとぴとと当てる。どうやら結衣がどう触ると良いかのレクチャーをしているようだ。
「こ、こう……?」
彼女の指の動かし方を見ながら、結衣が俺の尻穴を探り当てて――指の腹でくにくにと刺激してきた。未知の快感に身体が跳ねる。
「男の人でもお尻の穴は絶対だめって言う人と、結構イケるって人は分かれると思うんだけど……ヒッキーくんはどっちかしら?」
「……っ」
耳元で囁かれた言葉の冷たさと妖艶さにゾッとする。
直後、
「結衣。……入れちゃいなさい。まずは第一関節まで」
「……う、うん」
俺が何か声を上げる前に。
結衣の指――一際長いようだ。中指だろうか――が、俺の尻穴にずぶりと侵入してきた。初めこそ抵抗したが、ローションのぬめりによりあっさりと侵入を許してしまう。
「おぉぉぉおぉぉぉ……っ」
鳥肌が立つような未知の感覚に慄き、ぶるぶると震える。結衣は俺の中に指を入れると興奮してきたのか、彼女が何も言わなくても尻の中で指を曲げ始めた。動きの度に得体の知れないくすぐったさに襲われ、身体を揺らすたびに勃起しきった肉棒がぶるぶると震える。
「あらあら……ヒッキーくんはどうやらお尻の穴で感じることが出来るタイプみたいね。良かったわ~」
彼女が俺の反応を見て、呑気なことを言っている。その間も結衣は指をくにくにと曲げ、「ヒッキー、気持ち良い……?」と囁きながら、柔肉を俺の背中に宛てがってくる。徐々に指が尻穴にめり込んでいき、耳元で聞こえる結衣の吐息も荒くなるばかりだ。二人の肢体に挟まれただけでも肉棒はぎちぎちに反り返っていたというのに、それに未知の快感まで加わってしまった。これでもし手でしごかれでもしたら、十秒と持たずに果ててしまいそうだ。
初めて自分の中を蹂躙されて悶絶しながら、ここから一体どうなるんだ……と思っていると、彼女が「結衣、そのくらいにしておきましょうか」と言った。結衣は名残惜しそうにしながらも指をずるりと引き抜く。ゆっくり入れていった為に分からなかったが、思ったより深く入っていたようで、いざ指を抜かれると腰ごと持っていかれそうな感覚に陥った。
「結衣、どうだったかしら?」
「うん……なんか、すごく締め付けてきて……すごく、エッチだった」
母娘が俺を挟んで、こんな可愛い顔をしていながらひどくいやらしい会話を交わしている。
彼女が俺を見つめて、ぺろりと舌なめずりをした。
「ヒッキーくん。今日はこれ以上わたしだけで楽しんだら、結衣に怒られちゃうからやらないけど……今度時間があったら、してあげたいことがあるの」
「な……何ですか?」
どきりとして、尋ねる声が上ずる。彼女はうっとりと目を細めた。
「うふふ……ヒッキーくんにベッドの上で四つん這いになってもらって、わたしがベッドの下の床で膝立ちになるの。それでヒッキーくんのお尻の穴を舐めながら、胸でヒッキーくんのおちんちんを挟んで……いーっぱい搾ってあげる」
「……っ」
この人、頭がおかしいんじゃないか。
エロすぎるだろう。
純粋に、そう思った。
「むー……ママ、それ、今度あたしにも教えて」
「え、おい、結衣? お前何言って……」
「良いわよ~。二人でたっぷり搾り取ってあげましょう」
俺の意思は一切関係無しで、恐ろしい計画が立てられている。俺の身体、これから持つかなぁ……。
「さ、そろそろマットに移動しましょうか」
三人それぞれの身体を綺麗に洗い流して、彼女が言う。
ちらりとマットを見やる。
ビデオでしか見たことがないような、銀色の、イカダのような形状をしたマット。
結衣と彼女を交互に見やると、既に二人とも発情のスイッチが入っているようで、吐息が熱を帯びている。肉棒を見つめる目がぎらついて、獣性を帯びている。
二人に手を引かれて立ち上がると、肉槍はぎちぎちに反り返り、先走り汁を滴らせていた。
肉悦の宴は、まだまだ終わらない。
続く。
☆☆☆祝・1200万PV達成☆☆☆
数日遅れましたが、全話PV(1話見るごとに1カウントされるもの)が1200万に達成していました。いつも本当にありがとうございます。引き続きよろしくお願い致します!!
このエロに塗れたエピソードも遂に20話台に。しかしもはや20話に達した所で何も驚かなかったり。
それでは、また明日ここでお会いしましょう(^^)!
今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!