浴室の中は、まるでサウナのような熱気と湿気で満ちている。
俺も、結衣も、由比ヶ浜マ――彼女も。
それぞれがじっとりと汗をかき、牡と牝の部分には情欲の熱が宿っている。
「……きて……っ」
マットの上で仰向けになり、一番大事な場所に俺の肉棒を宛がわれた結衣が、不安と幸せの混ざり合った複雑な表情で願いを口にした。
「……わかった。いくぞ」
いつものような、穏やかで情熱的なまぐわいではない。
これから俺がやろうとしているのは――
屈服だ。
制圧だ。
蹂躙だ。
ぱんぱんに張り詰めた亀頭を、狙いを外さぬように肉襞をかき分けて押し当てる。
腰をぐっと押し出すと、熱くぬめった肉襞が淫茎を呑み込んだ。水中に投げ込まれたエサに食いつくピラニアのように、肉襞がざわめいて絡みついてくる。
「ひぐぅぅぅ……っ」
結衣が顔に手を当ててぶるぶると震えた。足がぴんと伸びてV字になり、俺の腰に絡み付いてきた。
「……俺が動かしづらいから」
言って、結衣の膝の裏を掴んで引き離す。そのまま、力任せに腰を突き出した。
「あぐぁぁぁぁっ! あひっ! ひぃっ!? ひぁぁぁぁ……っ!」
ここまで散々我慢していたからだろうか。
結衣の表情から、挿入の直前まできちんと残っていたはずの理性が綺麗さっぱりと霧散していた。
腰を乱暴に打ち込むと、顔を覆っていた手を外してマットの上を所在無げに這わせる。俺に顔をしっかり見せないといけないと思ったのかもしれない。目には涙が滲み、口は半開きになって涎を垂らし、だらしのない牝としての顔を晒け出している。
結衣の手首を掴む。支えを失った足はマットの上にだらりと落ちた。
結衣の手を手前に引くと同時に、腰を思い切り突き出す。
ずぐん、と子宮口に亀頭が直撃した音がすると。
「あが……っ」
結衣が口から舌を垂れて、全身を激しく戦慄かせた。結合部から溢れ出す愛液が、結衣の快感の度合いを示していた。
腰を引くと、結衣が虚ろな瞳を湛えて首を横に振った。
「ま、待って……今、イってる、イってるからぁ……っ」
甘えたような、子どもっぽい声。本心から言っているのだと、目を見れば分かった。
――何でわざわざ、俺を興奮させてくれるんだろうか。
「……そうか。わかった」
答えて、結衣がほっと安心した表情を浮かべた瞬間。
ずちゅり。
「あっ……かは……っ!? な、なんれ……っ!」
再び最奥を小突くと、驚きで目を見開いた結衣が俺を見つめてきた。
「ん? 俺はわかったって言っただけだぞ。やめるだなんて言ってない。イってるんだよな? 確かにすごい締め付けだ。……このまま、たっぷりと楽しませてもらうからな」
「あっ、はひっ……む、むり、そんなの……んくぁぁぁあぁああああぁぁぁぁぁっ!?」
ずちゅっ、ぐちゅっ、ずちゅじゅくがちゅっ、じゅぶぶ、ぐりゅ、じゅくずりゅぐちゅちゅっ。
打ち込む速さと強さを不規則に変えながら、結衣の中をかき回す。結衣に与える快感に呼応して肉襞が包み込む具合も変えてきて、狂おしい程の快感を返してくれる。結合部から溢れ出した淫液がマットを濡らし、むせかえるような牝の匂いが漂う。
「あぐっ、ひぎっ、あっ、かはっ、はぐぅぅぅ……っ」
普段はおバカだけど実はしっかりした由比ヶ浜結衣という人物が、今はどこにもいない。
今ここにいるのは、自分が好いた牡に蹂躙されるのを喘ぎ狂いながら喜ぶ、一匹の牝だけだ。
「あぁ……結衣、すごい乱れようね……っ」
……もう一匹の牝を忘れていた。
脇でじっと俺たちのまぐわいを見ていた彼女は、何を思ったのか結衣の頭の側に回り、俺と向かい合う形でぺたりと女の子座りをした。その間も俺は腰を振り続け、その度に結衣は背筋を弓なりに反り返らせて喘ぎ狂う。
「ひぐっ、あがっ、うぅぅぅ……んひぃっ!」
電流を流されているかのように繰り返し身体が跳ねる様は、一種の狂気さえ感じる。
「結衣、大丈夫?」
彼女が結衣の頭をそっと撫でる。蹂躙の快楽に打ちひしがれながらも、母親に撫でられた彼女は少しだけ安心した表情を浮かべた。
彼女は、結衣に対して慈愛に満ちた笑みを浮かべて首を傾げると、
「……もっとすごいことをするんだけど、大丈夫?」
俺も驚くような、とんでもないことを言った。
「え、ま、ママ……っ?」
顔を引き攣らせる結衣の身体に手を伸ばした彼女は、
「――ひっ!?」
結衣の2つの乳頭を摘まむと、そのまま真上に持ち上げた。豊かな乳鞠の頂が持ち上げられて、形の良い乳房がもちの様に垂直に伸びる。
「いっ、あがっ、ひぐぅ……っ!」
何が起きているのかを未だ理解出来ていないと言った表情の結衣が、目の前で形を変えた自分の乳房を見つめている。
彼女は心底楽しそうに笑うと、結衣の2つの乳頭をこすり合わせた。
「うふふ……こっちとこっちを、こうして……っ」
「ひっ……あああぁぁああああぁぁぁぁあぁっ! だめだめだめだめだめぇ……っ!」
下腹部に致命的な快感を叩き込まれながら、敏感になった乳首を擦られる。
肉襞は狂ったように収縮して、牡の精を搾り取ろうと必死になっている。
「ほら、どう、結衣。気持ち良い? どう?」
「どうだ結衣、こんな風にしてもらいたかったんだろ?」
「やぁぁっ、こんな、こんな……あぐぅあっ!? だめ、なに、なにこれ、なんかすごいのくる、やっ、こわい、こわい、こわい……っ!」
結衣の顔が強張ったかと思うと、彼女は何かを察したのか結衣の乳房から手をぱっと離した。結衣はそれと入れ違いに上半身をがばりと起こし、俺に抱き付いて来た。
「やだっ、こわい、これどうなるの、こわい、こわいよ……っ!」
俺の腰に足を絡みつかせて、結衣の身体がぶるぶると震える。すると、彼女が結衣の背後からすり寄り、俺を見てにこりと微笑んだ。結衣の背中に抱き付き、俺と彼女で前後からサンドする形をとる。
「大丈夫よ、結衣。思いっきりイっちゃいなさい」
結衣の耳に唇を押し当てて囁くと、彼女は結衣の身体に手を滑らせ、乳頭と肉芽をにちりとつまんだ。
それとほぼ同時に、
「結衣、俺も出すぞ。思いっきりイってくれ」
結衣にもう片方の耳に唇を押し当てて囁いて、子宮口にとどめの一突きを加えた。
「かは……っ」
前後から逃げ場の無い快楽の波を与えられ、結衣の脳内で蓄積した官能が弾ける。結衣の足が攣ったかのように強張り、痛い程巻き付いてきた。膣肉の締め付けも急に増して、下腹部が限界を迎える。
――ごぶっ、どぶどぶどぶっ、ごぶりゅっ、どびゅるるるる……っ。
「あ――――」
結衣が短く音を発すると、
ちょろろろろろろろ……っ。
大量の小水が結合部から溢れ出して、急に締め付けが緩くなった。大量に注いだ白濁がマットの上に垂れ流され、小水と混ざり合う。
「あらあら……気をやっちゃったみたい」
結衣を背中から抱いて頭を撫でながら、彼女がのほほんと言った。彼女の言う通り、結衣は全身を脱力させて、目を閉じて失神していた。
結衣をマットの上に寝かせて、シャワーで身体を洗う。
「結衣、疲れて寝ちゃってるわね。すぐには起こさない方が良いかもしれない」
「そう……ですね」
「その間、どうしたい?」
「…………」
「……あなたのそこ、まだ元気いっぱいよね?」
視線を下ろす。彼女の言う通り、結衣と彼女の肢体を目の前にしていると、まるで限界を感じないくらいにずっと勃起していた。
彼女が俺の頬に手を添える。唇をしっとりと重ねると、彼女の身体は想像以上に熱かった。
「……ねえ、わたしも……したいの」
「……っ」
艶っぽく目を細めた魅力的な笑顔で、強烈な言葉を浴びせられる。
「……良いんですか、本当に。多分俺、結衣の時以上に容赦出来ないですよ」
「あら……あれで全力じゃなかったの? 怖いわ……本当に、怖い」
言いながら、彼女が俺の前で犬のように四つん這いになり、むっちりとした臀部を向ける。2つの雌穴が淫猥にひくついて、牡の蹂躙を待ち望んでいた。
「……わたし、どうされちゃうのかしら」
そう言って振り向いた顔が、俺の劣情に火を点けた。
続く。
由比ヶ浜マでした。今回はガハマさんのターンでしたが!
このエピソードの濃厚さといったら……。
それでは、また明日ここでお会いしましょう!
今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!