※この作品はR-18です。

俺ガイル 日常の何気ないエロス。   作:高橋徹

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平塚静の可愛げを掘り下げてみると中々惹かれるものがある。
(1)


1.

冬のある日。時刻は午前9時。

短い短い週末休みを謳歌すべく、リビングのソファで盛大にだらけていた。あと5時間もしたらソファと同化する勢い。

ああ、週の休みをあと3日くらい増やしてくんねえかな。

週休2日制ならぬ週勤2日制。

そうすりゃ皆あっと言う間にダメ人間になる。俺も平凡に紛れる事が出来るんだ。そして俺を養ってくれる人もいなくな……やっぱ俺だけがダメになってれば良いな。うん、それが良い。

理想と現実の狭間を彷徨っていると、メールの着信を知らせるバイブが鳴った。

送り主は……

「平塚先生、か……」

夏休みの時の経験を振り返る。あの時は無視を決め込んだらめっちゃメールと電話が来た。メリーさんもびっくりだ。しかもその後俺をおびき寄せる為に小町を利用すると言う徹底ぶり。逃げ道なんて無い。

さて、どうするか……。どちらに転んでもあまり幸せな事にはならない気が……。

と考えている内に、メール通知が3件分来てた。え、どう言うこと?

『比企谷くん、今日お時間はありますか?もし良ければラーメンでも食べに行きたいです。いかがでしょう?』

『比企谷くん、今日お時間はありますか?寒い日にはやはりラーメンですよね?良かった食べに行きませんか?』

『比企谷くん、寒いですね。ラーメンはどうですか?今日です』

『寒い、比企谷くん、ラーメン、今日』

……最後、怪文書みたいになってんですけど……。内容のマイナーチェンジと簡略化が甚だしい。

これは、無視すると後が怖いな……。

『分かりました。何時に何処に集合にしましょうか』

送信。

『では11時に海浜幕張に集合と言うことにしましょう』

あれ、返事がもう来た?え、8秒くらいしか経ってないよ?どう言う事?

全く、平塚先生ってば。超怖い。まあ、ラーメン行くくらいなら先生とならほとんど抵抗無いから良いか。……抵抗無いってのも凄いけど。

にしても、この集合時刻は割と早い。先生はその後何か用事があるのだろうか。まあ、そんなことを考えていても仕方が無い。さっさと出かける準備をしなければ。

小町がお昼を作らなくても良いように、断りを入れておく。

「小町―、俺ちょっと昼はラーメン食べて来るわー」

「ほーい、一人だよね?それか平塚先生?」

候補に入れられている……だと……?小町にとっての先生って何なの?って言うか最初に一人であることを付加疑問文で聞くのやめてくれよ。確かにほぼ全て一人だけど。むしろ一人で行きたかった……。

「平塚先生とだ。今メールが来た」

「仲良いねーいってらっしゃーい」

偏差値25くらいしか無さそうな雑誌に視線を落としたまま、ひらひらと手を振られた。

平塚先生、小町の中でだいぶ近しい位置になってますのね……。

ところでその雑誌、夏も似たような内容書いてあったよね?そんな雑誌で身に付けた技に釣られる様な男とくっついて欲しくないぞお兄ちゃんは?むしろ、誰ともくっつかずに一生俺を養ってほしいまである。

 

 

2.

用事がある時、その時間まで中途半端な時間しか残されていないと、いつもやっている事でも途端に集中力が無くなる。あの半端な時間は人生でも指折りの無駄な時間なんじゃなかろうか。調べたら何か学術的名称とかありそう。ちょっとした隙間時間を使って勉強したり自分を高める何かを出来る程俺は意識高くない。どこぞの玉庭とは違う。ん、庭玉だっけ?庭球?……テニス?……戸塚にばったり出くわさねえかなあ。戸塚がラーメンをすすって飲み込む、その一挙手一投足をカメラに収めたい。

ゲームも読書もいまいちやる気が起きなかったので、ちょっと早めに集合場所に向かう。

もう集合場所は目の前と言う所まで来て、現在時刻は10時30分。……流石に早すぎたな……。

時間の潰し方を考えながら歩いていると、視界の前方に見覚えのある女性の姿があった。

「……平塚先生……?」

「おお、比企谷。もう来たのか。感心だな」

既に先生が待っていた。え、早くない?まだ30分前だよ?

その早さにも驚いたが、何より先生の服装に目が行く。

いつもの男前な服装ではなく、トレンチコートと柔らかい橙色のタートルネックと黒のタイトスカートだ。グラマラスな身体のラインを余す事無く伝えて来る上下の服装に、先生の大人の女としての部分がはっきりと見えて思わず息を呑む。

「……どうした?」

すっかり固まってしまった俺に、先生が不思議そうな顔をして尋ねて来た。

「あ、いや、その……見惚れてました」

すごいすんなり言ってしまった。テンパっちゃったんですもの!

「え……あ、そうか、はは。……気合を入れた甲斐が……あったな……」

え、ちょ、え?何その可愛い反応?先生今日どうしたんです?

「や、でも、どうしてそんな恰好を?それにこんな早く来るなんて……」

実際、驚きだ。ラーメン食べに行くだけならもうちょいラフでいいんでない?先生にとってラーメンを食べに行く事はいつでも天王山なの?そういや夏にラーメン行ったときも先生はドレス着てたっけな。あれは成り行きだったけど。

「あ、えっと、な、時間を早めに設定したのも、実はちょっとラーメンを食べる前に少し一緒に居れないかと思ったもので、な。すまない、その事を伝えずにいてしまって」

ん?

「あ、別にどこかにがっつり出かけるとかではないぞ?その、比企谷と行くラーメンも楽しいのだが、折角だからカフェとかもっとそう言う場所にも行ってみたいと思ってな?それで、格好にもそれなりに気を遣ってみたんだが……。はは、良い大人だと言うのに、久しぶりだからと気合を入れて50分前に着いてしまった」

んん?

って言うか50分前?なに、先生俺より更に20分早く来てたの?え?

「も、もし面倒だったら、ささっとラーメンを食べるだけでも良いからな?誘ったのも急だし、ラーメンの事しか言ってなかったし……」

……んんん?

「……ど、どうだろうか?」

ハンドバッグを両手で持ち、流し目を送って来る。

……何この可愛い女の子?本当に平塚先生なの?

もじもじとしてるけど、外見は大人の色気むんむん。正直このギャップの破壊力がやばい。え、何この展開?

べ、別に断る理由も無いしな……。そ、それだけなんだからね!

「まあ、良いですよ。どうせ暇ですし」

「……そうか。良かった」

にこっと笑う先生の笑顔が、たまらない程眩しい。

……今日、大丈夫かな?先生がすんごい嬉しそうにこっちを見て来るんですけど。超どきどきするんですけど。

 

 

 

続く。

 




と言う事で、平塚先生のエピソードがスタートです。他のエピソードも間に多々挟むので、のんびりお楽しみ下さい(^^)平塚先生をエロ可愛く素敵に書くんやでえ、俺……。

いろはすと小町リクエストが半端ない事に……!小町は意外と難しいので、他のヒロインのエピソードに絡めつつ様子を見ます。いろはすも折角これだけリクエストを頂いているので、小町同様他のヒロインとの絡みを入れて様子見をしつつ書きたいと思います。10.5巻をめっちゃ読み直してます、今。

取り敢えず今週~来週で書くのは、川崎のエピソード(残り1~2話)、平塚先生のエピソード(4~6話くらい?)、ゆきのんafterのafter(1話)、新しいソフトな短めエピソード(3話くらい)かなと思います。手を広げ過ぎ感はありますが、その方が妄想が進むので!続きが読みたいエピソードが更新されなかった時は是非とも皆さん何も言わないで下さい←

感想頂くとテンションだだ上りなので、リクエストも含めどんどんお待ちしております。あ、もう、本当にどんどんお待ちしております。評価時のコメントをして下さる方もありがとうございます!

お気に入りが800件突破……くおお……ありがとうございます……!

それでは、今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!
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