※この作品はR-18です。

俺ガイル 日常の何気ないエロス。   作:高橋徹

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息抜き単発メタネタお遊びです。
「ハーレムっぽいのを書くにも、そこに至る経緯をきちんと書かないと納得行かないなー、あ、ならメタネタで書いちゃえ!」と考えて、やってみました。
八幡:各ヒロインとの関係は今まで書いた所までと同じ。まだまだな人も、もうとっくに一線を越えている人も、もうじきの人も、そのまま。
各ヒロイン:八幡とのいちゃいちゃの関係と記憶はそのままに、八幡と他のヒロインとの関係も知っていたり知らなかったり。
小町:八幡と一線を越えてる上に、ゆきのんやガハマさん編における動きの記憶もそのままに。無敵小娘。
本当に徒然なるままに書くので、どうなるか分かりません!w
今まででとはまた違うベクトルで日常っぽくないです。
こんなに前書きを書いた事が無かったのですが、それだけ説明が必要な事態なのですw
それでは、いつも以上に肩の力をだるんだるんに抜いてご覧くださいませ(^^)!


単発企画
比企谷八幡とヒロインたちとの各関係をひとまとめにしてしまうと、思いの外悲惨な事態になる。8月7日時点


「…………」

 周りの少女(と女性)を見渡し、碇ゲンドウモードで押し黙る。

 時は、ある冬の休日。

 場所は、サイゼ。家だと若干狭いので。

 列席者は、比企谷八幡、比企谷小町、雪ノ下雪乃、由比ヶ浜結衣、一色いろは、川崎沙希、平塚静、城廻めぐりの8名。

 ……うん。

 やべえ。

 どうしてこうなった。

 

       ×  ×  ×

 

 遡ること1日。物語の深み0だな。

 放課後、いつも通り奉仕部でだるんだるんとしていると、一色が不意に立ち上がり、

「皆さんの進捗状況を確認しましょう」

 と言い出した。

「……え」

 いやな予感、というより確信を持っての、「……え」だった。

 ちなみにだるんだるんとしていると書いたけれど、実際は直前まで一色が俺の唇を奪っていたし、由比ヶ浜が負けじと俺に自分の胸を揉ませていたし、雪ノ下は紅茶を注ぐついでに俺の耳に舌を入れていた。え、何これどこの未来の結城さん?

「……ええと、進捗って、何の……?」

 そろりと聞く。ちなみに舌の感触と胸の感触で気もそぞろです。超そぞろ。

 一色は妖しく微笑むと、俺の唇に指を当てた。なんだそれ超可愛いなお前。

「決まってるじゃないですか。先輩が手を出した人たちとの関係について、ですよ」

「う」

 一色の言葉に、雪ノ下と由比ヶ浜の動きがぴたりと止まる。耳がひんやりするし手の指はばっちり胸にうずもれたまんまなんですけど……。

「比企谷くん……私たちに飽き足らず、他の人にまで……?」

「や、待て、ちが……わないんだけど、や、その……」

「ヒッキー……んっ、んあっ……」

「おい由比ヶ浜、お前だけ行為を続けてんじゃねえよ……あ~、柔らか――」

「もぐぞ」

「〇×▲☆~~~~~!?」

「あ、先輩が何か懐かしいマンガみたいなリアクションになってる」

「はあ、はあ、はあ……って、なんで小町がここに!?」

 気付けば俺の横にちょこんと立っていた。座敷童なのん? 確かにうちに幸福をもたらしてるけど。

「やー、お兄ちゃんは今、このハーレム的状況で調子に乗ってるんだろうなー、もごうかなーと思って」

「説明になってないぞ!?」

 なんか、くらやみの簡易版みたい。えらい可愛いこの世の理も居たもんだ。

「ま、それは冗談として。お兄ちゃんに早く会いたいなー奉仕部なら来ちゃっても問題無いよな~もし他の皆さんが席を外すような事があればお兄ちゃんとこの教室でアレするのもありかな~なんて思ってね!」

「前半超可愛いし後半超えげつないなお前」

 兄妹で仲良く会話していると、一色が目を見開いていた。

「え、先輩……まさか兄妹で……?」

「う」

 冷静に言われると……なんて思っていると、小町がふわりと抱き付いてきた。ほんのり甘い香りが鼻腔をくすぐり、一瞬目を合わせた時の目を細めた笑みが妙に艶っぽくて、心拍数が一気に跳ね上がる。

「そうでーす! お兄ちゃんってば、小町と一つ屋根の下なのを良い事に夜毎にあんなことやこんなことを……♡♡♡」

「おいバカ待て今までハートマークは使ってなかっただろうが」

「ツッコむのそこなんですか……」

 一色に引かれた。この子のどん引きって結構効くんだよね……。

 一色がむむむと唸り、雪ノ下、由比ヶ浜、小町、俺と視線を巡らせる。

「先輩が手を出した人は他にも居るし、しかも人によって状況も異なる……むむむ………………うん、よし」

 手をぽんと叩き、首をくりっと傾げる。

「皆さんの進捗状況を確認しましょう」

 とびきりキュートな笑顔で、さっきと同じ事を言った。本当に可愛かったので反射的に撫でたのだけど、他3人にも撫でる等の動き(「等」とぼかしておこう、うん)を強要されて大変でした。

 

       ×  ×  ×

 

 そして冒頭のこの状況。

 皆を集めた事もあってか、一色が司会進行を務める。なんだこれ?

「では、『先輩と皆さんの爛れた関係を確認する会』を始めます」

 おい。

「イエ~イ、爛れ爛れ~!」

「おい小町、すげえノリノリになるんじゃねえよ。っておい由比ヶ浜、おいバカメロン。爛れって意味がわかんねえままにどんどんぱふぱふするな。お前の場合ぱふぱふの意味が……って雪ノ下、川崎、すんごい冷たい目で見ないで。辛いから、辛いから。ってちょっと、静さ……平塚先生、一色、さりげなく太腿撫でないで、ねえ! え、ここでもちゃんと呼べ? マジですか? レベル上がってませんか? 仕方ないな……じゃあ、し、静さん……待て待て待て待て一色、太腿の更に根本はまずい。まずいから、な? 落ち着けって! っだあああぁぁぁああああぁぁぁぁぁああああっ!」

 絶叫。

 なんだこれ。

「比企谷くん……」

 どこか寂しさが伴った声音で呼びかけられ、はっと顔を上げる。

 めぐり先輩が、何とも言えない表情で今のやりとりを見ていた。死んでいいかなあ。

「やっぱり君って……………………ごめん、なんでもない」

「あのセリフさえ言えないと!?」

 あのめぐり先輩に目を背けられた。辛い。

 絶望していると、平塚先生がめぐり先輩に話しかけた。

「なあ城廻。お前もいずれこいつとこういう爛れた関係になるんだぞ?」

 言って、先生が俺の首に手を回して、あっと言う間に吸い付く。

『~~~~~~っ!』

 俺とめぐり先輩を中心に、一同が息を呑む。

 あ、ちなみに確認しておくと、ここ、サイゼです。割と奥まった所にあって良かった。

 先生が数秒後に唇を離した時には、すでにびんびんになっていた。吸い付かれた場所の外側は唾液が外気に冷やされひんやりしているものの、内側はひどく熱を持っているように感じられた。

 一色がこほんと咳払いして、俺にもたれかかる。なんでだよ。

「ん~、先輩の匂いやっぱ好きだな~……。……あ、そうだ、確認です。先輩と最後まで行った人~?」

『!?』

 一色がころころ甘えている光景に目を奪われていた面々(由比ヶ浜が小さい声で『ヒッキーの匂い……あたしも後で嗅ごうっと』とかほざいてたけど聞かなかった事にする。恥ずかし過ぎるから聞こえない様に言ってくれませんかねえ……)が、大小の差はあれど目をむく。

 次の瞬間、雪ノ下と川崎が全力で顔を逸らし、先生が漢らしく親指を立ててにかっと笑い、小町がにゃはっと笑った。なんで後半2人はこんなに堂々としてんの……。

 ちなみに由比ヶ浜は反応を示した4人を見て「え、え、え!? こんなに!? あたしなんてまだ……」と言って自分の胸を見て、一色は俺の耳元で「良いもーん、これから先輩とどろどろになるまでするんだも~ん」と死ぬ程恥ずかしい事を言って息を吹きかけてきた為思い切り勃って、めぐり先輩はすごく静かに腕を抱いた。あれ、泣きそう……。

 小町があごに指を当ててん~と首を傾げる。

「この中で更に変態的なプレイをした人は……雪乃さんを筆頭に、沙希さん、平塚先生、いろはさん、小町……辺りかな? 特に平塚先生はえぐいですね~。小町は夜の公園で途中までが限度ですよ!」

「ふ、皆まだまだのようだな」

 平塚先生がふふんと笑う。だからなんでそんなに堂々としてんの?

 ――と。

 直後、雪ノ下が顔を真っ赤にして立ち上がった。おお、珍しい……。

「こ、小町さん!? わ、私を筆頭にって、どういう……」

「え~、だって雪乃さん、一番お兄ちゃんとしてますよね? 羨ましい! エレベーターで触られるわ玄関先でするわうちのリビングでもするわ卓球場のベンチでもするわ……相当ですよ!」

「あ……う……」

 顔から湯気を噴き出しながら、雪ノ下がゆっくり座った。後で撫でよっと。

「一色も中々だな。映画館でひたすらキスとは……よし比企谷、今度やろう」

「待ってください平……静、さ、……ん! 静さんとそんなことしたら絶対最後まで行っちゃうでしょう」

「? そのつもりだが?」

「一応あんた教師ですよね……」

「沙希さんは今後加速度的に変態性を増したプレイをしていきたいんですよね?」

 小町がにゃはっと笑う。何でこんなど変態な事を無邪気な笑顔で言えるのかしら……。

「は、はあ!? ばっかじゃないの!?」

 え、川崎さんエヴァ好きなのん? あ、ツンデレの結晶体でしたねあなたは。

「え? したくないんですか?」

「あ、や、その……」

 小町、きょとんとした顔の可愛さと川崎にかける圧が異常だから。

 川崎は小町の言葉にどもり、顔を真っ赤にしながらちらちらと俺を見る。

「あ、あたしは、別に……でも、あんたがその、したい、なら……」

「……っ」

 やめろやめろ、急にしおらしくなるな、可愛いじゃねえか!

「あ、先輩、わたしもそういうのしてほしいかもです」

「急に!? アピールをこのタイミングで急に!?」

 一色の突然の責めに思考回路は嘔吐寸前。今すぐ帰りたい……。

 うぐぐと唸っていると、一色が悩ましげに俺の胸に指を這わせ、上目遣いで見つめる。

「だめ……ですか?」

「あ、や、その……」

「だめーーーー!」

「わぷっ」

 視界がブラックアウト。

 どうやら2匹のキングスライムに挟まれたようだ。

「ヒッキー……あたしも……」

「…………」

 なんだお前、超可愛いな。

 うん、絶対しようっと。

 双丘にうずもれて全く喋ることが出来ないので、由比ヶ浜の肩をタップしたのだけれど、

「ほえ? どしたの?」

 阿呆極まりないリアクションをとられ、そのままゆらゆらと揺らされた。やだ、眠くなっちゃう……。

 ようやく解放されて「ああ、もう、たっぷりしよう。お前がどれだけ恥ずかしがってもやめないからな?」と捲し立てると、由比ヶ浜が真っ赤になった。おやまあ、こういう責めもありなのですかな、ふぉっふぉっふぉっふぉ――

「もぐぞ」

「もはや天の裁きなのか!?」

 急に空からめちゃくちゃ太い雷が落ちてきそう。

 小町のもぐぞに戦々恐々としていると。

「……ん?」

 つと、目の前にメモ書きが置かれた。

 メモ書きを置いた手を辿ると、そこには川崎の姿が。

 メモ書きをぱらりと開くと、

『今日、この後って空いてるか?』

「…………っ」

 やべえ。

 すげえどきどきする。

 結構な勢いで顔を上げて川崎を見つめると、川崎は恥ずかしそうに顔を逸らした後、もじもじと覗いてきた。え、ちょっと何この子。可愛すぎるでしょ。こりゃあもうこの後2人でアダルトショップに行って妖しいグッズを――とがっつり淫らな事を考えていると。

「……んん?」

 携帯が震えた。

 画面を見ると、雪ノ下の文字。

『今夜時間が空いてるのだけれど……』

 うおおい。

 なんだこれは。

 雪ノ下を見つめると、遠慮がちに視線を伏せ、ほんの一瞬だけ上目遣い。

 うん、死ぬ。

 ちょっと待てこれは川崎をめちゃくちゃにしてから雪ノ下をめちゃくちゃにするコースかよ――! とクレヨンしんちゃんばりに口を「うへへ……」と緩めていると。

「へ~、お兄ちゃん、へ~……」

「先輩、リアクションがキモい上にこんな、へ~……」

「ヒッキー、沙希ちゃんに加えてゆきのんとも、へ~……」

「比企谷、いいからうちに来なさい。ヤルぞ」

「なんか色々すごいことになってる!?」

 気付いたらメモ書きと携帯を小町、一色、由比ヶ浜、先生にがっつり覗かれていた。なんだこれ。ていうか先生だけ押しの強さが半端ねえ。

 ちなみに雪ノ下と川崎はお互い一瞬目を合わせた後、真っ赤になって俯いた。なんだお前ら、まとめて撫でるぞ。

 にしてもなんだよこの状況……とわちゃわちゃ状態に呆れながらも若干楽しんでいると。

 はたと、めぐり先輩と目が合った。

 指を組んで、困ったように笑いながら首を傾げる。

「比企谷くん、やっぱり君って……………………ごめん、なんでもない」

「最後まで!?」

 めぐり先輩にさらりとめこめこにされた。

 

 

 

 お終い。




以上、お遊びでした。投稿時刻の3時間前から書き始めるどきどき感。
こういう状況を書いてみるのも面白いかなと。しかしこれは書き慣れないと面白くならないな……ちょこちょこと挑戦してみます。

明日からはまた通常運行です(^^)!

励ましのご感想、ありがとうございます!!まだ完全復活とは行きませんが、1日置いただけでこんなにそわそわするとは思わなかったので書きました!w

また明日、お会いしましょう(^^)!
それでは、今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!
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